恐獣の鼓動と相性の良いカード
新ストラクチャーデッキ 「恐獣の鼓動」と相性の良いカードを考えていきます。
一時ラギアが環境で台頭していたせいか、恐竜族って意外と専用サポート少ないんですね。
そのぶん、今回大幅に種族が強化されました。
この記事では恐獣の鼓動に収録されるカードと相性の良いカード、テーマについて考察していきます。
恐獣の鼓動を使ったデッキレシピの回し方や構築について、新規カードの個別考察や再録情報はコチラ。
・【3箱】「恐獣の鼓動」デッキレシピ 回し方・構築についての私的評価考察【恐竜族】
・【新規】「恐竜族」効果、相場値段などの私的評価考察【恐獣の鼓動】
*2月21日:再録されるカードの情報を修正。
ストラクチャーデッキR-恐獣の鼓動-
BEFORE:ストラクチャーデッキR-機械竜叛乱-
2017年2月25日発売予定。・引用元:遊戯王カードWiki
トークン
最初に注目したいのはトークンです。
トークンは生存境界でレベル4以下の恐竜族と入れ替えたり、究極伝導恐獣の効果を発動するための破壊コストとして使うことができます。
恐獣の鼓動と相性の良いギミックといえるでしょう。
たとえばウィキにもありますが、超カバーカーニバルとは生存境界との相性が良く、リクルートしたモンスターを守りつつ展開させることも可能。
調べてみたらカバーカーニバルでも似たようなことができ、こちらも相性がいいかも。
究極伝導恐獣との相性を考えるとダンディライオンやおジャマトリオも相性が良いと考えられます。
ダンディライオンは手札から破壊してもトークンを出せる点が優秀。
究極伝導恐獣は手札のカードも破壊コストにでき、相性はなかなか。
おジャマトリオは生存境界との相性はもちろんのこと、究極伝導恐獣のサンドバッグとしても使えるのが特徴です。
地味に大量展開を妨害するカードとしても使え、最近だと十二獣対策としても悪くなさそうにも思います。
加えて新環境の「リンク召喚」を使うデッキに対しても大きなメタになるのではないかと期待されています。
(ちなみにおジャマトリオは再録確定。)
トークンについて調べていて、個人的にはブラック・ガーデンがおもしろそうだと思いました。
このカードはお互いモンスターを出したとき、相手側にトークンを精製する効果を持っています。
トークンはもちろん生存境界で破壊できますし、究極伝導恐獣で攻撃するというコンボが狙えます。
ローズ・トークンの攻撃力は800なので、究極伝導恐獣で1体破壊するだけでも2700ダメージを与えることが可能。
3体のローズ・トークンに攻撃を通せれば合計は8100となりゲームエンド!
新しくなった恐竜族は展開手段が増え、ローズ・トークン3体を送りつけるのはそこまで難しくないのではないでしょうか。
確かに究極伝導恐獣を出してからブラック・ガーデンを張るのがちょっと面倒かもしれません。
でも、最近は盆回しなんかでフィールド魔法を複数採用する場合もあるから意外といけそうだと期待しています。
墓地肥やし
究極伝導恐獣、魂喰いオヴィラプターといった新規カード2枚は墓地に関する効果を持っています。
また、幻創のミセラサウルスや超古代恐獣を使う場合にも墓地アドバンテージが必要となってくるでしょう。
墓地を増やすカード、肥やすカードは採用価値があるのではないでしょうか。
汎用的な墓地肥やしカードといえば手札断殺。
このカードは手札を交換しつつ墓地へ送ることができます。ある程度自分の選んだカードを墓地へ送れるのも魅力。
また、ランダム性は強いですが隣の芝刈りも良いと思います。
これは相手と同じデッキ枚数になるまで墓地へ送るカードで、最近はインフェルノイドに採用され話題となりました。
40枚より多いデッキ構築なら初手でも発動可能で、一度に大量のカードを墓地へ送ってくれます。
墓地を肥やした後はミセラサウルスでオヴィラプターをリクルートし、究極伝導恐獣をサーチして特殊召喚という流れも考えられます。
また生存境界は墓地で発動する効果も持ち合わせており、誤って墓地へ送ってしまっても支障はありません。
どうですか、この隣の芝刈り。
恐獣の鼓動との相性はなかなか良いカードではないでしょうか。
エクシーズ素材
恐竜族の主力ギミックとして有名なのが、エクシーズです。
レスキューラビットから通常モンスターをリクルートしてエヴォルカイザー・ラギアを出す戦術は一時流行しました。
ジュラック・グアイバ、ハイドロゲドンなんかを使った方法も有名ですね。
特にジュラック・グアイバは新規カードのロストワールドとの相性もバツグン!
ハイドロゲドンと違い、戦闘破壊するだけで後続を呼んで来ることができ、ジュラックエッグトークンを破壊してもリクルートができるんです。
レスキューラビットからリクルートする通常モンスターは、最近だと大くしゃみのカバザウルスが人気でした。
バハムート・シャークの素材にでき、そこから餅カエルを出せるのが大きな利点。
攻撃力に関してはバハムート・シャークの方がラギアより高いんですよね。
ただし、新ストラクチャーにはカバザウルスの上位互換といって良いメガロスマッシャーXが登場しますので注意。
個人的にはロストワールドとの相性を考えて、ジュラック・グアイバをおススメしたいですね。
エクストラデッキ
前述したように、恐竜族のエクストラデッキにエヴォルカイザー・ラギアは必須レベルのカードでしょう。
レスキューラビットからのコンボで出せるほか、このストラクチャーに収録される魂喰いオヴィラプターからもエクシーズできるんですよね。
例えば、ロストワールド発動中にオヴィラプターを召喚してレベル4モンスターを墓地へ送り、オヴィラプターの効果で蘇生させるといった方法があります。
・【新規】「恐竜族」効果、相場値段などの私的評価考察【恐獣の鼓動】
ランク4のエヴォルカイザーにはラギアのほかに、モンスター効果を無効にするドルカもいます。
レベル4の展開手段が豊富になった恐竜族は総じてランク4エクシーズとの相性が良い種族になってきました。
特にNo.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロはロストワールドとも相性が良いです。
相手の攻撃力を変動させることができるため、ラグナ・ゼロで破壊+ドローが可能になるワケです。
また、プチラノドンとオヴィラプターを組み合わせることで高レベルモンスターを並べることもでき、高ランクエクシーズも可能に。
けっこうエクストラに採用できる範囲広そうですね。
加えてミセラサウルスやプチラノドンなどでチューナーもリクルートでき、シンクロ召喚へつなぐことも可能。
スゴイな恐竜族!
候補は多くなりそうですが、とりあえずエヴォルカイザー・ラギアが強力なので、こちらを優先して採用するのがベターでしょうか。
そうなるとやっぱりランク4エクシーズで固めるのが良いと思うんですよね。
*実際に採用してみたデッキレシピはこちら。
・【3箱】「恐獣の鼓動」デッキレシピ 回し方・構築についての私的評価考察【恐竜族】
恐竜族サポート
恐竜族のサポートカードはけっこう少ないです。そのぶん強力なものも多く粒揃いと言えるかもしれません。
しかし、そのほとんどがこのストラクチャーで再録されました。
あんまり補充する必要はないかもしれません。
ちなみに、今回紹介する恐竜族サポートは全部再録されたので、3箱買う場合は買い足す必要はありません。
既存の恐竜族サポートで有名なのは化石調査。範囲の広いサーチカードは非常に強力。
恐竜族の上級モンスターで面白そうだと思ったのは、ドローソースとなる超古代恐獣。
プチラノドンで特殊召喚でき、魂喰いオヴィラプターで蘇生したときにドローが狙えます。
下級のリクルーターではベビケラサウルスが優秀です。
使い方としては、ロストワールドや生存境界で破壊してオヴィラプターをリクルートするのがベターでしょうか。
オヴィラプターは恐獣の鼓動の起点となるカードなので素早く呼び出したいカードですね。
新規カードのオヴィラプターと相性の良いカードを考えていくと、墓地で発動する効果を持ったカードは相性が良いハズ。
これには盾航戦車ステゴサイバーと幻創のミセラサウルスが当てはまります。
ステゴサイバーは超電磁タートルのような使い方ができ、生き残ればエクシーズしてエヴォルカイザー・ソルデに。
ミセラサウルスは耐性付与と墓地から除外してのリクルート効果を持っています。
レベル1チューナーをリクルートしたり、ディノインフィニティをリクルートして高打点を狙ったりすることができます。
その他相性の良いカード
怒炎壊獣ドゴランはオヴィラプターからサーチできる壊獣です。
壊獣が即座に手札に引き込めるというのは強力なギミックのひとつなので、ぜひとも組み込みたいカードの1枚。
そのほか相性の良いカードとして考えているのがDNA改造手術。
これはオヴィラプターとの相性がよく、相手の恐竜族を破壊して蘇生を狙うためです。
下級モンスターしか狙えませんが、ジュラックエッグトークン以外の相手モンスターを対象に取って蘇生できるようになるのは魅力的。
オヴィラプターで墓地へ送れるカーボネドンも面白いカードです。
こうすることでレベル7以下のドラゴン族通常モンスターをリクルートできるようになります。
ガード・オブ・フレムベルといったチューナーを出してシンクロ、アレキサンドライドラゴンを呼び出してランク4エクシーズなど用途は豊富。
通常モンスターを増やすことは生存境界との相性を考えても悪くない。
あと、青天の霹靂なんかどうでしょうか。
これは究極伝導恐獣を手札から特殊召喚できるカードです。
効果は無効にしないため使い切りの皆既日蝕の書として使うことができます。
ダメージは与えられませんが、相手モンスター全てに攻撃して厄介な壁を墓地へ送ることもできるんですよ。
デッキへ戻るのは相手ターンの最後で、生きる皆既日蝕の書となる優秀な防壁としても機能します。
かつて青天の霹靂とここまで相性の良いカードはなかったんじゃないでしょうか。
恐獣の鼓動と相性の良いテーマ
最後に恐獣の鼓動と相性の良いテーマを考えていきます。
このストラクチャーデッキも最近の例にもれず、破壊に関する効果を持ったテーマと相性が良いと思います。
メタルフォーゼ
自分のモンスターを破壊できる代表格がメタルフォーゼ。
恐獣の鼓動に収録された恐竜族には、ベビケラサウルスやプチラノドンといった破壊をトリガーにするモンスターが多いです。
そのためメタルフォーゼと相性が良いと考えられます。
オヴィラプターで恐竜族Pモンスターをサーチでき、スケールを整えるのに一役買うのも良いですね。
また、メタルフォーゼ・オリハルクはロストワールドとも相性が良いです。
相手にサンドバッグ用のジュラックエッグトークンを送り付け、守備表示のトークンを攻撃すると貫通2倍ダメージを与えることが可能。強い。
ただし、オリハルクは恐竜族じゃないのでロストワールドでステータスが下がることには注意。
遊戯王カード TDIL-JP044 メタルフォーゼ・オリハルク(レア)遊戯王アーク・ファイブ [ザ・ダーク・イリュージョン] |
十二獣
メタルフォーゼと相性の良いテーマは、たいてい十二獣とも相性が良いですよね。
十二獣の会局でプチラノドン、ベビケラサウルスを破壊すればレベル4モンスターを2体並べることができます。
リクルートするレベル4をオヴィラプターにして、ロストワールドでトークンを出せるなら、さらに蘇生してもう1体レベル4を並べることも。
これならエヴォルカイザー・ラギアと十二獣ドランシアの2体を盤面に並べられそうですね。
ラギアとドランシアが並ぶということは、フタができるモンスターが2体並ぶということです。
そういうデッキは9期環境で強力なギミックのひとつ。これは期待が持てる組み合わせです。
真竜皇
上記2テーマと同様に、破壊をコストとして特殊召喚できる真竜皇もプチラノドンたちと相性が良いと考えられます。
プチラノドン、ベビケラサウルスは地属性。それゆえ真竜皇リトスアジムDの特殊召喚時のコストとして使うことができます。
ドラゴニックDも手札のプチラノドンたちを破壊できるから相性良いですね。
ただし、ロストワールドとの兼ね合いもあるため採用枚数は悩まされそうです。
まあ真竜と組み合わせる場合はロストワールドはいらないかもしれませんけどね。
2種類のフィールドを採用する場合は盆回しを投入するという手もあります。
また、究極伝導恐獣は手札のモンスターを破壊することもでき、真竜皇の破壊された時に発動する効果のトリガーとすることも可能。
お互いに「破壊された時」と「破壊して発動する」効果を持っており、そのシナジーはなかなかのもの。
遊戯王カード RATE-JP019 真竜皇リトスアジムD(スーパーレア)遊☆戯☆王ARC-V [レイジング・テンペスト] |
捕食植物
個人的に面白そうだなと思っているのが捕食植物。
捕食カウンターはレベルを下げる効果をもち、魂喰いオヴィラプターの対象範囲を広げてくれます。
ただし、オヴィラプターは恐竜族しか対象に取れないため、このコンボにはDNA改造手術も必要。
必要ギミックが多すぎなので正直ロマン構築です。
それでも、オヴィラプターでエクシーズ以外すべてのモンスターを破壊できるようになるのでちょっと面白そうだなと。
遊戯王カード SPFE-JP005 捕食植物サンデウ・キンジー(スーパーレア)遊☆戯☆王ARC-V [フュージョン・エンフォーサーズ] |
恐獣の鼓動 相性まとめ
相性の良いカードをまとめてみると、今回の強化で展開力が大幅に向上したように思います。
メタ性能の高いエヴォルカイザー・ラギアへのルートが増え、以前よりもより簡単に立てられるようになったのはデカい。
これは恐竜デッキが環境を蹂躙する日もワンチャンあるでしょうか?
(でもどうせ十二獣とセット採用だろうな……。)
このストラクチャーは究極伝導恐獣が主体のため、エクストラデッキに頼らず戦うこともできるでしょう。
それはつまり「リンク召喚」適用下の環境でもやっていけるということ。
構築をちゃんと考えれば、新環境になって急に使えなくなるということも少ないと思っています。
断言はしませんが、もし環境の変化を気にして組むか迷っている方は、心配せず組んで良いんじゃないでしょうか。
・【3箱】「恐獣の鼓動」デッキレシピ 回し方・構築についての私的評価考察【恐竜族】
・【新規】「恐竜族」効果、相場値段などの私的評価考察【恐獣の鼓動】
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