「原石」解説
通常モンスターをサポートするカードで構成された『原石』の解説をしていきます。
遊戯王ではダイヤモンドドラゴンやアレキサンドライドラゴンなど、鉱石の名前を持つドラゴンが豊富。
初めて登場した原石モンスターがドラゴン族なのも、そうした文脈から選ばれたのかもしれないですね。
原石
遊戯王カードWiki
RAGE OF THE ABYSSでカテゴリ化される「原石」と名のついたカード群。
通常モンスターに関連する効果を備えているのが特徴。
三行で教える「原石」
- 地属性・ドラゴン族で統一されたテーマ(現時点で1枚のみ)
- 属するカードは通常モンスターに関する効果を持つ
- 通常モンスターを特殊召喚するのが得意な反面、一部カードは特殊召喚されたモンスターの効果を封じる
メインデッキの「原石」モンスター
『原石』は12期に登場したカード群で、その多くが通常モンスターに関する効果を持つカードで構成されています。
現時点で原石モンスターは原石竜インペリアル・ドラゴンの1体のみで、以下の効果を持っています。
カード名 | 属性 | 種族 | レベル | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
原石竜インペリアル・ドラゴン | 地 | ドラゴン族 | 6 | 相手メインフェイズ時、手札の自身を公開して、「原石」モンスターの召喚を行う | アドバンス召喚時、以下の効果を適用する ●相手の表側表示モンスターの効果全てを無効 ●墓地の通常モンスターと属性か種族が同じ相手モンスターを全て除外 | 通常モンスター1体をリリースした場合のみ召喚できる |
相手ターンに通常モンスターか原石モンスターを召喚でき、自身を召喚することで固有効果②へと繋ぐことが可能。
効果②でモンスター効果の無効・除去ができ、制圧要員として使うことができます。
ちなみに、遊戯王ではテキストの上から効果を処理していくため、インペリアル・ドラゴン場合はモンスター効果の無効→除去の順番で効果を適用していきます。
よって、「効果を受けない」などの耐性を除き、たいていのモンスターは固有効果②で除去できる訳ですね。強い。
リリース要員となる通常モンスターは原石魔法・罠でリクルートできるので、この効果を使うのは容易。
除去したい属性・種族の通常モンスターをリクルートして、インペリアル・ドラゴンのアドバンス召喚コストにすればOK。
「原石」をサポートする魔法・罠
原石魔法・罠もモンスターと同じく通常モンスターに関する効果を持ちます。
多くのカードが通常モンスターをリクルートでき、インペリアル・ドラゴンのリリース要員にすることが可能。
原石の皇脈以外はデメリットがないので、アドバンス召喚以外の素材にするのもアリでしょうか。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
原石の穿光 | 速攻魔法 | 手札から同名以外の「原石」カードか通常モンスターを公開して、表側表示カード1枚の効果を無効にして除外 (自分のフィールドにトークン以外の通常モンスターかレベル5以上の「原石」モンスターがいる場合、手札を公開せずに発動可) | 自分メインフェイズ時、自分「原石」モンスターが存在する場合、墓地の自身をセットする | ― |
原石の鳴獰 | 速攻魔法 | 2000LP払い、通常モンスターのカード名を宣言して、相手ターン終了時まで宣言したモンスターと「原石」モンスターに戦闘破壊耐性を付与 自分フィールドにモンスターが存在しない場合、宣言したモンスターを守備でリクルート | 相手モンスターの召喚時、墓地から自身を除外して、自分フィールド・墓地の通常モンスター1体より攻撃力の低いモンスター1体を除外 | ― |
原石の皇脈 | 永続魔法 | 発動時の処理として、同名以外の「原石」カードをサーチ | 自分の通常モンスターと「原石」モンスターの攻撃力を、墓地の通常モンスターの種類×300パンプアップ | 通常モンスターのカード名を宣言して、宣言したモンスターを手札・デッキ・墓地から守備で特殊召喚 (発動後、特殊召喚されたモンスターの効果を発動できない縛りが発生) |
原石の号咆 | 通常罠 | 通常モンスターのカード名を宣言して、このターン中、宣言したモンスターと「原石」モンスターの戦闘で発生する戦闘ダメージを0にする 自分フィールドにモンスターが存在しない場合、宣言したモンスターをデッキ・墓地から特殊召喚 | 相手ターン、墓地から自身を除外して、自分フィールド・墓地の通常モンスター1体より攻撃力の高い相手モンスター1体のコントロールを奪取 | ― |
原石でもキーカードとなるのが、永続魔法の原石の皇脈。
原石カードのサーチの他、通常モンスターのリクルートができ、インペリアル・ドラゴンを手札に加えつつリリース要員を確保することができます。
これ1枚で原石の基本ギミックを一発で用意できる重要なカードと言えるでしょう。
エクストラデッキの「原石」モンスター
※現時点でナシ
EXデッキの原石モンスターは今の時点で存在しませんが、通常モンスターをリクルートしやすく、様々な召喚方法を採用できるでしょう。
詳しくは「相性が良いカード」の項で解説(ただし、原石の皇脈の効果③を使うと特殊召喚されたモンスターの効果を使えなくなるので注意)。
「原石」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 原石の皇脈から原石竜インペリアル・ドラゴンをサーチ・通常モンスターをリクルート
- リクルートしたモンスターをリリースしてインペリアル・ドラゴンをアドバンス召喚→相手モンスターの効果無効・除外
原石の立ち回りはざっくり上記を想定。
基本は通常モンスターをリリースして、原石竜インペリアル・ドラゴンをアドバンス召喚すること。
これでインペリアル・ドラゴンの効果が発動し、墓地の通常モンスターと同じ属性か種族の相手モンスターの効果無効・除外ができます。
インペリアル・ドラゴンは自身の効果で相手ターンにもアドバンス召喚できるため、制圧要員としても使うことができるでしょう。
インペリアル・ドラゴンで除外できるのは墓地の通常モンスターと同じ属性か種族のみで、一見除去範囲が狭そうに見えます。
しかし、原石魔法・罠で除去したい属性・種族をリクルートすれば、アドバンス召喚のコストとして墓地に送られ、狙ったモンスターの除去が可能。
原石の皇脈を使えばインペリアル・ドラゴンのサーチ・通常モンスターのリクルートが同時にできるので、積極的に活用していきましょう。
現時点の原石でできるのはこんなところでしょうか。
一方で、アドバンス召喚後のインペリアル・ドラゴンはフィールドで使える効果を持たず、実質バニラ。
そのため、インペリアル・ドラゴンをセルフバウンスしたり、サルベージしたりするカードはあった方が良いかも。
また、原石魔法・罠で通常モンスターをリクルートできるので、汎用のシンクロ・エクシーズ・リンクモンスターを採用しても良さげです。
原石の皇脈でリクルートすると、その後に特殊召喚されたモンスターの効果を発動できないものの、永続効果やリクルート前なら効果は使えるため、意外と抜け道は多く感じます。
原石の皇脈を初動とする展開ルート
- 採用カード:原石竜インペリアル・ドラゴン、原石の皇脈、通常モンスター
- 条件:手札に原石の皇脈1枚、合計1枚
- 結果:フィールドに通常モンスター1体、原石の皇脈が発動中、手札に原石竜インペリアル・ドラゴン1枚、召喚権残り1回
- 展開後の縛り:展開後、特殊召喚されたモンスターの効果を発動できない
- 原石の皇脈を発動して、原石竜インペリアル・ドラゴンをサーチ。
- 原石の皇脈の効果で、通常モンスターをリクルート。
こちらは原石の基本ギミックをより具体的にしたもの。
この時点でフィールドに通常モンスター1体、手札にインペリアル・ドラゴン1体がいる状態です。
通常モンスターをリリースしてインペリアル・ドラゴンをアドバンス召喚すれば、リリースしたモンスターと同じ属性か種族の相手を、インペリアル・ドラゴンによって効果無効・除外することが可能。
インペリアル・ドラゴンは相手ターンにも召喚できるため、制圧要員としても運用できる訳ですね。
リリース要員となる通常モンスターを地属性orドラゴン族にすれば地属性・ドラゴン族で統一でき、属性・種族統一デッキでも採用可能。
といっても同属性・同種族しか除去できないので、統一デッキではそこまで有用ではないでしょうか。
「原石」と相性の良いカード
属性・種族サポート
現在のところ、原石モンスターは地属性・ドラゴン族の原石竜インペリアル・ドラゴン1体のみ。
ということで地属性・ドラゴン族サポートを紹介したいところですが、あまりピンとくるものがなく……
これから原石モンスターが増えれば相性が良いカードも出てくるかと思いますが、今の時点ではそこまで優先順位が高いものはないかなぁ、という感じです。
一応、地属性・ドラゴン族の汎用サポート記事を以下にリンクしておくので良かったらどうぞ。
通常モンスターサポート
- リクルート:レスキューラビット、ドラコネット、予想GUY、魔の試着部屋
- 蘇生:思い出のブランコ
- サーチ・ドロー・サルベージ:天威無崩の地、馬の骨の対価、苦渋の決断、闇の量産工場
- 除去要員:悪魔への貢物、超自然警戒区域
- 戦闘補助:切り裂かれし闇
- 効果無効:天威無双の拳
続きまして通常モンスターサポート。
筆頭はやはり、バニラ2体をリクルートできるレスキューラビットでしょう。
このカード1枚でリンク2orランク1~4のエクシーズ召喚ができ、通常モンスターを主軸とするテーマでの優先度は高いです。
原石の皇脈の発動後は特殊召喚されたモンスターの効果が使えなくなってしまいますが、通常召喚したレスキューラビットを使う分には問題ナシ。
リクルートしたバニラを素材に出すモンスターも、相手ターンに効果が使えるものを選択すれば、原石の皇脈のデメリットを気にする必要はありません。
遊戯王OCG レスキューラビット ノーマル SR04-JP020 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
遊戯王OCG 予想GUY ノーマル SR04-JP028 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
その他、ドローソースとなる天威無崩の地、万能カウンターの天威無双の拳が強力。
特に原石では相手ターンに通常モンスターがフィールドにいる可能性が高く、天威無双の拳の発動条件ともかみ合っています。
攻撃力2000のレベル4・バニラモンスター
- 闇属性:幻殻竜(幻竜族)、ジョングルグールの幻術師(幻想魔族)
- 光属性:アレキサンドライドラゴン(ドラゴン族)、機界騎士アヴラム(サイキック族)
- 水属性:メガロスマッシャーX(恐竜族)
- 炎属性:しゃりの軍貫(水族)
- 風属性:幻のグリフォン(鳥獣族)
- 地属性:ジェネティック・ワーウルフ(獣戦士族)、G戦隊 シャインブラック(昆虫族)、ゾンビーノ(アンデット族)、ライドロン(サイバース族)
こちらはレスキューラビットでリクルートできるレベル4・2000打点の通常モンスター。
レスキューラビットはレベル4以下なら何でもリクルートできますが、他のレベル帯まで広げるとまとめきれないので、ひとまずレベル4だけ紹介しておきます。
遊戯王OCG アレキサンドライドラゴン ノーマル VS15-JPS01 遊戯王アーク・ファイブ [デュエリストエントリーデッキVS] |
上記モンスターはアタッカーとして運用でき、エクシーズやリンク素材としても扱うことが可能。
構築にもよりますが、上級モンスターと違って手札で腐りにくいのがメリットです。
原石では原石の皇脈からリクルートして、インペリアル・ドラゴンでリリース→同じ属性か種族のモンスターを除去、という流れになります。
注目は水属性・恐竜族のメガロスマッシャーX。
このカードからNo.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲンとエヴォルカイザー・ラギアをエクシーズ召喚でき、素材として使用できる範囲が広いのが特徴です。
特にステルス・クラーゲンの場合、属性を変更してインペリアル・ドラゴンの除去範囲を広げるコンボができそうです(詳しくは後述)。
遊戯王OCG メガロスマッシャーX ノーマル SR04-JP003 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
遊戯王OCG ジェネティック・ワーウルフ ノーマル ST16-JP016 遊戯王アーク・ファイブ [STARTER DECK 2016] |
バニラ・チューナーモンスター
- 闇属性:竜核の呪霊者⑧(ドラゴン族)、ラブラドライドラゴン⑥(ドラゴン族)、A・マインド⑤(機械族)ジェネクス・コントローラー③(機械族)、ハロハロ③(悪魔族・Pモンスター)
- 光属性:ギャラクシーサーペント②(ドラゴン族)
- 水属性:ライブラの魔法秤④(魔法使い族・Pモンスター)、守護竜ユスティア②(ドラゴン族)、ウォーター・スピリット①(水族)
- 炎属性:ガード・オブ・フレムベル①(ドラゴン族)
- 風属性:該当なし
- 地属性:エンジェル・トランペッター④(植物族)、チューン・ウォリアー③(戦士族)
原石魔法・罠で通常モンスターのチューナーをリクルートできるのでこちらも紹介しておきます。
原石の皇脈でリクルートするとシンクロモンスターの効果が使えませんが、ターンをまたいで使える制圧要員をシンクロすればそこまで気にならないと考えています。
この辺は出したいシンクロ先にもよりますが、インペリアル・ドラゴンとシンクロしてフルール・ド・バロネスが出せるエンジェル・トランペッター(レベル4)あたりが狙い目でしょうか。
レベル6のラブラドライドラゴンなら赤き竜がシンクロできる他、ランク6エクシーズができるのも強み。
遊戯王OCG エンジェル・トランペッター ノーマルレア SHVI-JP001 遊戯王アーク・ファイブ [シャイニング・ビクトリーズ] |
アドバンス召喚サポート
- 召喚権を増やす:二重召喚
- トークン生成:ドラゴノイド・ジェネレーター
- EXデッキ封殺:真帝王領域
- 耐性付与:進撃の帝王
- モンスター効果・罠無効:オーバーウェルム
原石はインペリアル・ドラゴンの効果でアドバンス召喚しやすいため、アドバンス召喚サポートも候補となりそうです。
特にEXデッキを封殺できる真帝王領域は強力。
とはいえ、自分もEXデッキが使えなくなってしまうので悩みどころではあります。
進撃の帝王はアドバンス召喚したモンスターに対象・効果破壊耐性を付与する永続魔法。
インペリアル・ドラゴンの場もちを良くしてくれるのが魅力です。
こちらも発動中はEXデッキが使えなくなってしまうため、アドバンス召喚を主軸とする場合のみの採用となります。
遊戯王OCG 真帝王領域 ノーマル SR01-JP024 遊戯王アーク・ファイブ [STRUCTURE DECK -真帝王降臨-] |
遊戯王OCG 進撃の帝王 ノーマル SR01-JP025 遊戯王アーク・ファイブ [STRUCTURE DECK -真帝王降臨-] |
採用したいEXデッキ
通常モンスターに関する効果を持つモンスター
- 手札から特殊召喚:リンク・スパイダー
- 蘇生:ダイガスタ・エメラル、蒼眼の銀龍
- モンスター効果耐性:始祖竜ワイアーム
- パンプアップ:冥宮の番人
そしてEXデッキ!
上記は通常モンスターに関する効果を持ち、バニラサポートとして期待できるモンスターたち。
特に始祖竜ワイアームの耐性は強力なので、融合ギミックを採用する場合は候補となりそうです。
遊戯王 18SP-JP206 始祖竜ワイアーム(日本語版 ノーマル) SPECIAL PACK 20th ANNIVERSARY EDITION Vol.2 |
レスキューラビットから出しやすいモンスター
- 闇属性・レベル4×2:レイダーズ・ナイト
- 水属性・レベル4×2:No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン
- 恐竜族・レベル4×2:エヴォルカイザー・ラギア
- レベル4×2:星守の騎士 プトレマイオス
- レベル3×2:エクシーズ・アーマー・トルピード→アーマード・エクシーズギミック
- ドラゴン族×2:天球の聖刻印
- 光属性・悪魔族:刻まれし魔の鎮魂棺→デモンスミスギミック
こちらはレスキューラビットから出しやすいモンスターです。
先に少し触れましたが、エヴォルカイザー・ラギアとNo.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲンの2体は、メガロスマッシャーXからどちらも出せるのが魅力。
レイダーズ・ナイトや天球の聖刻印あたりも比較的優秀なモンスターと考えています。
エヴォルカイザー・ラギア ノーマルパラレル 遊戯王 20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE 20ap-jp084 |
このほか、汎用性の高いリンク2・ランク4は以下を参照。
構築の参考になれば幸いです。
属性・種族を変更するカード
インペリアル・ドラゴンの除去は、墓地の通常モンスターと同じ属性か種族を持つ相手モンスターを全て除外する、という効果。
複数のモンスターを処理できる反面、除外したいモンスターと同じ属性か種族の通常モンスターを墓地に用意しなければならないのは多少手間です。
そこで思いついたのが、「フィールドの属性・種族を墓地に合わせるのはどうか?」という作戦。
要はこちらが相手の属性・種族に合わせるのではなく、相手をこちらの属性・種族に変更するということですね。
これなら属性・種族統一されていないデッキに対しても全体除去ができますし、こちらのデッキも属性・種族を統一でき、汎用サポートを投入しやすくなるでしょう。
ということで、相手の属性・種族を変更できるカードをピックアップしてみました。
属性を変更するカード
- 任意:DNA移植手術、いろはもみじ、真竜皇V.F.D.(禁止)
- 闇属性:闇黒世界-シャドウ・ディストピア-
- 水属性:No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン
- 炎属性:愉怪な燐のきつねびゆらら
属性を変更できるカードでは闇黒世界-シャドウ・ディストピア-や、No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲンあたりが優秀。
シャドウ・ディストピアは悪王アフリマからサーチでき、闇属性モンスターをインペリアル・ドラゴンでリリースすれば、闇黒の魔王ディアボロスの特殊召喚条件を満たすことができます。
ステルス・クラーゲンは相手ターンに使える除去効果を持ち、メガロスマッシャーX2体でエクシーズできるのがストロングポイント。
水属性で統一すれば海関連のサポートも採用しやすいので結構良さげに思いました。
遊戯王 暗黒世界 – シャドウ・ディストピア – スーパーレア ストラクチャーデッキ 闇黒の呪縛 SR06 ストラクチャー デッキ |
種族を変更するカード
- 任意:DNA改造手術
- ドラゴン族:破戒蛮竜-バスター・ドラゴン
- 機械族:機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-
- アンデット族:アンデットワールド(アンデット族以外アドバンス召喚できない)
種族を変更するカードでは、シンクロモンスターの破戒蛮竜-バスター・ドラゴンが比較的出しやすいでしょう。
竜破壊の剣士-バスター・ブレイダーと並べると強力な制圧盤面となりますが、そこまでやると原石ギミックが不要になる可能性が少し……
本音を言えば、フィールド・墓地をアンデット族にできるアンデットワールドが理想的。
しかし、アンデットワールドはアンデット族しかアドバンス召喚できなくなってしまうため、インペリアル・ドラゴンをアドバンス召喚できなくなってしまいます……
遊戯王OCG 破戒蛮竜 バスター・ドラゴン スーパーレア BOSH-JP052-SR 遊戯王アーク・ファイブ [ブレイカーズ・オブ・シャドウ] |
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「原石」
最後に『原石』と他テーマとの相性を考察。
原石と他のテーマで混合型を作る場合、以下の特徴が挙げられます。
- 通常モンスターをサポートするテーマ
- 特殊召喚を縛るカードはないが、原石の皇脈でリクルートすると「発動後、特殊召喚されたモンスターの効果を発動できない」縛りが発生する
- 墓地を参照するので墓地肥しができると良さげ
問題となるのは原石の皇脈のデメリット。
固有効果③で通常モンスターをリクルートすると、特殊召喚されたモンスターの効果を発動できなくなってしまいます。
しかし意外と抜け道が多く、以下の状況ならモンスター効果を使うことが可能。
- 通常召喚したモンスター効果は使える
- 相手ターンになればモンスター効果を使える
- 発動宣言しない永続効果は使える
- リクルート効果を使う前なら特殊召喚されたモンスターの効果を発動できる
よって、気を付けて使えばそこまで煩わしさは感じない縛りなのではないかと。
「ほぼ縛りがない」というと流石に言い過ぎですが非常に緩く、多くのデッキに出張できそうです。
幻煌龍
ということで、まずは同じ通常モンスターを主軸とする幻煌龍を紹介。
幻煌龍は通常モンスターに装備できる装備魔法が複数あり、原石用に採用した通常モンスターに装備させることができます。
また、幻煌の都 パシフィスは通常モンスターの召喚・特殊召喚時に幻煌龍カードをサーチでき、原石の皇脈のリクルート効果をトリガーとすることができるでしょう。
天威
効果モンスター以外のモンスターをサポートする天威も原石と相性良さげ。
特に万能カウンターである天威無双の拳、ドローソースとなる天威無崩の地は、天威を主軸としない場合でも採用価値があるでしょう。
天威龍は自分フィールドに効果モンスターが存在しなければ特殊召喚できるため、通常モンスターを主軸とする原石では特殊召喚しやすいのが強み。
魔鍵
こちららも通常モンスターを主軸とする魔鍵との混合案。
中でも融合モンスターの魔鍵召竜-アンドラビムス、儀式モンスターの魔鍵砲-ガレスヴェートは墓地のモンスター(または通常モンスター)の属性を参照する効果を持ち、そういった点でも原石とシナジーがあります。
テーマ内のシンクロ・エクシーズにしか使えないものの、大魔鍵-マフテアルは召喚時に通常モンスターを蘇生でき、こちらも原石と相性が良いでしょう。
遊戯王 / 魔鍵砲ーガレスヴェート(スーパー)/ DAMA-JP033 / DAWN OF MAJESTY(ドーン・オブ・マジェスティ) |
超越竜
恐竜族の通常モンスターを主軸とする超越竜との組み合わせもいかがでしょうか。
超越竜では通常モンスターのフロストザウルスやメガロスマッシャーXを自然と採用でき、原石ギミックと共有できそうです。
また、インペリアル・ドラゴンはレベル6のため、超越竜でも主軸となるレベル12シンクロ・ランク6エクシーズの素材にしやすいのもメリット。
一方で採用する通常モンスターが水属性に偏りがちなため、その辺の調整は問題となりそうです。
闇黒の呪縛
属性を闇属性に変更できる闇黒世界-シャドウ・ディストピア-を中心とした構築案。
前述の通り、相手の属性を変えてしまえば複数の属性の通常モンスターを積まなくて良く、それだけデッキスペースを空けることができます。
シャドウ・ディストピアは悪王アフリマからサーチできるので、発動も容易なのが魅力。
インペリアル・ドラゴンで闇属性をリリースすれば闇黒の魔王ディアボロスの展開もでき、かなり相性が良いのではないかと考えています。
遊戯王/第10期/ストラクチャーデッキR─闇黒の呪縛─/SR06-JP022 闇黒世界─シャドウ・ディストピア─【スーパーレア】 |
メタル化
ドラゴン・悪魔族の汎用サポートであるメタル化と組み合わせるのはどうでしょうか。
フィールドに出た後のインペリアル・ドラゴンは効果を持たないため、メタル化・強化反射装甲のリリース要員としては最適。
強化反射装甲からリクルートできるレッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴンは効果をなんでも無効にでき、制圧要員として非常に優秀です。
また、原石魔法・罠で悪魔族をリクルートすれば、メタル・デビルゾアXも出すことができるため、総合的に相性が良いテーマ同士と言えるでしょう。
遊戯王 ROTA-JP005 レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン (日本語版 ウルトラレア) レイジ・オブ・ジ・アビス |
遊戯王カード ROTA-JP006 メタル・デビルゾアX (スーパーレア) RAGE OF THE ABYSS ROTA 効果 SR スーパー レア レッドアイズ メタル化 |
テーマとしてのメタル化はこちらの記事にて解説。
強化反射装甲のコストはリリースのため、先に紹介した闇黒の呪縛関連カードと3テーマ混合で作るのもアリかな、と考えています。
青眼/ブルーアイズ
高いステータスでフィールドに維持しやすい青眼の白龍を有するブルーアイズも相性が良いでしょう。
青眼の白龍はサポートが豊富で呼び出しやすく、インペリアル・ドラゴンのリリース要員にしやすいのが強み。
ブルーアイズでは青眼の白龍をアタッカーとして使うことも多いので、場に残ったまま相手ターンに回る状況はけっこうあると考えています。
遊戯王カード 青眼の白龍(シークレットレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン |
遊戯王カード 青き眼の賢士(スーパーレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | チューナー・効果モンスター 光属性 魔法使い族 |
テーマとしてのブルーアイズは以下の記事にて紹介。
原石と同じドラゴン族という点でもシナジーがありそうですね。
PSYフレーム
原石で使用する通常モンスターの供給方法として、PSYフレームを使う組み合わせ。
PSYフレームギアはPSYフレーム・ドライバーをリクルートしつつ特定の効果を無効にできますが、発動ターンのエンドフェイズに除外されてしまうのがネック。
その除外されてしまうPSYフレーム・ドライバーを、インペリアル・ドラゴンのリリースによって墓地に送ることができます。
PSYフレーム・ドライバーは除外されているより墓地にいた方が良いため、この点で原石とは相性が良いでしょう。
遊戯王OCG PSYフレーム・ドライバー ノーマル SPHR-JP028 遊戯王アーク・ファイブ [ハイスピード・ライダーズ] |
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