神を生け贄に捧げる!
デュエリストパックには毎回特定の召喚方法に頼らないキャラが一人くらい収録されます。(主に初代遊戯王が特定の召喚方法に頼らなかったため)
今回はイシズがその枠として強化されました。
イシズは地属性使いというよりは罠カードが印象的ですが、はたしてその強化はいかに。
この記事では『輝石のデュエリスト編』収録の新カードの考察や相性の良いカードについてまとめています。
新規カードを使ったデッキレシピ・展開パターンは以下の記事で紹介しているので、デッキ構築の参考にどうぞ!
アンケート
#輝石のデュエリスト編 に収録される #イシズ のカードでデッキを組む?
*母数を増やしたいのでRTしてもらえると助かります
#遊戯王好きと繋がりたい— 昔の遊戯王ブログ (@mukasinoyuugiou) May 14, 2022
《現世と冥界の逆転》
遊戯王カードWiki
週刊少年ジャンプ(2002年4・5合併号) 付属カードで登場した通常罠。
お互いの墓地のカードがそれぞれ15枚以上の場合に、デッキと墓地のカードを全て入れ替える効果を持つ。
現世と冥界の逆転!イシズのキーカードを全力サポート!
今回追加されたイシズのモンスターは地属性・天使族で統一されています。
原作を読んでいた時はイシズの使ったモンスターの属性や種族を気にしたことがなかったので、思わず「へぇ~」という感じです。
イシズの強化で特徴的なのが、現世と冥界の逆転に関する効果を持つカードが多く登場したこと。
闇マリクのカードが強化された時も、ラーの翼神竜に関する効果を持ったカードが多く登場したので、そういう所は姉弟で似てますね。
個人的注目カードは古尖兵ケルベクと古衛兵アギドの2枚。
両方、手札・デッキから墓地へ送られた場合にお互いのデッキトップから5枚を墓地に送る効果を持ちます。
デッキトップ5枚墓地送りはデッキ破壊として見るとなかなかの性能なうえ、アギトの方は墓地に現世と冥界の逆転があるとさらに5枚削ることが可能。
現世と冥界の逆転発動後なら相手のデッキは15枚前後の可能性が高く、デッキ破壊による勝利を狙える可能性が高いと考えています。
ただし、現世と冥界の逆転を発動すると自分のデッキも少なくなっていること、現世と冥界の逆転の効果でこの2枚のデッキ破壊は発動できないことに注意。
魔法・罠では墓地に関する効果が多く、こちらも現世と冥界の逆転に関連する効果を持ちます。
中でも気になるのはやはり、現世と冥界の逆転とそっくりな名前を持つ絶望と希望の逆転。
自分フィールドに地属性・天使族が3体以上いる場合、モンスターの全体除去とお互いに除去された相手のモンスターの数まで相手の墓地から蘇生できる罠カードです。
例えばこちらが3体、相手がモンスター1体なら、相手はこちらの墓地から3体まで蘇生でき、こちらは相手の墓地から1体蘇生できる、という感じ。
まあまあ使い勝手が悪いように感じますが、フリーチェーンなのと宿神像ケルドウからサーチできるのが強み(まあサーチは激流葬もできますが……)
そのほか墓地効果を封殺できる墓守の罠、破壊輪と万能地雷グレイモヤを合わせたような運命の抱く爆弾が登場。
墓守の罠は相手のドローしたカードを当てるとそのまま墓地に送れるので、天変地異と組み合わせたら面白そう。
総評として、デッキ破壊テーマとしてみるとけっこう面白い。
初見ではエースアタッカーがいないのでどうやって戦うのか全く分かりませんでしたが、古尖兵ケルベクと古衛兵アギドのデッキデス効果を使えばけっこう戦えそうな気がしました。
少し前の神碑もそうでしたが、最近の遊戯王はデッキ破壊がアツい!
イシズのカードと相性の良いカード
地属性・天使族サポート
イシズのモンスターは地属性・天使族で統一されているのでまずはこれらのサポートカードを紹介。
まずは地属性から。
地属性サポートでは直近で強化されたばかりの春化精、地霊媒師アウスが候補。
春化精はイシズのモンスターたちと属性・種族が同じというのがメリットです。
また、イシズのモンスターのほとんどが自身の効果で特殊召喚された場合に発動する効果なので、手札に引き込める地霊媒師アウスは重宝すると考えています。
この他、地属性の汎用サポートはこちらの記事でまとめているので、採用カードに悩んだら参考になるかもしれません。
天使族では地久神カルボンと大天使クリスティアの相性が良いでしょう。
地久神カルボンは通常召喚した自身をリリースして地属性・天使族をサーチできるモンスターで、イシズのモンスターが持つ特殊召喚効果のコストにすることができます。
クリスティアは言わずと知れた天使族のエース。
墓地に天使族モンスターが4体いる時に特殊召喚することができ、墓地を調整できるイシズのモンスターとは相性が良いと考えました。
クリスティアの特殊召喚条件って光属性4枚だ思ってましたけど、天使族なんですね。
相手のデッキを削るカード
今回の追加カードの中では古尖兵ケルベクと古衛兵アギドのデッキ破壊が勝ち筋のひとつだと思うのでデッキデス系のカードも見ていきましょう。
現世と冥界の逆転を発動できれば相手のデッキは15枚前後となり、数回デッキ破壊系のカードを使えればトドメを刺せそうです。
例えば手札抹殺・手札断殺、及びメタモルポット。
これらは手札のケルベク・アギドを墓地へ送りつつデッキ破壊ができるのでかなり有用だと考えています。
防御札としては皆既日蝕の書があり、相手の動きを封じつつ2~3枚程度のデッキ破壊が可能。
似たようなカードでは一時休戦もいいですね。
ここからへんのギミックは神碑とも似通っているのでこちらの記事も参考になるかもしれません。
また、自身のデッキも同時に削ることに着目し、ティアラメンツのギミックを採用することも考えられます。
このコンボはマスターデュエルでも大流行りして、一時イシズ・ティアラメンツ一色になるなんてことも……
- 墓地融合!?共通効果でそれは強くない???【遊戯王】「ティアラメンツ」新規効果&相性の良いカード私的評価考察【パワー・オブ・ジ・エレメンツ】
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その他相性の良いカード
その他相性の良いカードとして、現世と冥界の逆転を直接墓地に送れるおろかな副葬をあげておきます。
今回追加されるカードのほとんどが墓地に現世と冥界の逆転があると強化されるので、こうして直接墓地に送れるカードがあると便利でしょう。
また、天変地異やSPYRALの一部カードがあれば墓守の罠で相手のドローを完封することができます。
うまくいけばかなり厄介なコンボになりそうです。
あとわりかしセルフデッキ破壊系のカードとも相性が良さそう。
現世と冥界の逆転の発動条件を整えつつ、墓地発動できるカードでアドバンテージを得られるので。
そう考えると隣の芝刈りとかもいいかも。
最後に同胞の絆。
イシズのモンスターは地属性・天使族に加えレベル4ばかりのため、同胞の絆による展開が可能です。
ただし、それぞれのモンスターが持つサーチ効果は、自身の効果で特殊召喚した時に追加で使えるので、同胞の絆とのかみ合いはそこまでよくないかも。
絶望と希望の逆転の発動条件を即座に満たせるのは利点。
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