サイバース・リンクデッキレシピ
アニメの主人公、遊作が操るテーマ、サイバース族。
そのサイバース族がメインとなるストラクチャーデッキ『サイバース・リンク』を使ったデッキレシピを考えてみました。
このストラクのメインギミックはリンクモンスターの相互リンクを増やすことで効果を強くしていくというもの。
初代遊戯王のテーマである『友情』を彷彿させる能力ですね。相互リンクは友情パワーって感じがして好きです。
この記事手では新ストラクチャーデッキ『サイバース・リンク』を使ったサイバース族のデッキレシピの回し方、構築などを紹介しています。
今回はサイバース・リンクらしいデッキとガチ構築の2つのデッキレシピを作ってみました。
そのほか、サイバース・リンクと相性の良いカード、新規カードの考察はこちらで扱っています。
・【厳選!】「サイバース・リンク」と相性の良いカード・テーマの私的評価考察―ブリリアント・フュージョン、捕食植物など―【サイバース族】
・【新規】「サイバース・リンク」効果、相場値段などの私的評価考察【サイバース族】
ストラクチャーデッキ-サイバース・リンク-
BEFORE:ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・エボリューション-
2017年6月17日発売予定。・引用元:遊戯王カードWiki
サイバース・リンク デッキレシピ
メインデッキ :40枚
エクストラデッキ:15枚
【 モンスター 】25
ドットスケーパー
スタックリバイバー
クライアント ×2
バランサーロード ×3
RAMクラウダー ×2
ROMクラウディア ×2
ブート・スタッガード ×2
デュアル・アセンブルム ×2
グローアップ・バルブ
エフェクト・ヴェーラー ×2
サイバース・ガジェット ×3
BF-朧影のゴウフウ
究極封印神エクゾディオス
タツノオトシオヤ
光竜星-リフン
【 魔法 】12
ブラック・ホール
パーピィの羽根箒
サイバネット・バックドア ×2
手札断殺 ×3
おろかな埋葬
竜星の輝跡
ワン・フォー・ワン
貪欲な壺
ソウル・チャージ
【 罠 】3
神の宣告
神の通告
リコーデッド・アライブ
【 エクストラ 】15
ファイアウォール・ドラゴン
トライゲート・ウィザード ×2
エンコード・トーカー
デコード・トーカー ×2
バイナル・ソーサレス
プロキシー・ドラゴン ×2
リンク・スパイダー ×2
リンク・ディサイプル
邪竜星-ガイザー
源竜星-ボウテンコウ
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
回し方・運用想定
こちらは「サイバース・リンクらしさ」、「サイバース族」らしさを意識したデッキレシピです。
展開ギミックを重視した『ガチ構築』はこの記事の最後の方で紹介しています。
今回のデッキレシピではサイバース族でもひときわ使いやすいサイバース・ガジェットを主軸に置いています。
サイバース・ガジェットからボウテンコウ→ガイザーを経由し、トークンを大量精製できるタツノオトシオヤを出すことを基本戦術としています。
でも、サイバース・リンクに収録されるリンクモンスターのほとんどはトークンを素材にできない縛りがありますよね?
これではトークンが使えずギミックがかみ合いません。
……と、思うかもしれませんが、この問題には抜け穴が存在します。
実はこの縛り、プロキシー・ドラゴンなどを間に挟むことで緩和でき、たいした問題にはならないんです。
このデッキレシピではトークンを素材にできるリンクモンスターを中継して大型のモンスターを出す戦法を狙っていきます。
サイバース・ガジェットからボウテンコウ→ガイザー→タツノオトシオヤを出す展開コンボ
例えば手札にサイバース・ガジェット、墓地にレベル1チューナーがいる場合……。
①サイバース・ガジェットでレベル1チューナーを釣り上げ源竜星-ボウテンコウをシンクロ召喚。トークンを精製し、竜星の輝跡をサーチ。
②トークンとボウテンコウで邪竜星-ガイザーをシンクロ召喚。ボウテンコウの効果で竜星モンスターをリクルート。
③ガイザーの効果で相手カードと自身を破壊。ガイザーの効果でタツノオトシオヤをリクルート。
④タツノオトシオヤでトークンを3体精製。
というのが基本的な流れです。これでトークンとはいえモンスターが5体並びました。
ここから残ったトークンやタツノオトシオヤでリンクモンスターを伸ばしていきます。
相手フィールドにカードあることが前提なゆえ、後攻でしか使えない戦術ではありますが展開力はピカイチ。
この流れを行うと竜星モンスターが3体墓地にたまりますので竜星の輝跡を使って手札を補充することも可能!
トークンを活用してさらに展開
先に紹介したサイバース・ガジェットからタツノオトシオヤにつなげるパターンから、さらに展開させた一例を紹介します。
この時点でメインモンスターゾーンに竜星モンスター1体、タツノオトシオヤとトークンが3体います。
⑤トークン1体をリンク・スパイダーにする。
⑥トークン2体でプロキシー・ドラゴンを出す。
⑦プロキシー・ドラゴン+タツノオトシオヤでトライゲート・ウィザードを召喚。
これで相互リンクが1つの状態のトライゲート・ウィザードと、リンク・スパイダー、あともう1体竜星モンスターが場にいる状態です。
ここまで紹介した手順のとこかでバランサーロードなどを挟めば、トライゲート・ウィザードの相互リンクを2つ繋げることも充分に可能です。
トライゲート・ウィザードは、相互リンク2つからノーコストの除外が打てるが強い。
最低でもここまでは伸ばしていきたいですね。
余裕があるなら、RAMクラウダーを出してプロキシー・ドラゴンを入れ替えると、相互リンクを3つ繋げることもできます。
デッキレシピ・構築について
今回のデッキレシピでは『サイバース・リンク感』を出すためにサイバース族を中心に採用しています。
基本ギミックは「ボウテンコウからガイザー経由でタツノオトシオヤを持ってくる」なので、構築を練っている間はドラコネット+ギャラクシー・サーペントも最後まで候補でした。
この2枚でもボウテンコウを作ることができますので、スターターを買った方ならこのギミックは採用してもいいかもしれませんね。
この場合はあともうレベル2つぶんカードが必要ですけど。
・【遊戯王】3箱で作る「スターターデッキ2017」デッキレシピ 私的評価・考察―回し方・動かし方、構築についてなど―【STARTER DECK(2017)】
メインモンスター
メインモンスターはサイバース・ガジェットを3枚積み、そこから釣り上げるレベル1チューナーも多めに投入。
そのほかサイバース族の汎用的なカードを採用しています。
例えば、RAMクラウダーは連続リンクで踏み台にしたプロキシー・ドラゴンを蘇生して、相互リンクを狙うためにも使えます。
サイバース・リンクで登場したバランサーロードは召喚権を増やすことができ、サイバース・ガジェットとの相性は抜群!
そして、メインギミックのタツノオトシオヤ有する竜星関連のパーツ。
タツノオトシオヤはできれば2枚くらいあっても良かったかも。
汎用パーツは初手で使えれば強いBF-朧影のゴウフウ、2枚目以降の貪欲な壺である究極封印神エクゾディオスを入れてみました。
このデッキレシピではトークンをリンクモンスターに変え、そこからさらにリンクモンスターに変える戦法を取ります。
それゆえ、エクストラデッキが枯渇しないように回収カードを適宜入れていくのがベターだと思います。
・【厳選!】「サイバース・リンク」と相性の良いカード・テーマの私的評価考察【サイバース族】
エクストラデッキ
エクストラデッキにはサイバース族リンクモンスターを多数採用。
トライゲート・ウィザードの相互リンク3つが強いため、この効果を使えるように展開させたいところです。
また、トークンを素材にできるリンクモンスターであるリンク・スパイダーとプロキシー・ドラゴンも多めに採用しました。
この2枚を踏み台にしてトークンからトライゲート・ウィザードを狙っていく戦法です。
足りなくなったらエクゾディオスや貪欲な壺で回収できればベスト。
リンクモンスター以外だとタツノオトシオヤをリクルートするボウテンコウ、ガイザーはキーカードの1枚。
ガイザーから出せる関係でクリスタルウィングも採用していますが、正直「出せたら良いな」程度の感覚で採用しています。
遊戯王カード ST17-JP043 リンク・スパイダー(スーパーレア)遊戯王VRAINS [STARTER DECK 2017] |
魔法・罠
魔法罠にはレベル1チューナーを墓地へ送るためにおろかな埋葬、手札断殺を投入しました。
これらはドットスケーパーの発動を補助する効果もあり、活躍が期待できます。
必須レベルの枠はソウル・チャージと貪欲な壺。
ソウル・チャージはエクストラリンクの可能性を高め、貪欲な壺は使用済のリンクモンスターを再利用することができます。
この2枚はリンクモンスターテーマには必須ではないでしょうか。
ホントは二重召喚あたりも採用しようかと思ったんですけど、バランサーロードと役割がかぶっていたので採用を見送りました。
遊戯王カード SR03-JP032 貪欲な壺 ノーマル 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -機械竜叛乱-] |
サイバース・リンクのガチ構築
何度か書いていますが、サイバース・リンクではトライゲート・ウィザードのメタ効果が非常に強力だと考えています。
この効果を発動させるためには相互リンクが3つ必要ですが、ストラクチャーやサイバース族だけでこれを達成するのはどうにも難しいように思います。
・【新規】「サイバース・リンク」効果、相場値段などの私的評価考察【サイバース族】
そこで、ストラクチャーらしさを度外視した「トライゲート・ウィザードの相互リンクを3つにする」ためだけのデッキを考えてみました。
たぶんストラクチャーの特徴を出したデッキよりもこっちの方が強い……。
ただ、これをやってしまうとサイバース・リンクっぽさがなくなってしまうのがなんだかちょっと寂しい。
サイバース・リンクを使ったサイバース族デッキというよりは、リンク召喚ギミックのグッドスタッフという感じになっています。
サイバース・リンク ガチ構築デッキレシピ
メインデッキ :40枚
エクストラデッキ:15枚
【 モンスター 】27
サイバース・ガジェット ×3
ジャンク・シンクロン ×2
ジェット・シンクロン ×2
捕食植物 オフリス・スコーピオ ×3
捕食植物 ダーリング・コブラ
ローンファイア・ブロッサム ×2
ジェムナイト・ラズリー
H・Cサウザンド・ブレード
EMトリック・クラウン
タツノオトシオヤ
グローアップ・バルブ
BF-朧影のゴウフウ
光竜星-リフン
究極封印神エクゾディオス
創造の代行者 ヴィーナス ×3
神聖なる球体 ×3
【 魔法 】11
ブラック・ホール
パーピィの羽根箒
手札断殺 ×3
おろかな埋葬
竜星の輝跡
ワン・フォー・ワン
貪欲な壺
ソウル・チャージ
ブリリアント・フュージョン
【 罠 】2
神の宣告
神の通告
【 エクストラ 】15
ファイアウォール・ドラゴン
トライゲート・ウィザード ×2
デコード・トーカー
バイナル・ソーサレス
プロキシー・ドラゴン ×2
リンク・スパイダー ×2
リンク・ディサイプル
邪竜星-ガイザー
源竜星-ボウテンコウ
ミセス・レディエント
M.X-セイバー インヴォーカー
ジェムナイト・セラフィ
ガチ構築の回し方
基本は捕食植物からの展開でミセス・レディエントとジェムナイト・セラフィ、クラウンブレードを展開していくコンボの派生です。
・【遊戯王】リンク召喚で使える相性の良いカード・テーマ【10期】
うまくやればエクストラリンクも十分できそうですが、いまのところうまく思いつきませんでした。
いちおう、トライゲート・ウィザードの相互リンクを3つつなぐことを考えなければエクストラリンクも可能ですが、それだとすぐ崩されてしまいそうなので、エクストラリンクを狙わない方が無難なように思いました。
星杯の場合は個別に効果を持っているため相互リンクはさほど気にしなくて良いですが、サイバース・リンクではその点を気にしなければならないのが良いところでも悪いところでもありますね。
・【遊戯王】「星杯」デッキレシピ! 動かし方、回し方・構築についての私的評価・考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
展開手順は工程1~3まであり、工程1~2までは同じです。
このルートは手札にオフリス・スコーピオがいないとスタートできませんが、ローンファイア・ブロッサムや手札断殺を相当数積んでいるので、初動の事故率はさほどでもないでしょう。
工程3からはサイバース・ガジェットを使う方法と代行天使ヴィーナスを使う2パターンを紹介しています。
工程1.捕食植物からミセス・レディエントを出す
手札にオフリス・スコーピオがいるとき…
①オフリス・スコーピオを召喚してダーリング・コブラを特殊召喚。さらにブリリアント・フュージョンをサーチする。
②この2体でM.X-セイバー インヴォーカーを呼びだし、サウザンド・ブレードを特殊召喚。
③インヴォーカーとサウザンド・ブレードでミセス・レディエントを出す。
*盤面:ミセス・レディエントが1体。
工程2.ブリリアント・フュージョン+クラウンブレードで大量展開
④ブリリアント・フュージョンでジェムナイト・セラフィを召喚。
⑤素材としてジェムナイト・ラズリーとトリック・クラウンを落とし、クラウンブレードのギミックでトリック・クラウンとサウザンド・ブレードを並べる。
⑥トリック・クラウン、サウザンド・ブレードでフィールドの真ん中にバイナル・ソーサレスを出す。
*盤面:ミセス・レディエント、ジェムナイト・セラフィ、バイナル・ソーサレス
工程3-1.タツノオトシオヤでさらに展開するルート
墓地にレベル1チューナーが落ちているならサイバース・ガジェットを使います。
ここからは最初に紹介したタツノオトシオヤを出す流れに近いです。
⑥サイバース・ガジェットでレベル1チューナーを釣り上げボウテンコウを出す。ガジェットトークンを精製。
⑦ボウテンコウ+ガジェットトークンでガイザーをシンクロ召喚。竜星モンスターをリクルート。
⑧ガイザーと相手を破壊してタツノオトシオヤをリクルート。
⑨竜星モンスターとミセス・レディエントでトライゲート・ウィザードをリンク召喚。
⑩タツノオトシオヤでトークンを1体出し、リンク・スパイダーにする。
⑪ジェムナイト・セラフィとタツノコトークンでフィールドの一番端にプロキシー・ドラゴンをリンク召喚。
⑫さらにトークンを出し、プロキシー・ドラゴン+タツノオトシオヤ+トークン1体でファイアウォール・ドラゴンを出す。
*最終盤面:リンク・スパイダー、トライゲート・ウィザード(相互リンク3)、バイナル・ソーサレス、ファイアウォール・ドラゴン(相互リンク1)
エクストラリンクを狙う場合はリンク・スパイダーを3枚にして、タツノオトシオヤを一番端に特殊召喚すればできるっぽいです。
その場合はトライゲート・ウィザードに2つまでしか相互リンクできませんが。
遊戯王 源竜星-ボウテンコウ(スーパーレア) インベイジョン・オブ・ヴェノム(INOV) シングルカード INOV-JP048-SR |
工程3-2.創造の代行者ヴィーナスで展開するルート
工程2まで終わったとき、墓地にレベル1チューナーがなかったり、手札にサイバース・ガジェットがない場合は創造の代行天使ヴィーナスを使って展開していきます。
⑥ヴィーナスを召喚し、神聖なる球体を2体展開。
⑦神聖なる球体とミセス・レディエントでトライゲート・ウィザードをリンク召喚。
⑧もう1体の神聖なる球体をでリンク・スパイダーにする。
⑨最後の神聖なる球体をリクルートし、ジェムナイト・セラフィを素材にしてバイナル・ソーサレスをリンク召喚。
*最終盤面:リンク・スパイダー、バイナル・ソーサレス×2、トライゲート・ウィザード(相互リンク3)、ヴィーナス。
こちらの場合でも、トライゲート・ウィザードの相互リンク3つを狙わなければ、あと1枚モンスターを工面できればエクストラリンクを狙えます。
サイバース・リンク デッキレシピまとめ
サイバース・リンクのみだと展開に難があるように感じましたが、トークンを組み合わせることでなんとかなるように思います。
今回はタツノオトシオヤやゴウフウを採用しましたが、そのほかにも展開ギミックを採用することで動きやすくなるでしょう。
相互リンクを繋げていくのはシンクロ足し算並みに面倒です。
けれど、それが頭を使っている感じ、カードゲームをしている感があって好きな部分でもあります。
盤面を気にしなければならないというのは、今までとは違った頭の使い方をしなければならないので、そこがまた楽しい。
そういう新しい楽しみがあるサイバース・リンク。新しい環境になってから、二の足を踏んでいるという方にもおススメしたいストラクチャーです。
・【厳選!】「サイバース・リンク」と相性の良いカード・テーマの私的評価考察―ブリリアント・フュージョン、捕食植物など―【サイバース族】
・【新規】「サイバース・リンク」効果、相場値段などの私的評価考察【サイバース族】
コメント
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ボウテンコウでオヤをリクルートできなくね?
応援してるから頑張って^_^
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コメントありがとうございます。
確認したら無理でした。
コンボが破たんしたから残念……。