堕天使デッキレシピ
堕天使のデッキレシピを考えていきます。
作った感じ、ストラクチャーが出たころのブルーアイズといった感じで、大型モンスターがポンポコ出せそうです。
この記事では、書いてる人がつくった堕天使デッキレシピや回し方、構築と、大会で成績を残したデッキレシピを比較して研究していきます。
堕天使と相性が良いカード、新規カードはコチラを参照
・【考察】「堕天使」好相性サポートカード 私的評価・考察【デステニー・ソルジャーズ】
・【新規】「堕天使」カードリスト 私的評価・考察―堕天使ルシフェル、堕天使の追放など―【デステニー・ソルジャーズ】
堕天使
ブースターSP-デステニー・ソルジャーズ-でカテゴリ化される「堕天使」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て闇属性であり、悪魔族の《堕天使マリー》を除いて天使族である。・引用元:遊戯王カードWiki
新規堕天使 デッキレシピ
メインデッキ :40枚
エクストラデッキ:11枚
【 モンスター 】21
堕天使ルシフェル
堕天使イシュタム ×3
堕天使テスカトリポカ ×3
堕天使マスティマ ×2
堕天使アムドゥシアス ×3
堕天使スペルビア ×2
堕天使ゼラート
ヘカテリス ×2
終末の騎士
ダーク・グレファー
増殖するG
クリバンデット
【 魔法 】14
ハーピィの羽根帚
ブラック・ホール
おろかな埋葬
終焉の焔 ×2
堕天使の追放 ×3
堕天使の戒壇 ×3
神の居城‐ヴァルハラ ×3
【 罠 】5
神の宣告
神の警告
背徳の堕天使 ×2
魅惑の堕天使
【 エクストラ 】11
No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン
超弩級砲塔列車グスタフ・マックス
No.9 天蓋星ダイソン・スフィア
No.22 不乱健
No.62 銀河眼の光子竜皇
銀河眼の光波竜
No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー
No.107 銀河眼の時空竜
神竜騎士フェルグラント
真紅眼の鋼炎竜
ライトロード・セイント ミネルバ
遊戯王カード TRC1-JP016 堕天使スペルビア(スーパーレア)遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION] |
動かし方・運用想定
墓地と手札から大型モンスターを呼び出すことを軸とし、アタッカークラスをドゥンドゥン展開して制圧することを目標としたデッキレシピ。
難しいことを考えずに戦えるのが良いところ。
手札からは神の居城‐ヴァルハラ、墓地からは堕天使の戒壇で堕天使を降臨させます。
どちらもサーチカードがあるため引き込むのは容易いはず。
あとは堕天使の共通効果やサポートカードを駆使し蹂躙していくだけ。
このデッキはテーマ内で完結しているため、シンクロやエクシーズなどの複雑な手順は踏まずシンプルな戦い方ができます。
可能なら終焉の焔や、スペルビアをリリースしてルシフェルを出すことも狙っていきましょう。
ルシフェルを召喚する場合はリクルート対象に必ず堕天使ゼラートを含め、全体除去からのワンキルを目指します。
相手フィールドにモンスターが2体以上いれば、ルシフェル+ゼラート+αで8000以上のダメージが与えることができます。
ここまでできればワンキル圏内と言えるでしょう。
・【新規】「堕天使」カードリスト 私的評価・考察―堕天使ルシフェル、堕天使の追放など―【デステニー・ソルジャーズ】
デッキレシピ・構築/テーマ外サポートなど
今回のデッキレシピで採用した堕天使の優先順位は、
①ドローソース
②手札で腐らない
といった感じ。
堕天使イシュタムは墓地を肥やせる闇の誘惑として使えるため、堕天使デッキでは3積み必須と考えています。
堕天使の追放でサーチすることもでき、個人的にドローソースはこれで充分ゆえ、闇の誘惑は不要そう。
*……と思っていましたが、大会デッキレシピを調べてみるとトレード・インや闇の誘惑といったドローソースを大量投入して、手札を一気にそろえるのが大会デッキレシピの主流のようです。
最近はサーチが主流で不確定要素の多いドロー系のカードは逆風だったように思います。
しかし、堕天使のおかげで大量に積めばいまだに脅威ということが証明されました。
話を戻して、
堕天使ルシフェル、ゼラートは手札で腐る可能性があったため少なめ。
必要なら堕天使の追放でサーチでき、枚数は少なくても大丈夫だと思います。
必須枠
そういうワケでこのデッキレシピには堕天使の追放も3積み必須ですね。
サーチ先で除去、蘇生、ドローソースと様々なカードになるので積まない理由はないと思います。
堕天使イシュタムと堕天使の追放は堕天使デッキのキーカード。
3積みは必須といえるでしょう。
その他堕天使サポートは堕天使の戒壇だけ多めに採用しています。
このデッキレシピでは墓地と手札からの特殊召喚を狙うため、展開カードを多めにしてみました。
しかし、虚無空間などといった特殊召喚を妨害するカードがあると詰んでしまう可能性が高いです。
背徳の堕天使は3積みした方がよかったかもしれません。
テーマ外サポート
テーマ外サポートを見ると、堕天使は手札消費が激しそうなので増殖するGを投入しました。
ハンドアドバンテージは、堕天使の共通効果で堕天使の追放を連続で使えば取れます。
しかしそれ以上に手札が減っていきそうなので、速攻で勝負を決めるのが良いと思います。
墓地肥やしは闇属性のお供、終末の騎士、堕天使の古株ダーク・グレファー。
そしてクリバンデット。
終末の騎士とダーク・グレファーはピンポイントで墓地へ送れるのが魅力です。
一方でクリバンデットは一度に大量に肥やせること、堕天使魔法罠も一緒に墓地へ送れることがメリット。
どちらも長所と短所があり、ここの枚数は調整案件。
・【考察】「堕天使」好相性サポートカード 私的評価・考察【デステニー・ソルジャーズ】
遊戯王カード CPL1-JP002 クリバンデット(レア)遊戯王アーク・ファイブ [コレクターズパック 伝説の決闘者編] |
レシピの改善案
実際に作ってみた感想、ネットで調べた改善案などを書いていきます。
旧堕天使デッキレシピからの改善案
過去の堕天使デッキレシピを調べると、光と闇属性モンスターが多くなるのでカオス・ソルジャー-開闢の使者-を投入したカオス型。
ヴァルハラやスペルビアを経由した大天使クリスティア、アテナ投入型。
マスター・ヒュペリオン、神秘の代行者アースなどを投入した代行天使型などが見られました。
どの型もレベル8が主体で、トレードインやランク8エクシーズが使えるようにしてあるようです。
あと死皇帝の陵墓も入ってました。
新しい堕天使デッキはライフコストを多用する関係で死皇帝の陵墓との相性は悪いかもしれません。
しかし、終焉の焔などと違って使い切りにならないのが高評価。
テラ・フォーミングでサーチすることもできますし。
公式デッキレシピサンプルとネットの情報
公式のサンプルデッキレシピを見ると、ドローソースとしてアドバンスドローやトレード・インが入っています。
次々と手札を入れ替えて速攻で手札を整える感じでしょうか。
堕天使はドローソースのコストとして使えるカードが多いのも特徴かもしれませんね。
ネットで情報を集めていると名推理との相性が良い様子。
堕天使はレベルにばらつきがあるため特殊召喚しやすく、堕天使サポートを複数枚墓地へ送れる可能性があるとか。
墓地肥やしと展開を同時に行えるというのはたしかに相性よさそうです。
デッキ構築後に見えた改善案
今回のデッキ構築に関しては、前述したようにハンドアドバンテージ獲得が難しいため増殖するGや貪欲な壺で対策すること。
墓地肥やし要員としてクリバンデットやカードガンナーを追加するなどが考えられます。
墓地肥やしに関しては後年に登場したKozmoと相性の良いカードも参照。
・【考察】「Kozmo―コズモ―」好相性サポートカード 私的評価・考察【EXTRA PACK 2016】
そして、堕天使の共通効果を使うためのライフ回復ギミック。
ダメージを食らわなければ最低7回は使うことができますが、やっぱり少しくらいは入れておいた方が良いと思います。
堕天使は攻撃力が高いため、デストラクト・ポーションや神秘の中華鍋はアリ。
アロマで使用したドレインシールドも良さそうです。
ただ公式デッキレシピサンプルを見ると、回復カードが一枚も入ってないんですよね……。
回復せずに速攻で勝負を決めろということかもしれません。
ライフ回復ギミックについて友人と話したところ、いっそのことライフポイントを払い続けて、チキンレースでトドメを防ぐという案が出ました。
相手に破壊されてしまう可能性もありますが、ドローソースとしても使えますし、悪くない選択肢かなと思います。
たまに間違えますが、チキンレースでは堕天使のコストを払う効果を踏み倒せないので注意。
大会入賞デッキレシピとの比較
新規堕天使を投入した大会入賞デッキレシピを拝見すると、トレード・インや闇の誘惑をガン積み。
さらに堕天使イシュタムを加えた圧倒的なドロー加速で一気に手札をそろえるのが重要なギミックのようです。
闇の誘惑では墓地肥やしができないため微妙だと思っていましたが、単純なドローソースとしてはやはり優秀なようですね。
これらのドローソースによって手札に引き込むのは、虚無魔人や大天使クリスティア。
特殊召喚を封じるカードをいち早く立て、相手の動きを阻害する戦術です。
堕天使デッキとの相性
クリスティアはスペルビアを経由することで堕天使の戒壇で特殊召喚できます。
元から召喚権が余りがちなテーマゆえアドバンス召喚から虚無魔人を出すことも可能。
さらにクリスティアは、墓地に天使族が4体のみの場合に特殊召喚できる能力を持ち、自身の効果で場に出すことも。
堕天使デッキは手札から墓地へ送って発動する効果が多く、堕天使アムドゥシアスで枚数調整ができるのも相性バツグン。
こうしてクリスティアの発動条件が満たされるのです。
ちなみに、この効果でクリスティアを出すと墓地の天使族をサルベージできますので、アド厨的にもオイシイ……。
去年の大会ではエクストラ封じの帝デッキが一時隆盛しました。
しかし、大天使クリスティアはエクストラデッキだけでなく、全ての特殊召喚を防ぐことができ、これが環境に食い込むのは納得できる結果です。
・カテゴリ:真帝王降臨
大会レシピと相性の良さそうなカード
大会デッキレシピの内容から、相性の良さそうな構築を考えてみます。
大天使クリスティアやトレー・ドインが3積み採用圏内であることから、カオス・ソルジャー-開闢の使者-を投入したカオス型にするのもよさそう。
下級モンスターを昇霊術師 ジョウゲンにすれば、光属性を確保したうえで虚無魔人と似たような挙動ができます。
虚無魔人は打点の高さや闇の誘惑に対応しているという点も優秀なため、やっぱり虚無魔人の方がいいかもしれませんけど。
クリスティア・虚無魔人への対策
今回調べた大会デッキレシピでは、クリスティアが3積みされていることが多かったです。
自分の特殊召喚まで防いでしまうのは堕天使デッキではキツイと思っていましたが、それ以上に特殊召喚メタが効くようですね。
クリスティアが先攻1ターン目から出される危険性を考えると罠による対策は難しいかもしれませんね。
対策は手札誘発のモンスターカードか、後攻1ターン目に魔法カードで除去するしかなさそう。
打点(パンプアップ)やモンスター効果で処理できないのは、背徳の堕天使で除去されてしまう可能性が高いからです。
それがないなら、ペンデュラムデッキではエキセントリック・デーモンが有用ではないかと思っていました。
ただやっぱり、堕天使デッキ相手だと背徳の堕天使で発動前に破壊されてしまうでしょう。
モンスター効果で処理できないとなると、地砕き、ブラックホールといった魔法カードによる除去しかありません。
ちなみに、クリスティアや虚無魔人が立っているときは壊獣によるリリースや妨げられた壊獣の眠りによる除去はできません。
特殊召喚自体が妨害されているのでダメ、ということみたいですね。
・【構築】「壊獣」デッキレシピ 私的評価・考察【EXTRA PACK 2016】
色々考えてみましたが、マジェスペクターあたりなら堕天使に対抗できそうなんですけどね。
サーチからの除去でクリスティアを処理できるし。
クリスティアは打点が高いのでハンマーシュートでも入れる?
汎用でできる対策カード
手札から出される場合もあり、確実に防げるわけではありませんが、クリスティアが墓地に送られたらD.D.クロウで除外してしまうのもよさそう。
アドバンス召喚で出されたり、墓地を経由しない虚無魔人には効きませんが、汎用カードで打てる対策のひとつにはなりそうです。
クリスティアへの対策を友人と相談した結果、『皆既日蝕の書や、闇の護封剣で裏返す』という案が出ました。
色々考えましたがこれが非常に効果的なように思います。
裏側守備標示にしてしまえばいつも通り特殊召喚ができるようになるという単純な理屈。
展開さえできればあとは簡単に突破もできるでしょう。
皆既日蝕の書はダークロウやユニコールの影霊衣への対策としても有名。
フィールドにいるだけで常時効果を発動しているタイプのモンスターにはけっこう効きます。
裏側にするなら月の書でもいいのですが、クリスティア以外に堕天使が立っていると墓地から罠で守られる可能性があります。
こと堕天使に対しては、全体を裏返しにできる皆既日蝕の書がベストだと思います。
ちなみに全体を裏側守備標示にするということで闇の護封剣も挙げましたが、堕天使には発動にチェーンされると裏返すことができません。
デッキにもよりますが、やはり皆既日蝕の書が一番だと思います。
D.D.クロウと違って虚無魔人への対策となるのも魅力。
遊戯王カード SD29-JP034 皆既日蝕の書(ノーマル)遊戯王アーク・ファイブ [STRUCTURE DECK -マスター・オブ・ペンデュラム-] |
最後に
堕天使はギミックが少なく、この弾で登場する2テーマよりすんなり組むことができました。
動かし方も特殊召喚できるカードで大型モンスターを出すという単純なもので、プレイングも簡単。
まさにシンプル・イズ・ベストといった感じ。
過去の堕天使でも非公認大会で優勝していましたが、新規堕天使も徐々に成績を残しているようです。
これから今の環境に爪痕を残すことはできるのでしょうか。
・相性考察→【考察】「堕天使」好相性サポートカード 私的評価・考察【デステニー・ソルジャーズ】
・新規カード→【新規】「堕天使」カードリスト 私的評価・考察―堕天使ルシフェル、堕天使の追放など―【デステニー・ソルジャーズ】
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