壊獣デッキレシピ
壊獣デッキレシピを考えていきます。
このテーマはアドバンテージの計算が面倒で、逆にそれが楽しいです。
モチーフもみんな大好き怪獣というのが良いですね。
書いてる人はゴジラシリーズ好きです。
この記事では壊獣のデッキレシピ、動かし方、構築後の改善案などを考えていきます。
壊獣と相性の良いカード、EXTRA PACK 2016に収録される新規カードの考察はコチラ。
・【考察】「壊獣―kaiju―」好相性サポートカード 私的評価・考察【EXTRA PACK 2016】
壊獣
EXTRA PACK 2016でカテゴリ化される「壊獣」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て最上級モンスターで構成されている。・引用元:遊戯王カードWiki
壊獣―kaiju―洗脳解除採用型 デッキレシピ
メインデッキ :41枚
エクストラデッキ:12枚
【 モンスター 】17
多次元壊獣ラディアン ×2
粘糸壊獣クモグス
海亀壊獣ガメシエル ×2
怪粉壊獣ガダーラ ×2
怒炎壊獣ドゴラン ×2
対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン
雷撃壊獣サンダー・ザ・キング
壊星壊獣ジズキエル
ガガガマジシャン ×2 ⇔ 神獣王バルバロス ×2
ライオウ ×2
死霊騎士デスカリバー・ナイト
【 魔法 】16
ハーピィの羽根帚
妨げられた壊獣の眠り ×3
KYOUTOUウォーターフロント ×3
壊獣の出現記録 ×2
テラ・フォーミング ×3
トレード・イン ×3
【 罠 】8
神の宣告
神の警告
洗脳解除 ×2
壊獣捕獲大作戦 ×2
強制脱出装置
神風のバリア ‐エア・フォース‐
【 エクストラ 】12
・ランク7
No.11 ビッグ・アイ ×2
真紅眼の鋼炎竜
幻獣機ドラゴサック
迅雷の騎士ガイアドラグーン
・ランク8用モンスター
No.23 冥界の霊騎士ランスロット
神竜騎士フェルグラント ×2
No.107 銀河眼の時空竜
No.62 銀河眼の光子竜皇
ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン
No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン
公式デッキ紹介動画
動かし方・回し方 運用想定
相手の出したアタッカーやキーモンスターを壊獣でリリースするのが基本。
敵のメインモンスターやコンボの核を処理して妨害し、相手に出した壊獣は洗脳解除やビッグ・アイで回収するという戦法を取ります。
リリースする対象はコチラの動きを封じるモンスターを処理するのはもちろんですが、シンクロやエクシーズといった2枚以上のカードを使って召喚されたカードを狙うのが重要。
そうしないと1対1交換以上になりません。
壊獣は手札増強手段がウォーターフロントくらいなので、考えなしにリリースしていくとジリ貧になってしまいます。
壊獣を相手に出すというのはとてつもなく消費が激しく感じました。
動く際は出来うる限り洗脳解除とビッグ・アイで回収していくのを意識していきます。
一方で相手の思考を想定すると、コチラの使ってるデッキが壊獣だとバレてしまった場合モンスターを出し渋る可能性が高いです。
その対策として、このデッキレシピではライオウとデスカリバー・ナイトを採用しています。
下級アタッカーとしてもメタとしても優秀ですし、個人的にはおススメしたいカードです。
前述したビッグ・アイの出し方は、相手側に呼びもどしたい壊獣を出し、自軍にレベル7の壊獣を出します。
ちなみに、このデッキレシピのレベル7壊獣は、多次元壊獣ラディアンと粘糸壊獣クモグスです。
あとは余った召喚権でガガガマジシャンを出してエクシーズするという流れ。
壊獣は自分のフィールドに1体までの制約があり、エクシーズにはガンナードラゴンやバルバロスといった妥協召喚できるカードを使うしかありません。
調べた際も妥協召喚できるモンスターを採用されているデッキレシピが多かったように思います。
ですが、ガガガマジシャンなら7~8エクシーズの幅を持たせることができます。
壊獣はそこそこレベルがバラけており、フィールドを見てレベルを調整できるガガガマジシャンはかなり有用だと思います。
ビッグ・アイが出せたら相手に出した壊獣を呼び戻し、高打点の連続攻撃を叩き込む!
ビッグ・アイは相手の強力なモンスターを寝取っても良く、こちらも有用なカードだと思います。
・【考察】「壊獣―kaiju―」好相性サポートカード 私的評価・考察【EXTRA PACK 2016】
構築について
発売前に友人がプロキシで作った壊獣デッキレシピを参考に純構築に近い形を目指しました。
ちなみに、友人がつくったのはサクリファイスを投入した儀式型だったので、今回のデッキレシピとはだいぶ違います。
壊獣はウォーターフロントがないと動きがかなり鈍るため、テラ・フォーミングとトレード・インを積極投入。
その関係でレベル8の壊獣を多めに採用しています。
今回のデッキレシピ、基本はガガガマジシャンからビッグ・アイを出して壊獣を回収する戦法を考えていますが、トレード・インの相性を考えると神獣王バルバロスや限界竜シュヴァルツシルトの方が良かったかも。
いちおう、ガガガマジシャンが交換要員で採用はお好みでという感じです。
大量のドローサーチカードでウォーターフロントが引き込めれば、今度は壊獣モンスターをサーチできます。
このデッキレシピでは、必要なときに必要なカードを引き込む、という考え方で構築しています。
相手に出した壊獣を処理できなかった場合や洗脳解除などが来なかった場合を考えて、罠には強制脱出装置と神風のバリア ‐エア・フォース‐も採用してみました。
どちらも手札バウンスできるカード。
敵軍の壊獣を自分の手札に戻して再利用できます。
特に壊獣は小粒を大量展開してくるようなテーマには弱いように感じるため、全体除去のエア・フォースには期待しています。
改善案
今回は壊獣をすべて投入したいという欲望があったためスーパーメカドゴランを採用していますが、ぶっちゃけいらないと思うので抜いてしまっていいです。
そうすればぴったり40枚。
いちおう、トレード・インのコストにでき、潤滑剤としての機能が期待できますがそれなら妥協召喚できるレベル8の方が良いでしょう。
イデア、エイドスなどを投入してアドバンス召喚できるようにしても良いですが、壊獣だけで動くためには自分と相手に出す壊獣モンスター計2枚が必要です。
そのあと相手に出した壊獣を戦闘などで処理すると、こちらの消費も激しくなってきます。
ということで、手札を補充するカードを投入した方が良さそうです。
ぱっと思いつくのはやはり、増殖するG。
自分で壊獣を処理する場合は墓地が増えやすいため、貪欲な壺もいいかもしれません。
同じように、死者蘇生といった蘇生系のカードもよさげ。
どうも壊獣は消費がかなり激しいように感じるられ、アドバンテージを得られないエクシーズは正直微妙に思います。
しかし妥協召喚できるモンスターと組み合わせて大型エクシーズにつなげやすいのも真。
先に少し書きましたが、壊獣は元からレベル8が多いため、トレード・インに対応するレベル8のモンスターを主軸に大量投入するのも良さそうです。
他デッキとの比較
その他ネットで壊獣デッキの情報を集めてみると、グレイドルと組み合わせるという案をチラホラ見かけます。
このデッキレシピでいうところの洗脳解除をグレイドルに頼る戦法です。
壊獣は召喚権を使わないためこれもけっこうよさそうです。
グレイドルと組み合わせる場合は、洗脳解除とのかみ合わせが悪そうなのでどちらかに寄せた方が良いかも。
……っと思っていましたが、洗脳解除中に自爆特攻する必要もないわけで、壊獣をメインにするなら両方採用することも可能でしょう。
同じことはビッグ・アイにも言えますが、これも洗脳解除発動時にわざわざビッグ・アイを出す必要はないため問題ないと考えています。
洗脳解除の影響下で相手モンスターを寝取るためにグレイドルやビッグ・アイを出すのはダメですけど。
もちろんグレイドルに壊獣を出張させたような形にするならば洗脳解除は不要でしょうし、ここらへんは構築によってまちまちといった感じでしょうか。
他に余った召喚権でチューナーを呼び出してシンクロにつなげるというのもありました。
ジェット・シンクロンやグローアップ・バルブといったレベル1チューナーを召喚してレベル7の壊獣を出せば、琰魔竜 レッド・デーモンやスクラップ・ドラゴンにつなげることができます。
破壊効果を持ったカードを出すことで相手に出した壊獣を除去することができ、大ダメージを与えることができます。
シンクロしてしまえば自軍の壊獣がいなくなり、新たな壊獣を呼び出すことができるのも高評価。
加えて壊獣は、高レベルモンスターばかりでレベルスティーラーを何度も発動することができます。
蘇生できるレベル1チューナーでフォーミュラ・シンクロンを召喚し続ければ、足りなかったドローソースにできるかも。
レベルスティーラーを採用することで調整がしやすくなり、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンを採用できる芽も出てきますね。
浮鵺城を出してサンダー・ザ・キングを蘇生してエクシーズにつなげるのも楽しそう。
召喚権の活用法
調べてみると、壊獣デッキは召喚権をどのように使うかでかなり差別化できるようですね。
今回のデッキレシピでは、余った召喚権をライオウやデスカリバー・ナイトといったグッドスタッフで用いられるモンスターにしています。
他にもN・グラン・モールを採用するのが主流のよう。
相手に出した壊獣を戻せるためかなり有用……とうか必須レベルですね。
なぜ構築中に思いつかなんだ。
ずっと問題にしていたディスアドバンテージ面を大幅にけいげんすることができ、枠があるなら採用すべきカードの1枚。
作ってて良さそうだなと思ったのは、トリオンの蠱惑魔。
壊獣はラヴァ・ゴーレムと違って1体しかリリースできないので、ブンボーグやマジェスペクターといった小粒を大量展開するテーマとは相性が悪いと考えています。
そこで、トリオンの蠱惑魔で奈落の落とし穴や狡猾な落とし穴をサーチして対策しようという発想。
これもグッドスタッフ的な考え方ですね。
最近は1枚で2枚も3枚もアドバンテージを得るものが多いですが、ここらへんのカードはまだまだ現役だと思います。
友人のデッキレシピで面白かったのが妖精伝姫-ターリア。
リバースした際に手札のモンスターを特殊召喚でき、スーパーメカドゴラン以外の壊獣を場に出すことができます。
相手がモンスターを場に出していないのが前提なので意外とハマっていました。
魔法罠へのメタともなるおもしろいカード。
最近話題になったカードで召喚権を使わないテーマに合うカードと言えば、やっぱり虚無魔人。
リリース要員に壊獣が使えるんですよね。
特に怒炎壊獣ドゴランとの相性は格別。
全体除去を放って攻撃できなくなったドゴランをリリースして虚無魔人を出せば、2400打点のダイレクトアタックを通した上でそれ以降の展開を妨害することができます。
その他の壊獣でも、相手に出した壊獣を処理したあとにメインフェイズ2で虚無魔人を立てればほぼ同じ状況がつくれます。
アドバンス召喚しないライオウたちの方が安定しそうな気もしますが、拘束力が強いため一考の余地あり。
出張ギミックとしての壊獣
壊獣の登場からしばらくして、このテーマを出張要員として投入するデッキレシピをちらほら見かけるようになりました。
強制リリースでお手軽に除去できるため、数枚の壊獣を投入するという流れはよくわかります。
しかし、壊獣の本領はそこではありませんでした。
全体除去として高性能な妨げられた壊獣の眠りを複数枚投入する構築が多くなっているようです。
このカードと数枚の壊獣を投入するだけで簡単に盤面をひっくり返すことができる優秀な出張ギミック。
単純にブラック・ホールを3積みできると考えるだけでも強力ですね。
十二獣SR壊獣
SR十二獣に前述の壊獣ギミックを採用する構築。
元からSR十二獣のギミックは十二獣モルモラット、十二獣の会局、SRベイゴマックス+タケトンボーグで完遂し、メインデッキの枠がけっこう残ってます。
壊獣を採用できるだけの余裕は充分にあります。
・【構築】「十二獣」デッキレシピ 私的評価・考察【レイジング・テンペスト】
十二獣が出てからの環境は十二獣が大流行。
初手に十二獣からの展開ギミックでランク4を大量に出すため、その切り替えしで全体除去が打てる妨げられた壊獣の眠りを打つ! という流れみたいですね。
壊獣召喚獣
属性融合テーマの召喚獣に壊獣を投入するパターン。
壊獣は全属性そろっているほか、エクストラに頼らなくても戦えるため召喚獣の枠が取りやすいのもウリ。
融合することでウォーターフロントにカウンターが溜まりやすいのも良いですね。
・【構築】「召喚獣」デッキレシピ 私的評価考察【フュージョン・エンフォーサーズ】
ちなみに先に紹介した十二獣SR壊獣に召喚獣を投入した構築も話題になりました。
この場合は前述した出張ギミックの妨げられた壊獣の眠りと数枚の壊獣を投入するようです。
真竜・壊獣
自分と同じ属性を含んだモンスター2枚を手札かフィールドから破壊して特殊召喚できる真竜と組み合わせる構築案。
属性のバラけている壊獣は真竜のコストとしてぴったり。
・【遊戯王】「真竜 デッキレシピ」回し方・構築についての私的評価考察【マキシマム・クライシス】
真竜は強力なメタ能力を持ったエクシーズモンスター、「真竜皇V.F.D.」をエースとしています。
この素材として雷撃壊獣サンダー・ザ・キングが使えるというのも相性が良い点。
妨げられた壊獣の眠りでサンダーキングをリクルートし、手札から真竜皇を特殊召喚してエクシーズに繋ぐといった戦法が考えられます。
最後に
そのほか調べているとカイザーコロシアムなんかもヒットしますね。
妨げられた壊獣の眠りなどの全体除去後に張ることで、相手の展開を大幅に抑制することができます。
先に少し書きましたが、消費のことを考えると相手に出した壊獣はなるたけ回収することを心掛けるべきでしょう。
今回のデッキレシピでは洗脳解除とビッグ・アイが主な回収手段になっています。
それ以外でもグランモールといった壊獣を回収できるカードでサポートすれば、安定性はグッと上がるハズ。
書いてる人はアドバンテージの計算が好きで、基本的には1対1交換を教典としてプレイングしています。
暴論ですが、カードゲームは1対1交換以上のアドバンテージをいかに生み出すかに尽きるとまで考えています。
それが壊獣だと計算が難しく、逆に楽しそうだなと。
どうやったらアドバンテージが取れるか考えるとワクワクしますね。
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