「M∀LICE/マリス」解説
闇属性・サイバース族のリンク召喚テーマ『M∀LICE/マリス』の解説をしていきます。
M∀LICEは「不思議の国のアリス」をモチーフにしており、不思議の国=電脳世界(サイバース)という関連付けになっているようですね。
除外とフィールドを行き来するギミックも異世界を連想させるので、遊戯王のゲームシステムとモチーフの組み合わせがマッチしていて好き。
M∀LICE/マリス
遊戯王カードWiki
デッキビルドパック クロスオーバー・ブレイカーズでカテゴリ化される「M∀LICE」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て闇属性・サイバース族で統一されている。
こちらの記事ではテーマとしてのM∀LICEの展開ルート・相性が良いカードを紹介しています。
『クロスオーバー・ブレイカーズ』収録の最新カードを使ったデッキレシピ2024版は以下の記事にて公開中。
構築の参考にどうぞ!
三行で教える「M∀LICE/マリス」
- 闇属性・サイバース族で統一されたリンク召喚テーマ
- 属するモンスターは除外されると特殊できる効果を持つ
- 通常罠はM∀LICEモンスターを除外することでセットターンに発動することができる
メインデッキの「M∀LICE/マリス」モンスター
『M∀LICE/マリス』は12期に登場したテーマで、属するモンスターは闇属性・サイバース族で統一。
さらにメインデッキのモンスターはレベル3・守備力300で統一され、以下の共通テキストを持っています。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):(固有効果1)。
(2):このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスター(に固有効果2を付与する)。
(3):このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
共通効果③により除外されると即座に特殊召喚でき、展開ギミックとして機能します。
固有効果①も除外に関する効果が多く、効果③のサポートが可能。
封印の黄金櫃や闇の誘惑といった汎用カードでも除外でき、相性が良いカードは多いように思います。
一方で共通効果③の発動後、リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生し、他の召喚方法と組み合わせるのはやや難しいでしょう。
また、効果②で自身のリンク先となるリンクモンスターに効果を付与することが可能。
付与される効果は様々なので、対戦相手によって適宜必要な効果を付与したいところです。
カード名 | 固有効果① | 効果②で「M∀LICE」リンクに付与される能力 |
---|---|---|
M∀LICE<P>Cheshire Cat | 自分メインフェイズ時、手札の「M∀LICE」カード1枚を除外 その後、2ドロー | 戦闘破壊したモンスターを除外 |
M∀LICE<P>Dormouse | 自分メインフェイズ時、デッキから「M∀LICE」モンスター1体を除外して、自分「M∀LICE」モンスター全ての攻撃力を600パンプ(このターン中) | 効果破壊耐性 |
M∀LICE<P>White Rabbit | 召喚・特殊召喚時、墓地に同名カードが存在しない「M∀LICE」罠をデッキからセット | 自身の戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを0にする |
固有効果①をそれぞれ見ていくと、特に優秀なのはM∀LICE<P>Dormouse。
デッキからM∀LICEモンスターを除外でき、共通効果③によって実質リクルートができます。
単純な展開要員としてはかなり使いやすいでしょう。
M∀LICE<P>White Rabbitはデッキから直接M∀LICE罠をセットすることが可能。
これでM∀LICE<C>TB-11を用意すれば、リクルート効果で2体並べることができます。
M∀LICE罠はモンスターを除外すればセットターンに発動でき、除外されたM∀LICEモンスターは共通効果③で帰還できる、という具合。
「M∀LICE/マリス」をサポートする魔法・罠
魔法カード
続いて魔法カードについて。
こちらはM∀LICE<Q>RED RANSOMでサーチできるのがメリットのひとつです。
現在はフィールド魔法のみで、以下の効果を持っています。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
M∀LICE IN UNDERGROUND | フィールド魔法 | 発動時の処理として、手札・デッキ・墓地から「M∀LICE」カード1枚を除外できる | 除外状態の「M∀LICE」罠カードが3種類以上存在する限り、自分「M∀LICE」リンク全ての攻撃力を3000パンプ | 自分「M∀LICE」リンクが存在する限り、相手は「M∀LICE」リンクしか攻撃できない |
優秀なのが効果①による除外。
M∀LICEモンスターは除外されると特殊召喚できるので、実質リクルートとなります。
この効果でM∀LICE<P>Dormouseを呼び出し、さらにDormouseでM∀LICEモンスターを除外→特殊召喚することで、召喚権を使わず2体の展開が可能。
以降はリンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できなくなってしまうものの、展開ギミックとしては強力でしょう。
罠カード
M∀LICE罠はM∀LICE<P>White Rabbitや、M∀LICE<Q>WHITE BINDERでデッキから直接セットでき、簡単に用意することができます。
さらに以下の共通効果を持ち、セットターンにも発動することが可能。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
コストとしてM∀LICEモンスターを除外する必要がありますが、M∀LICEモンスターは除外されると即座に自身を帰還でき、実質ノーコスト。
リンクモンスターのリンクマーカーをモンスターゾーンに向けたい時にも機能するので意外と使う機会は多いでしょう。
個別に見るとリクルート効果を持つM∀LICE<C>TB-11が強力。
White Rabbitと組み合わせることでモンスター2体を並べることができます。
カード名 | 種別 | 固有効果① |
---|---|---|
M∀LICE<C>GWC-06 | 通常罠 | 墓地・除外状態の「M∀LICE」モンスターを特殊召喚 その後、自分「M∀LICE」リンクが存在する場合、この効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分LPを回復 |
M∀LICE<C>MTP-07 | 通常罠 | 「M∀LICE」モンスターをサーチ 自分「M∀LICE」リンクが存在する場合、さらにフィールドのカード1枚を除外 |
M∀LICE<C>TB-11 | 通常罠 | 「M∀LICE」モンスターをリクルート 相手フィールドにカードが3枚以上存在する場合、代わりに「M∀LICE」リンクを特殊召喚することもできる (発動後、このターン中はこの効果で特殊召喚したモンスターは攻撃不可・効果発動不可) |
エクストラデッキの「M∀LICE/マリス」モンスター
リンクモンスター
そしてエクストラデッキ!
EXデッキのM∀LICEモンスターは現在のところリンクモンスターのみで、リンク3で統一されています。
リンクモンスターのM∀LICEもメインデッキと同様に、自身が除外されるとライフコストを払って即座に帰還することが可能。
ライフコストはメインデッキのモンスターよりも多くなっていますが、帰還と同時に発動する追加効果もあるのが特徴です。
テーマ内ではM∀LICE罠をセットターンに発動する効果を使えば簡単に除外→帰還させられるので、狙って発動させることも可能。
リンク3
カード名 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER | 「M∀LICE」モンスターを含むモンスター3体 | 自分・相手ターン、除外状態の「M∀LICE」カード1枚をデッキに戻し、フィールドのカード1枚を除外 (自身のリンク先にモンスターが存在する場合、この効果の発動と効果は無効化されない) | 自身が除外された場合、900LP払い、自身の攻撃力を倍にして特殊召喚 | ― |
M∀LICE<Q>WHITE BINDER | 「M∀LICE」モンスターを含むモンスター2体以上 | 特殊召喚時、自分・相手墓地のカードを3枚まで除外 | 自分メインフェイズ時、デッキ・墓地から「M∀LICE」罠カードをセット | 自身が除外された場合、900LP払い、自身を特殊召喚 その後、1ドロー |
M∀LICE<Q>RED RANSOM | 「M∀LICE」モンスターを含むモンスター2体以上 | 特殊召喚時、「M∀LICE」魔法カードをサーチ | 自身のリンク先にモンスターが存在する限り、相手効果モンスターの元々の攻/守は入れ替わる | 自身が除外された場合、900LP払い、自身を特殊召喚 その後、デッキのサイバース族1体を除外できる |
M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERは自分・相手ターンに使える除外効果を持ち、制圧要員の1体として数えることができるでしょう。
この効果で除外するのは自分のカードでも良く、自身を除外して帰還時の効果を発動させるためにも使えそうです。
一方で発動には除外状態のM∀LICEカードが必要で、現状のM∀LICEは除外状態のカードが溜まりにくそうなため、若干使い勝手が悪そう(後述のWHITE BINDERでサポート可能)。
除外から帰還させると攻撃力が倍の5000となり、アタッカー要員になれる点も強力。
遊戯王 DBCB-JP020 M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER (日本語版 ウルトラレア) クロスオーバー・ブレイカーズ |
M∀LICE<Q>WHITE BINDERは特殊召喚時に自分・相手墓地のカードを除外でき、HEARTS OF CRYPTERのサポートになるでしょう。
M∀LICE罠のセットもでき、罠側の共通効果で自身を除外できるので、効果③のドローにもつなげやすい。
WHITE BINDERのリンクマーカーは左右と上のため、M∀LICE罠の共通効果で除外→帰還させることでリンクマーカーをモンスターゾーンに向けることができます。
遊戯王 DBCB-JP019 M∀LICE<Q>WHITE BINDER (日本語版 ノーマル) クロスオーバー・ブレイカーズ |
M∀LICE<Q>RED RANSOMは特殊召喚時にM∀LICE魔法のサーチが可能。
現在のカードプールではM∀LICE IN UNDERGROUNDしか引き込めないものの、M∀LICEでは重要なカードであり、引き込む手段が多いのはうれしいところ。
サーチ効果の発動条件は「特殊召喚された場合」のため、共通効果で除外→帰還させた時にもサーチしてくれるのはウマテイストですね。
さらに除外から帰還した時にデッキのサイバース族を除外でき、M∀LICEモンスターの共通効果と組み合わせて展開に貢献してくれるでしょう。
相手効果モンスターの攻/守を入れ替えることもでき、なかなかトリッキーな運用ができそうです。
遊戯王 DBCB-JP018 M∀LICE<Q>RED RANSOM (日本語版 ノーマル) クロスオーバー・ブレイカーズ |
「M∀LICE/マリス」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- M∀LICEモンスターを除外して共通効果で展開、リンク召喚に繋げる
- リンクモンスターのリンク先にM∀LICEモンスターを並べ、効果を付与する
- リンクマーカーの向きが合わない時はM∀LICE罠の共通効果で除外→帰還させる
M∀LICEの基本的な動きは上記を想定。
メインデッキのM∀LICEモンスターの多くはカードを除外でき、M∀LICEモンスターが除外されれば共通効果で展開できます。
この方法でモンスター2体を並べることができ、リンク召喚にアクセスできるでしょう。
リンク2が作れればスプラッシュ・メイジをリンク召喚できるので、素材にしたM∀LICEモンスターを蘇生してリンク3にアクセスできます。
この方法でM∀LICE<Q>RED RANSOMや、M∀LICE<Q>WHITE BINDERにつなぐことが可能。
RED RANSOMなら、M∀LICE IN UNDERGROUNDをサーチして、デッキのM∀LICEモンスターを除外→帰還させればRED RANSOMのリンク先にM∀LICEモンスターを用意することができます。
墓地が肥えているなら、WHITE BINDERで墓地のM∀LICEモンスターを除外→帰還させたり、M∀LICE罠をサーチするのも可。
M∀LICE IN UNDERGROUNDを初動にすれば召喚権を残したまま展開することもできるので、下記の展開ルートを参考にしてください。
遊戯王 DBCB-JP020 M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER (日本語版 ウルトラレア) クロスオーバー・ブレイカーズ |
遊戯王 DBCB-JP019 M∀LICE<Q>WHITE BINDER (日本語版 ノーマル) クロスオーバー・ブレイカーズ |
遊戯王 DBCB-JP018 M∀LICE<Q>RED RANSOM (日本語版 ノーマル) クロスオーバー・ブレイカーズ |
M∀LICE IN UNDERGROUNDから召喚権を使わずリンク2分の素材を確保する展開ルート
- 採用カード:M∀LICE IN UNDERGROUND、M∀LICE<P>Dormouse、任意のM∀LICEモンスター1体
- 条件:手札にM∀LICE IN UNDERGROUND1枚、合計1枚。ライフコスト600
- 結果:フィールドにM∀LICE<P>Dormouse、任意のM∀LICEモンスターの合計2体が並び、M∀LICE IN UNDERGROUNDが発動中。召喚権残り1回
- 展開後の縛り:展開後、リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない
- M∀LICE IN UNDERGROUNDを発動して、デッキからM∀LICE<P>Dormouseを除外。
- M∀LICEモンスターの共通効果③で300LP払い、除外状態のDormouseを特殊召喚(発動後、リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生)。
- Dormouseの効果①でデッキから任意のM∀LICEモンスターを除外。
- M∀LICEモンスターの共通効果③で300LP払い、除外されたM∀LICEモンスターを特殊召喚。
M∀LICE IN UNDERGROUNDを初動とした展開方法。
結果、召喚権を残したままM∀LICE<P>Dormouseと任意のM∀LICEモンスターの合計2体を展開することができます。
Dormouseでリクルートするモンスターは何でもいいですが、M∀LICE<P>Cheshire Catならドロー、M∀LICE<P>White Rabbitなら罠をセットすることができます。
手札に他のM∀LICEモンスターがいるなら、Cheshire Catで除外→共通効果で帰還させることでさらに展開ができるでしょう。
M∀LICEモンスターの共通効果を使うとEXデッキからリンクモンスターしか特殊召喚できなくなってしまうものの、召喚権を残したまま展開できるのは非常に強力。
ゆえに、闇属性・サイバース族・リンク召喚の汎用ギミックとして使うことができるでしょう。
ここからM∀LICEギミックに繋げる方法は以下に続きます。
M∀LICE IN UNDERGROUND初動からさらに伸ばした展開ルート①
- 追加の採用カード:M∀LICE<P>White Rabbit、M∀LICE<P>Cheshire Cat、スプラッシュ・メイジ、M∀LICE<Q>RED RANSOM、M∀LICE<C>TB-11
- 条件:上記手順4でM∀LICE<P>White Rabbitをリクルートし、デッキからM∀LICE<C>TB-11をセット
- この時点でフィールドにM∀LICE<P>Dormouse、M∀LICE<P>White Rabbitの合計2体、M∀LICE IN UNDERGROUNDが発動中、M∀LICE<C>TB-11がセット状態、召喚権残り1回、ライフコスト1200
- 結果
- モンスター:M∀LICE<Q>RED RANSOM、M∀LICE<P>Cheshire Cat、任意のM∀LICEモンスター1体の合計3体が並ぶ
- 魔法・罠:M∀LICE IN UNDERGROUNDが発動中
- その他:相手効果モンスターの攻/守が入れ替わる、手札にM∀LICE魔法1枚、召喚権残り1回
- 展開後の縛り:展開後、サイバース族しか特殊召喚できない縛りが発生
- 上記手順4でM∀LICE<P>White Rabbitをリクルートし、デッキからM∀LICE<C>TB-11をセット。
- この時点でフィールドにM∀LICE<P>Dormouse、M∀LICE<P>White Rabbitの合計2体、M∀LICE IN UNDERGROUNDが発動中、M∀LICE<C>TB-11がセット状態、召喚権残り1回。
- Dormouse+White Rabbitの2体を素材として、スプラッシュ・メイジをリンク召喚。
- スプラッシュ・メイジで墓地のWhite Rabbitを効果無効・守備で蘇生(発動後、サイバース族しか特殊召喚できない縛りが発生)。
- スプラッシュ・メイジ+White Rabbitの2体を素材として、M∀LICE<Q>RED RANSOMをリンク召喚し、M∀LICE魔法カードをサーチ。
- M∀LICE<C>TB-11の効果でRED RANSOMを除外してセットしたターンに発動。任意のM∀LICEモンスターをリクルート。
- 手順5をトリガーにLP900を払い、除外されたRED RANSOMを特殊召喚し、デッキからM∀LICE<P>Cheshire Catを除外。
- M∀LICEモンスターの共通効果③で300LP払い、除外されたCheshire Catを特殊召喚。
こちらはM∀LICE IN UNDERGROUND初動から伸ばした展開方法その①。
この時点でM∀LICE<Q>RED RANSOM、M∀LICE<P>Cheshire Cat、任意のM∀LICEモンスター1体の合計3体を展開することができます。
この盤面でできるのは以下の通り。
- RED RANSOMにより、相手効果モンスターの攻/守を入れ替える(リンク先にモンスターが必要)
- Cheshire Catにより、RED RANSOMに「戦闘破壊したモンスターを除外」を付与(リンク先に置く必要あり)
- 任意のM∀LICEモンスターにより、RED RANSOMに効果を付与(リンク先に置く必要あり)
- M∀LICE IN UNDERGROUNDにより、相手はM∀LICEリンクしか攻撃できない
- 召喚権残り1回
RED RANSOMで相手の攻/守を入れ替えられるので、後攻で相手のアタッカーを処理するのに役立つでしょう。
Cheshire Catで戦闘破壊耐性したモンスターを除外できるのもグッド。
この時点でM∀LICEモンスターが3体いるので、M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERにシフトしてもいいかもしれません。
ちなみに、M∀LICE<C>TB-11で特殊召喚したモンスターはそのターン中に攻撃と効果の発動ができないので注意。
しかし、永続効果は効果の発動ではないため、リンクモンスターに効果を付与する効果は問題なく使うことができます。
遊戯王 DBCB-JP018 M∀LICE<Q>RED RANSOM (日本語版 ノーマル) クロスオーバー・ブレイカーズ |
M∀LICE IN UNDERGROUND初動からさらに伸ばした展開ルート②
- 追加の採用カード:M∀LICE<P>White Rabbit、スプラッシュ・メイジ、M∀LICE<Q>WHITE BINDER、M∀LICE<C>MTP-07、M∀LICE<C>TB-11
- 条件:上記手順4でM∀LICE<P>White Rabbitをリクルートし、デッキからM∀LICE<C>TB-11をセット
- この時点でフィールドにM∀LICE<P>Dormouse、M∀LICE<P>White Rabbitの合計2体、M∀LICE IN UNDERGROUNDが発動中、M∀LICE<C>TB-11がセット状態、召喚権残り1回、ライフコスト1200
- 結果
- モンスター:M∀LICE<Q>WHITE BINDERと任意のM∀LICEモンスター1体の合計2体が並ぶ
- 魔法・罠:M∀LICE IN UNDERGROUNDが発動中、任意のM∀LICE罠1枚がセット状態
- その他:召喚権残り1回
- 展開後の縛り:展開後、サイバース族しか特殊召喚できない縛りが発生
- 上記手順4でM∀LICE<P>White Rabbitをリクルートし、デッキからM∀LICE<C>TB-11をセット。
- この時点でフィールドにM∀LICE<P>Dormouse、M∀LICE<P>White Rabbitの合計2体、M∀LICE IN UNDERGROUNDが発動中、M∀LICE<C>TB-11がセット状態、召喚権残り1回。
- Dormouse+White Rabbitの2体を素材として、スプラッシュ・メイジをリンク召喚。
- スプラッシュ・メイジで墓地のWhite Rabbitを効果無効・守備で蘇生(発動後、サイバース族しか特殊召喚できない縛りが発生)。
- スプラッシュ・メイジ+White Rabbitの2体を素材として、M∀LICE<Q>WHITE BINDER
をリンク召喚(効果①を発動しない)。 - WHITE BINDERの効果②でデッキからM∀LICE罠1枚をセット。
- M∀LICE<C>TB-11の効果でWHITE BINDERを除外してセットしたターンに発動。任意のM∀LICEモンスターをリクルート。
- 手順6をトリガーにLP900を払い、除外されたWHITE BINDERを特殊召喚。
- WHITE BINDERの特殊召喚時、効果①で墓地のM∀LICEカードを含む合計3枚を除外。
M∀LICE IN UNDERGROUND初動から伸ばした展開方法その②。
こちらでは最終的にM∀LICE<Q>WHITE BINDERと任意のM∀LICEモンスター1体、罠が1枚の布陣になります。
手順5でM∀LICE<C>MTP-07をセットしていれば相手ターンにカードを除外でき、まず1妨害。
残っている召喚権を使ってモンスターを追加できるなら、M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERをリンク召喚すれば、MTP-07と合わせて2妨害盤面になるでしょう。
また、WHITE BINDERでセットした罠を手順8より前に使えるなら、WHITE BINDERの帰還時に除外することができます。
M∀LICE罠が3種類除外されればM∀LICE IN UNDERGROUNDの3000パンプでリンクモンスターを大幅強化できるので、狙う価値アリ。
遊戯王 DBCB-JP019 M∀LICE<Q>WHITE BINDER (日本語版 ノーマル) クロスオーバー・ブレイカーズ |
遊戯王 DBCB-JP020 M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER (日本語版 ウルトラレア) クロスオーバー・ブレイカーズ |
M∀LICEモンスター2体からM∀LICE<Q>RED RANSOMを出す展開ルート
- 採用カード:任意のM∀LICEモンスター2体、M∀LICE<P>White Rabbit、スプラッシュ・メイジ、M∀LICE<Q>RED RANSOM、M∀LICE<C>TB-11、M∀LICE IN UNDERGROUND
- 条件:フィールドにM∀LICEモンスター2体がいる状態(片方は共通効果③を発動済みでも可)、ライフコスト1200
- 結果
- モンスター:M∀LICE<Q>RED RANSOM、M∀LICE<P>White Rabbit、任意のM∀LICEモンスター1体の合計3体が並ぶ
- 魔法・罠:M∀LICE IN UNDERGROUNDが発動中
- その他:相手効果モンスターの攻/守が入れ替わる
- 展開後の縛り:展開後、サイバース族しか特殊召喚できない、リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない
- M∀LICEモンスター2体を素材として、スプラッシュ・メイジをリンク召喚。
- スプラッシュ・メイジで墓地のM∀LICEモンスター1体を効果無効・守備で蘇生(発動後、サイバース族しか特殊召喚できない縛りが発生)。
- スプラッシュ・メイジ+蘇生したM∀LICEモンスターの2体を素材として、M∀LICE<Q>RED RANSOMをリンク召喚し、M∀LICE IN UNDERGROUNDをサーチ。
- M∀LICE IN UNDERGROUNDを発動して、デッキからM∀LICE<P>White Rabbitを除外。
- M∀LICEモンスターの共通効果③で300LP払い、除外状態のWhite Rabbitを特殊召喚(発動後、リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生)。
- White Rabbitの特殊召喚時、デッキからM∀LICE<C>TB-11をセット。
- M∀LICE<C>TB-11の効果でRED RANSOMを除外してセットしたターンに発動。任意のM∀LICEモンスターをリクルート。
- 手順7をトリガーに900LPを払い、除外されたRED RANSOMを特殊召喚し、デッキから任意のM∀LICEモンスターを除外。
M∀LICEモンスター2体からRED RANSOMを展開したパターン。
召喚権を使ってしまいますが、この方法でもM∀LICE IN UNDERGROUND初動とほぼ似た盤面を作ることができます。
前提となる「M∀LICEモンスターを2体展開している」状態とは、例えばM∀LICE<P>Dormouseや、M∀LICE<P>Cheshire CatでM∀LICEモンスターを除外して、共通効果③で帰還させた、という状況。
M∀LICEでは比較的起こりやすい状況なので、狙えるタイミングも多いでしょう。
手順6にて、White RabbitでサーチするのはM∀LICE<C>GWC-06でも可。
その場合、フィールドに特殊召喚されるのは手順1でリンク素材にしたM∀LICEモンスターのうちいずれかとなります。
M∀LICE<P>Dormouse1枚からM∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERをリンク召喚する展開ルート
- 採用カード:M∀LICE<P>Dormouse、M∀LICE<P>White Rabbit、M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER、M∀LICE<Q>WHITE BINDER、スプラッシュ・メイジ、M∀LICE<C>GWC-06、M∀LICE<C>TB-11
- 条件:手札にM∀LICE<P>Dormouse1枚、合計1枚。ライフコスト1500
- 結果:フィールドにM∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER1体が並ぶ(除外状態のM∀LICEカード3枚)
- 展開後の縛り:展開後、リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない、サイバース族しか特殊召喚できない
- M∀LICE<P>Dormouseを召喚し、デッキからM∀LICE<P>White Rabbitを除外。
- M∀LICEモンスターの共通効果③で300LP払い、除外状態のWhite Rabbitを特殊召喚(発動後、リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生)。
- White Rabbitの特殊召喚時、効果①でデッキからM∀LICE<C>TB-11をセット。
- M∀LICE<C>TB-11の効果でDormouseを除外してセットしたターンに発動。任意のM∀LICEモンスターをリクルート。
- M∀LICEモンスターの共通効果③で300LP払い、除外状態のDormouseを特殊召喚。
- Dormouse+White Rabbitの2体を素材として、スプラッシュ・メイジをリンク召喚。
- スプラッシュ・メイジで墓地のWhite Rabbitを効果無効・守備で蘇生(発動後、サイバース族しか特殊召喚できない縛りが発生)。
- スプラッシュ・メイジ+White Rabbitの2体を素材として、M∀LICE<Q>WHITE BINDER
をリンク召喚(効果①を発動しない)。 - WHITE BINDERの効果②でデッキからM∀LICE<C>GWC-06をセット。
- M∀LICE<C>GWC-06の効果でWHITE BINDERを除外してセットしたターンに発動。White Rabbitを蘇生。
- 手順10をトリガーにLP900を払い、除外されたWHITE BINDERを特殊召喚し、効果①でM∀LICE罠2枚とDormouseを除外。
- WHITE BINDER+White Rabbit+任意のM∀LICEモンスターの3体を素材として、M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERをリンク召喚。
M∀LICE<P>Dormouse1枚から、M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERをリンク召喚する展開ルート。
M∀LICEモンスターの共通効果③を複数回発動することで3体のリンク素材を用意することができます。
召喚権は使ってしまうものの、大量のリンク素材を確保する方法としては悪くないでしょう。
よって、闇属性・サイバース族・リンク召喚の汎用ギミックとして考えて良いかもしれません。
M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERは除外状態のM∀LICEカードをデッキに戻すことでフィールドのカードを除外することが可能。
この効果は自分・相手ターンに使うことができ、制圧要員とすることができます。
上記のように途中でWHITE BINDERを中継すれば除外状態のM∀LICEカードを用意しつつHEARTS OF CRYPTERを出せるのでうまく組み込みたいところ。
また、手順4でリクルートするモンスターをM∀LICE<P>Cheshire Catにすれば、除外状態のカードを用意することも。
その場合、手順5の時点でHEARTS OF CRYPTERをリンク召喚しても良いでしょう。
遊戯王 DBCB-JP020 M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER (日本語版 ウルトラレア) クロスオーバー・ブレイカーズ |
ちなみに先に少し書いていますが、HEARTS OF CRYPTERで除外するカードは何でも良く、自分フィールドも除外が可能。
この方法で自身を除外→帰還させれば攻撃力が倍の5000打点になるので、状況によってはやる価値があるでしょう。
あと書き終わってから気付きましたが、手順12でRED RANSOMを出すのも良さげ。
M∀LICE IN UNDERGROUNDをサーチしてM∀LICE<C>MTP-07を除外すれば、除外状態のM∀LICE罠が3種類となり、リンクモンスターを3000パンプさせることができます。
遊戯王 DBCB-JP018 M∀LICE<Q>RED RANSOM (日本語版 ノーマル) クロスオーバー・ブレイカーズ |
「M∀LICE/マリス」と相性の良いカード
闇属性・サイバース族サポート
M∀LICEは闇属性・サイバース族で統一されており、汎用サポートを採用することができます。
闇属性とサイバース族はいずれも除外ギミックとの相性が良く、M∀LICEと相性が良いカードは多いでしょう。
ちなみに実用性はさておき、M∀LICEは属性・種族・レベルが統一されており、同胞の絆でリクルートできます。
発動前後の特殊召喚を全て制限されてしまうのでリンク召喚との相性が良くないのですが、覚えていたら何かに使えるかもしれません。
遊戯王カード 同胞の絆(スーパーレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY(QCCU) | 通常魔法 スーパー レア |
闇属性サポート
- ドロー:闇の誘惑
- 自身を特殊召喚:闇の精霊 ルーナ
- 墓地肥し:終末の騎士、ダーク・グレファー、クリバンデット
- 除去:ダーク・アームド・ドラゴン
- 名称コピー:ファントム・オブ・カオス
- 戦闘補助:ダーク・オネスト
- 特殊召喚メタ:深淵の結界像、霊王の波動
闇属性サポートで特に優秀なのはドローソースの闇の誘惑。
ドロー後に手札の闇属性を除外する必要がありますが、M∀LICEでは共通効果③のトリガーとなるため相性抜群です。
また、M∀LICEモンスターを墓地に送るために終末の騎士などを採用するのも良いでしょう。
カオスモンスターやダークモンスターは墓地からモンスターを除外できるので、その準備ができます。
遊戯王 20TH-JPC92 闇の誘惑 (日本語版 シークレットレア) 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION |
遊戯王 RC03-JP002 終末の騎士 (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION─PREMIUM GOLD EDITION─ |
遊戯王 20TH-JPC80 ダーク・アームド・ドラゴン (日本語版 スーパーレア) 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION |
闇属性の汎用サポートはこちらでまとめています。
カオス関連カードについては下記の「テーマレベルで相性が良いカード」の項で紹介。
サイバース族サポート
- ドロー・サーチ:フォーマッド・スキッパー、レディ・デバッガー、サイバネット・マイニング、サイバネット・バックドア、ドラスティック・ドロー
- 自身を「手札」から特殊召喚:デグレネード・バスター、デュアル・アセンブルム
- 自身を「手札以外」から特殊召喚:ドットスケーパー、ファイアウォール・ガーディアン
- 手札・デッキ・墓地から「自身以外」を特殊召喚:ウィジェット・キッド、パラレルエクシード、スタック・リバイバー
- 手札のモンスターをリンク素材にできる:プロキシー・ホース
- トークン生成:ワンタイム・パスコード
- 召喚権を増やす:サイバネット・オプティマイズ
サイバース族サポートで使えそうなのはこのあたり。
サーチ効果を持つレディ・デバッガーやサイバネット・マイニングは癖がなく、M∀LICEでも採用価値があるでしょう。
また、サイバネット・バックドア、ドラスティック・ドロー、デグレネード・バスター、デュアル・アセンブルムあたりはカードを除外でき、M∀LICEとのシナジーがありそう。
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サイバース族をリンク召喚する時に手札のサイバース族も素材にできるプロキシー・ホースもかなり良さげ。
手札のM∀LICEモンスターと合わせてスプラッシュ・メイジのリンク素材にでき、スプラッシュ・メイジをリンク召喚できればリンク3のM∀LICEにアクセスできます。
WHITE BINDERやRED RANSOMに繋げばM∀LICEギミックにシフトでき、重要度は高いでしょう。
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サイバース族の汎用サポートは以下の記事で紹介中。
意外と除外に関する効果が多いんですよね。
リンク召喚サポートと採用したいリンクモンスター
続いてリンク召喚そのもののサポートと採用したいリンクモンスター。
M∀LICEでの特殊召喚縛りは「EXデッキからリンクモンスターしか特殊召喚できなくなる」制約だけなので、幅広いモンスターを投入することができます。
一方、スプラッシュ・メイジを使うと以降はサイバース族しか特殊召喚できなくなってしまうため、この縛りに関しては注意する必要があるでしょう。
リンク召喚サポート
- リクルーター:レスキューフェレット
- 効果無効:星杯の守護竜
- リンク召喚する:Into the VRAINS!
リンク召喚サポートでけっこう良さげなのがレスキューフェレット。
自身をデッキに戻してリンク先に合計レベルが6になるようにリクルートできます。
M∀LICEはレベル3で固定、かつリンク先にモンスターを置く必要があるので重宝しそう……ですが、
リクルートされるモンスターは効果が無効になってしまうため、実際は微妙そう。
リンク数を伸ばす目的では使えそうですが……。
リンクモンスター
闇属性
- 耐性:ヴァレルエンド・ドラゴン⑤
- アタッカー:ヴァレルソード・ドラゴン④
- 除去:トロイメア・ユニコーン③
- その他:暗影の闇霊使いダルク②
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サイバース族
- 手札から特殊召喚:コード・トーカー・インヴァート②
- 蘇生:スプラッシュ・メイジ②、プログレオ②、トランスコード・トーカー③
- アタッカー:双穹の騎士アストラム④
- 除去要員:セキュリティ・ドラゴン②、トポロジック・トゥリスバエナ③、トポロジック・ゼロヴォロス④、アクセスコード・トーカー④、ファイアウォール・ドラゴン④
- 効果無効:ピットナイト・アーリィ②
- リンク1:リンク・ディヴォーティー①、リンク・ディサイプル①
- その他:I:Pマスカレーナ②
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その他
- 除去要員:トロイメア・フェニックス②、トロイメア・ケルベロス②、S:Pリトルナイト②
- 効果無効・封殺:召命の神弓-アポロウーサ④、トロイメア・グリフォン④
- その他:鎖龍蛇-スカルデット④
重要度の高さで言えば、やはり展開に必要なスプラッシュ・メイジでしょう。
リンク3まで簡単にアクセスでき、M∀LICEの展開にも大きく貢献してくれます。
その他ではカードを除外できるトポロジック・トゥリスバエナ、トポロジック・ゼロヴォロス、アクセスコード・トーカーあたりが良さげ。
特にアクセスコード・トーカーは素材にしたリンク3のM∀LICEを除外して除去→M∀LICEリンクの効果で帰還ができ、相性が良いでしょう。
この辺はサイバース族なのでスプラッシュ・メイジの特殊召喚縛りも無視できるのがグッド。
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遊戯王 HC01-JP047 アクセスコード・トーカー (日本語版 ノーマルパラレル) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
リンク召喚そのもののサポートと汎用リンクモンスターはこちらで解説。
汎用リンク召喚コンボも紹介しているので、M∀LICEに組み込むことができるかもしれません。
除外サポート
そしてM∀LICEのメインギミックである除外関連のカード。
意外と量が多かったので、除外する効果を持つカードとコストとして除外して何らかの効果を発動するカードで分けてみました。
カードを除外するカード
- デッキから除外:封印の黄金櫃、ネクロフェイス(デッキトップから5枚)
- 手札から除去したモンスターと同じ種族をデッキから除外:孤高除獣
- 墓地から除外:魂の解放
- 墓地に送られるカードを除外:マクロコスモス、次元の裂け目、ディメンション・アトラクター、閃光の追放者
最もシンプルなのはデッキからカードを除外できる封印の黄金櫃。
4枚目以降のM∀LICE IN UNDERGROUNDという感じですが、実質リクルートカードなので採用価値は高いでしょう。
M∀LICEにおいては孤高除獣も優秀なモンスター。
手札から除外したモンスターと同じ種族をデッキから除外でき、M∀LICEの共通効果③と組み合わせると一気に2体も展開することができます。
墓地に送られるカードを除外するカードも比較的使いやすく、マクロコスモス、次元の裂け目、ディメンション・アトラクターは採用候補。
特にディメンション・アトラクターは自分の後攻0ターン目にも使えるので、墓地メタとしてはトップクラスに優秀です。
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コスト等で除外する・除外されたをトリガーにするカード
- 手札を全て除外して魔法をサーチ:左腕の代償
- 手札・フィールド・墓地から除外して特殊召喚:妖精伝姫-シラユキ
- フィールドから除外して自身を特殊召喚:異次元の精霊
- フィールドから除外してデバフ:星遺物を巡る戦い
- 除外されると回復:魂吸収
こちらはコストで除外して何らかの効果を発揮したり、除外をトリガーに効果を発動するカード。
意外と良さげなのが星遺物を巡る戦いで、自分のモンスターを除外してその攻/守分相手モンスターの攻/守を下げることができます。
類似効果を持つ亜空間物質転送装置と違い、速攻魔法なので自分ターンにも使えるのが強みです。
HEARTS OF CRYPTERと組み合わせるとプラスマイナスの合計が5000になると考えるとちょっとスゴイ。
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「M∀LICE/マリス」
最後にテーマレベルでの相性を考察。
M∀LICEと他テーマとで混合型を作る場合、以下の特徴が挙げられます。
- 闇属性・サイバース族で統一されたリンク召喚テーマ
- 特殊召喚を縛るのは共通効果③で、「発動後、リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない」縛りが発生
- テーマギミックとして除外を多用する
特に気になるのは共通効果③による「リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できなくなる」縛り。
とはいえ、リンクモンスターは汎用性の高いものが多く、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただし、スプラッシュ・メイジを使うとサイバース族しか特殊召喚できなくなってしまうので注意。
こちらはEXデッキ以外の特殊召喚も縛るため、その後の展開がかなり制限されてしまいます。
そのため、サイバース族のテーマと組み合わせるか、スプラッシュ・メイジを採用しないのが無難。
一応、スプラッシュ・メイジの効果発動前なら他の種族は特殊召喚できるので、先に他種族を展開しておけば同じターン中に使うことはできます。
コード・トーカー
ということで最初に紹介するのはM∀LICEと同じサイバース族のリンク召喚テーマであるコード・トーカー。
コード・トーカーも基本的にはリンク召喚しか行わないため、M∀LICEの共通効果③によって発生する特殊召喚縛りを気にしなくて良いのがメリットです。
スプラッシュ・メイジからの展開でトランスコード・トーカー→アクセスコード・トーカーとつないでアタッカー兼除去要員を確保できるのも利点。
M∀LICEはサイバネット・バックドアなどのサイバネット魔法・罠と相性が良いですが、これをマイクロ・コーダーでサーチできるのもポイントでしょう。
遊戯王カード トランスコード・トーカー(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY(QCCU) | リンク・ 地属性 サイバース族 ウルトラ レア |
遊戯王 HC01-JP047 アクセスコード・トーカー (日本語版 ノーマルパラレル) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
カオス
続いて墓地から光・闇属性を除外して特殊召喚できるカオスモンスター。
墓地のM∀LICEモンスターを除外すれば共通効果③によって特殊召喚でき、カオスモンスターと共にリンク素材にできます。
単体で性能の高いカオス・ソルジャー -開闢の使者-や、対象耐性を付与できるカオス・ダイダロスなどは採用候補でしょう。
広い意味でカオス関連カードの暗黒竜 コラプサーペント・輝白竜 ワイバースターはリンク召喚との相性が良く、M∀LICEモンスターを除外できるので相性が良さげ。
M∀LICEは闇属性なので、ワイバースターを多めに採用すると良い感じになりそうです。
カオスモンスターを含め、コラプ・ワイバーは混沌領域でサーチでき、手札に引き込むのも容易。
遊戯王カード 暗黒竜 コラプサーペント(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | 効果モンスター 闇属性 ドラゴン族 |
遊戯王カード 輝白竜 ワイバースター(シークレットレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | 効果モンスター 光属性 ドラゴン族 |
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ビーステッド
カオスと同じく墓地の光・闇属性を除外して特殊召喚できるビーステッドもM∀LICEと相性が良さげ。
ビーステッドはEXデッキをほとんど使わないため、M∀LICEの特殊召喚縛りを気にせず展開することができます。
ただし、現時点では主要カードのほとんどが規制されており、混合型というにはちょっとカードが足りない……
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究極進化薬
これはテーマというよりコンボパーツですが、究極進化薬でも手札・墓地からM∀LICEを除外することができます。
究極進化薬は終末の騎士でオーバーテクス・ゴアトルスを墓地に送ればサーチ可能。
そこから究極進化薬でゴアトルスとM∀LICEモンスターを除外すれば、M∀LICEを展開しつつレベル7以上の恐竜族をリクルートできます(召喚条件は無視)。
リクルート対象となる究極伝導恐獣は単体性能が異様に高く、究極進化薬が除外ギミックとして使えると思ったので紹介しておきます。
遊戯王OCG 究極伝導恐獣 ウルトラレア SR04-JP001-UR 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
究極進化薬からの一連の展開は恐竜族の汎用ギミックなので、詳しくは以下の記事をご覧ください。
恐竜族も意外と除外を多用する種族なのでM∀LICEとの相性は良い……?
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