バージェストマデッキレシピ
を考えていきます。
モンスターの枠にとらわれず、強力な罠カードを大量に投入できるのが良いですね。
最近の遊戯王は相手ターンに動くカードが多くて好きです。
この記事ではバージェストマのデッキレシピ、回し方、改善案などについて書いています。
バージェストマと相性の良いカード、EXTRA PACK 2016に収録されるカードの考察はコチラ。
・【考察】「バージェストマ」好相性サポートカード 私的評価・考察―次元障壁など―【EXTRA PACK 2016】
・【新規】「バージェストマ」カードリスト 私的評価考察・相場値段―バージェストマ・アノマロカリスなど―【EXTRA PACK 2016】
バージェストマ
EXTRA PACK 2016で登場する「バージェストマ」と名のついたカード群。
メインデッキのカードは全て通常罠で、墓地から罠モンスター化する共通効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
バージェストマ デッキレシピ
メインデッキ :40枚
エクストラデッキ:13枚
【 モンスター 】3
メタモルポット
カードカーD
クリバンデット
【 魔法 】7
ハーピィの羽根帚
ツイン・ツイスター
ブラック・ホール
命削りの宝札 ×2
連鎖爆撃 ×2
【 罠 】30
神の宣告
神の警告
バージェストマ・オレノイデス ×3
バージェストマ・ディノミスクス ×3
バージェストマ・ハルキゲニア ×3
バージェストマ・ピカイア ×3
バージェストマ・マーレラ ×3
バージェストマ・レアンコイリア ×3
次元障壁 ×2
マインドクラッシュ ×2
積み上げる幸福 ×2
和睦の使者 ×3
スターライト・ロード
【 エクストラ 】13
バージェストマ・オパビニア ×2
バージェストマ・アノマロカリス ×2
神騎セイントレア ×2
餅カエル ×2
No.45 滅亡の預言者 クランブル・ロゴス
アーマー・カッパー
No.96 ブラック・ミスト
キャット・シャーク
スターダスト・ドラゴン
動かし方・運用想定
今回のデッキレシピでは、バージェストマ罠カードをドンドン使って妨害。
減った手札はさまざまなドローソースを使って回収するというのが序盤の流れ。
このテーマにおいて手札はあってないようなもの。
そのため気にせずガンガン伏せていきます。
・【新規】「バージェストマ」カードリスト 私的評価考察・相場値段―バージェストマ・アノマロカリスなど―【EXTRA PACK 2016】
墓地が溜まって準備が整ったらバージェストマ罠モンスターを展開してエクシーズ。
バージェストマカードを使えば自然と墓地は増えていきます。
それに加え、今回のデッキレシピでは命削りの宝札やクリバンデットも採用してさらに墓地肥やしを加速させています。
構築的には『命削りバージェストマ』と言われる形に近いでしょうか。
バージェストマ罠モンスターを自己再生させるためのトリガーは、和睦の使者や次元障壁といったフリーチェーンのカード。
相手の動きを阻害しつつこちらは展開できるのがバージェストマの特徴です。
最終的にはアタッカーのバージェストマ・アノマロカリスや、メタ性能の高い餅カエルを出す。
ジワジワと制圧するゲームメイクを目指します。
構築・テーマ外サポートなど
バージェストマは罠テーマという性質上手札が腐ることはまずありません。
逆に手札0枚という場面が多く、息切れしやすいとも言えるでしょう。
それをカバーするため、また墓地を肥やすためにドローソースと両立できるメタモルポットと命削りの宝札を採用しました。
メタモルポットはガン伏せから5枚ドローを狙えるのが魅力。
レベルも2で、エクシーズ素材としても使えます。
命削りの宝札も手札がない状態なら3枚ドローでき、減ったアドバンテージを回復できるのが強い。
手札を捨てるデメリットもバージェストマにおいては墓地を増やせるためオイシイ。
・【考察】「バージェストマ」好相性サポートカード 私的評価・考察―次元障壁など―【EXTRA PACK 2016】
ドローソースはこのほかにカードカーDも採用しています。
召喚権が余るため相性が良いと思ったからです。
でもどうせならクリバンデットの枚数を増やした方がよかったかも。
カードカーDはランク2エクシーズが狙え、クリバンデットは墓地肥やしが得意。
ここらへんは好みが分かれると思います。
バージェストマも壊獣と同じで召喚権を使わないため、ここにどんなギミックを採用するかが腕の見せ所ですね。
趣味枠には、積み上げる幸福と連鎖爆撃。
バージェストマは効果の特性上、チェーンがたくさん積めるテーマで、チェーンバーンのギミックも相性が良いと考えたからです。
特に連鎖爆撃には期待。
積み上げる幸福はそれなりに投入されているのを目にするので意外と実践レベルで有用かもしれませんね。
バージェストマ罠モンスターを出すためのトリガーは、前述した和睦の使者を入れています。
相手ターンに出したバージェストマを守れることもありとても相性がいいです。
その他トリガーは、サーチメタとしてマインドクラッシュも投入してみました。
メタルフォーゼに代表される苦渋の決断、魔術師に代表されるペンデュラム・コール……。
たいていのペンデュラムテーマはサーチしてスケールをそろえる場合が多いでしょう。
手札に加えたカードを処理できるマインドクラッシュは環境メタ的にも有効打であると考えています。
そして、次元障壁。
凶悪な特殊召喚メタであり、バージェストマのトリガーとなりえるカード。
このデッキレシピは相手ターンに展開することが多いです。
それゆえエクストラから出すのは自分のターンだけ。
次元障壁で自身を阻害することはありません。
強力な効果を持ったこのカードを入れない理由が見つかりません。
改善案
いちおう魔法による除去カードも採用していますが、バージェストマは王宮のお触れが天敵。
対策になるサイクロンやツインツイスターの枠を増やしてもよさそう。
作ってて思いつきましたが、バージェストマはモンスターをほとんど使わない関係で、次元の裂け目を投入するのもメタ性能高くていいと思うんですよね。
できればトリガーにできるマクロコスモスが良かったんですが、あちらはすべてのカードを除外してしまうからバージェストマにも影響が出てしまいます。
一方、次元の裂け目であれば罠カードは墓地へ送られるので除外されることはなく、コチラの動きを阻害しません。
近頃はABCを筆頭に墓地から展開されるテーマは少なくなく、ペンデュラムモンスターも除外できる次元の裂け目の活躍は期待できます。
・【3箱】「ABC」デッキレシピ 私的評価・考察―ABC-ドラゴン・バスター純構築パート①―【ストラクチャーデッキ-海馬瀬人-】
展開力の強化とシンクロギミック
今回のデッキレシピは展開をバージェストマに頼り切っているため、思ったより並ばないかもしれません。
その対策として、ネットではガエルと混ぜるデッキレシピなんかもありました。
餅カエルのサルベージ対象にもなり、混合型をつくるなら一番相性が良いと思えるテーマです。
ウィキにはシェイプシスターを投入する案も紹介されていました。
偶数シンクロにつなげやすくなるほか、ボルトヘッジホッグを投入することでバージェストマ・アノマロカリスの素材を確保することができるのです。
罠モンスターはせっかく水属性なのだから、グレイドルドラゴンを出すためにグレイドル・スライムJr.を採用するのもいいかも。
シンクロ素材にしたバージェストマは除外されてしまうのが難点。
しかし、このテーマは全体的に打点が低いこともあり打点面がかなり心配です。
打点増強のために湿地草原に頼ることもできますが、柔軟性を兼ねるシンクロギミックに頼る方法も悪くないのではないでしょうか。
環境対策と一般的なレシピとの比較
最近流行りの特殊召喚を阻害する大天使クリスティアや、墓地発動を無効にする青眼の精霊龍への対策として、エフェクト・ヴェーラーの採用も検討できます。
こちらは相手ターンにモンスターをならべるのが主軸となるため、行動を制限するモンスター効果をエフェクト・ヴェーラーで無効にするのは効果的だと思います。
デッキレシピを検索すると、和睦の使者の他にも威嚇する咆哮を投入しているものが多かったです。
バージェストマ罠モンスターのトリガー兼防御カードを4~6枚程度採用してるようですね。
このレシピではマインドクラッシュなどにその枠を割いてしまっていますが、防御カードを増やした方が安定しそうですね。
遊戯王カード ST16-JP037 威嚇する咆哮(ノーマル)遊戯王アーク・ファイブ [STARTER DECK 2016] |
ガエルバージェストマ
ネット上でバージェストマを調べてみると、やはり大会で成績を残しているのはガエルのギミックを投入した『ガエルバージェストマ』のようです。
投入されるのは粋カエル、鬼ガエル、魔知ガエルの3種類、そして餅カエル。
デッキレシピを調べていると粋カエルのみ2~3枚で、鬼ガエル、魔知ガエルは3積みするのが主流みたいですね。
全員がレベル2でありバージェストマエクシーズモンスターを作るときにも役立ちます。
ガエル側のギミックは、まず手札に鬼ガエルともう1枚ガエルがある場合、ガエルを捨てて鬼ガエルを特殊召喚。
鬼ガエルの効果で粋カエルを墓地に落とし、粋カエルの効果で蘇生させ、通常召喚権を消費せずランク2のエクシーズ召喚に繋げることが可能。
2体並ぶため餅カエルを作っても良いですし、召喚権を使っていないのでさらにもう1体出してバージェストマ・アノマロカリスを出すこともできます。
魔知ガエルは鬼ガエルのコストとできるほか、餅カエルのリクルート先としての需要があります。
魔知ガエルはフィールドから墓地へ送られた場合に後続のガエルをサーチすることが可能。
餅カエルの無効効果を使った際に効果が使え、相性が良いのです。
さらに魔知ロックと呼ばれる攻撃ロック手段を作ることも可能で、低ステータスのバージェストマを守る技も。
先にも書いたように、鬼ガエル、粋カエルのコンボは召喚権を使いません。
リクルートした魔知ガエルと手札からもう1体魔知ガエルを出すことでもロックが完成するから意外とラクではないでしょうか。
(でも手札消費は多い。)
実際バージェストマは餅カエルを出すとメタ性能が格段に上がりかなり厄介な相手になります。
そのため餅カエルを使いやすくするギミックは強力なサポートです。
最後に
バージェストマは環境に入ることができるでしょうか。
次元障壁をメインデッキに大量投入できる点を考えると、わりかし活躍できそうではあります。
問題は青眼の精霊龍ですが、フィールドで罠を複数回発動できるなら展開までつなげられるでしょうか?
(青眼の精霊龍は1ターン1度までしか止められないため。)
最近話題になった堕天使…というかクリスティアに対しても、バージェストマ・ディノミスクスで除外してしまえば対応できそう。
堕天使はクリスティアさえ処理できれば、突破は比較的楽なんじゃないかと思うんですよね。
・【構築】新規「堕天使」デッキレシピ 私的評価・考察―イシュタム入り純構築と大会デッキレシピとの比較・対策―【デステニー・ソルジャーズ】
バージェストマの海外の大会成績は調べられませんでしたが、これは期待感してもいいのでしょうか。
火力面がかなり心配ですが、それ以外はなんとかなりそうな気がします。
たしか海外で先行発売された際にはまだ餅カエルも次元障壁も収録されていなかったハズ。
次元障壁頼みなとこはありますが、新しいカードの力で環境に食い込むことはできるのか……!?
・【考察】「バージェストマ」好相性サポートカード 私的評価・考察―次元障壁など―【EXTRA PACK 2016】
・【新規】「バージェストマ」カードリスト 私的評価考察・相場値段―バージェストマ・アノマロカリスなど―【EXTRA PACK 2016】
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