「蕾禍」解説
昆虫・植物・爬虫類族で構成されたリンク召喚テーマ『蕾禍』の解説をしていきます。
このテーマは妖刀や魔妖のような妖怪モチーフという感じで、和風テイストなイラストがかなり好き。
昆虫・植物・爬虫類族という新たなサイクルを指定するので、今後の構築環境にも影響を与えてくれそうです。
蕾禍
遊戯王カードWiki
LEGACY OF DESTRUCTIONでカテゴリ化される「蕾禍」と名のついたカード群。
属するモンスターは昆虫族・植物族・爬虫類族で構成されており、その3種族に関する効果や制約が多いのがカテゴリ全体の特徴でもある。
この記事ではテーマとしての『蕾禍』の動きや相性の良いカードについてまとめています。
『レガシー・オブ・デストラクション』収録時点の最新カードを使ったデッキレシピ2024バージョンはこちらの記事にて紹介しています。
構築やプレイングの参考にどうぞ!
三行で教える「蕾禍」
- 昆虫・植物・爬虫類族で構成されたリンク召喚テーマ
- メインデッキのモンスターは自身を特殊召喚する効果を持ち、展開が容易
- リンクモンスターは自己再生する共通効果を持ち、戦線を維持しやすい
メインデッキの「蕾禍」モンスター
『蕾禍』は昆虫・植物・爬虫類族のリンク召喚テーマで、メインデッキのモンスターは自身を手札から特殊召喚する効果を持っていることで共通しています。
展開効果があることで簡単にリンク召喚に繋げられるのが良いですね。
属するモンスターの特殊召喚条件、固有効果をまとめると以下のようになります。
植物族の蕾禍
カード名 | 属性 | レベル | 自身を手札から特殊召喚する条件 | 固有効果 |
---|---|---|---|---|
蕾禍ノ毬首 | 地 | 1 | 手札の昆虫・植物・爬虫類族1体を墓地に送る | 召喚・特殊召喚時、デッキ・除外状態の同名以外の蕾禍カードを2枚まで手札に加える(同名カードは1枚まで) その後、手札1枚を除外する(このターン、昆虫・植物・爬虫類族しか特殊召喚できない縛り発生) |
昆虫族の蕾禍
カード名 | 属性 | レベル | 自身を手札から特殊召喚する条件 | 固有効果 |
---|---|---|---|---|
蕾禍ノ矢筈天牛 | 光 | 3 | 除外状態の昆虫・植物・爬虫類族1体をデッキボトムに戻す | 蕾禍Lモンスターの素材として墓地に送られた場合、自身を除く下級昆虫・植物・爬虫類族を蘇生 |
蕾禍ノ姫邪眼 | 地 | 4 | 自身を手札から捨て、手札の昆虫・植物・爬虫類族1体を特殊召喚 | 自身が手札・墓地から除外された場合、エンドフェイズに自分フィールドの昆虫・植物・爬虫類族の種族数だけドロー |
爬虫類族の蕾禍
カード名 | 属性 | レベル | 自身を手札から特殊召喚する条件 | 固有効果 |
---|---|---|---|---|
蕾禍ノ鎧石竜 | 闇 | 4 | 墓地の昆虫・植物・爬虫類族1体を除外する | 手札から昆虫・植物・爬虫類族1体を捨て、相手表側表示モンスターを手札バウンス |
注目はサーチ効果を持つ蕾禍ノ毬首。
手札コストはあるものの2枚サーチでき、蕾禍の初動に貢献してくれます。
ちなみに、毬首でモンスターをサーチする場合は1枚を蕾禍繚乱狂咲にしておくとデッキ圧縮になるのでオトク(蕾禍繚乱狂咲でモンスターをサーチできるため)。
また、毬首は蕾禍の初動札とすることができ、少ないコストでリンク5まで伸ばすことができます。
詳しい方法は展開ルートの項で解説。
「蕾禍」をサポートする魔法・罠
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|
蕾禍繚乱狂咲 | 永続魔法 | フィールドの昆虫・植物・爬虫類族の攻/守を300パンプし、それ以外の種族の攻/守を300ダウン | 以下から1つ選択して発動できる ●蕾禍モンスターをサーチし、その後手札1枚を捨てる ●手札・墓地・除外状態の蕾禍1体を守備で特殊召喚 |
蕾禍大輪首狩舞 | 通常罠 | 昆虫・植物・爬虫類族Lモンスターの種族数まで相手フィールドのカードを対象に取って破壊 | 表側表示の昆虫・植物・爬虫類族が戦闘・効果破壊された場合、自身を墓地から除外して、相手モンスターを破壊(墓地に送られたターン発動不可) |
蕾禍ノ曝藤 | 永続罠 | 発動後、通常モンスター(闇・植物族・星4・攻1600/守0)となり、特殊召喚(罠カードとしても扱う) 自分「蕾禍」リンクが存在する場合、さらに相手墓地から2枚まで除外 | 自分・相手エンドフェイズ時、自身が墓地に存在する場合、自分墓地・除外状態の昆虫・植物・爬虫類族を2体デッキに戻し、自身を再セット |
蕾禍をサポートする魔法・罠は現在2枚。
サーチ効果で初動の安定性を高めてくれる蕾禍繚乱狂咲、除去効果を持つ蕾禍大輪首狩舞はなかなか優秀です。
特に蕾禍大輪首狩舞はリンク3の蕾禍ノ御拝神主から手札に引き込めるため、御拝神主を制圧札として考えることもできるでしょう。
エクストラデッキの「蕾禍」モンスター
EXデッキの蕾禍はリンクモンスターで統一され、種族は昆虫・植物・爬虫類族の3種類となっています。
また、リンクモンスターは以下の共通効果持ち。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの昆虫族・植物族・爬虫類族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻し、このカードを特殊召喚する。
このターン、自分は昆虫族・植物族・爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。
この効果により、一度除去されても再び蘇生させることが可能。
それゆえリカバリーしやすく、戦線の立て直しが非常に容易なテーマと言えるでしょう。
また、リンク素材にした蕾禍リンクを蘇生して再びリンク素材すれば、少ない消費で大型リンクに繋げることも。
リンク2
カード名 | 属性 | 種族 | 素材指定 | 固有効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
蕾禍ノ武者髑髏 | 炎 | 植物 | 昆虫・植物・爬虫類族を含む2体以上 | 蕾禍1体を守備で蘇生 | このカードのみ、固有効果にも特殊召喚縛りが発生 |
リンク3
カード名 | 属性 | 種族 | 素材指定 | 固有効果 |
---|---|---|---|---|
蕾禍ノ御拝神主 | 風 | 昆虫 | 昆虫・植物・爬虫類族を含む2体以上 | 墓地の昆虫・植物・爬虫類族を2体除外して、蕾禍罠をサーチ |
蕾禍ノ玄神憑月 | 水 | 爬虫類 | 昆虫・植物・爬虫類族2体以上 | 墓地からモンスターを2体まで除外して、その数だけ相手魔法・罠を破壊 |
遊戯王カード INFO-JP048 蕾禍ノ玄神憑月 (ノーマル) INFINITE FORBIDDEN INFO インフィニットフォビドゥン リンク 蕾禍 ライカ |
リンク4
カード名 | 属性 | 種族 | 素材指定 | 固有効果 |
---|---|---|---|---|
蕾禍ノ鎖蛇巳 | 炎 | 爬虫類 | 昆虫・植物・爬虫類族を含む2体以上 | 相手がモンスター効果を発動した場合、お互い手札のモンスター効果を発動できない |
遊戯王カード 蕾禍ノ鎖蛇巳(25th シークレットレア) レガシー・オブ・デストラクション (LEDE) | リンク・効果モンスター 炎属性 爬虫類族 |
リンク5
カード名 | 属性 | 種族 | 素材指定 | 固有効果 |
---|---|---|---|---|
蕾禍ノ大王鬼牙 | 地 | 昆虫 | 昆虫・植物・爬虫類族2体以上 | 相手のデッキ・EXデッキから特殊召喚された場合、フィールドのモンスター2体を破壊する |
遊戯王カード 蕾禍ノ大王鬼牙(25th シークレットレア) レガシー・オブ・デストラクション (LEDE) | リンク・効果モンスター 地属性 昆虫族 |
蕾禍リンクモンスターの効果をまとめると上記の通り。
注目は実質手札誘発を封殺できる蕾禍ノ鎖蛇巳と、相手の特殊召喚に反応して除去が打てる蕾禍ノ大王鬼牙!
いずれも制圧札として優秀なので速攻でフィールドに呼び出したいところです。
素材指定が緩いため、汎用カードとして他のテーマに出張させるのも良さそう。
ちなみに、鎖蛇巳はメインデッキの蕾禍モンスターが持つ特殊召喚効果も阻害してしまいそうですが、結論から言うとしません。
蕾禍モンスターを手札から特殊召喚する効果は『条件による特殊召喚』であり、効果の発動によって特殊召喚される訳ではないからです。
このへんのルールはややこしいので、とりあえず「鎖蛇巳がいても蕾禍モンスターを手札から特殊召喚できる」ということだけ覚えておきましょう。
「蕾禍」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 蕾禍ノ毬首を特殊召喚し、召喚・特殊召喚時効果で蕾禍ノ矢筈天牛、蕾禍ノ鎧石竜をサーチ
- 矢筈天牛・鎧石竜をそれぞれの効果で特殊召喚し、リンク素材に
- リンク3以上の蕾禍リンクは制圧効果を持つので、そこを目標にする
蕾禍の動きはざっくりとこんな感じ。
毬首を自身の効果で特殊召喚すれば、鎧石竜の特殊召喚コストが。
鎧石竜の特殊召喚or毬首のサーチ効果を使えば、矢筈天牛の特殊召喚コストがそれぞれ準備できます。
よって、手札に毬首さえあればシームレスに蕾禍モンスター3体を展開できるでしょう。
あとはそれぞれを素材にリンク召喚するだけ。
詳しい展開方法は後述しますが、蕾禍モンスター3体をわちゃわちゃすると、最終的にリンク5まで伸ばすことができます。
リンク5まで伸ばせなくとも、最悪リンク3の蕾禍ノ御拝神主なら蕾禍大輪首狩舞でフリーチェーンの除去が可能。
そのため、ひとまずリンク3までは伸ばすことを最低限の目標にすると良さげ。
リンクモンスターが展開できたら後は攻めるのみ。
除去されても蕾禍リンクモンスターは共通効果で復活でき、損害をリカバリーすることが可能。
ワンキルされると流石に無理ですが、生き残りさえすれば次のターンに盤面を再構築して巻き返すことができそうです。
蕾禍ノ毬首から召喚権を使わずリンク5まで伸ばす展開ルート
- 条件:手札に蕾禍ノ毬首、手札コスト2枚(うち1枚は昆虫・植物・爬虫類族)、合計3枚。
- 結果:フィールドに蕾禍ノ大王鬼牙1体、召喚権残り1回。
- 手札の昆虫・植物・爬虫類族1体を墓地へ送り、蕾禍ノ毬首を自身の効果で特殊召喚。
- 毬首の特殊召喚時効果で蕾禍ノ矢筈天牛・蕾禍ノ鎧石竜をサーチし、手札1枚を除外(このターン、昆虫・植物・爬虫類族しか特殊召喚できない縛り発生)。
- 墓地の昆虫・植物・爬虫類族1体を除外して、鎧石竜を自身の効果で特殊召喚。
- 手順3で除外したモンスターをデッキの一番下に戻し、矢筈天牛を自身の効果で特殊召喚。
- 毬首+矢筈天牛の2体で蕾禍ノ武者髑髏をリンク召喚し、矢筈天牛のリンク素材時の効果で毬首を蘇生。
- 蕾禍ノ武者髑髏の効果で矢筈天牛を蘇生(このターン、昆虫・植物・爬虫類族しか特殊召喚できない縛り発生)。
※この時点でフィールドに武者髑髏、矢筈天牛、毬首、鎧石竜の4体。 - フィールドの蕾禍モンスターを素材に、蕾禍ノ御拝神主→蕾禍ノ鎖蛇巳→蕾禍ノ大王鬼牙とリンク召喚。
こちらはwikiから引っ張ってきた展開ルート。
蕾禍の基本となる動きから召喚権を使わずにここまで伸ばすことができます。
大王鬼牙がいれば相手のデッキ・EXデッキからの特殊召喚に反応して除去が打てるため、制圧札として使うことができるでしょう。
手札コストが2枚必要ですが、蕾禍ノ毬首のサーチで2枚補充でき、実質の消費は毬首1枚となります。
また、このパターンではまだ召喚権が残っており、ここからさらに展開することも可能。
例えば同名モンスターをリクルートできるイービル・ソーンは、蕾禍リンクが持つ蘇生効果のコストとして最適。
展開途中でリンク素材とした蕾禍リンクを、イービル・ソーンをコストにして蘇生させるのは面白そうです。
蕾禍ノ毬首1枚からリンク4・5まで伸ばす展開ルート
- 条件:手札に蕾禍ノ毬首1枚、合計1枚。
- 結果:フィールドに蕾禍ノ大王鬼牙or蕾禍ノ鎖蛇巳のいずれか1体が並ぶ。
- 蕾禍ノ毬首を召喚。召喚時効果で蕾禍ノ矢筈天牛、蕾禍ノ鎧石竜を手札に加え、鎧石竜を除外(このターン、昆虫・植物・爬虫類族しか特殊召喚できない縛り発生)。
- 除外状態の鎧石竜をデッキボトムに戻し、矢筈天牛を自身の効果で特殊召喚。
- 毬首+矢筈天牛の2体で蕾禍ノ武者髑髏をリンク召喚し、矢筈天牛がリンク素材になった時の効果で毬首を蘇生。
- 武者髑髏の効果で矢筈天牛を蘇生(このターン、昆虫・植物・爬虫類族しか特殊召喚できない縛り発生)。
- 毬首+武者髑髏の2体で蕾禍ノ御拝神主をリンク召喚。
- 墓地の武者髑髏の効果で矢筈天牛をデッキボトムに戻して自己再生。
- 御拝神主(リンク3)+武者髑髏(リンク2)で蕾禍ノ大王鬼牙or蕾禍ノ鎖蛇巳のいずれかをリンク召喚。
こちらは召喚権を使ってしまいますが、蕾禍ノ毬首1枚から展開できるパターン。
手札が毬首1枚だったり、特殊召喚コストとなる昆虫・植物・爬虫類族がいない場合には有効なルートでしょう。
「蕾禍」と相性の良いカード
属性・種族サポート
メインデッキの蕾禍は属性・種族がバラバラのため、汎用カードは若干採用しにくいです。
が、特殊召喚に縛りがかからない植物・昆虫・爬虫類族のサポートは採用できると思います。
特に初動札となる蕾禍ノ毬首を補助する植物族サポートの優先度は高いでしょうか。
ということで、今回は蕾禍の主要属性・種族である地/植物・光/昆虫・闇/爬虫類族ごとにサポートカードを紹介していきます。
地属性・植物族サポート
- サーチ:光の王 マルデル
- リクルート:ローンファイア・ブロッサム、イービル・ソーン、捕食植物オフリス・スコーピオ+捕食植物セット、超栄養太陽
- 蘇生:スポーア、グローアップ・バルブ、増草剤、春化精
地属性と植物族サポートでも最重要となるのが、汎用リクルーターのローンファイア・ブロッサム!
このカードから蕾禍ノ毬首を呼び出すことができ、蕾禍の展開ルートへとアクセスすることができます。
宗教上の理由がない限りは採用したいカードと言えるでしょう。
遊戯王 RC04-JP002 ローンファイア・ブロッサム (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
イービル・ソーンや捕食植物オフリス・スコーピオはモンスターの頭数を増やすことができ、リンク素材に最適。
蕾禍リンクモンスターが共通して持つ蘇生コストにもできるので、複数のモンスターを展開できるこのあたりのカードは重宝すると踏んでいます。
イービル・ソーンは蕾禍ノ矢筈天牛などでデッキに戻せば再度使用できる可能性が。
オフリス・スコーピオはダーリング・コブラ→簡易融合とつなぐことで計3体の展開ができます。
遊戯王OCG 捕食植物ダーリング・コブラ ノーマル MACR-JP010 遊☆戯☆王ARC-V [マキシマム・クライシス] |
テーマレベルでは増草剤と超栄養太陽の相性が良さそうです。
蕾禍は召喚権を使わず展開できるので、増草剤を使った時の召喚できないデメリットが気になりにくいでしょう。
超栄養太陽は効果使用後の毬首を有効活用でき、特に毬首をコストにローンファイア・ブロッサムをリクルートできるのが非常にウマテイストです。
光の王 マルデルでサーチしたり、イービル・ソーンで展開したりなど、可能性は無限大。
地属性と植物族の汎用サポートはこちらにて紹介中。
繰り返しになりますが、蕾禍は毬首を起点に展開していくため、このモンスターを引き込める植物族サポートの重要度は高めと考えます。
光属性・昆虫族サポート
- サーチ:共振虫、応戦するG、ゴキポール
- リクルート:騎甲虫スカウト・バギー、クローラー・ソゥマ+クローラーセット
- 手札から特殊召喚:ジャイアントワーム、騎甲虫アサルト・ローラー、円喚師フェアリ
- トークン生成:騎甲虫隊降下作戦
- アタッカー:樹冠の甲帝ベアグラム、デビルドーザー
光属性と昆虫族サポートはこのへんをピックアップ。
一部ビートルーパーはフィールドにいると昆虫族しか特殊召喚できない縛りが発生するので注意が必要です。
とはいえ、リンク2の蕾禍ノ武者髑髏は昆虫族のため、同名カードをリクルートできる騎甲虫スカウト・バギーあたりは採用できるでしょう。
蕾禍というテーマレベルでは共振虫が相性良さげ。
このモンスターはフィールドから墓地に送られた場合にレベル5以上の昆虫族をサーチ、除外された場合に昆虫族を墓地に送ることができます。
リンク素材とした時にデビルドーザーなどの昆虫族アタッカーをサーチできるのがストロングポイント。
除外時の墓地送り効果も、蕾禍ノ鎧石竜の特殊召喚コストにすれば発動できるので、テーマレベルでシナジーがあるでしょう。
この時、ゴキポールを墓地に送れば共振虫or応戦するGをサーチ可能。
両者共にサーチ効果を持ち、ハンドアドバンテージを稼ぎつつ展開することができるでしょう。
光属性と昆虫族の汎用カードは以下の記事でまとめています。
昆虫族は植物族とシナジーがあるものも多いため、両者の良いとこ取りができるのは強みですね。
ちなみに、光属性・昆虫族には電子光虫もいます。
闇属性・爬虫類族サポート
- サーチ・ドロー:溟界の滓-ナイア、イピリア
- 手札から特殊召喚:カゲトカゲ、ブラックマンバ、レプティレス・コアトル
- リクルート:ナーガ
- トークン生成:黎溟界闢
- 墓地肥し:スネーク・レイン、溟界の蛇睡蓮
- 蘇生:レプティレス・ニャミニ、カメンレオン、溟界の大蛟
- 制圧札:溟界王-アロン、溟界妃-アミュネシア
闇属性と爬虫類族にはレプティレス、溟界がおり、その辺りの汎用サポートが多いです。
昆虫・植物族と違い、種族間でのシナジーはないものの単純にカードパワーが強く、爬虫類軸にしても面白いのかな、と思いました。
特に溟界王-アロン、溟界妃-アミュネシアはイヤらしいアドバンテージの取り方をするので個人的にはけっこう好き。
蘇生にモンスター2体をリリースする必要がありますが、蕾禍の展開力を持ってすればコストの準備自体は難しくないでしょう。
遊戯王カード 溟界王─アロン(スーパーレア) エンシェント・ガーディアンズ(DBAG) | デッキビルドパック 効果モンスター 光属性 爬虫類族 スーパー レア |
遊戯王カード 溟界妃─アミュネシア(ノーマル) エンシェント・ガーディアンズ(DBAG) | デッキビルドパック 効果モンスター 闇属性 爬虫類族 |
変わったところでは、デッキに戻った時にレベル3以下をリクルートできるナーガがいます。
蕾禍リンクの蘇生コストをトリガーにできるので、発動自体は容易。
蕾禍的には初動となる毬首、ローンファイア・ブロッサムあたりを引っ張ってこれるので、わりと優先度が高めでしょう。
闇属性・爬虫類族の汎用カードは以下の記事にて紹介しています。
爬虫類軸にすると別に蕾禍じゃなくても良い気はしますが、それはそれで味があると思います。
爬虫類族テーマに蕾禍リンクを出張させる、くらいの認識でも良いかも。
リンク召喚サポートと採用したいエクストラデッキ
続いて、リンク召喚サポートと、リンクモンスター以外も含めた採用したいエクストラデッキ。
と言っても、リンク召喚サポートで採用できるのは星遺物-『星槍』とサイバネット・ストームくらいなのですが……
蕾禍は種族縛りがあるので汎用リンク召喚ギミックを使えないのは残念ですね。
気を取り直して採用したいエクストラデッキについて。
蕾禍でも採用できるカードをまとめてみると、以下のようになりました。
- サーチ:キングレムリン(爬虫類族)、レプティレス・エキドゥーナ(爬虫類族)
- 召喚権追加:サークル・オブ・フェアリー(昆虫・植物族)
- リクルート:アロマセラフィ-ジャスミン(植物族)
- 蘇生:熾天蝶(昆虫族)
- アタッカー:アティプスの蟲惑魔、レプティレス・メルジーヌ
- 制圧札:廻生のベンガランゼス、フレシアの蟲惑魔
基本的には種族サポートの延長という感じ。
中でもアティプスの蟲惑魔は相手モンスター効果を無効にでき、蕾禍だけでは処理できないモンスターを突破できる可能性を広げてくれます。
比較的出しやすい制圧札のフレシアの蟲惑魔なんかも候補となるでしょう。
蕾禍ではあまり使わないかもしれませんが、リンク召喚の汎用サポート記事も一応載せておきます。
種族縛りの強いテーマなのであんまり良さげではありませんが……
逆に言えば、リンク召喚以外の召喚方法を採用する余地もある、という風にも思えました。
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「蕾禍」
最後にテーマレベルでの相性について。
蕾禍と他テーマの混合型を作る場合、以下の特徴が考えられます。
- 昆虫・植物・爬虫類族で構成されたリンク召喚テーマ
- メインデッキのモンスターの展開力が高い
- 特殊召喚を縛るのは蕾禍ノ毬首とリンクモンスターで、「このターン、昆虫・植物・爬虫類族しか特殊召喚できない」縛りが発生する
あたり。
蕾禍は「種族縛りが強めな反面、召喚方法を縛る効果がない」というのが一番の特徴であると考えます。
よって、昆虫・植物・爬虫類族テーマに出張させるのはアリだと思いました。
組み合わせた側の召喚方法を阻害しないので、リンク召喚を使わないテーマに投入できるのも強みと言えるでしょう。
蕾禍のギミック3枚をメインデッキに投入するだけで制圧札となるリンク5を出せるのも魅力。
これは出張要員として優秀と考えます。
蟲惑魔
昆虫・植物族で統一された蟲惑魔は蕾禍と相性が良いと考えられます。
蟲惑魔ではランカの蟲惑魔+キノの蟲惑魔で昆虫族2体、トリオンの蟲惑魔×2+セラの蟲惑魔+ホールティアの蟲惑魔で昆虫・植物族3体を展開することが可能。
これらを蕾禍のリンク素材に当てることができます(詳しくは昆虫族汎用サポートで紹介)。
現時点の蕾禍では2体目の制圧札を立てるのが難しく感じるので、その点を蟲惑魔で補えれば理想的。
アティプスの蟲惑魔登場後はそうでもないと思いますが、蟲惑魔は打点が低めのため、蕾禍側でその点をカバーできるのも良いですね。
ただし、一部蟲惑魔の効果を使うと爬虫類族の展開が阻害されてしまうので注意(ざっと確認した時点でキノの蟲惑魔が当てはまる)。
遊戯王カード キノの蟲惑魔(スーパーレア) 蟲惑魔の森(SD45) | ストラクチャーデッキ こわくまのもり 効果モンスター 地属性 昆虫族 |
遊戯王OCG トリオンの蟲惑魔 ゴールドシークレットレア GP16-JP003-GS 遊戯王アーク・ファイブ [GOLD PACK 2016] |
遊戯王カード ホールティアの蟲惑魔(スーパーレア) 蟲惑魔の森(SD45) | ストラクチャーデッキ こわくまのもり 通常罠 |
B・F/ビー・フォース
昆虫族・シンクロ召喚テーマのB・Fも蕾禍と相性良さげ。
B・Fの汎用ギミックで昆虫族を最大5体展開でき、これらを蕾禍のリンク素材にすることができます。
蕾禍は除外ギミックを搭載していますが、B・Fも除外に関する効果を持つモンスターが一部おり、それらでシナジーがあるのも強み。
一方でB・FにはEXデッキからの特殊召喚に昆虫族縛りが発生するものがある点には注意。
また、キーカードとなるB・F-猛撃のレイピアは昆虫族以外がフィールドにいると手札から特殊召喚できなくなってしまいます。
このへんは植物・爬虫類族の蕾禍をリンク素材にして昆虫族に変換することでカバーできると思いますが、気を付けるべき点ではあるでしょう。
遊戯王カード B・F・W(ノーマル) レイジ・オブ・ジ・アビス(ROTA) | ビー・フォース・ウィンド 永続魔法 ノーマル |
テーマとしてのB・Fはこちらの記事で解説。
蕾禍側で先攻を凌ぎ、B・F側で後攻ワンキルできれば理想でしょうか。
コメント