不死鳥よ…逆巻く炎に身を投じ不滅の力を呼び覚ませ！
超転生リンク召喚！
生まれ変われリンク４！転生炎獣パイロ・フェニックス！
『爆炎のデュエリスト編』収録テーマ最後のひとつはソウルバーナーの『転生炎獣/サラマングレイト』！
転生リンク召喚という独自ギミックを持つリンク召喚テーマです。
個人的には「炎属性テーマと言えばこれ！」みたいなところがあります。
大会成績も良かった記憶があり、今回の強化でどれだけ力を取り戻すか注目ですね。
この記事では『爆炎のデュエリスト編』収録の新カードや相性の良いカードを考察しています。
デッキレシピや展開パターンはこちらで紹介しているのでご確認ください！
転生炎獣/サラマングレイト
遊戯王カードWiki
SOUL FUSIONでカテゴリ化された「サラマングレイト」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て炎属性・サイバース族で統一されている。
転生シンクロ召喚！サラマングレイトにシンクロギミックが追加！？
『転生炎獣/サラマングレイト』は炎属性・サイバース族で統一されたモンスター群で、リンク召喚を主体として戦うテーマです。
アニメ『VRAINS』にてソウルバーナーが使うカードとしても有名ですね。
サラマングレイト最大の特徴は、「同名カードを素材としてリンク召喚した場合に追加効果を得る」こと。
例えば転生炎獣ヒートライオの場合、同名カードをリンク素材としている場合に相手モンスターの攻撃力を下げられます。
アニメではこの効果を「転生リンク召喚」と呼んでいました。
これまでのサラマングレイトの戦い方は、豊富な蘇生・サルベージカードによってアドバンテージを稼ぎ、戦闘を有利に進めるというもの。
中でも転生炎獣ガゼル、転生炎獣スピニー、転生炎獣ミラージュスタリオ、転生炎獣サンライトウルフあたりが強力です。
例えば、
- ガゼル＋スピニーでミラージュスタリオをエクシーズ召喚し、デッキからサラマングレイトをリクルートしてリンク召喚につなげる。
- サンライトウルフで灰流うららや、万能カウンターであるサラマングレイト・ロアーを使い回す。
みたいな。
また、転生炎獣ヴァイオレットキマイラから1ターンキルを狙うこともできます。
 | 遊戯王 SD35-JP003 転生炎獣ガゼル (日本語版 スーパーレア) STRUCTURE DECK ストラクチャーデッキ ソウルバーナー |
 | 遊戯王カード 転生炎獣 ミラージュスタリオ(ウルトラレア) ソウルバーナー（SD35） | ストラクチャーデッキ サラマングレイト エクシーズ 炎属性 サイバース族 |
 | 遊戯王 SAST-JP048 転生炎獣サンライトウルフ (日本語版 スーパーレア) SAVAGE STRIKE サベージ・ストライク |
これが新規カードでどう変わったかと言うと、まずサーチ効果を持ったサラマングレイト・オブ・ファイアが登場。
キーカードのガゼルをサーチでき、リンク素材にすればガゼルの特殊召喚条件を満たせます。
似たようなサーチ効果はレディ・デバッガーがいましたが、サラマングレイトではないためガゼルの特殊召喚トリガーにならず、サラマングレイト・オブ・ファイアに分があるでしょう。
 | 遊戯王 サラマングレイト・オブ・ファイア(ウルトラレア) 爆炎のデュエリスト編（DP28） 効果モンスター 炎属性 サイバース族 |
また、チューナーとシンクロモンスターが登場し、シンクロギミックが追加されました。
これにより単純に戦略の幅が広がります。
シンクロモンスターの転生炎獣バースト・グリフォンは、シンクロ召喚時に炎属性モンスターを蘇生することができ、蘇生したモンスターのレベル分自身のレベルを下げる効果。
そして、同名カードを素材としてシンクロ召喚した場合、次のスタンバイフェイズにモンスターを蘇生することができます。
シンクロ召喚時の蘇生先をチューナーにすれば、もう一度バースト・グリフォンシンクロ召喚して2つ目の蘇生効果に繋ぐことが可能性。
この蘇生効果でバースト・グリフォンを指定すれば2体展開でき、総火力はなかなかのもの。
相手ターンに蘇生するため、サンライトウルフのリンク先に出すことでサルベージ効果を誘発させることもできます。
とは言え相手ターンでの蘇生となるので、返しのターンまでに処理されてしまう懸念はありますね。
シンクロ召喚時の効果でレベル4を蘇生するとバースト・グリフォンもレベル4になるので、そこからエクシーズに繋ぐのは良いかも。
これで転生炎獣ブレイズ・ドラゴンを出せるのは面白い！
チューナーではレベル5の転生炎獣ティガーがなかなか良し。
自身を特殊召喚する効果で展開しやすく、非チューナーとして扱うこともできます。
サラマングレイトはミラージュスタリオの関係でレベル3の比率が高いと思うので、ティガーからレベル8シンクロに繋げやすいでしょう。
 | 遊戯王 転生炎獣バースト・グリフォン(シークレットレア) 爆炎のデュエリスト編（DP28） サラマングレイト 炎属性 サイバース族 |
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そして新たなリンクモンスターとして、リンク4の転生炎獣レイジング・フェニックスが登場！
転生リンク召喚した場合にサラマングレイトカードのサーチ、墓地にいる場合にフィールドの炎属性モンスターが破壊された時に蘇生＋パンプアップの効果を持ちます。
つまり、転生リンク召喚で同名カードを墓地に送っておけば、レイジング・フェニックスが破壊されても戻ってこれる……ってコト！？
ターン1ではありますが、2枚のレイジング・フェニックスでフィールドと墓地をグルグルさせることで、実質破壊耐性持ちになるのは面白いと思います。
転生リンク召喚時にはサラマングレイトのサーチができるので、万能カウンターのサラマングレイト・ロアーを引っ張れるのはウマテイスト。
サラマングレイトカードとして扱えるフュージョン・オブ・ファイアを引き込んでヴァイオレット・キマイラを出すのも良さげ。
 | 遊戯王 転生炎獣レイジング・フェニックス(シークレットレア) 爆炎のデュエリスト編（DP28） サラマングレイト 炎属性 サイバース族 |
このほか、除去と蘇生を使分けられる転生炎獣の炎軍、蘇生とパンプアップができるサラマングレイト・リヴァイブが登場。
総評として、『ちょっと薄味の強化』といった感想です。
『爆炎のデュエリスト編』で強化された他の2テーマと比較するとちょっと物足りなさを感じてしまいます。
と言っても、サラマングレイトは元からめちゃくちゃ強いので、妥当と言えば妥当なラインかなとも思いますね。
単純なテーマレベルでの強化は微妙かなとも思うのですが、チューナーが入ったことでシンクロギミックが使えるようになったのはかなり追い風。
サラマングレイトは特殊召喚を縛るカードが少ないようなので、汎用シンクロを駆使することでより強力になるかも。
転生リンクのギミックとでエクストラデッキの選定に難儀しそうですが、制圧効果を持ったシンクロを出せるようになれば、より強固な盤面を作ることができるでしょう。
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転生炎獣/サラマングレイトと相性の良いカード
炎属性・サイバース族サポート
サラマングレイトは炎属性・サイバース族で統一されており、これらのサポートを受けられます。
属性・種族ともに汎用サーチがあるのはけっこう強みですね。
具体的なカードは効果ごとに以下にまとめてみました。
- サーチ・ドロー：フレイム・バッファロー、火霊媒師ヒータ、サイバネット・マイニング、レディ・デバッガー、ドットスケーパー
- 展開・特殊召喚：フォーマッド・スキッパー、パラレルエクシード、サイバネット・オプティマイズ、
- チューナー：火天獣－キャンドル、レッド・リゾネーター、ジェット・シンクロン
- 除去：焔征竜－ブラスター、真竜皇アグニマズドV、炎霊神パイロレクス
- リリース除去：ヴォルカニック・クイーン、溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム、怒炎壊獣ドゴラン、俱利伽羅天童
目を引くのは驚くほどのサーチカードの多さ。
火霊媒師ヒータ、サイバネット・マイニング、レディ・デバッガーと、サーチカードがてんこ盛りです。
キーカードの転生炎獣ガゼルが準制限なのですが、これだけサーチが多いとあまり気にならないかもしれませんね。
この中でも優先度が高いのは、下級サイバースを引き込めるサイバネット・マイニングでしょう。
手札コストが必要ですが、サラマングレイトは墓地からの展開やサルベージが得意のため、むしろアドバンテージに。
一方、火霊媒師ヒータは「コストにしたモンスターより攻撃力が高いモンスター」がサーチ対象で、攻撃力1500のガゼルをサーチする場合、コストにできるのは9種（新規カード含む）。
サイバネット・マイニングの方が使い勝手は良いのですが、下級モンスターしかサーチできないため、ティガーを引き込む際にはこちらを優先する可能性はあるでしょう。
サーチカード以外では、サラマングレイト独自のギミックを活かせるフォーマッド・スキッパーが候補。
エクストラデッキのモンスターの名称をコピーでき、疑似的な転生リンク召喚をすることができます。
リンク素材となった場合にレベル5以上のサイバース族をサーチできるため、ティガーとの相性もなかなか。
 | 遊戯王 火霊媒師ヒータ(ウルトラレア) デュエリスト・ネクサス（DUNE） | 効果モンスター 炎属性 魔法使い族 ウルトラ レア |
 | 遊戯王 PAC1-JP047 サイバネット・マイニング (日本語版 スーパーレア) PRISMATIC ART COLLECTION |
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この他、焔征竜－ブラスターなどのアタッカー、溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムなどのリリース除去要員も採用可能。
サラマングレイトは特殊召喚を縛るカードが少ないようなので、こういった汎用カードを採用できるのはストロングポイントだと思います。
ちなみに、炎属性・サイバース族のサポートはこちらにまとめているので、デッキ構築の参考にどうぞ。
リンクモンスター
続いて、サラマングレイトメインの特殊召喚方法であるリンク召喚について。
ざっと確認したところ、特殊召喚に誓約がかかるのはサラマングレイト・オブ・ファイアとバースト・グリフォンだけ。
ミラージュスタリオは効果を使うと、炎属性以外の効果が使えなくなる縛りがあります（違ったらごめん）
全てが炎属性の特殊召喚のみを縛り、種族や特殊召喚方法に制約はないようです。
また、これらを使わなければ当然他の属性も出すことができます。
ということで、使えそうなリンクモンスターを以下に列挙。
- ドロー：デコード・トーカー・ヒートソウル
- 展開：スプラッシュ・メイジ、トランスコード・トーカー
- 除去・アタッカー：アクセスコード・トーカー、双穹の騎士アストラム
- 制圧：召命の神弓－アポロウーサ
サラマングレイトは除去・展開・制圧・火力とそろっているので、この辺の優先順位はさほど高くないかもしれません。
一般的なリンク召喚の手札消費の荒さを考えると、ドローソースとなるデコード・トーカー・ヒートソウルあたりは採用価値があるでしょうか。
あとは除去と火力を併せ持つアクセスコード・トーカー。
このカードは属性統一のサラマングレイトでは一見使いにくそうに見えます。
しかし、スプラッシュ・メイジやトランスコード・トーカーを経由すれば3属性墓地に溜まり、除去要員の本分を果たせそうです。
 | 遊戯王 RC04-JP049 デコード・トーカー・ヒートソウル (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
 | 遊戯王 HC01-JP047 アクセスコード・トーカー (日本語版 ノーマルパラレル) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
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シンクロモンスター
最後にせっかくチューナーが増えたのでシンクロモンスターの紹介。
繰り返しですが、サラマングレイトで縛りが発生するのはミラージュスタリオとサラマングレイト・オブ・ファイア、バースト・グリフォンだけっぽいので、この2枚を使わなければ幅広いシンクロを投入することができそうです。
バースト・グリフォンに縛りがなければ、転生シンクロ召喚（連続シンクロ）にライブラリアンを組み合わせて2枚ドローとかできそうなんですけどね。
ここも例に漏れず、用途ごとに箇条書きしていきます。
- ドロー：TG ハイパー・ライブラリアン
- 除去：獣神ヴァルカン、ブラック・ローズ・ドラゴン、サイバース・クアンタム・ドラゴン、ラヴァルバル・エクスロード、氷結界の龍 トリシューラ、灼銀の機竜
- 制圧：ヴァレルロード・S・ドラゴン、フルール・ド・バロネス
- アタッカー：烈日の騎士ガイアブレイズ
中でも注目したいのは、ヴァレルロード・S・ドラゴンとフルール・ド・バロネスが比較的採用しやすいこと。
転生炎獣ティガーは自身のレベルを4～6の間で調整できるため、レベル10のバロネスも十分採用候補になる訳です。
サベージ・ドラゴンもリンク召喚と相性が良く、サラマングレイトとの相性は抜群。
万能カウンターができるサベージ・ドラゴンやバロネスと、サラマングレイト・ロアーが使える状態の盤面が整ったら絶対に相手にしたくないですね。
3回目になりますが、サラマングレイトで特殊召喚を縛るカードは少ないため、シンクロ混合型はけっこう可能性があるように感じました。
 | 遊戯王 LGB1-JP046 ヴァレルロード・Ｓ・ドラゴン (日本語版 ノーマルパラレル) LEGENDARY GOLD BOX |
 | 遊戯王 RC04-JP035 フルール・ド・バロネス (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
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