黒炎弾
壇ノ浦の戦いで平氏一門が滅亡がした日に発売される新段『クラッシュ・オブ・リベリオン』
この弾で強化された城之内くんの魂のカード『レッドアイズ』。
今回はこのパックで追加された新規カードを見ていきます。
融合、エクシーズ、ドローとバランスの良い効果が揃っています。
*デッキレシピはコチラを参照
・【太くて固くて黒いビッグ・マグナム】「真紅眼/レッドアイズ」デッキレシピ 私的評価・考察~エクシーズ軸・ペンデュラム軸・儀式軸~【クラッシュ・オブ・リベリオン】
真紅眼/レッドアイズ
遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE3 付属カードで登場した「レッドアイズ」と名のついたモンスター群。
属するモンスターは、《真紅眼の飛竜》・《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》以外は全て闇属性の最上級モンスターである。・引用元:遊戯王カードWiki
概要
テーマ化されたレッドアイズはデュアルモンスターで構成されています。
バニラサポートで蘇生させることができ、展開手段が豊富。
真紅眼の黒竜は、元から闇属性ドラゴン族レベル7攻撃力2400とサポートが多いカードでした。
それが今回の強化でさらに増えました。
エクストラには懐かしきブラックデーモンズドラゴンや、レッドアイズ・ブラックメタルドラゴンのリメイクらしきモンスターもおり、てんこ盛りなテーマとなっています。
メインモンスター
真紅眼の黒炎竜
闇属性・ドラゴン族の最上級デュアルモンスター。
デュアル共通のルール効果を持ち、再度召喚する事で戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にダメージを与える効果を得る。・引用元:遊戯王カードWiki
レベル7、闇属性、疑似バニラと考えると、七星の宝刀、闇の誘惑、銀龍の轟砲など様々なカードに対応してるというなんだかすごいカード。
真紅眼の黒竜には対応していないデュアルサポートの恩恵を受けられるというのもポイントです。
ちなみに、竜の霊廟が1枚目のカードを参照するのは墓地。
ゆえにこのカードを墓地に送った場合は2枚目のカードを墓地に送ることが可能。
バーン効果は意外と強力で、後々ボディブローのように効いてきます。
戦闘破壊できないモンスターでも、とりあえず殴っておけばダメージを蓄積させることができます。
真紅眼の鋼炎竜のエクシーズ素材や、蘇生対象にもなる使いやすいカードです。
真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン
闇属性・悪魔族の上級デュアルモンスター。
デュアル共通のルール効果を持ち、再度召喚する事で自身の攻撃力より低い守備力を持つ相手モンスターを全て破壊する効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
全体除去は範囲が広く、攻撃力を上げることができればその範囲はさらに広がります。
守備力の高いモンスターは攻撃力が低いというのもあり、この効果で破壊できなければ戦闘破壊で処理することもできるでしょう。
闇のデッキ破壊ウイルスと組み合わせれば、自身の効果と合わせて相手フィールドを焦土と化すことができます。
他のメインデッキに入るレッドアイズでは使えませんが、一考の余地アリ。
とまぁかなり強力なモンスターだと思うんですが、レッドアイズとしてみるとかなり扱いにくいモンスターです。
紅玉の宝札に対応していないのは仕方ないとして、手札、デッキだと悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴンの素材にできないのが致命的。
レッドアイズデッキは基本的にドラゴン族サポートで固める構築となるため、汎用サポートも受けられず、手札でダボつくことも多いです。
伝説の黒石
闇属性・ドラゴン族の下級モンスター。
デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスターを特殊召喚する効果と、墓地に存在する場合に自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体をデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
レッドアイズ版伝説の白石。
どちらかといえば、効果は黒鋼竜の方が近いのですけど。
ワン・フォー・ワンでリクルートでき、金華猫で使いまわせる点が魅力。
召喚権さえあれば何度もレッドアイズモンスターをリクルートできます。
金華猫はビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを出せるというのもメリット。
しかし、このコンボは召喚権を使う関係でデュアル軸との相性が悪いと思います。
とは言っても、現状はデュアルに頼る必要性が皆無なので、金華猫は優先的に採用すべきカードの一枚です。
黒鋼竜
手札・フィールドからレッドアイズモンスターに装備し攻撃力を増強する効果と、フィールドから墓地へ送られた場合にレッドアイズカードをサーチする効果を持つ。
・引用元:遊戯王カードWiki
暴風竜の防人と、伝説の白石を足したようなカード。
こちらも伝説の黒石と同様に、金華猫で釣り上げてビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを出すことができます。
伝説の黒石の場合は、墓地に送られた際にサーチが発動し、ディスアドバンテージを軽減してくれます。
このサーチ効果は、制限カードであるレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを引き込める点が優秀。
紅玉の宝札があるなら、サーチしたカードをコストにドローするという戦法も考えられます。
エクストラデッキ
悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン
闇属性・ドラゴン族の融合モンスター。
戦闘時に相手のカードの効果の発動を封じる効果、戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に墓地のレッドアイズをデッキに戻して元々の攻撃力分のバーンを行う効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
最近のカードと比べると、効果がシンプルで書くことが少ないです。
効果が強力で真紅眼融合を使えばデッキ融合も可能です。
しかしそのためにはバニラの上級デーモンを採用するか、前述したエビル・デーモンを採用する必要があります。
上級デーモンたちが手札で腐ることが多く、書いてる人はうまく使えませんでした。
(ちなみに、書いてる人は融合テーマが苦手です。)
実際に使ってみた感想としては、相手ライフを削りきるための『トドメの一撃』用のカードという印象を受けました。
それ以外だと耐性がないから除去されやすく、ディスアドバンテージが大きいです。
ここ一番というときにバーンダメージを狙って勝つのがベターだと感じました。
真紅眼の鋼炎竜
闇属性・ドラゴン族のエクシーズモンスター。
効果破壊を受け付けない耐性と、相手がカードを発動する度に発動するバーンを行う効果と、レッドアイズ通常モンスターの蘇生効果を持つ。・引用元:遊戯王カードWiki
リメイク ブラック・デーモンズを酷評した一方で、エクシーズモンスターはかなり使いやすいです。
エクシーズに縛りがない上に耐性持ち。
そのうえ蘇生によってアドバンテージを増やしてくれるのが強い。
バーンダメージも地味に痛く、ジワジワと削っていきます。
ペンデュラム召喚する場合を考えると、2枚発動しなければならず、この場合は1000ダメージになりますし。
・【太くて固くて黒いビッグ・マグナム】「真紅眼/レッドアイズ」デッキレシピ 私的評価・考察~エクシーズ軸・ペンデュラム軸・儀式軸~【クラッシュ・オブ・リベリオン】
魔法・罠
真紅眼融合
手札・デッキ・フィールドから融合素材を墓地へ送り、レッドアイズを融合素材とする融合召喚を行う効果、特殊召喚したモンスターを《真紅眼の黒竜》として扱う効果を持つ。
・引用元:遊戯王カードWiki
デッキからピンポイント墓地肥やしができ、黒鋼竜でサーチできるのが持ち味。
しかしデッキから墓地に送れるのはバニラのみ。
蘇生することを考えれば使い道がなくはないですが、送ったターンの特殊召喚を縛ってしまうのがかなりキツイです。
融合召喚できるモンスターに耐性がないのもツライ……。
紅玉の宝札
レベル7レッドアイズを手札コストにして手札交換しつつ、レベル7レッドアイズをデッキから墓地へ送る効果を持つ。
・引用元:遊戯王カードWiki
ドローソース、圧縮手段として優秀なカード。
圧縮率だけで考えれば、調和の宝札+伝説の白石を同じであります。
特にレッドアイズは、手札からの展開手段に乏しく、上級モンスターがハンドで腐ってしまうことが多いです。
このカードはそれを緩和してくれる貴重なカード。
(だからこそ、このカードで切れないエビルデーモンの評価は下がりがち。)
このテーマは蘇生からの展開が基本戦術であり、闇の誘惑のように除外しないというのも魅力。
真紅眼の鎧旋
自分フィールドに「レッドアイズ」モンスターが存在する場合、自分の墓地の通常モンスター1体を特殊召喚する効果と、相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合、自分の墓地の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。
・引用元:遊戯王カードWiki
レッドアイズがフィールドにいないと蘇生できないうえに罠カードということもあり、若干重いカードです。
しかしそのぶんメリットも多いのが特徴。
リビングデットの呼び声と違い、完全蘇生でターンをまたげば何度も発動できる点が高評価。
通常モンスターならば、レッドアイズ以外も蘇生できるため、汎用デュアルモンスターを蘇生することも可能です。
発動条件のレッドアイズモンスターは、真紅眼の遡刻竜や真紅眼の飛竜を使えば比較的楽に発動することができます。
最後に
レッドアイズはエクシーズ、融合などといった色々な軸を考えられるのが特徴で、クラッシュ・オブ・リベリオン以降も追加カードの多いテーマです。
そのぶん息の長い構築が楽しめるのが良いテーマ。
いろんな構築で遊ぶことができるのです。
*デッキレシピはコチラ
・【太くて固くて黒いビッグ・マグナム】「真紅眼/レッドアイズ」デッキレシピ 私的評価・考察~エクシーズ軸・ペンデュラム軸・儀式軸~【クラッシュ・オブ・リベリオン】
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