無敵の騎甲虫隊
例年この時期は海外で先行登場していたテーマが日本にやってきます。
今年は昆虫族テーマの『ビートルーパー』。
どうやら昆虫族を全体的に強化するテーマのようですが、果たしてその力はいかに!?
この記事では『ワールドプレミアムパック2022』新規カードの考察や相性の良いカードを紹介しています。
新規カードを使ったデッキレシピ・展開パターンはこちらの記事で紹介しているので構築の参考にどうぞ!
アンケート
#ワールドプレミアムパック2022 に収録される #ビートルーパー でデッキを組む?
*母数を増やしたいのでRTしてもらえると助かります
#遊戯王好きと繋がりたい— 昔の遊戯王ブログ (@mukasinoyuugiou) September 3, 2022
ビートルーパー
WORLD PREMIERE PACK 2022でカテゴリ化される「ビートルーパー」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て昆虫族で統一されている。・引用元:遊戯王カードWiki
特殊召喚・融合・リンク!なんでもござれの戦闘集団ビートルーパー!
ビートルーパーは昆虫族で統一されたモンスター群で、属するモンスターは昆虫族に関連する効果を持っているものが多いです。
昆虫族らしく展開効果が多い反面、一部モンスターは昆虫族しか特殊召喚できないデメリットを持つものも。
下級モンスターでは、同名カードをリクルートできる騎甲虫スカウト・バギーが強い。
ビートルーパーにはエースと呼べるモンスターが3体もいるのが特徴のひとつ。
それぞれ、特殊召喚モンスターの重騎甲虫マイティ・ネプチューン、融合モンスターの超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス、リンクモンスターの大騎甲虫インヴィンシブル・アトラスとなっております。
マイティ・ネプチューンは毎ターン1000パンプアップと実質的な破壊耐性持ち。
アブソリュート・ヘラクレスは4000打点という破格の攻撃力と効果耐性、特殊召喚効果。
インヴィンシブル・アトラスは対象・効果破壊耐性、リクルート効果及び最大5000打点。
という感じ。
エースの平均打点が高めで耐性持ちのため、場もちが良いのが魅力ですね。
ビートルーパー魔法・罠も展開効果が多め。
特にトークンを出すものが多く、リンク召喚との相性は良さげ。
個人的にはコストにしたモンスターの攻撃力1000につき1体のトークンを生成できる騎甲虫歩兵分隊が好き。
攻撃力5000になったインヴィンシブル・アトラスをコストにすれば、さらに5000分のダメージで追撃できます。
また、モンスター効果を無効にできる騎甲虫空殺舞隊が強い。
インヴィンシブル・アトラスから騎甲虫スティンギー・ランスをリクルートすることでサーチできるので、耐性持ちを展開しつつ妨害札を構えることができます。
総評として、「強力な汎用昆虫族サポート」という感じ。
スカウト・バギーと昆虫族2枚から、耐性持ちのインヴィンシブル・アトラスと、モンスター効果を無効にできる騎甲虫空殺舞隊を張れるので悪くありませんね。
どんな昆虫族にでも出張できそうなので、組み合わせによっては化ける可能性も。
実際海外ではけっこう成績良いみたいですね。
ビートルーパーと相性の良いカード
昆虫族の展開札
まずはビートルーパーでも使える昆虫族の特殊召喚効果を持ったモンスターやリクルーター、つまり展開札の紹介。
昆虫族の汎用サポートはこちらでもまとめているため、構築のヒントになれば。
昆虫族の展開札として代表的なのは、自身を特殊召喚できるデビルドーザー。
墓地から2体の昆虫族を除外する必要がありますが、ビートルーパーの場合はマイティ・ネプチューンの特殊召喚条件を満たすためにも活躍できます。
下級昆虫族ではギャラクシー・ワーム、電子光虫-レジストライダーあたりの使い勝手が良さげ。
どちらもレベル3のため、スカウト・バギー等と共にNo.3 地獄蝉王ローカスト・キングのエクシーズ素材となれます。
ビートルーパーの登場弾にはレベル4チューナーの竜咬蟲もおり、展開効果と合わせてシンクロギミックも採用可。
テーマレベルではB・Fの展開力が高く、ビートルーパーのリンク召喚を補助してくれるでしょう。
こちらもシンクロギミックが主軸のため、シンクロモンスターも一応採用できます。
B・Fをサーチできる毒針のニードル、特殊召喚効果を持った必中のピン、B・F-連撃のツインボウ、蘇生効果を持つ早撃ちのアルバレストあたりが有用。
昆虫族のサーチャー
続いて昆虫族のサーチ要員。
筆頭は墓地に送られた場合にレベル5以上の昆虫族をサーチでき、除外された場合に昆虫族を墓地へ送れる共振虫です。
リンク召喚などで墓地へ送られてもサーチ効果が使えるのが大きな強み。
ビートルーパーはレベル5以上のモンスターが比較的多く、サーチ対象が多いです。
昆虫族的にはデビルドーザーを引っ張ってこれる点も見過ごせませんね。
墓地肥やし効果はゴキポールを墓地に送ることでレベル4昆虫族をサーチ可能。
これで応戦するGを手札に加えておけば、妨害札を構えつつ戦うことができます。
共振虫の除外方法はデビルドーザーのコストや封印の黄金櫃が使えるので、そこまで使い勝手が悪いということはないでしょう。
エクストラデッキの昆虫族
そしてお待ちかねのエクストラデッキ。
今回はNo.3 地獄蝉王ローカスト・キング、甲虫装機 ピコファレーナ、熾天蝶を挙げておきます。
特にビートルーパーではスカウト・バギーのおかげでランク3が出しやすく、ローカスト・キングの優先度は高いと考えています。
ピコファレーナは効果を使うために3体のモンスターを並べなければなりませんが、共振虫をデッキから装備させて何らかの素材とすることで、共振虫の効果を使うことができます。
ビートルーパーは展開札が多く、3体の展開はそこまで難しくないように思います。
その他
その他のギミックとしては寄生虫パラノイド+超進化の繭+究極変異態・インセクト女王のセット。
パラノイドは防御札としてけっこう優秀で、レベル7以上の昆虫族を召喚条件を無視してリクルートできるので、マイティ・ネプチューンを出す手段としても使えそう。
超進化の繭はパラノイドと組み合わせるととんでもないアドバンテージを生み出す強力なカード。
ピコファレーナとの相性も良いのが利点ですが、サーチ手段が少ないのが欠点。
インセクト女王はまあ趣味寄りのカードです。
寄生虫パラノイドと超進化の繭あたりまではビートルーパーでも使えるんじゃないかなあと考えています。
あと、ビートルーパーは一部カードに昆虫族しか出せなくなる縛りがあるため種族統一デッキになってしまいますが、逆に群雄割拠を採用できるという点はメリットでしょう。
リンク召喚軸昆虫族のワンキルコンボ
最後にウィキで見つけたリンク召喚軸昆虫族のワンキルコンボを要約してみます。
これはビートルーパーでも応用できそう。
- 条件:フィールドに甲虫装機 ピコファレーナと昆虫族モンスター1体ずつを並べる。
- 結果:フィールドに攻撃力5300のアクセスコード・トーカーとデビルドーザーが並ぶ。
- ピコファレーナで昆虫族モンスターに共振虫を装備。
- ピコファレーナ+共振虫を装備した昆虫族でリンク3を出し、共振虫でデビルドーザーをサーチ。
- 共振虫を含むモンスター2体を除外してデビルドーザー特殊召喚。共振虫でゴキポールを墓地へ送り、ジャイアントワームを引き込む。
- ジャイアントワームを特殊召喚し、リンク3のリンクモンスターを素材にアクセスコード・トーカーをリンク召喚。
これでフィールドにアクセスコード・トーカーとデビルドーザーが並ぶので攻撃力の合計は8100。
アクセスコードで露払いもできるので、ワンキルの可能性は高そうです。
ビートルーパーの場合、展開力が高いのでピコファレーナと昆虫族1体を並べるのは難しくないでしょう。
昆虫族縛りが多少気になりますが、手順②で出すリンク3を熾天蝶にすればとりあえず問題ありません。
または、アクセスコードを出さずに大騎甲虫インヴィンシブル・アトラスにするという手も。
そうすると手順③で引き込むカードを騎甲虫アサルト・ローラーにできるのがちょっとうれしい。
ただし、インヴィンシブル・アトラスの打点を上げても合計攻撃力7800と少し足らず、コストとしてもう1体展開しなければならないので余計な手間がかかり、露払いもできないという……
う~ん、アクセスコードを出したほうがやはり無難でしょうか?
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