
「アルトメギア」解説
光属性でほぼ統一された融合召喚テーマ『アルトメギア』の解説をしていきます。
アルトメギアはフィールド魔法とのコンボでモンスターを大量展開できるのが強み。
種族数を参照して効果が強力になるのも面白いですね。
13期(仮)のストーリーテーマのようなので今後の強化にも期待大。
アルトメギア
遊戯王カードWiki
DUELIST ADVANCEでカテゴリ化される「アルトメギア」と名のついたカード群。
三行で教える「アルトメギア」
- 光属性でほぼ統一された融合召喚テーマ(一部地属性)
- メインデッキのモンスターの多くは手札から特殊召喚できる共通効果を持つ
- 一部モンスターは「自分モンスターの種族が3種類以上存在する場合」に発動できる効果を持つ
『アルトメギア』は13期(仮)に登場した融合召喚テーマで、属するモンスターの多くが光属性で統一されています。
多くのモンスターがテーマ内のカードが存在する場合に手札から特殊召喚できる効果、「自分モンスターの種族が3種類以上存在する場合」を発動条件にする効果を持ち、モンスターを展開→発動条件を満たすという戦術が得意。
メインデッキの「アルトメギア」モンスター
「アルトメギア」モンスター
ということでまずはメインデッキのモンスターを紹介。
こちらはざっくりと「共通効果持ち」と「共通効果なし」の2種類が存在します。
共通効果を持つアルトメギア
共通効果を持つアルトメギアは光属性で統一。
肝心の共通効果は以下の通りです。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「アルトメギア」カードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、(任意で適用可能な固有効果1)。
(2):(永続効果)。
(3):(発動可能な固有効果2)。
手札から特殊召喚できる共通効果①はテーマ内のカードなら何でも良く、フィールド魔法や永続魔法で条件を満たせます。
特にフィールド魔法の神芸学都アルトメギアはモンスターをサーチできるので、実質リクルートのような使い方ができるでしょう。
また、一部モンスターは「自分モンスターの種族が3種類以上存在する場合」を条件とする効果を持っています。
アルトメギアモンスターは種族がバラバラのため、共通効果で展開して3種族以上のモンスターを並べることでこの条件を満たせる訳ですね。
特に神芸学徒 ファインメルトは3種族以上存在するとモンスター効果を無効にできるようになるので非常に強力。
カード名 | 種族 | 星 | 自身を手札から特殊召喚後に 発動する効果① | 効果② | 効果③ |
---|---|---|---|---|---|
神芸学徒 リテラ | 魔法使い族 | 3 | その後、「アルトメギア」カード1枚をサルベージ | 自身の戦闘で発生する自分への効果ダメージを0にする | 相手メインフェイズ時、自分手札・墓地から同名以外の「アルトメギア」モンスター1体を特殊召喚 その後、自身を手札バウンス |
神芸学徒 グラフレア | ドラゴン族 | 5 | その後、デッキから「アルトメギア」魔法カード1枚をセット | 自身は1ターンに1度、戦闘破壊されない | 相手魔法・罠1枚を破壊 (自分モンスターの種族が3種類以上存在する場合、相手ターンでも発動できる) |
神芸学徒 ファインメルト | 戦士族 | 7 | その後、1ドロー | レベル6以下の自分「アルトメギア」モンスター全てに相手からの対象耐性を付与 | 自分・相手メインフェイズ時、自分モンスターの種族が3種類以上存在する場合、相手の表側モンスター全ての効果を無効・攻撃力を半分にする |
共通効果を持たないアルトメギア
一方こちらは共通効果を持たないアルトメギア。
現時点でアルトメギアの獄神獣1体で、このモンスターのみ地属性であることも違いです。
さらに獄神にも属し、テーマ内でもかなり異質な存在となっております。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|---|---|
アルトメギアの獄神獣 | 地 | 幻想魔族 | 1 | 自身が存在する限り、融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生 | 自分・相手メインフェイズ時、フィールドの自身を含む手札・フィールドのモンスターを素材として、「アルトメギア」融合モンスターか「創獄神ネルヴァ」を融合召喚 | 自身が手札・フィールドから墓地に送られた場合、自分墓地に同名カードが存在しない「アルトメギア」魔法・罠をサーチ |
「獄神」に関する効果を持つモンスター
さらに獄神に関する効果を持つモンスター。
現時点で獄神がどういう立ち位置なのか不明なため、ひとまずアルトメギアの関連カードとしてまとめておきます。
現時点では無垢なる者 メディウス1体のみで、召喚・特殊召喚時に獄神をサーチ・リクルートする効果を持ちます。
アルトメギアの獄神獣をリクルートすれば、あちらの効果で神芸獄徒 ディアクトロスの融合召喚まで繋がりますね。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|---|
無垢なる者 メディウス | 闇 | 天使族 | 4 | 召喚・特殊召喚時、「獄神」モンスターをサーチorリクルート | 手札・フィールド(表側)のモンスター1体をデッキに戻し、自身を蘇生(フィールドから離れた場合除外) |
「アルトメギア」をサポートする魔法・罠
続いて魔法・罠の紹介。
特に優秀なのはフィールド魔法の神芸学都アルトメギアです。
魔法・罠をコストにする必要があるものの、同名カードが存在しないアルトメギアモンスターをサーチでき、ターン中に複数回発動させることが可能。
アルトメギアはモンスター側の共通効果で手札から特殊召喚できるので、実質リクルートとなります。
神芸学都アルトメギアとモンスターの共通効果を組み合わせると大量展開ができ、一気にモンスターを並べられるのが強力。
フィールド魔法なので引き込む手段が豊富な他、デッキから直接置けるアルトメギア・バーニッシュ-改変-もあり、このコンボへのアクセスしやすいでしょう。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
アルトメギア・バーニッシュ-改変- | 通常魔法 | デッキ・墓地から「神芸学都アルトメギア」をフィールドゾーンに置く 「神芸学都アルトメギア」が既に存在する場合、代わりに同名以外の「アルトメギア」カードをサーチ | 自分「アルトメギア」モンスターが攻撃対象に選択された時、墓地から自身を除外して、その攻撃を無効 その後、手札から「無垢なる者 メディウス」を特殊召喚 | ― |
アルトメギア・マスターワーク-継承- | 速攻魔法 | 自分・相手メインフェイズ時、「アルトメギア」モンスターを含む手札・フィールドのモンスターを素材として、融合召喚 さらにフィールドゾーンにカードが存在する場合、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力を500パンプ | 自分メインフェイズ時、墓地から自身を除外して、墓地の「アルトメギア」カード3枚をデッキに戻す(同名1枚まで) | ― |
アルトメギア・ヴァンダリズム-襲撃- | 永続魔法 | 発動時の処理として、「無垢なる者 メディウス」をサーチ | 自分表側モンスター1体を融合素材とする場合に、「アルトメギア」モンスターとして扱うことができる | 自分「神芸学都アルトメギア」が効果破壊される場合、このカードを墓地に送って肩代わりできる |
神芸学都アルトメギア | フィールド 魔法 | 「無垢なる者 メディウス」の召喚権を追加 | 手札から魔法・罠1枚を捨て、自分フィールドに同名カードが存在しない「アルトメギア」モンスター1体をサーチ (複数回発動可、1度サーチしたモンスターはサーチ不可) 発動後、「アルトメギア」モンスターと「無垢なる者 メディウス」しか特殊召喚できない縛りが発生(EXデッキを除く) | ― |
アルトメギア・メセナ-覚醒- | 通常罠 | 「アルトメギア」モンスターか「無垢なる者 メディウス」をリクルート このターン、融合召喚する効果を含む効果が発動した場合、その効果は無効化されず、融合召喚時に相手は効果発動不可 | 墓地から自身を除外して、自分「アルトメギア」モンスター1体を手札・EXデッキに戻して、相手カード1枚を破壊 | ― |
「無垢なる者 メディウス」に関する効果を持つ魔法・罠
こちらは無垢なる者 メディウスに関する効果を持つ魔法・罠。
現時点でメディウスとアルトメギアの関係が不明なため、ひとまずこの記事にてまとめておきます。
無垢なる予幻視は無垢なる者 メディウスを墓地に送ることができ、あちらの蘇生効果に繋ぐことが可能。
蘇生すれば獄神をサーチ or リクルートできるので、その後の展開を伸ばすことも。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|
無垢なる予幻視 | 通常魔法 | デッキから「無垢なる者 メディウス」1体を墓地に送り、相手のデッキトップを確認して、デッキの一番上か下に戻す | 墓地から自身を除外して、自分モンスター1体の属性・種族を任意に変更 |
エクストラデッキの「アルトメギア」モンスター
そしてエクストラデッキ!
EXデッキには現在融合モンスターのみがおり、アルトメギアの名を持つものと持たないものが存在します。
融合モンスター
「アルトメギア」モンスター
アルトメギア融合モンスターは現在、神芸獄徒 ディアクトロスのみ。
ディアクトロスは「無垢なる者 メディウス+アルトメギアモンスター」を素材としますが、メディウスでアルトメギアの獄神獣をリクルートすれば融合召喚でき、出すのは簡単でしょう。
自分モンスターが3種族以上存在する場合に相手フィールドで発動した効果を無効にできる効果は非常に強力。
モンスター効果・永続魔法・永続罠はもちろんのこと、通常魔法・通常罠なども一旦魔法・罠ゾーンに出して発動するので無効にできます。
発動条件となる「自分モンスターが3種族以上存在する」も、横に並べやすいアルトメギアなら満たすのは容易いでしょう。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
神芸獄徒 ディアクトロス | 光 | 天使族 | 8 | 「無垢なる者 メディウス」 + 「アルトメギア」モンスター | モンスター1体の表示形式を変更 | 自分モンスターの種族が3種類以上存在し、相手がフィールドで効果を発動した時、その発動を無効にして破壊 | 融合召喚した自身が破壊された場合、手札・デッキ・墓地・除外状態の「無垢なる者 メディウス」1体を特殊召喚 |
「アルトメギア」に関する効果を持つモンスター
一方こちらはアルトメギアに関する効果を持つモンスター。
こちらも現時点では創獄神ネルヴァ1体のみで、獄神に属するカードとなっています。
ネルヴァの融合素材は「アルトメギアモンスター×3体」とやや重めですが、アルトメギアの獄神獣を使えば融合魔法1枚分の消費を減らすことが可能。
また、「種族が異なるモンスター3体をリリースして守備で特殊召喚」することもでき、アルトメギア以外のテーマでも一応出すことができます。
固有効果はアルトメギアの効果を「相手カードを全て破壊」に変更すること。
神芸学徒 リテラなどは相手ターンに効果を使えるため、制圧要員として運用できる点が魅力です。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 素材指定 〈特殊召喚条件〉 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|---|---|
創獄神ネルヴァ | 地 | 幻想魔族 | 10 | 「アルトメギア」モンスター×3体 〈同名カードは1ターンに1度しか特殊召喚できず、融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる〉 ●種族が異なる自分モンスター3体をリリースした場合、守備で特殊召喚 | 効果破壊耐性 | 自分が「アルトメギア」モンスターの効果を発動した時、その効果を「相手カードを全て破壊」に変更 |
「アルトメギア」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 神芸学都アルトメギアのサーチとモンスターの共通効果で3種族以上を展開
- 無垢なる者 メディウスとアルトメギアの獄神獣を使ってモンスターを融合召喚
- 自分モンスターが3種族以上になるように維持し、神芸学徒 ファインメルト、神芸獄徒 ディアクトロス、創獄神ネルヴァなどで制圧
アルトメギアの立ち回りはざっくり上記を想定しています。
キーカードはフィールド魔法の神芸学都アルトメギア。
このカードでモンスターをサーチすればモンスター側の共通効果で特殊召喚でき、実質リクルートとなります。
この方法でモンスターを3種族以上を展開し、維持しておくのが基本。
自分モンスターが3種族以上存在すれば神芸学徒 ファインメルトや融合モンスターの効果が強力になるため、種族の数は常に意識しておきたいところです。
さらに、無垢なる者 メディウス+アルトメギアの獄神獣のコンボで融合モンスターの展開も可能。
最終的に融合モンスター1体、アルトメギアモンスター2~3体で制圧盤面を作れれば理想的です。
後述の展開ルートにより、神芸学都アルトメギアと魔法・罠1枚でこの状態は作れるので参考にしてみてください。
神芸学都アルトメギアからモンスター4体を並べる展開ルート
- 採用カード:
- モンスター:神芸学徒 リテラ、神芸学徒 グラフレア、神芸学徒 ファインメルト、アルトメギアの獄神獣、無垢なる者 メディウス
- 魔法・罠:神芸学都アルトメギア、アルトメギア・ヴァンダリズム-襲撃-
- EXデッキ:神芸獄徒 ディアクトロス、創獄神ネルヴァ
- 条件:手札に神芸学都アルトメギア、アルトメギア魔法・罠1枚、合計2枚
- 結果:フィールドに神芸獄徒 ディアクトロス、神芸学徒 リテラ、神芸学徒 グラフレア、神芸学徒 ファインメルトの4体が並ぶ / 神芸学都アルトメギア、アルトメギア・ヴァンダリズム-襲撃-が発動中 / 召喚権残り1回、1ドロー
- 展開後の縛り:展開後、「アルトメギア」モンスターと「無垢なる者 メディウス」しか特殊召喚できない(EXデッキを除く)
- 神芸学都アルトメギアを発動し、手札からアルトメギア魔法・罠1枚を捨て、神芸学徒 リテラをサーチ(1回目)
(発動後、「アルトメギア」モンスターと「無垢なる者 メディウス」しか特殊召喚できない縛りが発生(EXデッキを除く))。 - (自分アルトメギアカードが存在するため)リテラを共通効果で手札から特殊召喚。その後、手順1でコストにしたアルトメギア魔法・罠をサルベージ。
- 神芸学都アルトメギアを発動し、手札からアルトメギア魔法・罠1枚を捨て、神芸学徒 グラフレアをサーチ(2回目)。
- (自分アルトメギアカードが存在するため)グラフレアを共通効果で手札から特殊召喚。その後、デッキからアルトメギア・ヴァンダリズム-襲撃-をセット。
- セットしたヴァンダリズムを発動し、無垢なる者 メディウスをサーチ。
- (神芸学都アルトメギアで増えた召喚権を使用して)無垢なる者 メディウスを召喚し、アルトメギアの獄神獣をリクルート。
- 獄神獣の効果により、自身+無垢なる者 メディウスの2体を素材として、神芸獄徒 ディアクトロスを融合召喚。
- 獄神獣が墓地に送られた場合の効果で、アルトメギア魔法・罠をサーチ。
- 神芸学都アルトメギアを発動し、手札からアルトメギア魔法・罠1枚を捨て、神芸学徒 ファインメルトをサーチ(3回目)。
- (自分アルトメギアカードが存在するため)ファインメルトを共通効果で手札から特殊召喚。その後、1ドロー。
こちらは神芸学都アルトメギアと魔法・罠1枚でできる展開ルート。
結果、神芸獄徒 ディアクトロス、神芸学徒 リテラ、神芸学徒 グラフレア、神芸学徒 ファインメルトの4体、発動中の神芸学都アルトメギア、アルトメギア・ヴァンダリズム-襲撃-がある状態になります。
EXデッキ以外の特殊召喚が制限されているものの、召喚権を温存できるのでここからさらに展開することもできますね。
この盤面ではモンスターの種族が3種類以上存在するため、アルトメギアの効果をフルパワーで発揮することが可能。
この時点でとりあえず以下のことができます。
- 神芸獄徒 ディアクトロスで相手フィールドで発動した効果を1回無効
- 神芸学徒 ファインメルトで相手の表側モンスター全ての効果を無効・攻撃力を半分にできる
- 神芸学徒 ファインメルトでレベル6以下のアルトメギアモンスターに対象耐性を付与
- 神芸学徒 リテラを手札バウンスして、手札・墓地からアルトメギアを特殊召喚(相手ターンのみ)
- 神芸学徒 グラフレアで魔法・罠1枚を破壊
ディアクトロスとファインメルトで2妨害と考えることができ、現代遊戯王でも非常に強力な盤面。
総攻撃力は7700となり、ワンキルには少し足りませんが制圧盤面としては十分でしょう(無垢なる者 メディウスを蘇生すればワンキルに届きそう)。
また、手順7で神芸獄徒 ディアクトロスを出さず、創獄神ネルヴァを融合召喚することも。
素材にはアルトメギアの獄神獣+神芸学徒 リテラ+無垢なる者 メディウス(ヴァンダリズムでアルトメギア扱い)の3体を使うことができ、獄神獣が墓地に送られれば上記と同じ方法でファインメルトの間接リクルートもできます。
その後、ネルヴァでアルトメギアの効果を「相手フィールドのカード全てを破壊」に書き換えれば全体除去が可能。
このパターンは総攻撃力7800でワンキルにちょっと足りないですが、召喚権が残っているので適当なモンスターを召喚するだけでも後攻ワンキルが狙えそう。
「アルトメギア」と相性の良いカード
光属性サポート
- 妨害・封殺:閃光の結界像、ライオウ
- 墓地肥し:ライトロード・ドミニオン キュリオス
- モンスター効果封殺:トロイメア・グリフォン
- 魔法使い族を手札・墓地から特殊召喚:神聖魔皇后セレーネ
アルトメギアの多くは光属性のため、光属性の汎用カードを紹介していきます。
メインデッキのモンスターでは閃光の結界像、ライオウなどの特定の動きを封殺するモンスターが良さげ。
アルトメギアはテーマギミックに召喚権をほぼ使わないのでこれらに回すことができます。
ただし、純光属性テーマという訳でもないので閃光の結界像を使う場合は注意。
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アルトメギアでは神芸学都アルトメギアのサーチ効果を使うとEXデッキ以外からの特殊召喚が制限されてしまうのがネック。
反面、EXデッキに関する縛りはほぼ発生せず、汎用リンクモンスターなどは採用しやすいと考えています。
注目は優秀な墓地肥し効果を持つライトロード・ドミニオン キュリオス。
リンク召喚時にデッキから好きなカード1枚を墓地に送ることができ、おろかな埋葬とおろかな副葬の両方を内蔵していると言えます。
L素材が「同じ属性で種族が異なるモンスター3体」と厳しめなものの、アルトメギアでは満たしやすいのもストロングポイント。
アルトメギアが登場した時期に類似効果を持つ永遠の淑女 ベアトリーチェが禁止になったのですが、これも規制されないかちょっと心配です(アルトメギアは特殊召喚縛りが発生するから大丈夫?)。
![]() | 遊戯王カード ライトロード・ドミニオン キュリオス(スーパーレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY(QCCU) | リンク・ 光属性 戦士族 スーパー レア |

神芸学徒 リテラが魔法使い族のため、神聖魔皇后セレーネもリンク召喚しやすそう。
セレーネはリンク召喚時にフィールド・墓地の魔法カードの数まで自身に魔力カウンターを置き、魔力カウンター3つで手札・墓地から魔法使い族を特殊召喚できます。
アルトメギアはテーマギミックでフィールドゾーンと墓地に魔法カードを用意しやすく、セレーネに魔力カウンターを置きやすいのではないか、と考えました。
L素材、蘇生対象にリテラが使えるので、そこからリンク4にアクセスできるでしょう。
![]() | 遊戯王 RC04-JP048 神聖魔皇后セレーネ (日本語版 スーパーレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |

光属性の汎用サポートはこちらの記事にて紹介しています。
ライオウなどの相手の行動を制限するカードが多めなので、メタビート系のカードを採用するのはけっこうアリではないでしょうか。
融合召喚サポート
融合召喚そのもののサポート
- サーチ:竜魔導の守護者
- 名称コピー:E・HERO プリズマー
- 融合素材をリクルート:融合派兵
- 融合召喚するカード:大融合、多層融合、置換融合
続いて融合召喚に関するカード。
無垢なる者 メディウスが融合素材として指定されており、融合サポートを採用しやすいのは強みでしょう。
中でも融合派兵は無垢なる者 メディウスをリクルートできるので相性抜群。
融合派兵は効果を無効にせず、メディウスのリクルート→アルトメギアの獄神獣をリクルートと繋げば召喚権を温存したまま神芸獄徒 ディアクトロスの融合召喚ができます。
融合派兵を引っ張るために竜魔導の守護者を採用するのも良さげ。
融合召喚するカードでは大融合、多層融合、置換融合あたりと相性が良いと考えています。
特に置換融合は墓地から自身を除外して、融合モンスターのサルベージと1ドローが可能。
フィールド融合しかできないものの、神芸学都アルトメギアのコストとして悪くないでしょう。
![]() | 遊戯王 SD41-JP030 融合派兵 (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ サイバー流の後継者 ─ |

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汎用融合モンスター
- 沼地のドロゴン:同じ属性で種族が異なるモンスター×2
- ミュステリオンの竜冠:魔法使い族+ドラゴン族
- ガーディアン・キマイラ:手札・フィールドから1体以上・合計3体(カード名が異なる)
こちらは素材指定の緩い汎用融合モンスター。
融合召喚する効果を持つアルトメギア・マスターワーク-継承-は素材にアルトメギアを含めば良く、これらのモンスターも融合召喚できます。
汎用性の高さではやはりガーディアン・キマイラが優秀。
素材にしたモンスターの場所によって合計3枚のドロー or 除去ができ、融合召喚による損失を帳消しにしてくれます。
アルトメギア・マスターワーク-継承-は速攻魔法のため、相手ターンに出せばフリーチェーンの除去ができるのもウマテイスト。
![]() | 遊戯王カード ガーディアン・キマイラ ウルトラレア BATTLE OF CHAOS BACH | バトル・オブ・カオス 融合・効果モンスター 闇属性 獣族 ウルトラ レア |

![]() | 遊戯王カード 沼地のドロゴン(スーパーレア) RARITY COLLECTION QUARTER CENTURY EDITION (RC04) | 融合・効果モンスター 水属性 幻竜族 スーパー レア |

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融合召喚に関する汎用カードはこちらの記事にて紹介。
アルトメギアは種族がバラバラなので、召喚方法に関するサポートを採用するのが良さそうに思います。
フィールド魔法サポート
- サーチ:惑星探査車、テラ・フォーミング
- 耐性付与:警衛バリケイドベルグ
アルトメギアは神芸学都アルトメギアを起点とするため、フィールド魔法をサポートするカードの優先順位は高いでしょう。
アルトメギアは召喚権をほぼ使わないテーマなので、惑星探査車に召喚権を割けるのは強みの一つ。
フィールド魔法(表側魔法)に耐性を付与できる警衛バリケイドベルグも良さげです。
![]() | 遊戯王 PAC1-JP036 テラ・フォーミング (日本語版 シークレットレア) PRISMATIC ART COLLECTION |

![]() | 遊戯王カード SR03-JP013 惑星探査車(ノーマル)遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -機械竜叛乱-] |

![]() | 遊戯王カード 警衛バリケイドベルグ(スーパーレア) QUARTER CENTURY DUELIST BOX(QCDB) | リンク・効果モンスター 闇属性 機械族 スーパー レア |

コストにしやすい魔法・罠
- モンスター効果無効:ブレイクスルー・スキル、迷い風、巨神封じの矢
- 魔法・罠除去:ギャラクシー・サイクロン
- ドロー:錬装融合
神芸学都アルトメギアはコストに魔法・罠を指定しており、墓地発動できる魔法・罠は採用価値があると考えました。
特にハンドアドバンテージ面ではドロー効果を持つ錬装融合が優秀。
墓地からデッキに戻して1ドローできるのでピン挿しして使いまわすこともできます。
あと本筋と少し話がズレますが、同じく魔法カードをコストにできる召喚僧サモンプリーストも相性が良さげ。
無垢なる者 メディウスがリクルート対象であり、メディウスを特殊召喚すればアルトメギアの獄神獣のリクルート→神芸獄徒 ディアクトロスの融合召喚まで繋がります。
アルトメギアはコストの関係で魔法カードの比率が高くなると思うので、サモプリのコストも確保しやすいでしょう。
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![]() | 遊戯王カード TRC1-JP013 召喚僧サモンプリースト スーパーレア 遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION] |

テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「アルトメギア」
最後にアルトメギアと他テーマとの相性を考察。
アルトメギアと他テーマとで混合デッキを作れる場合、アルトメギアには以下の特徴が挙げられます。
- 光属性でほぼ統一された融合召喚テーマ(一部地属性)
- 特殊召喚を縛るのはアルトメギアの獄神獣、神芸学都アルトメギアの2枚
- モンスターを複数並べるのが得意
- 神芸学都アルトメギアは発動コストに魔法・罠を要求する
そして特殊召喚に関する具体的な制限は以下の通りです。
- アルトメギアの獄神獣:自身が存在する限り、融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない
- 神芸学都アルトメギア:効果②発動後、「アルトメギア」モンスターと「無垢なる者 メディウス」しか特殊召喚できない(EXデッキを除く)
特に厄介なのは神芸学都アルトメギアによって発生するEXデッキ以外からの特殊召喚を制限する誓約。
現代遊戯王は基本的に素材となるモンスターを展開して大型モンスターを呼び出すため、この縛りはけっこうキツイと考えています。
しかし、この縛りは効果発動後に発生するので、その前に組み合わせたテーマ側を展開することはできます。
また、EXデッキに関する縛りはほぼなく、EXデッキ主体のテーマとは組み合わせやすいでしょう。
融合召喚のように素材を展開せず大型モンスターを呼び出せる召喚方法とも相性は良さげ。
烙印
ということでまずはアルトメギアと同じ融合召喚テーマである烙印を紹介。
キーカードの烙印融合を使えばEXデッキからの特殊召喚だけで氷剣竜ミラジェイドまでアクセスでき、制圧要員を立てることができます。
この方法なら神芸学都アルトメギアによって発生する縛りも無視できるので相性が良いと考えました。
比較的出張性の高いギミックなので烙印のパーツを少量だけ採用するのも良いかも。
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![]() | 遊戯王 RC04-JP022 アルバスの落胤 (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |

白き森
続いて魔法・罠を手札・フィールドから墓地に送る共通コストを持つ白き森。
白き森もアルトメギアと同じく魔法・罠をコストにし、魔法・罠を多く採用する必要があるので相性が良いと考えました。
白き森は光属性でほぼ統一されており、属性サポートを共有できるのも利点。
一方、コストが同じなので食い合いが発生する、神芸学都アルトメギアの発動前に白き森を展開する必要があるなど、目に見える欠点もそこそこあります。
このへんの欠点を補えるなら組み合わせる価値のあるテーマでしょう。
![]() | 遊戯王カード 白き森のアステーリャ(スーパーレア) インフィニット・フォビドゥン(INFO) | 効果モンスター 光属性 魔法使い族 スーパー レア |

![]() | 遊戯王カード 白き森のリゼット(スーパーレア) インフィニット・フォビドゥン(INFO) | 効果モンスター 光属性 魔法使い族 スーパー レア |

テーマとしての白き森は以下の記事にて解説。
展開力が高いのでアルトメギアと組み合わせれば強力な盤面が作れそうですね。
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