星杯デッキレシピ・回し方
リンク召喚環境における注目の新テーマ、星杯のデッキレシピを考えていきます。
なるべく星杯らしい回し方ができるように意識して作ってみました。
星杯と言えば連続でリンク召喚し、大型モンスターへつなげるのが醍醐味。
今回のデッキレシピはそんな構築を目指しました。
基本的な回し方のほか、テーマ外のコンボギミックを採用した場合についても後述しているので、よろしかったらどうぞ。
この記事では新テーマ『星杯』のデッキレシピの回し方、構築について考察しています。
相性の良いカード、テーマや新カードの紹介もしていますので、こちらからどうぞ。
・【選抜】「星杯」と相性の良いカード! 私的評価考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
・【新規】「星杯」効果、相場値段などの私的評価考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
星杯
CODE OF THE DUELISTでカテゴリ化される「星杯」と名のついたモンスター群。
・引用元:遊戯王カードWiki
星杯 デッキレシピ
メインデッキ :40枚
エクストラデッキ:14枚
【 モンスター 】23
星杯に誘われし者 ×3
星杯に選ばれし者 ×3
星杯を戴く巫女 ×3
星杯の守護竜 ×3
星杯の妖精リース ×3
星遺物-『星杯』 ×2
レスキューラビット ×3
レスキューフェレット ×2
究極封印神エクゾディオス
【 魔法 】13
ブラック・ホール
パーピィの羽根箒
ツインツイスター
星遺物の加護 ×3
闇の量産工場 ×3
貪欲な壺
予想GUY ×2
ソウル・チャージ
【 罠 】4
神の宣告
神の警告
貪欲な瓶
星遺物の加護
【 エクストラ 】14
星杯神楽イヴ ×2
星杯剣士アウラム ×3
星杯戦士ニンギルス ×2
星杯竜イムドゥーク ×3
リンク・スパイダー ×2
ファイアウォール・ドラゴン
ダイガスタ・エメラル
星杯デッキの回し方・運用想定
星杯リンクモンスターは共通効果として、「墓地へ送られた場合に、手札から「星杯」モンスターを特殊召喚する」効果を持っています。
星杯デッキの面白いところ、回し方のキモはこの効果で、連続でリンク召喚することでドンドン展開できるのです。
ジャンクドッペルのような連続シンクロができ、回してる方はかなり面白いと思います。
一方で、連続リンク召喚はルートを覚えるのが大変だと思います。
とりあえずは回し方の基本だけでも覚えてもらって、あとは徐々に慣らしていくのが良いでしょう。
また、星杯にはライブラリアンのようなドローエンジンもなく、後半は手札がカツカツになる可能性が高いです。
手札切れを起こさないように、その都度 星遺物の加護や闇の量産工場で回収していくようにしましょう。
なるべく星杯妖精リースを場に出すように戦うと、手札消費軽減にもつながります。
星杯の回し方の基本
まずは星杯の基本的な回し方を紹介します。
最も重要なモンスターは、星杯竜イムドゥーク。星杯デッキにおける展開の起点となるモンスターです。
このイムドゥークのおかげで、星杯通常モンスターは実質 二重召喚と同等の効果を有しているといっても過言ではないでしょう。
・【新規】「星杯」効果、相場値段などの私的評価考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
・例えば、手札に通常モンスターが1枚と適当な星杯モンスター2枚の合計3枚がある場合……
①通常モンスターを召喚し、星杯竜イムドゥークをリンク召喚。
②イムドゥークの効果で星杯モンスターを出し、星杯剣士アウラムを召喚。(リンクモンスター1体)
③イムドゥーク③の効果で手札から星杯モンスターを特殊召喚。(リンクモンスター1体、モンスター1体)
これでリンク3分のモンスターがたまりました。ここからデコード・トーカーへつなげますね。(今回入れてないけど。)
また、アウラムの効果を使えば、③で出したモンスターと墓地のイムドゥークを入れ替えて、星杯戦士ニンギルスを呼び出すことも。
これが星杯におけるオーソドックスな展開方法、回し方になります。
実際はニンギルス1体だけ出しても微妙なので、もう少し展開できるパターンを狙っていきます。
リンク・スパイダーからの回し方
星杯は通常モンスターが中心のため、リンク・スパイダーとも相性が良いです。
星杯においてはこれも基本の展開パターンと言えます。
・リンク・スパイダーを絡める場合は、手札に通常モンスターが3枚ある状態で……
①通常モンスター1体を召喚し、リンク・スパイダーを呼び出す。
②リンクス・パイダーの効果で通常モンスターを特殊召喚し、イムドゥークをリンク召喚。
③イムドゥークの効果で星杯モンスターを通常召喚する。(リンクモンスター2体、星杯1体)
これも最初に紹介した展開方法と同じで、イムドゥークと星杯モンスターでリンク2のモンスターを作り、ニンギルスを呼び出すことができます。
このパターンだけ使うと微妙かもしれませんが、これから紹介するレスキューラビットや星遺物-『星杯』を絡めた展開パターンでは大活躍します。
遊戯王カード ST17-JP043 リンク・スパイダー(スーパーレア)遊戯王VRAINS [STARTER DECK 2017] |
レスキューラビットからの回し方
上記2パターンの展開方法を駆使した応用パターンの回し方を紹介していきます。
ここからはバニラサポートでおなじみのレスキューラビットを使います。
・レスキューラビット1枚、通常モンスター3枚の合計4枚
①レスキューラビットを通常召喚して、星杯モンスター2体をリクルート。
②リンク・スパイダーを出し、効果で手札から通常モンスターを特殊召喚。(リンクモンスター1体、バニラ2体)
③特殊召喚した通常モンスターをイムドゥークにし、手札から星杯モンスターを通常召喚。(リンクモンスター2体、バニラ2体)
④イムドゥークと星杯モンスターで星杯神楽イヴを特殊召喚し、星杯の共通効果で手札から星杯モンスターを特殊召喚。(リンクモンスター2体、バニラ2体)
⑤通常モンスター2体でイヴを出し、イヴ1体とリンク・スパイダーでニンギルスをリンク召喚する。(リンクモンスター2体)
⑤でニンギルスを出した時にイヴを素材にしていますので、手札に星杯がいれば特殊召喚できます。
また、ニンギルスのリンク先に星杯モンスターがいますので1ドローも可能。
この盤面の良いところはアタッカーのニンギルスをイヴの効果で守れること。
星杯の理想盤面のひとつだと考えています。
ちなみに手札消費の差はありますが、レスキューラビットでなくても予想GUYがあれば似たような盤面をつくることができます。
遊戯王カード SR04-JP020 レスキューラビット(ノーマル)遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
星遺物-『星杯』を絡めた回し方
さらに、レスキューラビットを使った展開パターンに星遺物-『星杯』を加えることで、展開力は異次元の彼方へ突入します。
・レスキューラビット1枚、星遺物-『星杯』1枚、通常モンスター2枚の合計4枚
①レスキューラビットを召喚し、星杯モンスター2体をリクルート。
②リンク・スパイダーをリンク召喚し、効果で手札から通常モンスターを特殊召喚。(リンクモンスター1体、バニラ2体)
③特殊召喚したモンスターをイムドゥークにし、手札から星遺物-『星杯』を通常召喚。(リンクモンスター2体、モンスター2体)
④イムドゥークと星遺物-『星杯』でイヴを出し、リンク素材にしたモンスターの効果で手札から1体、デッキから2体特殊召喚。(リンクモンスター2体、モンスター3体)
⑤モンスター2体で2体目のイヴを出し、リンク・スパイダーを素材にニンギルスをリンク召喚。(リンクモンスター2体、モンスター1体)
この盤面ではニンギルスの両サイドにモンスターを配置することも可能で、うまくいけば2枚ドローできます。
このパターンの回し方でも、手札に余裕があればニンギルスを出したときに星杯モンスターを呼び出せますね。
デッキレシピ・構築について
回し方の紹介が終わったので、デッキレシピの構築について触れていきます。
星杯デッキはメインデッキにはけっこう余裕があり、サポートに何を入れるかでだいぶ差別化できると思います。
しかし、一方でエクストラデッキはカツカツなのが歯がゆいところ。
純星杯デッキにしなければもう少し余裕もありそうですが、今回は星杯リンクモンスター中心でまとめてみました。
*今回使わなかったカードのほかに相性の良いカードはこちらの記事で紹介しています。
・【選抜】「星杯」と相性の良いカード! 私的評価考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
メインモンスター
メインデッキにはレスキューラビットととの兼ね合いで星杯通常モンスターを3積み。
レスキューラビットもこのデッキではキーカードとなりますので3枚投入しています。
2枚目以降は腐ってしまう可能性もありますが、なる早で展開していくために限界まで採用しました。
レスキューラビットと並ぶ新たなレスキューモンスター、レスキューフェレットも入れています。
こいつはレベルの合計が6になるように空いているリンク先にモンスターを配置する効果を持っています。
星杯はレベルがばらけており、けっこうかみ合いそうです。
そして、若干ロマン枠の究極封印神エクゾディオス。
連続でリンク召喚した後、墓地にたまったリンクモンスターを回収するために採用しました。
また、墓地の通常モンスターの数だけ攻撃力が上がるので、星杯で使用すればけっこうな火力が見込めます。
デッキへ戻すことでレスキューラビットが腐るのを防止してくれるというのも魅力。
遊戯王カード MP01-JP010 究極封印神エクゾディオス ミレニアムスーパーレア 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ [MILLENNIUM PACK] |
エクストラデッキ
エクストラデッキは展開の起点となる星杯竜イムドゥークを3枚、リンク・スパイダー2枚投入。
星杯デッキでイムドゥークは3枚必須だと考えています。
そのほか星杯モンスターをそれなりに投入した結果、エクストラデッキには遊びがほとんどありません。
いちおう、レスキューラビットから出せる貪欲な壺兼、バニラを特殊召喚できるダイガスタ・エメラルは採用しています。
このカードは星杯と相性が良いと思います。
また、後年に登場したトライゲート・ウィザードは、ニンギルスとほぼ同じ条件で出せるのでこれを採用するのもアリ。
相互リンク3つで無効効果が付与でき、星杯に足りなかった妨害ができるのが魅力。
・【遊戯王】3箱で作る「サイバース・リンク」デッキレシピ 動かし方、回し方・構築についての私的評価・考察【サイバース族】
遊戯王カード 【ダイガスタ・エメラル】【ウルトラ】DTC4-JPB02-UR ≪遊戯王デュエルターミナル マスターガイド付属カード≫ |
魔法・罠
星杯には専用フィールド魔法があるんですが、正直うまく使える自信がなかったので採用を見送りました。
ここ最近の専用フィールドと見比べると、やっぱり見劣りしちゃいますね……。
そのぶん魔法・罠には手札補充用に星遺物の加護と闇の量産工場をガン積みしています。
星杯デッキは手札の消費が激しく、下手に色んなカードを採用するよりは、ハンドを回復できるカードを入れた方がいいと思うんですよね。
あと、星杯には除去効果を持ったカードが少ないので、ツインツイスターも入れています。
繰り返しになりますが、墓地を再利用するための貪欲な壺、瓶、ソウル・チャージも採用。
連続リンク召喚でエクストラデッキが枯渇するのを防ぎ、枯渇してしまった場合はソウル・チャージに頼るという感じ。
墓地回収カードが多すぎると思ったら、貪欲な瓶やエクゾディオスは抜いちゃってもいいと思います。
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改造案・派生案
最後に星杯デッキの改造案、派生案を考えていきます。
先にも書いたように、星杯は必須カードが少なく、メインデッキの枠が余っています。
ここに様々な出張パーツを組み込むことができるでしょう。
これから相性のよさそうなギミックの一例を紹介していきます。
バニラ特化
通常モンスターテーマということで、ぜひとも採用したギミックがバニラサポート。
レベル3以下の通常モンスターでまとめることで魔の試着部屋を発動させやすくしたり、墓地からはトライワイトゾーンで大量展開させることができるようになります。
星杯は手札消費の荒さに難があるため、こういった特殊召喚ギミックを採用することでそのデメリットを補うことが期待できます。
また、ガード・オブ・フレムベル、ギャラクシー・サーペント、チューン・ウォリアーといったバニラチューナーを採用すれば、シンクロギミックを追加することも。
微妙に火力や除去枠の薄さを感じるので、それをシンクロで補うのはアリではないでしょうか。
大量展開による豪快な回し方ができるので、個人的には楽しいデッキになるんじゃないかなと思います。
枠に余裕があるなら、高等儀式術を採用するとトライワイトゾーンがより使いやすくなります。
星杯 メタルフォーゼ・真竜+おもちゃ箱
攻守のどちらかが0の星杯モンスターはおもちゃ箱の申し子。
おもちゃ箱は破壊された時に星杯モンスターを2体リクルートでき、リンク召喚へつなげることができます。
そのおもちゃ箱を、メタルフォーゼの共通効果か真竜専用サポートであるドラゴニックDで破壊するという回し方をします。
メタルフォーゼは星杯と通常モンスターサポートを共有できる点や、星杯に足りない火力を補えるという点が強み。
ドラゴニックDはテラ・フォーミングでサーチでき、エクストラデッキにさほど頼らないことから、星杯と枠の取り合いをしないという点で相性が良いでしょう。
どちらも一長一短があり、お好みで組み合わせを変えるといいと思います。
・【遊戯王】「メタルフォーゼ」好相性サポートカード 私的評価・考察【ザ・ダーク・イリュージョン】
・【遊戯王】「真竜皇・真竜」デッキレシピ 回し方・構築・大会結果、対策についての私的評価考察【マキシマム・クライシス】
星杯 ブリリアント・フュージョン
最近話題になることが多いブリリアント・フュージョンも星杯と相性が良いギミックです。
召喚権の水増しもさることながら、ラズリーによる星杯モンスターの回収、星杯妖精リースの疑似サーチなど相性の良い点が満載なのです。
バニラテーマでブリリアント・フュージョンを使うと、手札消費0枚で召喚権を増やせるカードとして使えますし、リンク召喚は展開力が欲しいギミック。
このコンボも採用価値があるでしょう。
ググってみると実際に行われた大会でも星杯ブリリアントが成績を残しているようですし、強いギミックであることは間違いありません。
代行星杯
展開力が必要な星杯に『創造の代行者ヴィーナス』と『神聖なる球体』を採用するパターン。
このギミックを採用したデッキレシピが成績を残したことで話題となりました。
ヴィーナスは神聖なる球体をリクルートする効果を持ち、このカード1枚から4体ものモンスターを展開できます。
神聖なる球体はイムドゥークの素材にでき、ここからさらに展開させることが可能です。
さらに、ヴィーナスは星杯の妖精リースにトランスターンを使うことでリクルートでき、この点からも星杯と相性が良いと言えるでしょう。
このギミックを採用した流れを考えてみると、例えば手札にリースとトランスターンの2枚がある場合……
①リースを召喚し、星遺物ー「星杯」をサーチ。さらにトランスターンでリースをヴィーナスに変え、神聖なる球体を3体リクルート。(モンスター4体)
②神聖なる球体1体をイムドゥークにし、星遺物ー「星杯」をアドバンス召喚。(リンク1体/モンスター3体)
③イムドゥークと星遺物ー「星杯」でアウラムをリンク召喚し、星遺物とイムドゥークで星杯モンスターを特殊召喚。(リンク1体/モンスター4体)
ここまでやれば後は先に紹介した展開例などを用いて盤面を整えることができますね。
創造の代行者ヴィーナスのリクルート効果は展開力が必要なリンク召喚との相性抜群!
このギミックは他のリンク召喚軸のデッキに採用してもよさそう。
例えばスターターを使ったサイバース族デッキとか。
・【遊戯王】3箱で作る「スターターデッキ2017」デッキレシピ 私的評価・考察【STARTER DECK(2017)】
星杯 デッキレシピまとめ
連続リンク召喚はジャンクドッペルと似ているので、シンクロギミックが好きな人にはウケそうです。
ただ、星杯自体の火力に不安が残るので、そこらへんを強化できたら強いテーマになると思います。
見ているとどうしても火力に難を感じてしまうので、シンクロギミックなどで補強していくといいでしょう。
もしかしたらマジェスペクターのように小粒を並べて殴るデザインなのかもしれませんけど。
あとやっぱり手札消費の激しさも気になります。そこらへんはジャンドで反省したのかな。
とにもかくにもスターターを除けばリンク召喚環境における初の新テーマ。
生あったかく見守っていこうと思います。
そういえば、星杯に選ばれし者のテキストに『七つの星遺物』ってあるんですけど、あと6枚も新規カードが来るんですかね?
星杯とは別テーマになりそうですけど気になりますね~。
・【選抜】「星杯」と相性の良いカード! 私的評価考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
・【新規】「星杯」効果、相場値段などの私的評価考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
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