十二支
がテーマのモンスター群「十二獣」。
「じゅうにじゅう」と読んでしまいそうですが実は「じゅうにしし」です。
最近のカードゲーム業界は十二支テーマが多いという話も聞きましたが遊戯王はどういった感じでしょうか。
この記事では「レイジング・テンペスト」に収録される新規カードについて書いていきます。
十二獣のデッキレシピ、相性の良いカードの考察はコチラ。
・【考察】「十二獣」デッキレシピ 私的評価・考察【レイジング・テンペスト】
・【考察】「十二獣」好相性サポートカード 私的評価考察・相場値段【レイジング・テンペスト】
*価格情報は遊戯王☆カード検索を利用しました。
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十二獣
レイジング・テンペストでカテゴリ化される「十二獣」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て地属性・獣戦士族・レベル(ランク)4で統一されている。・引用元:遊戯王カードWiki
概要
十二獣は地属性獣戦士族で統一され、レベル4、ランク4のモンスターで構成されたテーマです。
レベル4の十二獣は獣戦士族ゆえに炎舞―天キに対応し、サーチしやすいのが特徴。
固有効果はデッキを回すものが多く、エクシーズテーマではありますが展開に寄与するものが少ないです。
・【考察】「十二獣」好相性サポートカード 私的評価考察・相場値段【レイジング・テンペスト】
そして、下級モンスターたちは以下の共通効果を持っています。
(2):このカードを素材として持っている、元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
●(固有の効果)
エクシーズモンスターに効果を付与する効果です。
付与するのは対象に対する耐性、戦闘補助がほとんど。
戦闘に強そうなテーマです。
続いて、エクシーズモンスターは以下の共通効果があります。
「十二獣○○」は1ターンに1度、同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
フィールドの十二獣に重ねられるため展開せずともエクシーズできるのです。
最近のテーマだと超量が近いでしょうか。
・カテゴリ:超量
ただし素材としている十二獣のステータスを参照するため、正規の手順で出さないと心もとないのが悩ましいところ。
幸い獣戦士族には炎舞―天枢があり、2体素材のブルホーンなら2000~の打点を保てそうです。
エクシーズモンスターの固有効果はサーチや破壊など様々。
共通効果によってステータスに差異がなく、純粋に状況に応じた効果を選んで出せるのが特徴です。
・【考察】「十二獣」デッキレシピ 私的評価・考察【レイジング・テンペスト】
魔法・罠はエクシーズをサポートするものが多く、展開できる永続カードは1枚。
それも破壊をトリガーとしているため、うまく使わないとフィールドのモンスターを増やすことができずに終わってしまうのでなかなか難しそうなテーマです。
遊戯王カード TRC1-JP044 炎舞-「天・」(スーパーレア)遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION] |
下級モンスター
《十二獣モルモラット》
地属性・獣戦士族の下級モンスター。
召喚に成功した場合に十二獣を墓地へ送る効果、獣戦士族のエクシーズ素材となっている時に同名カードをリクルートする効果を付与する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
202円 | 205円↑ | 320円↑ | 354円↑ |
召喚成功時に十二獣を墓地へ送れるため、タイグリスを合わせることで実質好きな十二獣を素材にエクシーズするのと同じ。
ただそれだと素材1枚で、打点は高くても1600といったところ。
なかなか難しい。
エクシーズモンスターに付与する効果はモルモラットのリクルート。
前述した墓地肥やしは召喚時の発動であるため、リクルートした場合はこの効果を使えません。
ウィキにもありますが、FNo.0 未来皇ホープと組み合わせるのがいいでしょうか。
タイグリスなどと合わせて複数体展開し、ソウコにつなげるといった戦法も強い。
十二獣の会局と出張要員としてさまざまなデッキに投入できる点が期待されています。
・【考察】「十二獣」デッキレシピ 私的評価・考察【レイジング・テンペスト】
《十二獣ラビーナ》
地属性・獣戦士族の下級モンスター。
破壊された場合に十二獣をサルベージする効果、獣戦士族のエクシーズ素材となっている時に対象をとる魔法カードの発動を無効にする効果を付与する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
29円 | 28円↓ | 28円→ | 27円↓ |
《十二獣ラム》
地属性・獣戦士族の下級モンスター。
破壊された場合に十二獣を蘇生する効果、獣戦士族のエクシーズ素材となっている時に対象をとる罠カードの発動を無効にする効果を付与する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
30円 | 28円↓ | 29円↑ | 28円↓ |
ラムとラビーナは破壊された場合に十二獣を蘇生、サルベージするカード。
エクシーズモンスターに付与する効果もそれぞれ対象を取る罠、魔法に耐性を持たせるというのも似ています。
この効果の発動には十二獣の会局やゾディアックSが使えますね。
破壊された場合の効果を発動するために、ウィキでは天空の虹彩を採用する案が書かれています。
十二獣は展開札が少なく、それを補うペンデュラムギミックはアリかも。
破壊がトリガーとなるとやっぱりメタルフォーゼにも採用の芽が……。
・カテゴリ:メタルフォーゼ
《十二獣ヴァイパー》
地属性・獣戦士族の下級モンスター。
手札・フィールドからエクシーズ素材になる効果、獣戦士族のエクシーズ素材となっている時に戦闘を行ったモンスターを除外する効果を付与する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
30円 | 29円↓ | 30円↑ | 30円→ |
相手ターンに使うことで疑似オネストとなるほか除外もでき、戦闘にめっぽう強いカード。
いまのところ十二獣には素材を増やせるカードがヴァイパーしかなく、優先度は高いと考えています。
《十二獣サラブレード》
地属性・獣戦士族の下級モンスター。
召喚・特殊召喚に成功した場合に十二獣を捨てることでドローする効果、獣戦士族のエクシーズ素材となっている時に貫通の効果を付与する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
762円 | 629円↓ | 621円↓ | 557円↓ |
十二獣のドローソース。
発動条件が緩いわりにターン内の発動回数に制限がなく、複数体並べばそれだけ発動できるのも魅力。
エクシーズに付与する効果は貫通。
悪くありませんがワイルドボウで直接攻撃ができ、ダメージを通したいならこちらを使うかなという雰囲気が。
サラブレードは十二獣で一番の攻撃力を持つため採用はするでしょうけど。
遊戯王 十二獣サラブレード(スーパーレア) レイジング・テンペスト(RATE) シングルカード RATE-JP017-SR |
エクシーズモンスター
《十二獣ブルホーン》
地属性・獣戦士族のエクシーズモンスター。
同名カード以外の十二獣に重ねてエクシーズ召喚する効果外テキスト、エクシーズ素材の十二獣のステータス分強化する効果、デッキから獣戦士族モンスターをサーチする効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
1036円 | 927円↓ | 884円↓ | 864円↓ |
ギアギガントXやキングレムリン同様にサーチ効果を持ったモンスター。
十二獣の共通効果で場に出しやすいのもウリ。
十二獣でサーチするとしたら打点を上げられるヴァイパーでしょうか。
ブルホーンを出す前に適当な十二獣エクシーズを挟むことで打点を下げずにサーチも可能です。
遊戯王 十二獣ブルホーン(シークレットレア) レイジング・テンペスト(RATE) シングルカード RATE-JP051-SI |
《十二獣タイグリス》
地属性・獣戦士族のエクシーズモンスター。
同名カード以外の十二獣に重ねてエクシーズ召喚する効果外テキスト、エクシーズ素材の十二獣のステータス分強化する効果、墓地の十二獣をエクシーズ素材にする効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
34円 | 30円↓ | 32円↑ | 32円→ |
このカードの面白いところは、素材を補充するエクシーズモンスターに制約がないこと。
たとえば、効果を使ったあとのNo.101 S・H・Ark Knightに素材を補充することも可能で、ターンをまたげば2回目の発動もできます。
モルモラットの展開補助効果と組み合わせてタイグリスを複数体並べられたら面白かったんですけどね。
①モルモラットを素材とした適当な十二獣エクシーズに重ねてタイグリスを特殊召喚。
②モルモラットの効果でモルモラットをリクルート。
③①~②と同様の手順でタイグリスを3体並べる。
④タイグリスの効果を3回発動し、墓地から一番攻撃力の高い十二獣を1体のタイグリスにまとめて素材とする。
途中で気づきましたが十二獣の特別なエクシーズ召喚は各モンスター1回のみの制限があるため、タイグリスを複数展開することはできません。
④まで書き終わってから気づいたのでけっこう悲しい……。
《十二獣ドランシア》
地属性・獣戦士族のエクシーズモンスター。
同名カード以外の十二獣に重ねてエクシーズ召喚する効果外テキスト、エクシーズ素材の十二獣のステータス分強化する効果、フィールドの表側表示のカードを破壊する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
607円 | 480円↓ | 485円↑ | 538円↑ |
相手ターンに除去が打てる使いやすいカード。
十二獣を使うデッキならぜひとも採用したいモンスター。
ウィキにもありますがサーチ効果を使ったあとのブルホーンに重ねるのがベターでしょうか。
十二獣はブルホーンからドランシアにつなげるのが基本戦術になりそうです。
遊戯王 十二獣ドランシア(ウルトラレア) レイジング・テンペスト(RATE) シングルカード RATE-JP053-UR |
《十二獣ワイルドボウ》
地属性・獣戦士族のエクシーズモンスター。
同名カード以外の十二獣に重ねてエクシーズ召喚する効果外テキスト、エクシーズ素材の十二獣のステータス分強化する効果、直接攻撃できる効果、エクシーズ素材が12以上の時に戦闘ダメージを与えた時に全体除去と自身を守備表示にする効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
60円 | 55円↓ | 61円↑ | 61円→ |
直接攻撃と12枚の素材を持っているときに全体除去を打てるカード。
ロマンカードに見えますがグレートマグナスでもそんなことを言っていたら意外と発動できました。
今後のサポート追加によっては普通に発動できるかもしれません。
魔法・罠カード
《ゾディアックS》
フィールド魔法。
十二獣を全体強化する効果、攻撃力が最も高い獣戦士族以外を攻撃対象にできなくなる効果、十二獣1体が破壊される代わりに手札・フィールドのモンスターを破壊できる効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
38円 | 32円↓ | 32円→ | 32円→ |
一番高い攻撃力を持つカードにヘイトを集める効果と戦闘破壊を肩代わりする効果。
ラム、ラビーナのトリガーとできるほか、手札から炎王を破壊することも。
そういう点では最近話題となった炎王Kozmoと似たような動きがデキそうです。
・【構築】「Kozmo―コズモ―」デッキレシピ 私的評価・考察【EXTRA PACK 2016】
《十二獣の会局》
永続魔法。
自分フィールドのカード1枚を破壊して十二獣をリクルートする効果、効果で破壊され墓地へ送られた場合に十二獣のエクシーズ素材となる効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
138円 | 179円↑ | 297円↑ | 314円↑ |
最近流行りの破壊をトリガーとしてリクルートするカード。
こちらもゾディアックS同様にラム、ラビーナのトリガーとできる点が優秀。
クリストロンと違って発動後に縛りがないため、竜星と合わせてシンクロギミックを入れることもできそうです。
(エクストラデッキの枠に目をつぶれば。)
・【構築】「水晶機巧―クリストロン―」デッキレシピ 私的評価・考察【インベイジョン・オブ・ヴェノム】
特に使用済みの炎舞―天キをコストにできる点が優秀で、十二獣に足りなかった展開力を大幅にサポートしてくれます。
《十二獣の方合》
通常罠。
十二獣のエクシーズ素材を増やす効果、墓地の自身をコストに墓地の十二獣をデッキに戻してドローする効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
初動価格 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 |
45円 | 40円↓ | 41円↑ | 41円→ |
十二獣エクシーズの素材を増やすこと=攻撃力強化となり、疑似的なコンバットトリックとすることが可能。
墓地から除外すると貪欲な壺のような効果があり、手札補充も。
十二獣はエクシーズが墓地にたまりやすいためメインデッキに戻さずに発動することも容易にできるでしょう。
最後に
正直、ただ重ねるだけでエクシーズ召喚できるカードはあんまり好きじゃありません。
十二獣はエクシーズが出しやすいぶん、そこまで強いという感じではなさそうに思っていました。
実際はモルモラット、十二獣の会局のコンボが注目され、環境に食い込みつつあります。
これからの活躍に期待したいところ。
・【考察】「十二獣」デッキレシピ 私的評価・考察【レイジング・テンペスト】
・【考察】「十二獣」好相性サポートカード 私的評価考察・相場値段【レイジング・テンペスト】
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