十二獣デッキレシピ
カード1枚からエクシーズにつなげられるテーマ、十二獣のデッキレシピを考えていきます。
火力が心もとないのが少々気になるところですが、十二獣の方合や炎舞でなんとかしたいところ。
この記事では十二獣のデッキレシピ、回し方、追加するサポートテーマなどについて書いています。
十二獣と相性の良いカード、レイジング・テンペストで追加される新規カードの考察はコチラ。
・【考察】「十二獣」好相性サポートカード 私的評価・考察【レイジング・テンペスト】
・【新規】「十二獣」カードリスト 私的評価考察・相場値段【レイジング・テンペスト】
十二獣
レイジング・テンペストでカテゴリ化される「十二獣」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て地属性・獣戦士族・レベル(ランク)4で統一されている。・引用元:遊戯王カードWiki
十二獣 デッキレシピ
メインデッキ :40枚
エクストラデッキ:15枚
【 モンスター 】17
十二獣モルモラット ×3
十二獣ヴァイパー ×3
十二獣サラブレード ×3
十二獣ラビーナ ×3
十二獣ラム ×3
暗炎星‐ユウシ ×2 ⇔SRベイゴマックス、タケトンボーグ(交換要員、エクストラにインヴォーカーを。)
【 魔法 】16
ブラック・ホール
ハーピィの羽根帚
ゾディアックS ×3
十二獣の会局 ×3
炎舞‐「天キ」 ×3
炎舞‐「天枢」 ×3
炎舞‐「揺光」 ×2
【 罠 】7
神の宣告
神の警告
十二獣の方合 ×3
炎舞‐「天セン」 ×2
【 エクストラ 】15
十二獣ブルホーン ×3
十二獣タイグリス ×3
十二獣ドランシア ×3
十二獣ワイルドボウ ×3
魁炎星王-ソウコ
恐牙狼 ダイヤウルフ
FNo.0 未来皇ホープ
十二獣デッキ 回し方・運用想定
今回のデッキレシピの回し方で最も優先すべきは、「ドランシアを立てて相手ターンに回す」こと。
相手ターンにも除去が打てるドランシアは強力。
例え打点が伸ばせずとも、とにかく先に出すことが重要と考えています。
まあ十二獣モンスターを通常召喚しただけで条件がそろうのでかなり簡単ですね。
十二獣エクシーズの共通効果で適当に1体出し、その上にブルホーンを重ねてサーチ、さらにドランシアを重ねるという流れが基本。
この回し方ならドランシアの素材にレベル4十二獣を残すことができ、攻撃力0の状態を減らすことができます。
ブルホーンでサーチするカードをヴァイパーにしておけば、エクシーズ後にステータスを上昇させられるためなお良し。
頑張れば3枚のヴァイパーをサーチすることも充分可能。
十二獣は比較的打点が上げにくい印象がありますが、ヴァイパーを使えば高打点をたたき出すことができます。
十二獣は炎舞‐「天キ」でサーチでき、同時に十二獣の会局のコストとなるので積極的に使っていきたいところ。
このデッキレシピでは打点を上げられるヴァイパーと素の攻撃力が高いサラブレードの優先度が高いです。
遊戯王カード TRC1-JP044 炎舞-「天・」(スーパーレア)遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION] |
十二獣モルモラット展開ギミックの回し方
十二獣としての基本的な回し方は上述の通りです。
しかし、一番強力なのはモルモラットからの展開ギミック。
ということで、モルモラットを使う場合の回し方を大まかにまとめておきます。
十二獣で一番話題となっているのがこのモルモラット。
このカードを使った展開方法は覚えておきたいところ。
このギミックは出張要員にもなり、エクストラデッキに枠のあるデッキにはたいてい投入可能です。
自分で使わないとしても、回し方を覚えておけば十二獣を相手にしたときにどこを妨害すれば止まるかもわかりやすいと思います。
モルモラットのギミック
①まずモルモラットの上に適当な十二獣エクシーズAを重ね、その上にまた別のエクシーズBを重ねます。
この時点でモルモラットともう1枚を素材とした十二獣エクシーズBが1体います。
②次にモルモラット以外の素材を外してリクルート効果を発動。
その後、モルモラットを素材としてるエクシーズBにもう一度重ねてエクシーズCを出します。
フィールドにはモルモラットともうひとつ素材を持った十二獣エクシーズCが1体と、エクシーズしていないモルモラット1体がいます。
③さらにモルモラットの効果を発動してモルモラットをリクルート。
素材をひとつ持った十二獣エクシーズCが1体とモルモラットが2体並びます。
というのがモルモラットからの回し方の一連の流れ。
①のエクシーズBをブルホーン、②のエクシーズCをタイグリスにするとサーチを挟むことが可能。
このあと一番最後にエクシーズするモンスターをドランシアにしておくと最初に書いた盤面に近づけることができます。
残ったモルモラット2体は通常手順でエクシーズするのに使えます。
たとえばブルホーンやソウコでカードをサーチしたり、フレシアの蠱惑魔やジャイアント・ハンドといった他の汎用ランク4につなげるといった戦法が考えられます。
ソウコの場合は炎舞‐「天枢」で追加のモンスターを召喚するといった方法も。
ちなみに、あえて書きませんでしたがモルモラットは十二獣の会局でリクルート可能。
その場合は召喚権使わずに上記の回し方をスタートさせることができます。
基本的にこのコンボで必要なのはメモルモラット3枚だけ。
(もちろんあれば十二獣の会局を採用した方が良いです。)
先にも書きましたがメインデッキを圧迫せず、他の色んなテーマに出張することも可能です。
十二獣デッキレシピ・構築について
十二獣の会局のコストになったり獣戦士族サポートという関係で炎舞を多めに採用しています。
炎舞‐「揺光」も会局の破壊コストとなるので、今回のデッキレシピではサイクロンやツイン・ツイスターよりも優先しました。
炎舞の枚数もけっこうあるので炎星の出張要員である暗炎星‐ユウシを投入しています。
炎舞‐「天キ」からサーチできるモンスター除去という点が魅力。
(後で考え直したらドランシアだけで充分かも……。)
・【新規】「十二獣」カードリスト 私的評価考察・相場値段【レイジング・テンペスト】
エクストラデッキは十二獣エクシーズのほかに、相性の良さそうなダイアウルフ、ソウコ、FNo.0 未来皇ホープを起用。
十二獣エクシーズはどの配分で採用すればいいか悩みますね。
十二獣デッキの改善案・派生案
今回のデッキレシピはサーチは多いものの、ドローソースがほぼないのが少し心配。
と言っても獣戦士族のドローソースが烏合の行進くらいしか思い当たらないのですけど。
連続エクシーズするため墓地が大量に肥えます。
貪欲な壺を採用すべきでしょうか。
エクシーズモンスターを回収できるという点も魅力。
エクシーズを十二獣で固めている場合は十二獣の方合で充分かもしれませんが、他のカードを採用するなら貪欲な壺も必要だと思います。
ナチュルビーストを出せるようにグローアップ・バルブを採用してもいいかも。
ナチュルビーストとドランシアが並んだ盤面は想像したくありません。
あとは展開札、モルモラット、タイグリス、ブルホーンに熱血獣王ベアーマンを採用することでランク8を狙うことができます。
調べてみると熱血指導王ジャイアントレーナーを狙うという回し方が一般的のようです。(発売前)
ベアーマンを素材にしなければ神竜騎士フェルグラントといったランク8エクシーズも出せますね。
また、後述しますがランク3エクシーズのギミックを採用して、M.X-セイバー インヴォーカーを出せるようにするともっと動きやすくなります。
そして強いかは別として、個人的にはギャラクシー・ウェーブを採用したいところ。
相性考察でも触れましたが、連続エクシーズによるダメージ狙いは楽しそうです。
十二獣とSRベイゴマックスとの相性
十二獣はランク3エクシーズの申し子、SRベイゴマックスと相性が良いようです。
先に書いてしまいましたが、ベイゴマックスとタケトンボーグを投入することでM.X-セイバー インヴォーカーを出せるようになり、活発に動けるようになります。
*ベイゴマックスとの相性や、それ以外に相性の良いカードはこの記事で考察しています。
・【考察】「十二獣」好相性サポートカード 私的評価・考察【レイジング・テンペスト】
ベイゴマックス+タケトンボーグ最大の魅力は召喚権を使わずにインヴォーカーを出せること。
前述したモルモラットからの回し方を使うことで、ブルホーンからサーチした獣戦士族を通常召喚できるのです。
ここから、先に紹介したモルモラットとベアーマンのコンボでランク8エクシーズを狙うことができます。
ベアーマンの代わりに獣戦士族チューナーを投入すればシンクロギミックを採用することも可能。
サーチできるチューナーで縛りがないのはスクラップ・ゴブリンと柴戦士タロ。
十二獣と合わせて6~7シンクロが狙えます。
特にレベル6には獣神ヴァルカンがおり、炎舞‐「天キ」を戻してまた発動できるというのが強い。
この流れからさらに旧神ヌトスが出せ、十二獣エクシーズに破壊効果を付与することができます。
ドランシアの効果で2枚破壊できると考えると強くないですかね?
十二獣を調べていくとインヴォーカー→モルモラットのながれで展開していく回し方が非常に多いです。
そのためインヴォーカーを出せるベイゴマックスとタケトンボーグの2枚はかなり重要なカードであることがわかります。
出張させやすい十二獣ですが、ランク3が出せるテーマにはより出張させやすいとも言えます。
遊戯王カード SPHR-JP001 SRベイゴマックス (スーパーレア)遊戯王アーク・ファイブ [ハイスピード・ライダーズ] |
十二獣メタルフォーゼ型
汎用テーマとして有名なメタルフォーゼとの混合型。
と言っても、この場合はモルモラット、会局とドランシアを筆頭として数枚のエクシーズを投入するようです。
(ヴァイパー3枚のみを採用するデッキレシピも確認しました。)
この二つを合わせるメリットは、Pゾーンのメタルフォーゼを十二獣の会局のコストにできること。
使い終わった会局をメタルフォーゼのP効果のコストにできる点の二つにあると思います。
どちらも表側表示のカードを破壊してサーチやリクルートを行うためかなり相性が良いのではないでしょうか。
・【遊戯王】「メタルフォーゼ」デッキレシピ 私的評価・考察―シャドール混合型―【ザ・ダーク・イリュージョン】
また、この2テーマのほかに獣戦士族Pモンスターであるドラコニアの獣竜騎兵をピン刺ししている構築も良く見られます。
このカードはブルホーンでサーチできるのが優秀。
さらに通常モンスターが戦闘ダメージを与えた際にデッキからレベル4以上の通常モンスターをサーチできるP効果を持っています。
その効果でメタルフォーゼを手札に引き込むことができるのです。
このカードのおかげで十二獣とメタルフォーゼはより相性のいいテーマになりますね。
SR十二獣召喚獣型
十二獣登場の翌月に現れた出張テーマ、召喚獣を投入したデッキレシピ案。
召喚獣の情報が出始めたころはこの構築が話題になっていました。
十二獣も出張要員としてどんなデッキにも組み込みやすいため、出張テーマ同士が組みあうのはある意味必然でした。
*召喚獣のギミック、回し方はコチラで紹介しています。
・【構築】「召喚獣」デッキレシピ 私的評価考察【フュージョン・エンフォーサーズ】
それだけではなく、この両テーマはランク3を組み込めるという理由からも相性が良いです。
十二獣ではインヴォーカー、召喚獣ではリヴァイエールを採用する意味があります。
そのためベイゴマックス+タケトンボーグのギミックを繋ぎにすることができるのです。
また、十二獣は連続エクシーズから墓地が肥えやすく、召喚獣の墓地融合ギミックを使いやすいというのも特徴。
召喚獣は風属性融合のライディーン、地属性融合のメガラニカが比較的使いやすいという点も良シナジーと言えるのではないでしょうか。
召喚獣エリュシオンの融合素材を十二獣のギミックで工面できるというのも。
地味に次元障壁を使われても、残った召喚方法で戦えるっていうのもデカいと思うんですよね。
遊戯王 召喚師アレイスター(スーパーレア) フュージョン・エンフォーサーズ(SPFE) シングルカード SPFE-JP026-SR |
SR十二獣魔術師型
年末に登場する新しい魔術師たちと十二獣を組み合わせようという案。
この魔術師たちは破壊された時に発動する効果を持ち、十二獣の会局を使うことでより能動的に発動することが可能に。
(自壊もできるけど。)
*新規魔術師のデッキギミックはこちらを参照してください。
・【3箱】「ペンデュラム・エボリューション デッキレシピ」回し方・構築についての私的評価考察【魔術師】
魔術師に十二獣を混ぜるメリットして、融合をサーチできるというのがあります。
十二獣ブルホーンで月光黒羊を手札に加えることができ、黒羊の効果で融合を引き込むといった具合です。
これでスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンを出しやすくなるというのが良いですね。
また、SRを混ぜることでシンクロギミックを投入することも可能。
クリアウィング・シンクロ・ドラゴンも出せるようになり、覇王龍ズァークの召喚条件を満たしやすくなるという恩恵も。
真竜・十二獣型
真竜がテーマとして確立されたパック『マキシマム・クライシス』。
発売日に行われた大会で上位に食い込んだことで話題となった『真竜・十二獣』。
地属性で統一された十二獣では「真竜皇リトスアジムD」のコストに困らないというのが大きな特徴です。
また、真竜皇のコストには同じ属性のモンスターを1体以上含めればよく、他の真竜皇を破壊して特殊召喚することも可能。
これにより真竜皇が破壊された時に発動する効果が発動しやすくなり、結果的に純構築にするより回転が速くなります。
上記の効果には蘇生やリクルートを含んだものがいるため真竜皇を展開しやすく、エースモンスターの真竜皇V.F.D.が出しやすい。
真竜のエクストラにはこれくらいしか採用されず、枠の確保も容易。
十二獣の会局で真竜カードを破壊できる。
などのことから非常に相性の良いテーマとなっています。
*真竜のギミックはこちらも参照してください。
・【遊戯王】「真竜」デッキレシピ 回し方・構築についての私的評価考察【マキシマム・クライシス】
遊戯王カード MACR-JP046 真竜皇V.F.D.(アルティメットレア)遊☆戯☆王ARC-V [マキシマム・クライシス] |
恐獣の鼓動
ストラクチャーデッキ『恐獣の鼓動』に収録されるカードとの組み合わせもなかなか。
手札に十二獣の会局とロストワールド、プチラノドンがあった場合、モルモラットの展開コンボに加えて強力なメタ性能を持つエヴォルカイザー・ラギアが並びます。
手順としては、
①ロストワールドを発動してプチラノドンを召喚。トークンを精製。
②十二獣の会局でプチラノドンを破壊し、十二獣モルモラットと魂喰いオヴィラプターをリクルート。この時レベル4恐竜族を墓地へ送る。
③オヴィラプターの効果でトークンを破壊してレベル4恐竜族を蘇生。エクシーズしてラギア召喚。
④モルモラットの展開コンボでドランシアともう1体のエクシーズを並べる。
という感じ。
ドランシアのほかにもう1体妨害系のモンスターを立てられるというのはかなり強力ではないでしょうか。
恐獣の鼓動に収録される新規恐竜族に関しては十二獣が一番相性が良いかなと思ってます。
ただし、ロストワールドを使うとラギアもドランシアも攻撃力が下がってしまうので注意。
*恐獣の鼓動についてはコチラで詳しく紹介しています。
・【3箱】「恐獣の鼓動」デッキレシピ 回し方・構築についての私的評価考察【恐竜族】
ギャラクシー・ウェーブ・ホープ型
完全にネタの域を出ませんが、ギャラクシー・ウェーブを発動し、エクシーズするたびに500ダメージを与えるという案。
ベイゴマックスとモルモラットを起点とした場合、
インヴォーカー→(モルモラットを素材にして)十二獣エクシーズA→十二獣エクシーズB→十二獣エクシーズC→十二獣エクシーズD
とつないでいくと5回エクシーズできます。
前述したモルモラットのコンボを使った回し方をすると、モルモラットが2体と召喚権が1回残っている状態になります。
ここまでで2500ダメージ。
場にはモルモラットが残っているおり、適当にエクシーズすれば3000ダメージまで上がります。
モルモラットのエクシーズ先をソウコにし、炎舞‐「天枢」をサーチ。
残っている召喚権2回で手札からレベル4モンスターを2体出してNo.39 希望皇ホープを出す。
ホープの上にCNo.39 希望皇ホープレイ→SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニングと重ねていけば、合計で4500ダメージになります。
エクストラデッキをものすごく圧迫しますが、決まれば楽しそう。
ちなみに、ギャラクシー・ウェーブは1回500ダメージのため、エクストラ15枚の都合で7500ダメージ止まり。
どうやっても1キルはできません。
とは言ってもガガガガンマンを使うなど、回し方を工夫すればなんとかなるかもしれませんね。
十二獣への対策
発売からしばらくして、十二獣が大会で成績を残すようになってきました。
特にモルモラットからの展開コンボは、エクストラデッキに枠のあるテーマならどこにだって採用することができるのは脅威の一言。
ということで、最近話題の十二獣への対策を考えていきます。
(まぁ、最後はなんやかんや次元障壁という結果になりそうですが。)
特殊召喚させない
どんなテーマにも言えることですが、まずは特殊召喚させないことが重要。
その点を考えるとダントツなのが堕天使。
クリスティアや虚無魔人を何としても出す構築が一般的で、先出ししてしまえばエクシーズテーマの十二獣は手も足も出ません。
・【遊戯王】「堕天使」デッキレシピ 私的評価・考察【デステニー・ソルジャーズ】
ただ、堕天使も同じ環境にいるハズなのに大会結果を残せていないことを考えると、やっぱり展開負けしてるみたいですね。
汎用カードでいえば、先に挙げた次元障壁や虚無空間はどんなデッキにも組み込みやすいですね。
次元障壁はやっぱり強い。
次に相手が先攻で、こちらがエフェクト・ヴェーラーを打つタイミング。
これはインヴォーカーの効果を発動した時か、タイグリスを出されたあたりがベターだと思います。
インヴォーカーはモルモラットのリクルートを止めるため、タイグリスは墓地のモルモラットを素材にされると厄介だからです。
まあヴェーラーで対策しようとすると、手札に会局があった場合に展開が途切れない可能性もあります。
できればこちらが先攻を取って罠による対策を講じておきたいところ。
遊戯王カード TRC1-JP047 虚無空間(スーパーレア)遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION] |
ゴキブリ
特殊召喚対策と言えば増殖するG。
十二獣は特殊召喚を多用するため増殖するGによる大量ドローが可能です。
が、しかし。
十二獣には暗黒のマンティコアによる特殊召喚ループという回し方が存在し、投入されていた場合はコチラがデッキ切れで負けてしまいます。
採用されていたとしてもメインで投入されることはないと思いますが……。
そっちよりも確実なのは、エクシーズへの対策ができる飛翔するG。
相手の特殊召喚に反応して送り付けることができ、場にあるとエクシーズができなくなるデメリットを持つカードです。
なんでも、十二獣対策用のカードとして高騰しているとか。
基本的にはエクシーズしか使わない十二獣に対して、このカードがかなり効くようです。
先攻で打てるまともな対策がこれくらいしかないっていうのもありますね。
裏側守備にするカード
エクシーズの際には必ず表側表示である必要があり、月の書や皆既日蝕の書で裏返してしまえば何もすることはできません。
特に皆既日蝕の書は対象を取らず、サクリファイスエスケープで逃げるようなカードに対しても有効。
十二獣にはそういったカードはありませんが、最近のカードはそういったものが多く、書いてる人は皆既日食の書を推しています。
純粋な十二獣対策ならば、ドローさせない月の書の方がいいかもしれません。
遊戯王カード SD29-JP034 皆既日蝕の書(ノーマル)遊戯王アーク・ファイブ [STRUCTURE DECK -マスター・オブ・ペンデュラム-] |
召喚反応型罠
何度も書いていますが、十二獣はモルモラットから複数体のエクシーズをならべるという回し方が強力。
ただ、この回し方はモルモラットが1体でも墓地へ落ちるとコンボが途切れてしまうという弱点も。
十二獣自体は止めるところを間違えなければそこまで脅威ではないように思います。
モルモラットが出た時点で神の宣告などで処理してしまえば、そこまで展開されないのではないでしょうか。
(まぁタイグリスなんかで回収されることもあるので絶対ではありませんが。)
モルモラットを使われたかったとしても、十二獣は元々特殊召喚を多用し、総じて発動機会の多い召喚反応型の罠は効くと思います。
それゆえ蠱惑の落とし穴なんかは効きそうです。
また、展開されたらされたで激流葬で一気に流してしまうという手も。
これは相手のエクストラデッキにも大打撃。
展開しきった後に打つことができればかなり優位な状況を作ることができます。
いまのところ、書いてる人は「十二獣対策はモルモラットさえ墓地へ送ってしまえばあとは何とかなるのでは?」と考えています。
しかし十二獣には専用の貪欲な壺である十二獣の方合があります。
これでモルモラットなどを回収されると危険なため、できれば除外したいところ。
そこで良さそうだったのが、連鎖除外。
攻撃力1000以下のモンスターが場に出た時に発動し、同名カードをすべて除外するというカード。
モルモラットを全部除外してしまえばほぼ勝負は決したようなもの。
全体除去
先にも少し書きましたが、展開しきったところに激流葬などの全体除去をブチ込むのも有効打。
それゆえ、最近は妨げられた壊獣の眠りが話題です。
大量展開されても1枚で流すことができ、後続もリクルートできるため超強力。
ブラック・ホールを4枚積めると考えるだけでも強いですし、発動に必要な壊獣も除去手段として有用。
というか、大会結果を見ていると十二獣に上記壊獣ギミックを投入している構築も多いようです。
*壊獣の出張ギミックはコチラでも紹介しています。
・【構築】「壊獣」デッキレシピ 私的評価・考察【EXTRA PACK 2016】
遊戯王カード EP16-JP030 妨げられた壊獣の眠り(レア)遊☆戯☆王ARC-V [EXTRA PACK 2016] |
最後に
先日友人と十二獣を使って遊びましたが思ってたより打点が伸びますね。
ブルホーンから連続サーチでヴァイパーを手札に加えられるのがなかなか強力でした。
十二獣、最初は正直そこまで強いとは思っていませんでした。
しかし、十二獣は調べれば調べるほどに強力な様子。
これはワンチャン環境入りもある……のか?
う~ン、クリスタルウィングもインフィニティも出せないとなると厳しいような……。
そうは言ってもKozmoは純構築でエクストラに頼らない型が主流のようですし、ネタテーマだと思ってた超量のように環境へ食い込むこともあるのでわかりませんね。
追記:とかなんとか言ってたら十二獣大流行り!
何度か触れましたが出張要員としてもモルモラットが非常に強く、メインデッキを圧迫せずに投入できるのが強み。
やっぱりエクシーズテーマはヤバイ……。
環境デッキのほとんどに十二獣が採用されていて規制待ったナシ!
ではありますが、デッキレシピを見ているとちゃんと十二獣を入れることにメリットがあるものが多くて驚いています。
たとえば、ベイゴマックスなんかは本来シンクロで使われるべきカードなのにエクシーズで使われていると「なんだかなぁ」と思ってしまいます。
でも十二獣はちゃんとエクシーズして、ブルホーンからのサーチや、十二獣の会局で破壊することに意味を見出して採用されている感があるんですよね。
ただ強いから採用! って感じじゃないのがすごく好感が持てます。
まぁでも採用されまくってるからやっぱり制限かけられるかな……。
モルモラット準制限とヴァイパーあたりを規制すれば止まると思うんですけど……。
・【考察】「十二獣」好相性サポートカード 私的評価・考察【レイジング・テンペスト】
・【新規】「十二獣」カードリスト 私的評価考察・相場値段【レイジング・テンペスト】
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