このチームでテッペン目指すかんね!
起ち上がれ!重騎兵!
永続罠として魔法・罠ゾーンを経由して展開するシンクロ召喚テーマ『センチュリオン』のデッキレシピを考えていきます。
構築を考えていて思いましたが、センチュリオンはけっこう強いテーマだと思いました。
割合デッキから直接フィールドに置く効果が強く、うららに妨害されないのが良いと思うんですよね。
後攻ワンキルできるほどのパワーはないと思いますが、先攻で制圧盤面を作るテーマとしてはけっこうイイセン行ってると感じています。
センチュリオン
遊戯王カードWiki
デッキビルドパック ヴァリアント・スマッシャーズでカテゴリ化される「センチュリオン」と名のついたカード群。
属するモンスターのレベルは4の倍数で統一されている。
センチュリオン デッキレシピ 2023
メインデッキ :43枚
エクストラデッキ:15枚
【 モンスター 】12
3重騎士プリメラ
3従騎士トゥルーデア
3重騎兵エメトVI
3妖眼の相剣師
【 魔法 】19
1サンダー・ボルト
1パーピィの羽根箒
3スタンドアップ・センチュリオン!
3騎士の絆
3誓いのエンブレーマ
3篝火
3シンクロキャンセル
2マジック・プランター
【 罠 】12
3騎士魔防陣
3騎士皇爆誕
3苦紋様の土像
3碑像の天使-アズルーン
【 エクストラ 】15
3騎士皇レガーティア
2赤き竜
2えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ
2赫聖の妖騎士
1ハーピィ・レディ・SC
1絶火の魔神ゾロア
1聖魔の乙女アルテミス
1絶火の竜神ヴァフラム
1法典の守護者アイワス
1結晶の魔女サンドリヨン
遊戯王カード 騎士皇爆誕(ノーマルパラレル) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック トゥルース・センチュリオン カウンター罠 |
回し方・立ち回り・展開ルート
永続罠状態を経由して展開するシンクロ召喚テーマ『センチュリオン』のデッキレシピ2023バージョン。
テーマのギミックで相手ターンに大型シンクロを繰り出し、除去を狙っていきます。
センチュリオンの立ち回りは以下の通り。
基本の立ち回り
- スタンドアップ・センチュリオン!を発動する。
- センチュリオンモンスターを永続罠化して魔法・罠ゾーンに置く。
- 相手ターンに共通効果でセンチュリオンを特殊召喚し、スタンドアップ・センチュリオン!でシンクロ召喚する。
- 騎士皇レガーティアなどの召喚時除去効果を持つシンクロを出し、除去を行う。
また、重騎士プリメラをモンスターゾーンと魔法・罠ゾーンの間で往復させれば、サーチ効果が発動してアドバンテージが得ることができます。
具体的には、自分ターンにプリメラを召喚してサーチ効果を発動→相手ターンにエメトVIで永続罠化→プリメラの効果で特殊召喚してサーチ、みたいな感じ。
騎士皇レガーティアも、エンドフェイズに墓地のセンチュリオンを永続罠化できるので、ここでプリメラを準備してもアドバンテージになります。
サーチ先の筆頭はコンボパーツのスタンドアップ・センチュリオン!ですが、万能カウンターの騎士皇爆誕も強力。
プリメラで騎士皇爆誕を何度もサーチできれば、パーミッションデッキとしてかなり強い部類でしょう。
センチュリオンのざっくりした立ち回りは以上。
以降は手札2枚からできる3つの展開ルートを紹介していきます。
遊戯王カード 騎士皇レガーティア(スーパーレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック センチュリオン シンクロ 機械族 |
重騎士プリメラからの展開ルート
- 条件:手札に重騎士プリメラ1枚、手札コスト1枚、合計2枚。
- 結果:フィールドに騎士皇レガーティア1体、レベル12モンスター1体、スタンドアップ・センチュリオン!1枚。
- 重騎士プリメラを召喚し、スタンドアップ・センチュリオン!をサーチ。
- スタンドアップ・センチュリオン!を発動し、手札1枚をコストに従騎士トゥルーデアを魔法・罠ゾーンに置く。
- トゥルーデアを自身の効果によって特殊召喚。もう1つの効果で自身と重騎兵エメトVIを魔法・罠ゾーンへ。
- エメトVIを自身の効果で特殊召喚。プリメラ+エメトVIで騎士皇レガーティアをシンクロ召喚。
- エンドフェイズに騎士皇レガーティアの効果でプリメラを魔法&罠ゾーンへ。
- 相手メインフェイズ、自身の効果で魔法・罠ゾーンのトゥルーデア、プリメラをそれぞれ特殊召喚。
- スタンドアップ・センチュリオン!でレベル12のシンクロ召喚。
遊戯王カード 重騎士プリメラ(スーパーレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック センチュリオン チューナー 魔法使い族 |
従騎士トゥルーデアからの展開ルート
- 条件:手札に従騎士トゥルーデア1枚、手札コスト1枚、合計2枚。
- 結果:フィールドに騎士皇レガーティア1体、レベル12モンスター1体、スタンドアップ・センチュリオン!1枚。
- トゥルーデアを召喚し、効果で自身とプリメラを魔法・罠ゾーンへ。
- プリメラを自身の効果で特殊召喚し、スタンドアップ・センチュリオン!を手札に加える。
- スタンドアップ・センチュリオン!を発動し、手札1枚をコストにエメトVIを魔法・罠ゾーンに置く。
- (※ここから上記ルートと同じ)エメトVIを自身の効果で特殊召喚。プリメラ+エメトVIで騎士皇レガーティアをシンクロ召喚。
- エンドフェイズに騎士皇レガーティアの効果でプリメラを魔法&罠ゾーンへ。
- 相手メインフェイズ、自身の効果で魔法・罠ゾーンのトゥルーデア、プリメラをそれぞれ特殊召喚。
- スタンドアップ・センチュリオン!でレベル12のシンクロ召喚。
スタンドアップ・センチュリオン!からの展開ルート
- 条件:手札にスタンドアップ・センチュリオン!1枚、手札コスト1枚、合計2枚。
- 結果:フィールドに騎士皇レガーティア1体、レベル12モンスター1体、スタンドアップ・センチュリオン!1枚。
- スタンドアップ・センチュリオン!を発動。手札1枚をコストにプリメラを魔法・罠ゾーンへ。
- プリメラを自身の効果で特殊召喚。トゥルーデアを引き込む。
- トゥルーデアを召喚し、自身とエメトVIを魔法&罠ゾーンへ。
- (※ここから上記ルートと同じ)エメトVIを自身の効果で特殊召喚。プリメラ+エメトVIで騎士皇レガーティアをシンクロ召喚。
- エンドフェイズに騎士皇レガーティアの効果でプリメラを魔法&罠ゾーンへ。
- 相手メインフェイズ、自身の効果で魔法・罠ゾーンのトゥルーデア、プリメラをそれぞれ特殊召喚。
- スタンドアップ・センチュリオン!でレベル12のシンクロ召喚。
上記3つの展開ルートはwikiから拝借。
どのパターンも手札コスト1枚込みで2枚から始動可能、レガーティアを出した時にドローできるので、実質1枚消費で展開できます。
自分ターンに1体、相手ターンに1体ですが、レベル12シンクロを2体も並べられるのは非常に強力。
地味に相手ターンに展開するおかげで、ニビルにも引っかからないのがストロングポイントとなります。
さらに、相手ターンに出す2体目のレベル12シンクロを赤き竜にし、レガーティアを指定することで、赤き竜をえん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティと入れ替えることが可能。
この入れ替えはシンクロ召喚扱いであり、カラミティをシンクロ召喚したターン、相手はフィールドで発動する効果が一切使えなくなります。
結果、レモン・カラミティが強力な制圧札となり、相手は何もできずにターンを回すしかなくなるのです。
繰り返しになりますが、これが手札2枚からできるのだから強い(確信)。
遊戯王 赤き竜(ウルトラレア) デュエリスト・ネクサス(DUNE) | シンクロ・効果モンスター 光属性 ドラゴン族 ウルトラ レア |
デッキレシピ・構築・採用カード
センチュリオンカード
採用するセンチュリオンモンスターは、重騎士プリメラ=従騎士トゥルーデア>その他、くらいの優先度。
プリメラとトゥルーデアは上記ルートの始動札でもあるため、優先順位は高いと考えます。
同様に、始動札となるスタンドアップ・センチュリオン!も多めに採用して良いでしょう。
逆に、他のカードはプリメラでサーチできるので、採用枚数は絞っても良さげ。
遊戯王カード 誓いのエンブレーマ(ウルトラレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック 速攻魔法 ウルトラ レア |
ちなみに、テーマとしてのセンチュリオンはこちらの記事で詳しくまとめています。
今回採用しなかった相性の良いカードにも触れているので、デッキ構築のヒントになるかと。
属性・種族サポート
展開ルートの項でも紹介していますが、センチュリオンには3つの展開パターンがあり、始動札が9枚というとんでもない量になっています。
さらに、炎族のトゥルーデアは篝火にも対応しているので、思考停止で採用してみました。
これにより、今回の始動札はなんと12枚態勢に。
ちょっと多すぎる気もしますが、これだけあれば動けないということはまずないでしょう。
また、種族サポートとは少し違いますが、妖眼の相剣師も投入しています。
こちらはプリメラと同じ光属性・魔法使い族で攻守が同じ。
そのため、後述する赫聖の妖騎士からリクルートできるカードとして入れてみました。
レベル8の特殊召喚しやすいモンスターでもあるので、センチュリオンとのシナジーもいい感じ。
遊戯王 RC04-JP024 妖眼の相剣師 (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
シンクロ召喚サポート及び採用したシンクロモンスター
シンクロ召喚サポートには、素材となったモンスターを蘇生できるシンクロキャンセルを採用。
これでプリメラを蘇生できればサーチ効果を使えるという寸法です。
戻した素材でレガーティアを再度特殊召喚すれば除去+ドロー効果ももう一度使うことができ、かなりウマテイスト。
相手ターンに出したレガーティアにシンクロキャンセルを使う、というプレイングはアリだと考えています。
まあ割と趣味寄りの採用ではありますが。
レガーティア以外のシンクロモンスターには、赤き竜+レモン・カラミティセットの他、赫聖の妖騎士とハーピィ・レディ・SC、絶火の魔神ゾロアを入れてみました。
赫聖の妖騎士は実質エクストラメタのモンスターで、レベル12シンクロのため、センチュリオンでも問題なく採用できます。
墓地に送られたターンのエンドフェイズに光属性・魔法使い族で攻守が同じモンスターをリクルートでき、プリメラを呼び出せるのも強み。
今回の構築では妖眼の相剣師をリクルートするのもいいでしょう。
ハーピィ・レディ・SCと絶火の魔神ゾロアはレベル8のシンクロモンスターですが、プリメラ+トゥルーデア(レベル変更しない)で出すことが可能。
シンクロ・ハーピィは魔法・罠の「効果の発動」をトリガーにモンスターバウンスができ、センチュリオンが永続罠化→特殊召喚される際に除去が打てます。
登場弾で再録されることもあり、相性は折り紙つき。
絶火の魔神ゾロアは装備しているマギストスの種類(シンクロとかエクシーズとか)と同じモンスター効果を封殺できるモンスター。
魔法使い族チューナーを指定するレベル8シンクロですが、重騎士プリメラが素材条件に該当するため、シンクロ召喚ができます。
センチュリオンの場合、ゾロアを相手ターンにシンクロすることで、出方を見てから封殺するカードを選ぶことが可能。
通常のデッキに採用するより使いやすいと考えられます(その分エクストラを食う)。
遊戯王 VP20-JP002 ハーピィ・レディ・SC (日本語版 ウルトラレア) Vジャンプ7月号 応募者全員サービス PRISMATIC SPECIAL PACK |
このほか、シンクロ召喚サポート・汎用シンクロモンスターはこちらの記事にて紹介しています。
テーマ外のギミックを採用する際には役立つことも多いかと。
罠モンスターサポート
そしてセンチュリオンの固有ギミックである永続罠化、実質罠モンスターをサポートするカード。
この枠にはマジック・プランター、苦紋様の土像、碑像の天使-アズルーンを採用しています。
碑像の天使-アズルーンはレベル4の罠モンスターで、罠モンスターをコストにチェーンに乗らない特殊召喚を無効にできます。
センチュリオン自体はモンスターゾーンではモンスターとして扱うため、アズルーンのコストには使えないものの、単純に強いので採用。
苦紋様の土像は、魔法・罠ゾーンからモンスターが特殊召喚された場合に除去が打てる罠モンスター。
こちらはセンチュリオンが魔法・罠ゾーンから特殊召喚された時にも効果を発動することができます。
ターン中の回数制限がなく、複数特殊召喚すれば何度も除去が打てる点が優秀です。
この記事を書いてる時点でセンチュリオンには魔法・罠を触るカードがなく、その弱点を補強する上でも相性が良いでしょう。
マストカウンター・対策・弱点
キーカードは重騎士プリメラとスタンドアップ・センチュリオン!
展開ルートでもあるように、センチュリオンはスタンドアップ・センチュリオン!を使って相手ターンにシンクロができます。
モンスター自体には相手ターンにシンクロする効果はないため、このカードを処理されるとかなり動きが制限されるでしょう。
また、重騎士プリメラのサーチ効果を何度も使い回すことでアドバンテージが取れると思うので、こちらの重要度も高いと考えます。
よって、この2枚を守るプレイングを心がけたいところです。
と言っても、スタンドアップ・センチュリオン!は自前の破壊耐性があり、除去の心配は不要。
逆に、プリメラを狙われるとその後の展開に支障が出そうなので気を付けたいですね。
手札誘発の打ちどころ
続いて手札誘発の打ちどころ。
エフェクト・ヴェーラーも灰流うららも、基本的にはプリメラを狙われるとキツそうです。
というか、うららに関してはプリメラ以外の打ちどころがほぼありません。
トゥルーデアとスタンドアップ・センチュリオン!はデッキを触りますが、直接フィールドに置くため、うららに引っかからない訳ですね。
話を戻して。
今回紹介した展開ルートでは、プリメラ→スタンドアップ・センチュリオン!と繋いでいく場合が多く、それを妨害されるのは痛手。
また、トゥルーデアが持つ永続罠化の効果をエフェクト・ヴェーラーで止められても展開が止まります。
よって、ここがセンチュリオンのチョークポイントとなりそうです。
ただ、プリメラでもトゥルーデアでも、手札にスタンドアップ・センチュリオン!がある場合は、妨害を踏み抜いてリカバリーできそうなんですよね……
例えば、上記展開ルートのプリメラ始動で、プリメラのサーチ効果を防がれた場合、手札にスタンドアップ・センチュリオン!があるならそのまま展開を続けられます。
トゥルーデア始動でトゥルーデアの永続罠化が妨害された場合、スタンドアップ・センチュリオン!があればプリメラ設置→特殊召喚してエメトVIサーチ→相手ターンにシンクロ~みたいな。
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フリーチェーンの魔法・罠除去に弱い
センチュリオンは展開の際に一度永続罠化することが多いため、ここを狙われると展開が止まってしまう可能性が高いです。
スタンドアップ・センチュリオン!には自身を守る耐性がありますが、永続罠化したモンスターを守る手段はほぼありますせん。
とはいうものの、ハーピィの羽根帚などのスペルスピード1のカードだと、永続罠化したセンチュリオンならチェーンして回避することができます。
逆に、永続罠化したセンチュリオンの展開に、サイクロンなどをチェーンすればそのまま処理することができます。
特にツインツイスターなら2枚同時に除去ができ、センチュリオンメタとしてけっこう刺さると感じています。
同様に、表側表示カードの効果発動をトリガーに除去できる幽鬼うさぎも使われると困りそう。
幽鬼うさぎはセンチュリオンが先攻の場合でも使えるのが怖い。
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魔法・罠除去がない
採用カードの方でも触れていますが、この記事を書いてる時点でセンチュリオンに魔法・罠除去がありません。
そのため、相手の強力な永続カードを除去できないのは大きな穴と言えるでしょう。
この対策として、汎用除去を採用する、除去効果を持つシンクロモンスターを採用するなどの方法が考えられます。
汎用シンクロだとスクラップ・ドラゴンあたりが現実的でしょうか。
今回のデッキレシピでは、苦紋様の土像で永続カードに対処することが可能。
また、レモン・カラミティを相手ターンに出せれば、魔法・罠の発動自体を封じることができます。
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御前試合・群雄割拠・センサー万別に引っかかる
センチュリオンは属性・種族がばらけており、御前試合・群雄割拠に引っかかる懸念があります。
しかもセンチュリオンの場合、テーマ内に魔法・罠除去がなく、通常よりも突破が難しいでしょう。
ちなみに、苦紋様の土像は地属性・岩石族のため、御前試合ならエメトVIと組み合わせて処理できる可能性はあります。
逆に、センサー万別は比較的引っかかり難いと考えられます。
種族が被っているのがエメトVIとレガーティアしかいないので、ここだけ気を付ければ何とかなるでしょう。
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