「竜華」解説
レベル10の恐竜・海竜・幻竜・ドラゴン族で統一された儀式・ペンデュラム召喚テーマ『竜華』の解説をしていきます。
竜華は儀式・ペンデュラム召喚はできますが専用の儀式魔法がなく、Pモンスターも現在1体しかいない変わったテーマ。
「恐竜・海竜・幻竜族の3種族がドラゴン族にパワーアップする」というフレーバー部分がけっこう好きです。
竜華
遊戯王カードWiki
デッキビルドパック クロスオーバー・ブレイカーズでカテゴリ化される「竜華」と名のついたカード群。
属するモンスターは全てレベル10で統一されており、通常召喚モンスターの攻撃力は全て3000である。
この記事ではテーマとしての竜華を解説・展開方法・相性が良いカードを紹介しています。
『クロスオーバー・ブレイカーズ』収録の最新カードを使ったデッキレシピ2024バージョンは以下で公開中!
三行で教える「竜華」
- レベル10の恐竜・海竜・幻竜・ドラゴン族で統一された儀式・ペンデュラム召喚テーマ
- 通常召喚できるモンスターはそれぞれに対応した永続魔法をサーチできる
- 儀式モンスターはペンデュラムモンスターでもあり、専用の儀式魔法がない珍しいカード
メインデッキの「竜華」モンスター
『竜華』は12期に登場した儀式・ペンデュラム召喚テーマで、属するモンスターはレベル10で統一。
また、種族は恐竜・海竜・幻竜・ドラゴン族のいずれかで、竜に関連しているという点で統一されています。
一応エースモンスターは儀式・Pモンスターなのですが、テーマ内でのペンデュラム召喚は現時点でできず、専用の儀式魔法もない、かなり異質なテーマとなっております。
儀式・ペンデュラムモンスター
まずは主力となる儀式モンスターを紹介。
こちらは現在、創星竜華-光巴1体のみで、儀式モンスターかつペンデュラムモンスターとなっています。
儀式召喚には基本的に儀式魔法が必要ですが竜華にはそれがなく、ペンデュラムモンスターも1体のため、現時点ではテーマ内でペンデュラム召喚ができません。
しかし、創星竜華-光巴は自身の効果で儀式召喚できるため、一応出すことができます。
カード名 | スケール | P効果① | 属性 | 種族 | 固有効果① | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
創星竜華-光巴 | 0 | 自分メインフェイズ時、Pモンスター以外の「竜華」カードをサーチ その後、自身を破壊 | 光 | ドラゴン族 | 自身がEXデッキに存在する状態でフィールドのモンスターが戦闘・効果破壊された場合、レベル10の自分「竜華」モンスターをリリースして、自身を儀式召喚扱いで特殊召喚 その後、以下の効果を適用する ●自分カードを2枚まで破壊して、その数まで「竜華」永続魔法をデッキから表側表示で置く | 「創星竜華-光巴」により降臨 自身の効果でのみ特殊召喚可 同名カードは1ターンに1度しか特殊召喚不可 |
創星竜華-光巴は竜華カードをサーチできるP効果と、モンスターが破壊された場合に竜華モンスターをリリースしてEXデッキから儀式召喚するモンスター効果。
P効果でサーチ後に自壊するため、それ自体が特殊召喚の準備になります。
自身の効果で特殊召喚すれば竜華永続魔法を2枚まで設置でき、盤面を整えることができるでしょう。
「自身をEXデッキに置きつつ・リリース要員の確保・さらにモンスターが破壊されなければならない」と考えるとまあまあ大変に見えますが、自身の効果で登竜華転生紋をサーチすれば、ほぼ用意が整います。
詳しくは「展開ルート」の項を参照。
遊戯王カード DBCB-JP034 創星竜華─光巴 みつば (ウルトラレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB 儀式 ペンデュラム UR ウルトラ レア 竜華 りゅうげ |
通常召喚できる竜華モンスター
続いて通常召喚できる竜華モンスター。
こちらの攻撃力は3000で統一され、以下の共通効果を持っています。
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から(特定の場所に送って)発動できる。デッキから(対応する永続魔法)1枚を手札に加える。
(2):(固有の条件を満たした場合に)発動できる。このカードを(特定の場所)から特殊召喚する。
(3):自分フィールドの表側表示の(対応する永続魔法)1枚をデッキの一番下に戻して(~を対象として)発動できる。(固有効果)。
効果①により、対応する永続魔法のサーチが可能。
また、固有効果③の発動には自身の効果①でサーチできる永続魔法が必要なため、永続魔法との関係が非常に深いテーマとなっています。
カード名 | 属性 | 種族 | 効果①③で 指定された 永続魔法 | 効果①の サーチ条件 | 効果②の発動条件 ※特殊召喚される場所 | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|---|---|
海瀧竜華-淵巴 | 水 | 海竜族 | 登竜華海瀧門 | 手札から捨てる | 同名以外のモンスターが2体以上手札・デッキから墓地に送られたターンの自分メインフェイズ時 ※墓地から蘇生 | 相手の手札を全て除外し、相手はその枚数ドロー |
恐ろう竜華-かい巴 | 地 | 恐竜族 | 登竜華恐ろう門 | 手札からデッキに戻す | 2枚以上のカードが破壊されたターンの自分・相手メインフェイズ時 ※手札から特殊召喚 | フィールドの種族の数までカードを破壊 |
幻朧竜華-霸巴 | 風 | 幻竜族 | 登竜華幻朧門 | 手札から除外 | 自身と同名でない除外状態のモンスターが2体以上存在し、モンスターが表側で除外された場合 ※除外状態から特殊召喚 | デッキ・墓地・除外状態から、同名以外の「竜華」カードを手札に加える |
竜華モンスターの効果をまとめるとこんな感じ。
自身を特殊召喚する効果②は海瀧竜華-淵巴が比較的満たしやすく、墓地からも蘇生できるのが優秀です。
固有効果③は竜華カードを引き込める幻朧竜華-霸巴が魅力。
余談ですが、水属性・幻竜族の通常モンスターテーマは『幻煌龍 スパイラル』なので注意(一瞬間違えた)。
幻煌龍にはモンスターを指定するカードが現状ないっぽいのでさほど問題はないでしょうが、幻朧竜華-霸巴とは無関係です。
遊戯王カード DBCB-JP033 幻朧竜華─霸巴 はくば (スーパーレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB 効果 SR スーパー レア 竜華 りゅうげ |
「竜華」をサポートする魔法・罠
竜華永続魔法
竜華は永続魔法も重要なギミックの1つ。
現在3種類が存在し、以下の共通効果を持っています。
(1):「(このカード名)」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、(固有効果が適用される)。
(3):自分フィールドの「竜華」Pモンスター及びレベル10以上で元々の種族が〇竜族のモンスターは以下の効果を得る。
●自分フィールドの表側表示の「竜華」永続魔法カード1枚をデッキの一番下に戻し(~を対象として)発動できる。(固有効果)。
効果③で効果を付与できる種族は、永続魔法をサーチできるモンスターと同じ。
ゆえに、竜華モンスターは永続魔法側の効果も持っていると言えそうです。
ちなみに、効果③はモンスターに効果を付与するため、発動条件を満たしているなら同じ効果を2回使うことも可能。
竜華Pモンスターと指定種族の竜華モンスターが並ぶことはあり得るので、覚えておくと良さげです。
カード名 | サーチできる モンスター | 効果②の固有効果 | 効果③で指定する種族 付与される効果 |
---|---|---|---|
登竜華海瀧門 | 海瀧竜華-淵巴 | 自分「竜華」モンスター全てに戦闘破壊耐性付与 | レベル10以上存在の海竜族 相手ターン、フィールドのカード1枚を手札バウンス |
登竜華恐ろう門 | 恐ろう竜華-かい巴 | 自分「竜華」モンスターの攻撃力を300パンプ | レベル10以上存在の恐竜族 自身より攻撃力が低いモンスターの効果が発動した時、その発動を無効にする |
登竜華幻朧門 | 幻朧竜華-霸巴 | 相手ターン中、お互いのフィールドから墓地に送られるモンスターを除外 | レベル10以上存在の幻竜族 相手ターン、表側表示モンスター1体の攻撃力を0にする |
竜華永続魔法はそれぞれ相手ターンに使える効果を持ち、制圧盤面作りに貢献してくれるでしょう。
手札バウンスができる登竜華海瀧門と、モンスター効果を無効にできる登竜華恐ろう門はかなり使いやすいですね。
相手ターン中のみですが、フィールドから墓地に送られるモンスターを除外できる登竜華幻朧門も強力。
墓地発動するモンスター効果を封殺でき、幻朧竜華-霸巴の特殊召喚条件も満たしてくれます。
永続魔法以外の魔法・罠
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|
竜華界闢 | 速攻魔法 | 「竜華」モンスターをサーチ その後、手札から「竜華」PモンスターをEXデッキに表側で加えることができる | 自分メインフェイズ時、自分「竜華」Pモンスターカードが存在する場合、墓地から自身と「竜華」モンスターを除外して、除外したモンスターと元々の種族が同じ「竜華」モンスターをリクルート | 効果①②は1ターンに1度、いずれか1つしか発動不可 |
登竜華転生紋 | フィールド魔法 | 発動の効果処理として、デッキから恐竜・海竜・幻竜族を1体ずつ選び、それぞれ1体ずつサーチ・除外・墓地に送る 発動後、ドラゴン・恐竜・海竜・幻竜族しか特殊召喚できない縛りが発生 | 自分EXデッキに表側の「創星竜華-光巴」が存在する場合、デッキ・墓地・除外状態からそれぞれ1体ずつ、「竜華」モンスターを特殊召喚(同じ種族は1体まで) | ― |
竜華三界流転 | 通常罠 | 手札・デッキ・墓地から「竜華」モンスターを特殊召喚(エンドフェイズに手札バウンス) | 墓地の自身を除外して、フィールド・墓地・除外状態の「竜華」永続魔法をデッキに戻す その後、1ドロー | ― |
こちらは永続魔法以外の竜華魔法・罠。
特に優秀なのは登竜華転生紋で、創星竜華-光巴から引き込むことで竜華の大量展開ができます(詳しくは展開ルート参照)。
この方法で竜華モンスター3体を展開でき、全て3000打点なのでワンキルもできるでしょう。
また、効果①でデッキから移動させるカードは竜華モンスターでなくても良く、汎用性の高い恐竜・海竜・幻竜族をサーチしたり墓地に送れば、種族ギミックを組み込むこともできるでしょう。
遊戯王カード DBCB-JP035 竜華界闢 (シークレットレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB 速攻魔法 シークレット レア 竜華 りゅうげ |
遊戯王カード DBCB-JP036 登竜華転生紋 (シークレットレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB フィールド魔法 シークレット レア 竜華 りゅうげ |
遊戯王カード DBCB-JP040 竜華三界流転 (ノーマル) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB 罠 竜華 りゅうげ |
エクストラデッキの「竜華」モンスター
※現時点でナシ
EXデッキの竜華モンスターは現在のところ存在しません。
レベル10を展開しやすいのでエクシーズあたりが増えてくれると嬉しいですが、テーマ的に独特の召喚条件が追加されそうですね。
「竜華」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 創星竜華-光巴から登竜華転生紋をサーチして発動、竜華モンスターを3体展開
- 竜華永続魔法でモンスターを強化しつつ攻める
- モンスターが破壊されたらEXデッキから創星竜華-光巴を出してリカバリー
竜華の基本的な立ち回りは上記を想定。
主軸となるのは恐らく通常召喚できる竜華モンスター3体の方で、それらが処理された場合のリカバリー手段として創星竜華-光巴を出す、というのがコンセプトのテーマだと考えています。
以下の展開ルートで竜華モンスター3体と竜華永続魔法1枚を展開しつつ、EXデッキに創星竜華-光巴を用意できるので参考にしてみてください。
遊戯王カード DBCB-JP033 幻朧竜華─霸巴 はくば (スーパーレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB 効果 SR スーパー レア 竜華 りゅうげ |
展開が通れば自分ターンには3000打点×3体の連打、相手ターンには竜華永続魔法で制圧が可能。
なので攻守にバランスが良く、だいたいなんでもできそうに思います。
一方でキーカードが創星竜華-光巴と登竜華転生紋で分かりやすいため、ここを何としても通すプレイングが求められるでしょう。
遊戯王カード DBCB-JP036 登竜華転生紋 (シークレットレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB フィールド魔法 シークレット レア 竜華 りゅうげ |
遊戯王カード DBCB-JP034 創星竜華─光巴 みつば (ウルトラレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB 儀式 ペンデュラム UR ウルトラ レア 竜華 りゅうげ |
創星竜華-光巴1枚から竜華モンスター3体と竜華永続魔法1枚を発動する展開ルート
- 採用カード:創星竜華-光巴、海瀧竜華-淵巴、恐ろう竜華-かい巴、幻朧竜華-霸巴、登竜華転生紋、登竜華海瀧門、登竜華恐ろう門、登竜華幻朧門
- 条件:手札に創星竜華-光巴1枚、合計1枚
- 結果:フィールドに海瀧竜華-淵巴、恐ろう竜華-かい巴、幻朧竜華-霸巴の3体が並び、登竜華転生紋が発動中、手札に任意の竜華永続魔法1枚、EXデッキに創星竜華-光巴1枚
- 展開後の縛り:展開後、ドラゴン・恐・海竜・幻竜族しか特殊召喚できない
- 創星竜華-光巴をPゾーンに発動し、P効果で登竜華転生紋をサーチして自壊させる(EXデッキに加わる)。
- 登竜華転生紋を発動し、デッキから次のモンスターを以下の場所に移動させる(発動後、ドラゴン・恐竜・海竜・幻竜族しか特殊召喚できない縛りが発生)。
- モンスター:海瀧竜華-淵巴、恐ろう竜華-かい巴、幻朧竜華-霸巴
- 移動する場所:手札・墓地・除外状態
- 手順2で手札に加えた竜華モンスターの効果①で自身を任意の場所に移動させ、対応する竜華永続魔法をサーチ。
- (EXデッキに表側の創星竜華-光巴があるため)登竜華転生紋の効果②を発動し、デッキ・墓地・除外状態から竜華モンスターをそれぞれ1体ずつ特殊召喚。
こちらは創星竜華-光巴を初動とした展開方法。
結果、フィールドに海瀧竜華-淵巴、恐ろう竜華-かい巴、幻朧竜華-霸巴の3体が並び、登竜華転生紋が発動中、手札に任意の竜華永続魔法1枚、EXデッキに創星竜華-光巴1枚という盤面になります。
起点となる創星竜華-光巴は竜華界闢でサーチできる他、儀式モンスターなのでマンジュ・ゴッド等を使っても良いでしょう。
遊戯王カード DBCB-JP034 創星竜華─光巴 みつば (ウルトラレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB 儀式 ペンデュラム UR ウルトラ レア 竜華 りゅうげ |
遊戯王カード DBCB-JP036 登竜華転生紋 (シークレットレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB フィールド魔法 シークレット レア 竜華 りゅうげ |
手順2でサーチした竜華モンスターは、自身の効果①で永続魔法をサーチするのに使ってOK。
登竜華転生紋の効果②で特殊召喚する3体はデッキ・墓地・除外状態から出すので、手札を気にする必要はありません。
引き込む竜華永続魔法は何でも良いのですが、先攻・後攻で両立しやすいのはパンプとモンスター効果無効ができる登竜華恐ろう門でしょうか。
さらにEXデッキには創星竜華-光巴がおり、モンスターが破壊されれば特殊召喚することができます。
仮に手順4で3体出した竜華モンスターAが破壊された場合、竜華モンスターBをコストに創星竜華-光巴を特殊召喚し、竜華モンスターCを破壊して竜華永続魔法をサーチ、という流れが可能。
結果、フィールドには創星竜華-光巴1体と、竜華永続魔法が2枚になります。
登竜華恐ろう門・登竜華海瀧門を並べればモンスター効果無効・手札バウンスで2妨害となり、登竜華幻朧門なら墓地に送られるモンスターの除外もできるでしょう。
もちろん、こちらから攻撃して相手モンスターを破壊した場合でも創星竜華-光巴の特殊召喚条件を満たすことは可能。
その場合、3000打点×3回攻撃+3500打点でブン殴ることができます。
ここまでくるとオーバーキル気味ですね。
ちなみに、手順2で登竜華転生紋によって手札に加えるモンスターは、竜華モンスターでなくとも可。
その場合、竜華永続魔法をサーチできませんが、恐竜・海竜・幻竜族の汎用モンスターを引き込んだ方が良いことも多いでしょう。
例えば、効果①で珠玉獣ーアルゴザウルスを引き込み、効果②で呼び出した恐ろう竜華-かい巴を破壊すれば、サーチしつつ創星竜華-光巴の特殊召喚条件を満たすことが可能。
アルゴザウルスを使った具体例は以下に続きます。
遊戯王カード DBCB-JP033 幻朧竜華─霸巴 はくば (スーパーレア) デッキビルドパック ークロスオーバー・ブレイカーズー DBCB 効果 SR スーパー レア 竜華 りゅうげ |
珠玉獣ーアルゴザウルスを引き込んだ恐竜軸の展開ルート
- 追加の採用カード:珠玉獣ーアルゴザウルス、究極進化薬、究極伝導恐獣
- 条件:創星竜華-光巴初動の手順2で珠玉獣ーアルゴザウルスをサーチし、後はそのまま手順4まで進める
- この時点でフィールドに海瀧竜華-淵巴、恐ろう竜華-かい巴、幻朧竜華-霸巴の3体、登竜華転生紋が発動中、手札に珠玉獣ーアルゴザウルス、EXデッキに創星竜華-光巴がいる
- 結果:フィールドに創星竜華-光巴と究極伝導恐獣の2体が並び、竜華永続魔法2枚が発動中
- 展開後の縛り:展開後、ドラゴン・恐・海竜・幻竜族しか特殊召喚できない
- 創星竜華-光巴初動の手順2で珠玉獣ーアルゴザウルスをサーチし、後はそのまま手順4まで進める。
- この時点でフィールドに海瀧竜華-淵巴、恐ろう竜華-かい巴、幻朧竜華-霸巴の3体、登竜華転生紋が発動中、手札に珠玉獣ーアルゴザウルス、EXデッキに創星竜華-光巴がいる状態。
- アルゴザウルスを召喚し、恐ろう竜華-かい巴を破壊して究極進化薬をサーチ。
- 手順2の破壊をトリガーにEXデッキの創星竜華-光巴を発動。海瀧竜華-淵巴をリリースして自身を特殊召喚し、以下の効果を適用。
- アルゴザウルスと幻朧竜華-霸巴を破壊して、竜華永続魔法2枚を魔法・罠ゾーンに置く。
- 究極進化薬を発動し、墓地の幻朧竜華-霸巴とアルゴザウルスを除外して、究極伝導恐獣をリクルート。
こちらは登竜華転生紋から珠玉獣ーアルゴザウルスを引き込んだ派生ルート。
結果、フィールドにフィールドに創星竜華-光巴と究極伝導恐獣の2体が並び、竜華永続魔法2枚が発動中という盤面が作れます。
デッキから置いた竜華永続魔法が登竜華海瀧門・登竜華恐ろう門なら、創星竜華-光巴と組み合わせてバウンス(相手ターンのみ)・モンスター効果無効が可能。
相手のデッキによっては登竜華幻朧門で墓地を封殺するのも良いでしょう。
さらに、究極伝導恐獣で相手モンスター全てを裏守備にすることができます。
裏守備化は実質モンスター効果無効と同義のため、竜華ギミックと合わせて3妨害盤面に。
究極伝導恐獣は相手モンスターに1回ずつ攻撃することもでき、単純なカードパワーが高いです。
地味にレベル10・恐竜族なので、登竜華恐ろう門で効果を付与できる点もウマテイスト。
遊戯王OCG 究極伝導恐獣 ウルトラレア SR04-JP001-UR 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
「竜華」と相性の良いカード
属性・種族サポート
竜華に属するモンスターは属性・種族ともにバラバラ。
しかし展開の起点となるのは創星竜華-光巴のため、光属性・ドラゴン族を引き込む手段が多いと良さげに思います。
また、登竜華転生紋で恐竜・海竜・幻竜族をサーチ・墓地送り・除外できるので、この3種族の汎用ギミックを採用するのも良いでしょう。
ただし、登竜華転生紋でデッキからモンスターを移動させると、3種族+ドラゴン族以外を特殊召喚できなくなってしまうので注意。
ちなみに竜華は属性・種族がバラバラなのでスモール・ワールドが使えそうですが、恐らく微妙です。
その理由は、創星竜華-光巴以外の3体がレベル10・攻撃力3000で統一されてしまっているから。
創星竜華-光巴を中継すれば全ての竜華にアクセスできますが、一番引き込みたいのは創星竜華-光巴なのでやっぱり微妙……という考えです。
遊戯王 RC04-JP068 スモール・ワールド (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
光属性・ドラゴン族
- サーチ:深淵の獣 マグナムート、嵐征竜-テンペスト、ドラゴン・目覚めの旋律
- 特殊召喚:レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
- シンクロ:星態龍⑪、赤き竜⑫
まずは創星竜華-光巴をサポートできる光属性・ドラゴン族サポートの紹介から。
注目はサーチカードのドラゴン・目覚めの旋律です。
このカードは手札コスト1枚で攻撃力3000以上・守備力2500以下のドラゴンを2枚まで引き込むことができ、創星竜華-光巴(攻3500/守2500)を一気に2枚準備することが可能。
召喚権も使わないため、単純なサーチ手段としては最も手軽な方法と言えるでしょう。
遊戯王カード ドラゴン・目覚めの旋律(25th シークレットレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | 通常魔法 25th シークレット レア |
また、ドラゴン族にはレベル12シンクロの赤き竜も。
登竜華転生紋で呼び出した竜華モンスター+レベル2チューナーで出すことができ、竜華自身は召喚権をあまり使わないのでチューナーに回すことができます。
例えば、深海のディーヴァなら同名カードをリクルートしてレベル2・チューナーを並べることが可能。
竜華モンスターとシンクロしてレベル12シンクロを複数並べられるので、わりと現実的なカードと言えそうです。
遊戯王 赤き竜(ウルトラレア) デュエリスト・ネクサス(DUNE) | シンクロ・効果モンスター 光属性 ドラゴン族 ウルトラ レア |
光属性とドラゴン族の汎用サポートはこちらの記事にて紹介しています。
構築の参考にどうぞ!
水属性・海竜族
- サーチ:海皇子 ネプトアビス+海皇の龍騎隊、深海のアリア
- リクルーター:深海のディーヴァ
海瀧竜華-淵巴の属する水属性・海竜族の汎用サポートはこのあたり。
先にも紹介していますが、やはり注目は深海のディーヴァでしょう。
登竜華転生紋で深海のディーヴァをサーチした後、召喚権を使って同名カードをリクルートすれば、竜華モンスター+ディーヴァでレベル12シンクロを2体並べることが可能。
この方法で赤き竜と超越竜グレイスザウルスが出せれば、赤き竜をクェーサー系列のシンクロと入れ替えることができます。
遊戯王OCG 深海のディーヴァ ノーマル パラレル 20AP-JP071-P 遊☆戯☆王ARC-V [20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE] |
水属性のサポートは以下の記事を参照(海竜族は未作成)。
海皇・水精鱗のギミックで海皇龍神 ポセイドラ・アビスを出せれば理想ですが、海竜族以外も使うのでちょっと難しそう。
地属性・恐竜族
- サーチ:魂喰いオヴィラプター、珠玉獣ーアルゴザウルス、オーバーテクス・ゴアトルス、化石調査、グラウンド・ゼノ、スクラップ・ラプター
- リクルート:ベビケラサウルス、プチラノドン、幻創のミセラサウルス、カーボネドン、究極進化薬、ゼノ・メテオロス
- 除去要員:ダイナレスラー・パンクラトプス、怒炎壊獣ドゴラン
- アタッカー:究極伝導恐獣
- シンクロ:超越竜グレイスザウルス⑫
個人的に一番相性が良いと考えているのは恐ろう竜華-かい巴の属する地属性・恐竜族。
中でも魂喰いオヴィラプター、珠玉獣ーアルゴザウルス、究極伝導恐獣あたりは自分のカードを破壊でき、創星竜華-光巴の特殊召喚トリガーにできるのがウマテイストです。
遊戯王OCG 魂喰いオヴィラプター スーパーレア SR04-JP002-SR 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
遊戯王OCG 究極伝導恐獣 ウルトラレア SR04-JP001-UR 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
特に珠玉獣ーアルゴザウルスは召喚時に恐ろう竜華-かい巴を破壊でき、進化薬をサーチしつつ創星竜華-光巴の特殊召喚トリガーに。
登竜華転生紋でアルゴザウルスをサーチ→竜華3体特殊召喚→アルゴザウルスを召喚して進化薬をサーチしつつ破壊、という流れをシームレスに行うことができます。
竜華では恐竜族以外も採用するため、究極進化薬を使いやすい点もグッド。
具体的な方法は展開ルートの項で紹介しているので良かったらどうぞ。
地属性と恐竜族の汎用サポートはこちらの記事を参照。
恐竜族には自壊ギミックが多く、自分ターンに創星竜華-光巴を出したいなら優先したい種族でしょう。
風属性・幻竜族
- 手札から特殊召喚:真竜皇(凰)、天威龍-アーダラ(チューナー)、深淵の相剣龍
- 効果無効:源竜星-ボウテンコウ⑤+竜星の九支
幻朧竜華-霸巴の属する風属性・幻竜族で使えそうなものはこちら。
真竜皇(凰)は手札・フィールドのカード2枚を破壊して自身を特殊召喚できるので、こちらも創星竜華-光巴の特殊召喚トリガーとしてはアリ。
また、真竜皇(凰)は破壊された場合の効果も持っており、創星竜華-光巴の特殊召喚時に破壊する対象としても悪くないでしょう。
遊戯王OCG 真竜皇バハルストスF スーパーレア INOV-JP021-SR 遊☆戯☆王ARC-V [インベイジョン・オブ・ヴェノム] |
遊戯王OCG 真竜皇リトスアジムD スーパーレア RATE-JP019-SR 遊☆戯☆王ARC-V [レイジング・テンペスト] |
レベル5シンクロの源竜星-ボウテンコウと竜星の九支のセットも良さげです。
竜星の九支はボウテンコウからサーチでき、全ての効果を無効にできる万能カウンター罠。
九支の発動後に竜星カードを破壊しなければなりませんが、これにはボウテンコウを当てることができます。
さらに、この一連の流れが創星竜華-光巴の特殊召喚トリガーにもなり、竜華とは相性が良いでしょう。
肝心のボウテンコウのシンクロ召喚ですが、これには魂喰いオヴィラプター+カーボネドン+ガード・オブ・フレムベルのコンボが使えます。
幻竜・恐竜・ドラゴン族という、竜華関連の種族を沢山使えるのもちょっとした気持ち良さ。
ディーヴァからレベル3非チューナーをリクルートしても良いでしょう。
風属性の汎用サポートはこちら(幻竜族は未作成)。
竜華は永続魔法を多用するので真竜(レベル9以外)も良いかと思いましたが、竜華永続魔法をコストにするのは流石にもったいないでしょうか。
召喚方法サポート
続いて竜華で使用する儀式・ペンデュラム召喚サポート。
対応しているのが創星竜華-光巴しかいませんが、初動となるのでサーチ系のカードは需要がありそうです。
あとリンクモンスターですが、星神器デミウルギアもちょっと良さげ。
サイバース族なので登竜華転生紋の効果①を使ったターンには出せないものの、属性・種族が異なるレベル5以上のモンスター3体を使ってリンク召喚すると、全体除去を打つことができます。
モンスター効果からの耐性も持ち、場もちが良いのも魅力です。
儀式召喚サポート
- サーチ:マンジュ・ゴッド、センジュ・ゴッド、宣告者の神巫+虹光の宣告者
儀式召喚サポートはサーチカードが多め。
これらは創星竜華-光巴をサーチでき、初動の安定性に貢献してくれるでしょう。
竜華はあまり召喚権を使わないテーマなので、マンジュ・ゴッドらに回しても問題なさそうです。
遊戯王 DR02-JPC06 センジュ・ゴッド (日本語版 ノーマル) デュエルロワイヤル デッキセットEX ROUND2 |
儀式召喚サポートは以下参照。
竜華は一般的な儀式召喚テーマではないので使えるカードは少ないですが、サーチカードは採用価値があるでしょう。
ペンデュラム召喚サポート
- デッキからEXデッキに加える:ペンデュラム・トレジャー
- 自分のカードを破壊:ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム、竜剣士ラスターP
- スケール11以上:彗聖の将-ワンモア・ザ・ナイト
ペンデュラム召喚サポートで使えそうなのはこのあたり。
汎用で使えるものは少ないですが、ペンデュラム召喚テーマは自壊ギミックを取り入れているものも多く、混合型を作る際に真価を発揮しそう。
登竜華転生紋によって発生する特殊召喚縛りは効果発動後のため、先にヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムを出せば回避することもできます。
竜華にペンデュラム召喚ギミックを採用する場合、スケール11の彗聖の将-ワンモア・ザ・ナイトも良さげ。
創星竜華-光巴のスケールが0なので、これでレベル10竜華をペンデュラム召喚することができます。
遊戯王カード 彗聖の将─ワンモア・ザ・ナイト(ノーマル) WORLD PREMIERE PACK 2023(WPP4) | ペンデュラム・効果モンスター 光属性 戦士族 ノーマル |
ペンデュラム召喚の汎用カードはこちら。
儀式召喚と同じく使えるものは少なめですが、混合型にした時などに役立つかも。
その他サポート
自分のカードを破壊できるカード
- 除去:超獸の咆哮
- 効果無効:世壊賛歌
レベル10サポート
- ドロー:十種神鏡陣
- リクルート:青天の霹靂
そのほかサポートはこちら。
今回は自分のカードを破壊できるカード・レベル10サポートからピックアップしてみました。
特に自分のカードを破壊できるカードは創星竜華-光巴の特殊召喚トリガーとなるため、比較的重要度は高いと考えています。
と言っても、これ系のカードは特殊召喚するカードが多く、登竜華転生紋の特殊召喚縛りが発生している状態で使えるのは超獸の咆哮と世壊賛歌くらいでしょうか。
それ以外だとやっぱり恐竜族ギミックが優秀なので、そちらを優先すると良さげ。
遊戯王カード ROTA-JP064 超獸の咆哮 (レア) RAGE OF THE ABYSS ROTA 速攻魔法 ヴァルドラス |
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「竜華」
最後に竜華と他テーマとの相性を考察。
別テーマとの混合デッキを作る場合、竜華には以下の特徴が挙げられます。
- レベル10の恐竜・海竜・幻竜・ドラゴン族で統一された儀式・ペンデュラム召喚テーマ
- 特殊召喚を縛るのは登竜華転生紋のみで、効果①の発動後、ドラゴン・恐竜・海竜・幻竜族しか特殊召喚できない縛りが発生
- 登竜華転生紋で恐竜・海竜・幻竜族をサーチ・除外・墓地送りでき、種族の汎用ギミックを採用しやすい
- 自分のカードを破壊するテーマとは比較的相性が良い
最大の強みは登竜華転生紋で恐竜・海竜・幻竜族をサーチ・除外・墓地送りできること。
手札に引き込んだモンスターで展開をスタートできるのはもちろん、墓地・除外状態で発動できるカードのサポートともなります。
一方、登竜華転生紋の効果①を使うとドラゴン・恐竜・海竜・幻竜族以外を特殊召喚できないのは問題。
この4種族はわりと強いのでそこまで大きなデメリットではないものの、基本的にはこの4種族で統一されたテーマと組み合わせるべきでしょう。
超越竜
ということでまずは恐竜族の汎用テーマである超越竜を紹介。
初動札となるゼノ・メテオロスはカードの破壊をトリガーに特殊召喚できるので、創星竜華-光巴の特殊召喚に被せて出すことができます。
超越竜の多くはレベル12のため、登竜華恐ろう門で効果を付与できるのもメリット。
汎用恐竜族なので、先に紹介したサポートを併用しやすいのも強みでしょう。
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竜星
続いて幻竜族で統一された竜星。
先に紹介していますが、源竜星-ボウテンコウ+竜星の九支のセットが強力で、魂喰いオヴィラプターの召喚からこのセットにアクセスすることができます。
また、竜星モンスターの多くが破壊された時に後続をリクルートでき、自壊ギミックと相性が良いのも強み。
創星竜華-光巴の特殊召喚時に破壊する相手としてはもってこいのモンスターと言えそうです(ただし時の任意効果なのでタイミングを逃すことがある)。
サーチ効果を持つPモンスターの秘竜星-セフィラシウゴを採用するのも良いかも。
その場合は智天の神星龍でセフィラシウゴをEXデッキに送りつつ、ペンデュラム召喚することもできそうです。
真竜皇(凰)
こちらも先に少し触れていますが、真竜皇(凰)とはテーマレベルで相性が良いと考えています。
真竜皇(凰)は特殊召喚するために自分のカードを破壊することができ、創星竜華-光巴の特殊召喚トリガーにはうってつけ。
そして破壊された時に発動する効果も持つため、創星竜華-光巴の特殊召喚時に破壊するカードとしても使えます。
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