幻界突破!
3年前となる2014年、幻竜族であるメタファイズは同じ種族である竜星と一緒に登場しました。
それ以降、幻竜族、というか竜星はちょくちょく追加されましたが、メタファイズがテーマとして確立することはありませんでした。
そのメタファイズが『サーキット・ブレイク』でようやくテーマとして自立します。
除外に関する効果を主軸とし、大型モンスターを操りながらもトリッキーな動きをするテーマとなりました。
この記事ではやっとカテゴリ化したメタファイズの新規カードについて考えていきます。
メタファイズと相性の良いカードについてはこちらで紹介していますので合わせてお読みください。
・【厳選!】「メタファイズ」と相性の良いカード・テーマの私的評価考察【サーキット・ブレイク】
メタファイズ
CIRCUIT BREAKでカテゴリ化される「メタファイズ」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て光属性・幻竜族で統一されている。・引用元:遊戯王カードWiki
メタファイズってどんなテーマ?
メタファイズに属するモンスターは、すべで既存のカードをリメイクしたもので光属性・幻竜族で統一されています。
登場したのは数年前ですが、『サーキット・ブレイク』でようやくテーマとして確立しました。
そして、メタファイズ最上級効果モンスターは以下の共通効果を持つのが特徴です。
(2):このカードが除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。(カード毎の固有効果)
発動タイミングが若干遅いような気もしますがどこから除外しても発動することができるのは大きな強み。
例えば封印の黄金櫃でピンポイント除外、マクロコスモスなどで墓地へ送られるカードを除外させるといった戦法を取ることができます。
マクロコスモス+隣の芝刈りで大量除外できたら面白そう。
・【厳選!】「メタファイズ」と相性の良いカード・テーマの私的評価考察【サーキット・ブレイク】
これに加え、最上級メタファイズは、テーマ内のモンスターの効果によって特殊召喚された場合に発動する効果があります。
全体除去系の効果が多く、発動できれば大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。
魔法・罠は除外に関する効果がついており、②の共通効果をサポートできます。
サーチ効果を持ったメタファイズ・ネフティスがいますし、フィールド魔法のためテラ・フォーミングでも回収可能なので盤面を整えるのはさほど難しくなさそうですね。
最上級モンスターの効果は発動が難しいようにも思いますが、うまく使えれば強力なものが多いです。
『発動条件の厳しさと発動後の豪快なパフォーマンス』というのは大型モンスターテーマの醍醐味。
メタファイズはカードゲームしてる感じがあっていいですね。
メインモンスター
《メタファイズ・ラグナロク》
光属性・幻竜族の下級チューナー。
召喚・特殊召喚に成功した場合に除外と自己強化を行う効果、戦闘ダメージを与えた時にメタファイズをリクルートする効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 7月15日 | 7月22日 | 7月29日 |
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神竜ラグナロクのリメイクモンスター。
リメイク前の神竜ラグナロクは、昔ロード・オブ・ドラゴン軸のブルーアイズを作っていた時にお世話になりました。
メタファイズになってからは召喚時に除外する効果とメタファイズモンスターのリクルート効果を持っています。
召喚時に除外でき、ランダムではありますがメタファイズの発動をサポートできます。
メタファイズは除外されてもデッキに戻るのでデッキ切れになる心配がなく、終盤になるごとに発動の打率が上がっていくというのが面白いですね。
リクルート効果は戦闘ダメージを与えた場合に発動します。
メタファイズ最上級モンスターの効果を発動するためにはメタファイズモンスターの効果で特殊召喚する必要があります。
今のところ、特殊召喚効果を持ったカードはラグナロクとタイラント・ドラゴンしかいませんのでかなり重要なカードです。
《メタファイズ・ダイダロス》
光属性・幻竜族の最上級モンスター。
メタファイズモンスターによって特殊召喚された場合に自身以外の特殊召喚されたモンスターを全て除外する効果、除外された次のターンのスタンバイフェイズに除外されている自身をデッキに戻すことでデッキから同名カード以外のメタファイズを除外する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 7月15日 | 7月22日 | 7月29日 |
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海竜-ダイダロスのリメイクモンスター。
リメイク前のダイダロスは中学生くらいの時に当てて喜んだ記憶があります。
メタファイズ化したダイダロスは全体除外とデッキのカードを除外する効果が付きました。
全体除去は出せたらめちゃくちゃ強い。強いですが発動条件がかなり厳しい。
まあそれを言ってしまったらメタファイズの効果は全部そうですが。
②の除外は黄金櫃とメタファイズ・タイラント・ドラゴンと組み合わせると次の自分のターンに特殊召喚できるので狙っていきたいところ。
・黄金櫃でダイダロスを除外→相手ターンにダイダロスの効果でタイラント・ドラゴンを除外→自分のターンにタイラント・ドラゴンで特殊召喚
という流れです。
《メタファイズ・ネフティス》
光属性・幻竜族の最上級モンスター。
セットされた魔法・罠カードを除外する効果、除外された場合、次のスタンバイフェイズにメタファイズをサーチする効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 7月15日 | 7月22日 | 7月29日 |
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ネフティスの鳳凰神のリメイクモンスター。
鳳凰神はユベル第二形態と組み合わせて全体除去を繰り返すデッキを作ってました。
リメイク後はセットカードの全体除去とサーチ効果が追加。
メタファイズのサポートカードはフィールドと永続罠なのでネフティスで除外する心配はありません。
黄金櫃→メタファイズ・ダイダロス→メタファイズ・ネフティスと除外していくことで自分のスタンバイフェイズに除去が打てればベスト。
サーチ効果は除外されるのが条件なので、黄金櫃を使えば実質2枚サーチが可能。
メタファイズ・ネフティスはレベル8なのでトレード・インのコストにするのもよさそうです。
《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》
光属性・幻竜族の最上級モンスター。
メタファイズモンスターによって特殊召喚された場合に罠耐性と連続攻撃を得る効果、除外された次のターンのスタンバイフェイズに除外されている自身をデッキに戻すことで手札のメタファイズモンスターを特殊召喚する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 7月15日 | 7月22日 | 7月29日 |
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タイラント・ドラゴンがメタファイズ化したモンスター。
タイラント・ドラゴンだけはびっくりするくらい思い出がありません。
小学生のころの友達が使っていたような……。
リメイクしてからは罠無効と連続攻撃、特殊召喚効果が付与されました。
連続攻撃も罠無効も頼もしい効果ではあります。
しかし、メタファイズというカテゴリで観た場合は魔法・罠の全体除去が既にあり、かみ合っているかというと微妙な気がします。
そちらよりも注目は特殊召喚効果。
メタファイズにおける数少ない特殊召喚ルートなので積極的に使いたい効果です。
魔法・罠
《メタファイズ・ファクター》
フィールド魔法。
上級メタファイズをリリースなしで召喚可能にする効果、メタファイズモンスターの発動に対してチェーンされない効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 7月15日 | 7月22日 | 7月29日 |
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①の効果でリリースをなくせるので大型モンスターを簡単に出すことができます。
エンドフェイズに除外されますが、メタファイズの共通効果のトリガーとできるため悪くありません。
②の効果はメタファイズの効果にチェーンできなくする効果。
メタファイズはダイダロスやネフティスの効果でアドバンテージを取っていくため、それが安全に通せるようになるメリットは大きいのではないでしょうか。
《メタファイズ・ディメンション》
永続罠。
除外されているメタファイズを特殊召喚する効果、メタファイズが除外された場合に相手のカードを除外する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 7月15日 | 7月22日 | 7月29日 |
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除外ゾーンから特殊召喚できますが、メタファイズの共通効果はデッキに戻さなければ発動しないため微妙に相性が悪い。
しかし、メタファイズモンスターはステータスが高いので壁としては十分な役割を果たせそう。
②の除去効果は非常に強い。
どの場所から除外されても発動するので、黄金櫃やメタファイズ・ラグナロクが除去を持っているのと同等の性能になります。
メタファイズ 新規まとめ
メタファイズは大型モンスターが中心のわりにトリッキーな動きをしそうですね。
メタファイズ・ラグナロクから除外して効果を発動させるのが面白そう。
ランダム要素の強いカードって意外と楽しいんですよね。
全体除去が多く派手さがありながらもテクニカルなプレイングが要求されそうなメタファイズ。
構築も対戦も楽しみなテーマです。
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