サイバース・リンクと相性の良いカード
3月末に発売されたスターターデッキをサイバース族初の構築済みデッキとすると、サイバース・リンクは二つ目の構築済みデッキということになります。
約2ヵ月で再登場というとけっこう早いですね。
しかし、まだまだサポートは少なく、テーマ外から相性の良いカードを採用しなくてはなりません。
ということで、今回は新ストラクチャーデッキ『サイバース・リンク』と相性の良いカードを考察していきます。
サイバース・リンクで作るデッキレシピ、この弾で登場する新規カード、スターターのデッキレシピを参考にする場合はこちらからどうぞ。
・【遊戯王】3箱で作る「サイバース・リンク」デッキレシピ 動かし方、回し方・構築についての私的評価・考察【サイバース族】
・【新規】「サイバース・リンク」効果、相場値段などの私的評価考察【サイバース族】
・【遊戯王】3箱で作る「STARTER DECK(2017)」デッキレシピ 私的評価・考察【サイバース族】
ストラクチャーデッキ-サイバース・リンク-
BEFORE:ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・エボリューション-
2017年6月17日発売予定。・引用元:遊戯王カードWiki
サイバース族サポート
まず紹介するのはサイバース族のサポートカード。
といっても、まだ登場したてのテーマなのでサポートが充実しているとは言えません。
基本的にはスターター2017に収録されたカードを採用するといいでしょう。
例えばRAMクラウダーは比較的使いやすい蘇生カードです。
・【遊戯王】3箱で作る「STARTER DECK(2017)」デッキレシピ 私的評価・考察【サイバース族】
数少ないサイバース族でぜひ採用したいのはサイバース・ガジェット。
ジャンク・シンクロンと同等の釣り上げ効果を持ち、墓地へ送られた場合にトークンを残していくモンスター。
チューナーを吊り上げればシンクロ召喚にも使えるほか、トークンを含めてリンク素材3体分にできると考えると非常に強い!
サイバース・リンクに収録された中では、召喚権を増やすバランサーロードとも相性が良いカードです。
サイバース・ガジェットがあれば、後述する展開コンボでトライゲート・ウィザードに三つの相互リンクを組むことも可能です。
展開札・召喚権を増やすカード
サイバース・リンクでは相互リンクを繋げ、より強力な効果の付与を目指していきます。
それゆえリンク素材となるモンスターを特殊召喚する効果が多いのですが、それでもまだ足りないように思います。
そのため、召喚権を増やす二重召喚は重宝すると考えています。
このカードは先に紹介したサイバース・ガジェットや、ドラコネットととも相性が良く、サイバース族デッキには採用してもいいカードだと思います。
ここら辺の考え方はスターターデッキとも共通していますので、こちらの相性考察も参考にしてください。
・【考察】「スターターデッキ2017」好相性サポートカード 私的評価考察【STARTER DECK(2017)】
また、手軽にリンク素材を増やせるイービル・ソーンやそれをリクルートできるローンファイア・ブロッサム、代行天使ヴィーナス+神聖なる球体なんかも採用候補。
イービル・ソーンとローンファイア・ブロッサムは捕食植物のコンボとも共有できるのが良いですね。
トークン
トライゲート・ウィザードやバイナル・ソーサレスなど、サイバース・リンクの新規モンスターはトークンを素材にできないカードが多いです。
ゆえにトークンとは相性が悪く見えがちですがそんなことはありません。
なぜなら、プロキシー・ドラゴンやリンク・スパイダーといったトークンを素材にできるモンスターを経由させることで、強引にリンク素材にできるから。
例えば、スケープ・ゴートで出せる4体のトークンでプロキシー・ドラゴンとリンク・スパイダーを出せば、この2体を素材にトライゲート・ウィザードを出すことは可能。
エクストラデッキの消費が激しいことは確かですが、サイバース・リンクのカードだけではどうしても展開札が足りない感がありますので、トークンに頼るのは悪くないと考えています。
・【遊戯王】3箱で作る「サイバース・リンク」デッキレシピ 動かし方、回し方・構築についての私的評価・考察【サイバース族】
中でもダンディライオンやBF-朧影のゴウフウあたりは使いやすく、サイバース・リンクでも採用しやすいカードではないでしょうか。
サイバース・ガジェットと相性の良いボウテンコウからガイザーを出し、自壊させてタツノオトシオヤをリクルートする方法も面白いと思います。
遊戯王カード TDIL-JP013 BF-朧影のゴウフウ ノーマル 遊戯王アーク・ファイブ [ザ・ダーク・イリュージョン] |
エクストラデッキ
サイバース・リンクのメインギミックはリンク召喚!
そのためエクストラデッキはリンクモンスターで埋まることになると思います。
特にトライゲート・ウィザードが持つ相互リンク3つの効果は強く、これを積極的に狙っていきたいところ。
なるべく消費を軽くするために、EXモンスターゾーンには下向きリンクを持った素材1体のモンスターを配置したいですね。
・【新規】「サイバース・リンク」効果、相場値段などの私的評価考察【サイバース族】
ということで採用したいのがリンク・スパイダーかリンク・ディサイプル。
サイバース族デッキならほぼ縛りのないリンク・ディサイプルの方が適当だと思います。
一方でリンク・スパイダーは特殊召喚して次のリンクへつなげることもでき、そこらへんは好みが分かれる部分ですね。
実際にデッキレシピを作ってみた感じだと、トークンへの依存度が高いので、リンク・スパイダーの方が使いやすいかも……。
リンクモンスター以外では、墓地のリンクモンスターを回収できるダイガスタ・エメラルも採用候補。
これは星杯でも同じでしたが、後半にエクストラデッキのリンクモンスターが切れてしまう可能性が高いです。
その問題を防止するために採用したほうが良いと思います。
・【選抜】「星杯」と相性の良いカード! 私的評価考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
注目ギミック・相性の良いテーマ
相性の良いギミックはやはり展開ギミック。
リンク召喚テーマだとどうしても似通ってしまいますがまあちょっと仕方ないですね。
星杯
リンク召喚テーマと言えば最近登場したばかりの星杯です。
といっても、通常モンスターの多い星杯とサイバース族はさほど相性が良くないので、エクストラデッキのモンスターを貸し借りする程度でしょう。
・【遊戯王】「星杯」デッキレシピ! 動かし方、回し方・構築についての私的評価・考察【コード・オブ・ザ・デュエリスト】
同じ素材数で出せるトライゲート・ウィザードと星杯戦士ニンギルスを比較すると、
・相互リンク3つで無効効果を発動できるトライゲート・ウィザード
・確実除去効果を発動できるニンギルス
といったあたりで差別化できます。
代行天使
先にも少し紹介していますが創造の代行者ヴィーナスを使った展開ギミック。
ヴィーナスは神聖なる球体をリクルートする効果があり、これで一気に4体のモンスターを展開することができます。
元々星杯に採用されていたコンボで、星杯妖精リースにトランスターンを使ってヴィーナスをリクルートするコンボもあります。
展開枚数が減ってしまいますが、リースがなくとも神聖なる球体にトランスターンを使えばヴィーナスを呼び出すことが可能です。
展開方法に悩んだら採用してもいいコンボではないでしょうか。
コラプ・ワイバー/白黒竜
サイバース・リンクで新登場するモンスターは光闇が比較的多いです。
そのため、コラプサーペント、ワイバースターといった白黒竜にも採用価値があると思います。
この2枚は墓地へ送られた場合に相方を相互サーチでき、手札が減らないのが大きな特徴。
リンク召喚でも変わらず発動でき、サイバース・リンクとの相性も良いと考えています。
白黒ジャンドのリンク召喚バージョンを作ってみたらいい感じになりそうですね。
*再録確定済み
遊戯王カード SD28-JP023 暗黒竜 コラプサーペント ノーマル 遊戯王アーク・ファイブ [STRUCTURE DECK -シンクロン・エクストリーム-] |
ボウテンコウ+ガイザー+タツノオトシオヤ
トークンギミックの紹介でも触れましたが、トークンを精製できるタツノオトシオヤが非常に強い!
このカードを出すだけで一気に4体分のリンク素材を確保でき、ここから大型リンクモンスターを狙うことができます。
タツノオトシオヤはガイザーからリクルートでき、ガイザーはボウテンコウからシンクロでき、ボウテンコウはサイバース・ガジェットを使えば簡単にシンクロ召喚可能。
例えば、手札にサイバース・ガジェット、墓地にレベル1チューナーがある場合…
①サイバース・ガジェットでレベル1チューナーを吊り上げボウテンコウをシンクロ召喚。トークンを精製。
②ボウテンコウとトークンでさらにシンクロ。ガイザーと竜星モンスターを特殊召喚。
③ガイザーで自身と相手カードを破壊し、タツノオトシオヤをリクルート。
③タツノオトシオヤでトークンを3体精製。
という流れを組むと、合計5体ものモンスターが一瞬で並びます。
トークンとはいえ大量展開できるギミックは重要。押さえておきたい戦法です。
ちなみに今回はこのボウテンコウ+ガイザー+タツノオトシオヤのギミックを使ってデッキレシピを考えてみました。
・【遊戯王】3箱で作る「サイバース・リンク」デッキレシピ 動かし方、回し方・構築についての私的評価・考察【サイバース族】
捕食植物+ブリリアント・フュージョン
最近話題の捕食植物からミセス・レディエントとジェムナイト・セラフィを並べるコンボです。
採用するのは捕食植物オフリス・スコーピオ、ダーリング・コブラ、ブリリアント・フュージョン、ジェムナイト・セラフィ、M.X-セイバー インヴォーカー、そしてミセス・レディエントの合計6種類。
お好みでオフリス・スコーピオをリクルートできるローンファイア・ブロッサムを採用することもあります。
・【遊戯王】リンク召喚で使える相性の良いカード・テーマ【10期】
コンボの手順は、手札に捕食植物オフリス・スコーピオがいる時に……。
①オフリス・スコーピオを召喚し、捕食植物ダーリング・コブラをリクルート。さらにブリリアント・フュージョンをサーチ。
②上記2体でM.X-セイバー インヴォーカーをエクシーズし、地属性モンスターを特殊召喚。
③インヴォーカーと地属性でミセス・レディエントを出す。
④ブリリアント・フュージョンでジェムナイト・セラフィを融合召喚。
という感じ。これで召喚権が1回残っている状態で2体のモンスターが並びました。
クラウンブレード
お手軽展開ギミックとして有名なのがクラウンブレード。
H・Cサウザンド・ブレードが墓地にある状態でEMトリック・クラウンが墓地へ行くと、この2枚が特殊召喚されるという優れもの。
準備が簡単なのも特徴で、サウザンド・ブレードが墓地へ落ちているだけで整ってしまうのも強力な点です。
最近のトレンドは先に紹介した捕食植物+ブリリアント・フュージョンのコンボにこのクラウンブレードを組み込むというもの。
インヴォーカーのリクルート先をサウザンド・ブレード、ブリリアント・フュージョンで落とす光属性をEMトリック・クラウンにすることで、一挙に4体のモンスター+召喚権1回が手に入ります。
捕食植物+ブリリアント・フュージョン+クラウンブレードからの展開例
上記2つのギミックを組み合わせ、そこからさらに伸ばして《トライゲート・ウィザード》を3つの相互リンク状態にします。
そのためには手札にサイバース・ガジェットが必要です。
先に紹介した展開ギミックを使って、ミセス・レディエント、ジェムナイト・セラフィ、クラブレ2体の合計4体の状態で手札にサイバース・ガジェットが1枚ある場合……。
①サイバース・ガジェットを通常召喚し、レベル2以下のモンスターを蘇生。(ミセス、セラフィ、クラ、ブレ、ガジェ、レベル2の計6体)
*補足:基本的にはブリリアント・フュージョンで素材にしたジェムナイト・ラズリーを吊り上げます。
②ミセス・レディエント以外の2体を使ってバイナル・ソーサレスをリンク召喚。場所は真ん中が望ましい。(ミセス、バイナル、他3体の計5体)
③ミセス・レディエント+もう1体でトライゲート・ウィザードを呼び出す。場所はエクストラモンスターゾーンの真下、バイナル・ソーサレスの左右どちらか。(トライゲート、バイナル、他2体の計4体)
④残った2体で2体目のバイナル・ソーサレスをリンク召喚。
⑤一連の流れでサイバース・ガジェットを墓地へ送っているのでトークンが精製される。これを素材にリンク・スパイダーをエクストラモンスターゾーンへ出す。
という流れですがわかったでしょうか?
文章だけだとわかりにくいので、そのうち画像か動画でも作ろうかな……。
ここまでの流れで手札消費は3枚です。
オフリス・スコーピオはローンファイア・ブロッサムでリクルートできますし、サイバース・ガジェットがサーチできない点以外はかなり優秀なギミックではないでしょうか。
ちなみに、サイバース・ガジェットがなくともジャンク・シンクロン+ドッペル・ウォリアーで似たような動きができますね。
こっちはサーチカードがあるぶん決めやすいかもしれませんね。
サイバース・リンク 相性まとめ
サイバース・リンクには特殊召喚効果を持ったカードが多いのですが、それでも相互リンクをするためには足りなそうな感じがいなめません。
理想はトライゲート・ウィザードを中心に3つの相互リンクを繋げることなんですけど、ストラクチャーだけだとどうにもキツイように思いました。
なので、やっぱりトークン経由で増やしていくのがベターじゃないですかね。
ガチ構築を目指すなら最後に紹介した捕食植物+ブリリアント・フュージョンのギミックを中心にまとめていくと良いと思います。
ただ、それをやるとストラクチャー感出せなくなってしまいそうなのがちょっとアレです。
これだとリンク召喚のグッドスタッフという感じになってしまうので。
そういう組み方も嫌いじゃありませんが、「ストラクチャーを活かしたデッキを組みたい!」という気持ちもあるのが歯がゆいところです。
・【遊戯王】3箱で作る「サイバース・リンク」デッキレシピ 動かし方、回し方・構築についての私的評価・考察【サイバース族】
・【新規】「サイバース・リンク」効果、相場値段などの私的評価考察【サイバース族】
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