「ドラゴンメイド」解説
ドラゴン族の融合召喚テーマ『ドラゴンメイド』の解説をしていきます。
ドラゴンメイドは「普段メイド姿のモンスターが戦闘時にはドラゴンに変身する」というギミックが魅力。
こういうモチーフとOCGのゲームシステムがバチッとハマっているテーマはかなり好きですね。
ドラゴンメイド
遊戯王カードWiki
デッキビルドパック ミスティック・ファイターズでカテゴリ化された「ドラゴンメイド」と名のついたカード群。
属するモンスターは全てドラゴン族で統一されている。
三行で教える「ドラゴンメイド」
- ドラゴン族で統一された融合召喚テーマ
- 下級モンスターは上級モンスターを、最上級モンスターは下級モンスターを特殊召喚する効果を持ち、相互に入れ替える(変身する)ことができる
- 下級モンスターは召喚・特殊召喚時効果を持ち、入れ替え効果をトリガーにアドバンテージを稼げる
『ドラゴンメイド』は10期に登場した融合召喚テーマで、属するモンスターはドラゴン族で統一されています。
人間に姿を変えたドラゴンのメイドをモチーフとしており、テーマギミックもそれにちなんでいるのが特徴です。
ドラゴンメイドには下級モンスター(人間態)と最上級モンスター(ドラゴン態)がおり、バトルフェイズの前後で相互に入れ替わることが可能。
下級モンスターはそれぞれ召喚・特殊召喚時に発動する効果を持ち、この入れ替えをトリガーにアドバンテージを得るデザインとなっています。
メインデッキの「ドラゴンメイド」モンスター
下級モンスター
ということでまずは下級モンスターのドラゴンメイドを紹介。
こちらは以下の共通効果を持っています。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
(固有効果)
(2):自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻し、
自分の手札・墓地から(特定のレベル)の「ドラゴンメイド」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
効果②により、自分・相手バトルフェイズ開始時に高レベルのドラゴンメイドと入れ替え(変身)可能。
戦闘後は高レベル側の効果で手札から特殊召喚でき、効果①のトリガーにもなります。
個別に見ていくと、サーチ効果を持つドラゴンメイド・ティルル、ドラゴンメイド・チェイムや、墓地肥しができるドラゴンメイド・パルラが優秀。
ティルルとパルラは自身と同じ属性の高レベルドラゴンメイドを墓地に用意でき、ドラゴンメイド・ラティスの特殊召喚条件を満たすことができます。
同じくチェイムもドラゴンメイドのお心づくしを引き込めばラティスの特殊召喚が可能。
この3体はドラゴンメイドの初動ともなり、優先度も高めでしょう(詳しくは展開ルートで紹介)。
カード名 | 属性 | 星 | 効果①の召喚・特殊召喚時効果 | 共通効果②の 指定レベル |
---|---|---|---|---|
ドラゴンメイド・ナサリー | 地 | 2 | 同名以外のレベル4以下の「ドラゴンメイド」モンスターを蘇生 | レベル7 |
ドラゴンメイド・ラドリー | 水 | 2 | デッキトップから3枚を墓地に送る | レベル7 |
ドラゴンメイド・ティルル | 炎 | 3 | 同名以外の「ドラゴンメイド」モンスターをサーチ その後、手札から「ドラゴンメイド」モンスター1体を墓地に送る | レベル8 |
ドラゴンメイド・パルラ | 風 | 3 | デッキから同名以外の「ドラゴンメイド」モンスター1体を墓地に送る | レベル8 |
ドラゴンメイド・チェイム | 闇 | 4 | 「ドラゴンメイド」魔法・罠をサーチ | レベル7以上 |
最上級モンスター
続いて最上級モンスターのドラゴンメイド。
こちらは現在レベル7~9でまとまっており、以下の共通効果を持ちます。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、(固有効果)
(2):自分フィールドに融合モンスターが存在する限り、
このカードは効果では破壊されない。
(3):自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻し、
手札からレベル(特定レベル)の「ドラゴンメイド」モンスター1体を特殊召喚する。
効果③により、バトルフェイズ終了時に手札の下級モンスターと入れ替え(変身)が可能。
繰り返しになりますが、入れ替えれば下級モンスターの効果①のトリガーとなり、アドバンテージを稼ぐことができます。
こうしてバトルフェイズの前後で入れ替えることにより、リソースを増やしていくのがドラゴンメイドの基本となるでしょう。
さらに効果②により、融合モンスターがいれば自身に破壊耐性が付与されます。
ちなみにこの効果はドラゴンメイド・シュテルンのみ、融合モンスターに耐性が付与されるので注意。
また、最上級モンスターはそれぞれ手札から捨てて発動する効果①を持ちます。
儀式モンスターなどと違って手札で腐りにくいのは強みですね。
下級モンスターの入れ替え効果は墓地から特殊召喚することもでき、この効果で墓地に行っても特に問題ありません。
効果①で優秀なのは、特殊召喚ができるドラゴンメイド・エルデ、ドラゴンメイド・シュテルン、パンプアップができるドラゴンメイド・フランメあたりでしょうか。
パンプアップは現代遊戯王だとそこまで重視されませんが、フランメは相手ターンにも発動でき、相手の意表突くことができます。
「フランメが手札にいる前提で攻撃しなければならない」という心理的負荷も対面すると地味に厄介……。
遊戯王 QCTB-JP001 ドラゴンメイド・シュテルン (日本語版 25th クォーターセンチュリーシークレットレア) QUARTER CENTURY TRINITY BOX |
カード名 | 属性 | 星 | 手札から捨てて 発動する効果① | 効果③で特殊召喚できる ドラゴンメイドのレベル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ドラゴンメイド・エルデ | 地 | 7 | 自分・相手ターン、手札からレベル4以下の「ドラゴンメイド」モンスター1体を特殊召喚 | レベル2 | ― |
ドラゴンメイド・フルス | 水 | 7 | 自分・相手墓地のモンスター1体をデッキバウンス | レベル2 | ― |
ドラゴンメイド・フランメ | 炎 | 8 | 自分・相手ターン、自分「ドラゴンメイド」モンスター1体の攻撃力を2000パンプ | レベル3 | ― |
ドラゴンメイド・ルフト | 風 | 8 | 表側モンスター1体は、フィールドで発動する効果をそのターン中発動できない | レベル3 | ― |
ドラゴンメイド・シュテルン | 闇 | 9 | 同名以外の墓地・除外状態の「ドラゴンメイド」モンスター1体を特殊召喚 | レベル4以下 | このカードのみ効果②が異なる 自身が存在する限り、自分ドラゴン族融合モンスターに相手からの効果破壊耐性を付与 |
「ドラゴンメイド」をサポートする魔法・罠
こちらはドラゴンメイドをサポートする魔法・罠。
テーマ名を冠すため、ドラゴンメイド・チェイムでサーチができます。
この他、スウィートルームメイドやラドリートラップなど、イラストにドラゴンメイドが描かれているカードが一部存在。
しかし、ドラゴンメイドとは効果的な繋がりがないので当記事では扱いません。
魔法カード
魔法カードでも特に重要なのが融合召喚ができるドラゴンメイドのお召し替え。
主力となる融合モンスターを呼び出すのに必要なキーカードの1枚です。
また、フィールドのドラゴンメイドを手札バウンスすることで墓地からサルベージでき、ドラゴンメイド・ハスキーのトリガーにも。
そのほか、ドラゴンメイドの特殊召喚+特殊召喚したモンスターと同じ属性のドラゴンメイドを墓地に送れるドラゴンメイドのお心づくしが優秀です。
発動した時点でフィールド・墓地に同じ属性・異なるレベルのドラゴンメイドが揃い、ドラゴンメイド・ラティスの特殊召喚条件を満たすことが可能。
ラティスの特殊召喚から大量展開が狙えるため、展開の起点になり得ます。
【新規イラスト版】遊戯王 SLF1-JP067 ドラゴンメイドのお心づくし (日本語版 ウルトラレア) SELECTION 5 |
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
ドラゴンメイドのお心づくし | 通常魔法 | 手札・墓地から「ドラゴンメイド」モンスター1体を守備で特殊召喚 その後、特殊召喚したモンスターと同じ属性・異なるレベルの「ドラゴンメイド」モンスター1体をデッキから墓地に送る | ― | ― |
ドラゴンメイドのお召し替え | 通常魔法 | 手札・フィールドから素材を墓地に送り、ドラゴン族を融合召喚 | 自分「ドラゴンメイド」モンスター1体を手札バウンスし、自身を墓地からサルベージ | ― |
ドラゴンメイドのお出迎え | 永続魔法 | 自分モンスター全ての攻/守は、自分「ドラゴンメイド」モンスターの数×100パンプ | 自分「ドラゴンメイド」モンスターが2体以上存在する場合、同名以外の「ドラゴンメイド」カード1枚をサルベージ | 自身が墓地に送られた場合、このターン中、自分「ドラゴンメイド」モンスター全てに相手からの対象耐性を付与 |
ドラゴンメイドのお見送り | 速攻魔法 | 自分「ドラゴンメイド」モンスター1体を手札バウンスし、それと同名以外の「ドラゴンメイド」モンスター1体を手札から守備で特殊召喚 次のターン終了時まで、この効果で特殊召喚したモンスターに戦闘・効果破壊耐性を付与 | ― | ― |
罠カード
罠カードはそれぞれバウンス効果持ち。
バウンスには自分のドラゴン族をバウンスする必要がありますが、ドラゴンメイドでは召喚時効果を再度使ったり、ハスキーのトリガーになったりできます。
ハスキーとコンボする場合、永続罠のドラゴンメイド・リラクゼーションの方が使い減りしなくて良さげ。
ドラゴンメイドのお片付けは墓地から除外することで手札・墓地からドラゴンメイドを特殊召喚可能。
パルラでお片付けを墓地に送る→パルラを素材にリンク1→お片付けでパルラを蘇生~とすると、リンク2分の素材を用意できるのが魅力です。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|
ドラゴンメイドのお片付け | 通常罠 | 自分ドラゴン族1体と相手フィールド・墓地のカード1枚を持ち主の手札にバウンス | 墓地から自身を除外して、手札・墓地から「ドラゴンメイド」モンスター1体を守備で特殊召喚 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札バウンス | 効果①②は1ターンに1度、いずれか1つしか使用不可 |
ドラゴンメイド・リラクゼーション | 永続罠 | 自分「ドラゴンメイド」1体を対象にして、以下から1つ選択して発動 ●対象のモンスターを手札バウンスして、デッキからこのカード以外の「ドラゴンメイド」カードをサーチ ●対象のモンスターを手札バウンスして、相手の魔法・罠1枚を手札バウンス | ― | ― |
エクストラデッキの「ドラゴンメイド」モンスター
そしてエクストラデッキ!
EXデッキのドラゴンメイドには現在融合モンスターのみが存在しています。
融合モンスター
融合モンスターでは万能カウンター効果を持つドラゴンメイド・シュトラールがシンプルに強力。
さらにスタンバイフェイズ時にドラゴンメイドを特殊召喚でき、後続の展開ができます。
ちなみに、この万能カウンター効果はEXデッキにドラゴンメイド・ハスキーがいないと使えないので注意が必要です。
ドラゴンメイド・ハスキーは自分ドラゴン族が手札バウンスされた時、相手モンスターを破壊することが可能。
メインデッキのドラゴンメイド達の共通効果をトリガーにでき、ターン中の回数制限がないので複数展開していればそれだけ除去ができます。
ドラゴンメイド・リラクゼーションならフリーチェーンで手札バウンスできるため、組み合わせるとフリーチェーンの除去にも。
ただし、ハスキーの効果はタイミングを逃すタイプなので、リラクゼーションをチェーン1で発動する必要があります。
ちなみに、シュトラールとハスキーの2体はメインデッキで言うところの最後上級モンスターと下級モンスターのような関係となっています。
上記2体は通常の方法で融合召喚ができますが、一方でドラゴンメイド・ラティスは自身が持つ条件でのみEXデッキから特殊召喚が可能(融合召喚ではない)(蘇生はできる)。
特殊召喚条件は「同じ属性でレベルが異なるドラゴンメイドをフィールド・墓地からそれぞれ1体ずつ除外する」のため、ティルルやパルラで自身と同じ属性を墓地に送れば満たすことができます。
ラティスの効果は「特殊召喚時に下級ドラゴンメイドのリクルート」・「スタンバイフェイズ時にフィールド・除外状態のドラゴンメイドを素材に融合召喚する効果」の2つ。
いずれもドラゴンメイドの展開には欠かせない重要な中継役と言えるでしょう。
また、シュトラールの効果でスタンバイフェイズにラティスを蘇生できるので、この2つの効果を毎ターン発動させることも。
遊戯王 QCTB-JP002 ドラゴンメイド・ラティス (日本語版 25th クォーターセンチュリーシークレットレア) QUARTER CENTURY TRINITY BOX |
カード名 | 属性 | 星 | 素材指定 〈特殊召喚条件〉 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|---|
ドラゴンメイド・ラティス | 光 | 8 | 同じ属性でレベルが異なる「ドラゴンメイド」×2体 〈自分フィールド及び墓地から上記のカードを1体ずつ除外した場合のみEXデッキから特殊召喚できる〉 | 特殊召喚時、レベル4以下の「ドラゴンメイド」モンスター1体をリクルート | 自分・相手スタンバイフェイズ時、フィールド・除外状態のモンスターを融合素材としてデッキに戻し、ドラゴン族1体を融合召喚 |
ドラゴンメイド・ハスキー | 光 | 9 | 「ドラゴンメイド」モンスター + ドラゴン族 | 自分・相手スタンバイフェイズ時、自身以外の自分「ドラゴンメイド」モンスター1体のレベルより1つ高いか低い「ドラゴンメイド」モンスター1体を手札・墓地から守備で特殊召喚 | 自身以外の自分フィールドの表側ドラゴン族が手札バウンスされた場合、相手モンスター1体を破壊 |
ドラゴンメイド・シュトラール | 光 | 10 | 「ドラゴンメイド」モンスター + レベル5以上のドラゴン族 | 自分・相手スタンバイフェイズ時、手札・墓地からレベル9以下の「ドラゴンメイド」モンスター1体を特殊召喚 | 相手の効果発動時、以下の効果を全て適用する ●その発動を無効にして破壊 ●自身をEXデッキに戻し、EXデッキから「ドラゴンメイド・ハスキー」1体を特殊召喚 |
「ドラゴンメイド」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 下級モンスターを召喚→バトルフェイズ開始時に最上級モンスターと入れ替え→バトルフェイズ終了時に下級モンスターと入れ替え
- 上記の流れで下級モンスターを出し入れして、召喚・特殊召喚時効果でアドバンテージを稼ぐ
- ドラゴンメイド・シュトラールで制圧、ドラゴンメイド・ハスキーで除去して押し切る
ドラゴンメイドの立ち回りはざっくり上記を想定しています。
基本となるのは共通効果で下級モンスターと最上級モンスターをバトルフェイズに入れ替える動き。
バトルフェイズ中はステータスの高い最上級モンスターに入れ替えて戦闘→バトルフェイズ終了時には下級モンスターに戻る、という感じですね。
最上級モンスター→下級モンスターに入れ替わった時には下級モンスターの効果を発動でき、ここでアドバンテージを得る、という流れが組めれば完璧です。
また、融合モンスターのドラゴンメイド・シュトラールで相手効果の無効、ドラゴンメイド・ハスキーでモンスター除去が可能。
先攻ではシュトラール+ドラゴンメイド・リラクゼーションor天球の聖刻印の盤面が作れれば、合計2妨害となります。
この盤面は後述の展開ルートで用意できるので参考にしてみてください。
後攻ではハスキーと複数の下級モンスターを並べ、バトルフェイズ開始時に最上級モンスターと入れ替え→これをトリガーに相手モンスターを除去しつつ殴れれば理想的。
ただ、ハスキーと複数の下級モンスターを並べる方法で良い感じのものが思いつきませんでした(すまんかった)。
後攻盤面に関しては天盃龍やドラゴンリンクなどと組み合わせても良いと思うので、混合型を視野に入れても良いかもしれません。
ドラゴンメイド・パルラ、ドラゴンメイド・チェイムから融合モンスターを並べる展開ルートその1
- 採用カード
- モンスター:ドラゴンメイド・パルラ、ドラゴンメイド・チェイム、ドラゴンメイド・ティルル、ドラゴンメイド・ルフト(またはドラゴンメイド・フランメ)、ドラゴンメイド・シュテルン
- 魔法・罠:ドラゴンメイドのお召し替え
- EXデッキ:ドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・ハスキー、ドラゴンメイド・シュトラール
- 条件:手札にドラゴンメイド・パルラ(またはドラゴンメイド・ティルル)1枚、合計1枚
- 結果:フィールドにドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・ハスキー、ドラゴンメイド・シュトラール、ドラゴンメイド・シュテルン(融合モンスターに効果破壊耐性を付与)、ドラゴンメイド・ティルル(またはドラゴンメイド・パルラ)の5体が並ぶ
- 展開後の縛り:なし
- ドラゴンメイド・パルラを召喚し、デッキからドラゴンメイド・ルフトを墓地に送る。
- フィールドのパルラ+墓地のルフトの2体を除外して、ドラゴンメイド・ラティスを特殊召喚。
- ラティスの特殊召喚時、ドラゴンメイド・チェイムをリクルートして、ドラゴンメイドのお召し替えをサーチ。
- お召し替えを発動。ラティス+チェイムの2体を素材として、ドラゴンメイド・シュトラールを融合召喚。
~相手にターンを回す~(この時点でフィールドにシュトラール1体) - 相手スタンバイフェイズ時、シュトラールでラティスを蘇生。
- ラティスの特殊召喚時、ドラゴンメイド・ティルルをリクルートし、ドラゴンメイド・シュテルンをサーチしてそのまま墓地に送る。
- (手順5と同じスタンバイフェイズ時)ラティスで除外状態のパルラ+ルフトの2体をデッキに戻し、ドラゴンメイド・ハスキーを融合召喚。
- (手順5と同じスタンバイフェイズ時)ハスキーでシュテルン(レベル9)を守備で蘇生(レベル8のラティスを指定)。
こちらはドラゴンメイド・パルラまたはドラゴンメイド・ティルルを初動とした展開ルートです。
結果、フィールドにドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・ハスキー、ドラゴンメイド・シュトラール、ドラゴンメイド・シュテルン(融合モンスターに効果破壊耐性を付与)、ドラゴンメイド・ティルル(またはドラゴンメイド・パルラ)の5体を並べることが可能。
相手ターン中ながら大型モンスターを複数展開できる上、万能カウンター持ちのシュトラールをシュテルンで守れるのが強みです(ニビルにも引っかからない)。
上記の展開ではパルラを初動としていますが、ティルルでもほぼ同じ動きが可能(その場合、ティルルでドラゴンメイド・フランメをサーチしてそのまま墓地に送る)。
ティルルは炎属性・ドラゴン族なので燦幻開門で引き込むことができるのもストロングポイントですね。
さらにドラゴンメイドのお心づくしをからでもほぼ同じ動きができるのは覚えておきたいところ。
手順6でリクルートするモンスターはティルルでなく、パルラでもシュテルンを墓地に送ることが可能。
また、相手によってはシュテルンの展開にこだわらず、他のドラゴンメイドを呼び出しても良いでしょう。
例えば、手札・墓地に高レベルのドラゴンメイドがいるなら、それらを特殊召喚できるドラゴンメイドをリクルート→バウンスして特殊召喚→ハスキーで除去~という流れができます。
遊戯王 QCTB-JP002 ドラゴンメイド・ラティス (日本語版 25th クォーターセンチュリーシークレットレア) QUARTER CENTURY TRINITY BOX |
ドラゴンメイド・パルラ、ドラゴンメイド・チェイムから融合モンスター並べる展開ルートその2
- 採用カード
- モンスター:ドラゴンメイド・パルラ(またはドラゴンメイド・ティルル)、ドラゴンメイド・チェイム、ドラゴンメイド・ルフト(またはドラゴンメイド・フランメ)
- 魔法・罠:ドラゴンメイド・リラクゼーション
- EXデッキ:ドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・ハスキー、ドラゴンメイド・シュトラール
- 条件:手札にドラゴンメイド・パルラ(またはドラゴンメイド・ティルル)1枚、合計1枚
- 結果:フィールドにドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・シュトラール、ドラゴンメイド・チェイムの3体が並ぶ/セット状態のドラゴンメイド・リラクゼーション
- 展開後の縛り:なし
- ドラゴンメイド・パルラを召喚し、デッキからドラゴンメイド・ルフトを墓地に送る。
- フィールドのパルラ+墓地のルフトの2体を除外して、ドラゴンメイド・ラティスを特殊召喚。
- ラティスの特殊召喚時、ドラゴンメイド・チェイムをリクルートし、ドラゴンメイド・リラクゼーションをサーチしてそのままセット。
~相手にターンを回す~(この時点でフィールドにラティス、チェイムの2体、セット状態のリラクゼーション) - 相手スタンバイフェイズ時、ラティスで除外状態のパルラ+ルフトの2体をデッキに戻し、ドラゴンメイド・シュトラールを融合召喚。
パルラorティルル初動その2。
こちらではフィールドにドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・シュトラール、ドラゴンメイド・チェイムの3体と、セット状態のドラゴンメイド・リラクゼーションを用意できます。
この盤面ではシュトラールの万能カウンターでまず1妨害。
シュトラールの発動後、入れ替わりで呼び出したハスキーとリラクゼーションとのコンボにより、相手モンスターをフリーチェーンで破壊でき、合計2妨害盤面となります。
先に紹介した展開ルート程の派手さはないものの、2妨害用意できる点ではこちらに分があるでしょうか。
ちなみに先に紹介した展開にも言えますが、シュトラールを出すだけならメインデッキに必要なカードは4種類程度(+EXデッキ3種類)。
リラクゼーションを投入しないなら、メインデッキに「パルラとルフト」か「ティルルとフランメ」の2枚を採用すればシュトラールにアクセスできます。
展開中に特殊召喚縛りも発生しないため、ドラゴン族・融合召喚の出張セットとして考えることができるでしょう。
シュトラールの万能カウンターは非常に強力なので、先攻1ターン目の制圧要員を増やしたい時には活用できそうです。
【新規イラスト版】遊戯王 SLF1-JP065 ドラゴンメイド・ハスキー (日本語版 ウルトラレア) SELECTION 5 |
ドラゴンメイド・チェイムからシュトラールと天球の聖刻印を並べる展開ルート
- 採用カード
- モンスター:ドラゴンメイド・チェイム、ドラゴンメイド・シュテルン、任意の下級ドラゴンメイド
- 魔法・罠:ドラゴンメイドのお心づくし
- EXデッキ:ストライカー・ドラゴン、天球の聖刻印、ドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・シュトラール
- 条件:手札にドラゴンメイド・チェイム1枚、合計1枚
- 結果:フィールドに天球の聖刻印、ドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・シュトラール、任意のドラゴンメイドモンスター1体の合計4体が並ぶ
- 展開後の縛り:なし
- ドラゴンメイド・チェイムを召喚して、ドラゴンメイドのお心づくしをサーチ。
- チェイム1体を素材として、ストライカー・ドラゴンをリンク召喚。
- お心づくしを発動して、チェイムを蘇生してドラゴンメイド・シュテルンをデッキから墓地に送る。
- フィールドのチェイム+墓地のシュテルンの2体を除外して、ドラゴンメイド・ラティスを特殊召喚。
- ラティスの特殊召喚時、ドラゴンメイドをリクルートして効果を発動。
- ストライカー・ドラゴン+ドラゴンメイドの2体を素材として、天球の聖刻印をリンク召喚。
~相手にターンを回す~(この時点でフィールドにラティス、天球の聖刻印の2体) - 相手スタンバイフェイズ時、ラティスで除外状態のチェイム+シュテルンの2体をデッキに戻し、ドラゴンメイド・シュトラールを融合召喚。
- (手順7と同じスタンバイフェイズ時)シュトラールで墓地のドラゴンメイドを蘇生。
こちらはドラゴンメイド・チェイムを初動とした展開ルート。
結果、フィールドに天球の聖刻印、ドラゴンメイド・ラティス、ドラゴンメイド・シュトラール、任意のドラゴンメイドモンスター1体の合計4体が並びます。
この盤面ではシュトラールの万能カウンターと天球のバウンスにより2妨害が可能。
天球が自身の効果でリリースされれば後続のドラゴンメイドを呼び出すこともでき、特殊召喚時効果でリソースを増やすこともできるでしょう。
手順5でリクルートするドラゴンメイドはひとまず何でも可。
候補としてはモンスターをサーチできるティルルか、墓地に送れるパルラの2択でしょうか。
ティルルならドラゴンメイド・エルデやドラゴンメイド・シュテルンを引き込んでさらなる展開が可能。
パルラでもドラゴンメイドのお片付けなどを墓地に送れば展開ができます。
さらに実用性はさておき、以下の方法で展開を伸ばすことが可能。
【新規イラスト版】遊戯王 SLF1-JP067 ドラゴンメイドのお心づくし (日本語版 ノーマルパラレル) SELECTION 5 |
チェイム初動からさらに伸ばす展開
- 追加の採用カード
- モンスター:ドラゴンメイド・パルラ、ドラゴンメイド・ナサリー
- 魔法・罠:ドラゴンメイドのお片付け、竜の渓谷
- EXデッキ:ドラグニティナイト-ロムルス、守護竜ピスティ、スリーバーストショット・ドラゴン
- 条件:上記の手順5まで伸ばし、ラティスでドラゴンメイド・パルラをリクルートして、ドラゴンメイドのお片付けを墓地に送る。+手札コスト1枚
- この時点でフィールドにラティス、パルラ、ストライカー・ドラゴンの3体が並び、墓地にお片付けの状態。
- 結果:フィールドにドラゴンメイド・ラティス、ドラグニティナイト-ロムルス、守護竜ピスティ、スリーバーストショット・ドラゴンの4体が並ぶ
- 展開後の縛り:守護竜ピスティが存在する限り、ドラゴン族しか特殊召喚できない
- 上記の手順5まで伸ばし、ラティスでドラゴンメイド・パルラをリクルートして、ドラゴンメイドのお片付けを墓地に送る。
- この時点でフィールドにラティス、パルラ、ストライカー・ドラゴンの3体が並び、墓地にお片付けの状態。
- ストライカー・ドラゴン+パルラの2体を素材として、ドラグニティナイト-ロムルスをリンク召喚し、竜の渓谷をサーチ。
- 竜の渓谷を発動し、手札1枚を捨ててデッキからドラゴンメイド・ナサリーを墓地に送る。
- 墓地のお片付けを除外して、ナサリーを蘇生→特殊召喚時効果でパルラを蘇生。
- ナサリー1体を素材として、守護竜ピスティをロムルスの左側にリンク召喚(守護竜ピスティが存在する限り、ドラゴン族しか特殊召喚できない縛りが発生)。
- パルラ+ロムルスの2体を素材として、スリーバーストショット・ドラゴンをEXモンスターゾーンにリンク召喚。
- ピスティの効果でピスティとスリーバーストショット・ドラゴンの間のモンスターゾーンにロムルスを蘇生。
ラティス初動からの派生展開。
結果、フィールドにドラゴンメイド・ラティス、ドラグニティナイト-ロムルス、守護竜ピスティ、スリーバーストショット・ドラゴンの4体が並びます。
この時点でラティスを除きリンク6分の素材が確保でき、様々なリンクモンスターにアクセス可能。
ただしピスティがいるとドラゴン族しか特殊召喚できないため、そのままドラゴン族を出すか、ピスティを素材に適当なドラゴン族リンクを挟む必要があります。
手順6でスリーバーストショット・ドラゴンを出さず、パルラ1体でストライカー・ドラゴンを出す方法もあり。
その場合、ピスティでドラゴン族を蘇生→ピスティ+蘇生したドラゴン族で適当なリンク2のドラゴン族を出せば、リンク5分の素材を特殊召喚縛りなしで用意できます。
遊戯王カード ドラグニティナイト─ロムルス(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | リンク・効果モンスター 風属性 ドラゴン族 |
遊戯王 SAST-JP052 守護竜ピスティ (日本語版 スーパーレア) SAVAGE STRIKE サベージ・ストライク |
遊戯王 SD36-JPP04 スリーバーストショット・ドラゴン (日本語版 ノーマルパラレル) STRUCTURE DECK リボルバー |
リンク召喚先の候補としては破壊・対象耐性を持つヴァレルエンド・ドラゴンが優秀。
相手モンスター全てに攻撃でき、後攻の切り返しにも使えます。
ピスティを処理できるなら、ドラゴン族以外の双穹の騎士アストラムや召命の神弓-アポロウーサも候補。
アポロウーサはカウンターが2つ程度しか乗らない可能性がありますが、ラティスからシュトラールを出せば2妨害盤面ができ、選択肢としては悪くないでしょう。
遊戯王カード ヴァレルエンド・ドラゴン(ウルトラレア) LEGENDARY GOLD BOX(LGB1) | リンク・効果モンスター 闇属性 ドラゴン族 ウルトラ レア |
遊戯王 RC04-JP045 双穹の騎士アストラム (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
遊戯王 PAC1-JP028 召命の神弓─アポロウーサ (日本語版 ウルトラレア) PRISMATIC ART COLLECTION |
「ドラゴンメイド」と相性の良いカード
ドラゴン族サポート
- ドロー・サーチ:超再生能力、輝光竜セイファート、嵐征竜-テンペスト、深淵の獣 マグナムート、燦幻開門
- 手札から特殊召喚:光と昇華の竜、闇と消滅の竜、ビーステッドモンスター
- 蘇生:デブリ・ドラゴン、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン、復活の福音
- リクルート:メタル化・強化反射装甲+レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン
- 墓地肥し:竜の霊廟、竜の渓谷
- 除去要員:アルバスの落胤、崩界の守護竜
- セルフバウンス:いたずら風のフィードラン
ドラゴンメイドはドラゴン族で統一されており、種族サポートを採用する価値があります。
特に竜の霊廟、竜の渓谷といった墓地肥し系のカードは重要度が高め。
例えば、最上級モンスターを墓地に送って下級モンスター側の共通効果で蘇生したり、ドラゴンメイド・ナサリー、シュテルンで蘇生したりできます。
手札・フィールドの下級モンスターと同じ属性の最上級モンスターを墓地に送れば、ラティスの特殊召喚条件を満たすことも。
手札消費は増えるものの、パルラ・ティルル初動と似た動きが他のモンスターでもできるのは強力です。
遊戯王カード 竜の渓谷(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | フィールド魔法 ウルトラ レア |
ドラゴン族のサーチカードとしては嵐征竜-テンペストも優秀。
手札のテンペストと風属性モンスターを一緒に捨てることでドラゴン族をサーチすることができます。
これでパルラやティルルを引き込めば先に紹介した展開にアクセス可能。
その場合、風属性の比率を高める必要がありますが、ドラゴン族にはデブリ・ドラゴンやいたずら風のフィードランといったドラゴンメイドにも採用しやすい風属性が結構います。
特に下級ドラゴンメイドは攻撃力500で統一されており、全てデブリ・ドラゴンの蘇生対象。
ドラゴン族が2体並べば天球の聖刻印をリンク召喚できるので、デブリ・ドラゴンとの相性はかなり良いと考えられます。
遊戯王 20TH-JPC83 嵐征竜─テンペスト (日本語版 シークレットレア) 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION |
遊戯王カード TRC1-JP011 デブリ・ドラゴン(コレクターズレア)遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION] |
遊戯王 WPP1-JP056 いたずら風のフィードラン (日本語版 ノーマル) WORLD PREMIERE PACK 2020 |
そして燦幻開門。
天盃龍のサポートカードですが、レベル4以下の炎属性・ドラゴン族をサーチでき、ドラゴンメイド・ティルルを引き込むことができます。
ティルルは展開の初動となるので優先度の高いカードと言えるでしょう。
天盃龍自体もドラゴンメイドと相性が良い考えられるので、混合型を作る上でも採用価値がありそうです。
ドラゴン族全般のサポートは以下の記事にてまとめています。
「墓地から大型モンスターを展開する」というのはドラゴン族の基本パターンの一つ。
なので、それができるドラゴンメイドは種族サポートとの相性が良いと考えられます。
融合召喚サポートと採用したいEXデッキ
融合召喚そのもののサポート
- 融合・フュージョンカードをサーチ:竜魔導の守護者
- 手札・フィールド融合:フュージョン・ゲート
- フィールド融合:超融合、超越融合、置換融合
続いて融合召喚サポート。
中でも融合召喚する効果を持つフュージョン・ゲートは面白いカードです。
フュージョン・ゲートで融合素材にしたモンスターは除外されてしまうものの、そのターン中に何度も融合召喚できるのが強み。
ドラゴンメイドはラティスの効果で除外状態のモンスターを融合素材にできるため、フュージョン・ゲートのデメリットを緩和しやすいと考えています。
素材にしたモンスターを即座に蘇生できる超越融合も良さげ。
こちらはフィールド融合限定ですが、蘇生した素材を使って天球の聖刻印のリンク召喚できるのが魅力です。
ただし蘇生した素材の効果は無効になるため、下級モンスターの特殊召喚時効果や、最上級モンスターとの入れ替えができない点には注意。
遊戯王 SD43-JP024 フュージョン・ゲート (日本語版 ノーマル) ストラクチャーデッキ ─ALBA STRIKE─ |
EXデッキ
- リンク1:ストライカー・ドラゴン、守護竜ピスティ
- サーチ:ドラグニティナイト-ロムルス
- 除去要員:天球の聖刻印、ヴァレルロード・F・ドラゴン
- 効果無効:光と闇の竜王
EXデッキは汎用ドラゴン族からピックアップ!
と言ってもドラゴンメイドには特殊召喚縛りが発生するカードがなく、他の種族からも採用できます。
そんな中でもとりわけ採用したいのが天球の聖刻印。
相手ターンに自身をリリースして手札バウンスする効果、自身がリリースされた場合に手札・デッキからドラゴン族を特殊召喚する効果を持ちます。
相手ターンでは制圧要員として機能する他、自身の効果でリリースすればドラゴン族をリクルート可能。
下級ドラゴンメイドを呼び出せば効果を発動でき、アドバンテージを生んでくれます。
天球の聖刻印はリンク1を中継すれば手札のドラゴン族と蘇生カードで出せるので、リンク1のストライカー・ドラゴン、守護竜ピスティも採用価値があるでしょう。
ドラゴンメイドの場合、ドラゴンメイド・チェイムでドラゴンメイドのお心づくしをサーチし、チェイムを素材にリンク1を出す~というパターンで天球の聖刻印にアクセスできます。
遊戯王 SAST-JP052 守護竜ピスティ (日本語版 スーパーレア) SAVAGE STRIKE サベージ・ストライク |
融合召喚そのもののをサポートするカードはこちらの記事にて紹介。
構築の参考にどうぞ!
セルフバウンス関連のサポート
自分のカードをバウンスできるカード
- A・ジェネクス・バードマン
- 夜の逃飛行
- 強制脱出装置
- ドカンポリン
- Vivid Tail
ドラゴンメイドはセルフバウンスと相性が良いと思うので、セルフバウンス関連のカードも少し紹介していきます。
例えば、下級ドラゴンメイドは召喚・特殊召喚時効果を持ち、セルフバウンスすることで再び効果を発動可能。
また、ドラゴンメイド・ハスキーのトリガーとなり、相手モンスターを除去できます。
以上のことから、セルフバウンスとは比較的相性が良いと考えられる訳ですね。
セルフバウンス系のカードでも、強制脱出装置は相手モンスターも対象にできるので比較的使いやすいでしょう。
夜の逃飛行はセルフバウンスできる速攻魔法のため自分ターンに使うこともでき、自分・相手ターンにドラゴンメイドを手札に戻してハスキーのトリガーにする、といった使い方もできそうです。
遊戯王 RC04-JP070 強制脱出装置 (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
召喚権を増やすカード
- 血肉の代償
- 二重召喚
- サモンチェーン
さらにセルフバウンスに関連して召喚権を増やすカードも紹介。
セルフバウンスした下級ドラゴンメイドを召喚・特殊召喚して効果を使う~という流れですね。
単純に展開力が増し、リンク召喚などにつなげやすくなるのもメリットです。
比較的使いやすいのは血肉の代償。
自分ターンに3回通常召喚できるようになり、下級ドラゴンメイドの展開に一役買ってくれるでしょう。
個人的に好きなのはサモンチェーン。
こちらも3回通常召喚できるようになる速攻魔法ですが、チェーン3以降にしか使えないのがネックとなります。
しかしドラゴンメイドの場合、召喚時効果に何かしらのカードをチェーンすることで発動条件を満たすことが可能。
例えば下級モンスターにドラゴンメイドのお見送りをチェーンする、といった方法で条件が満たせます。
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「ドラゴンメイド」
最後にテーマレベルでの相性を考察。
ドラゴンメイドと他テーマとで混合型を作る場合、以下の特徴が挙げられます。
- ドラゴン族の融合召喚テーマ
- 特殊召喚を縛るカードはなし
- 下級モンスターは召喚・特殊召喚時効果を持つものが多い
特殊召喚に制限のかかるカードがないのは混合型を作る上では大きなストロングポイント。
構築の幅が広く、様々なテーマと組み合わせることができそうです。
テーマの特性としては、ドラゴンメイドは先攻で2妨害盤面が作れる反面、後攻でワンキルできる火力が出しにくいのが欠点。
よってこの利点・欠点を相互にカバーできるテーマとは相性が良いと言えるでしょう。
天盃龍
ということでまずは同じドラゴン族テーマの天盃龍を紹介。
天盃龍は後攻ワンキルが得意なテーマであり、自前のカードだけで高打点を叩き出すことができます。
一方で先攻制圧はやや弱く、ここに2妨害立てられるドラゴンメイドを組み合わせる余地があると言えるでしょう。
先攻はドラゴンメイドで制圧、後攻は天盃龍でワンキルを狙えれば理想的。
先に何度か触れていますが、この2テーマは燦幻開門を共有でき、その点においても相性が良いでしょう。
遊戯王カード 天盃龍パイドラ(スーパーレア) レガシー・オブ・デストラクション (LEDE) | 効果モンスター 炎属性 ドラゴン族 スーパー レア |
遊戯王カード 燦幻超龍トランセンド・ドラギオン(25th シークレットレア) レガシー・オブ・デストラクション (LEDE) | シンクロ 炎属性 ドラゴン族 |
テーマとしての天盃龍はこちらの記事にて紹介。
ドラゴンメイドとは真っ先に組み合わせてみたいテーマの一つです。
征竜
続いてドラゴン族テーマの征竜。
活かしたいのはレベル7の征竜が持つ「除外された場合に自身と同じ属性のドラゴン族をサーチできる」効果です。
これでドラゴンメイド側の初動となるパルラ、ティルルを引き込むのが狙い。
征竜側の「自身と同じ属性のモンスターを手札から捨てて発動する効果」も全体的にドラゴンメイドと相性が良く、この2テーマの組み合わせにはメリットがありそうです。
征竜の特殊召喚コストとして除外したモンスターも、ラティスなら融合素材にできる点も魅力。
遊戯王カード 焔征竜─ブラスター(ノーマルパラレル) ストラクチャーデッキR 炎王の急襲(SR14) | 効果モンスター 炎属性 ドラゴン族 ノーマルパラレル |
テーマとしての征竜は以下の記事にて解説。
基本的に征竜は召喚権を使わないため、ドラゴンメイド側に召喚権を回せるのもウマテイストですね。
ドラゴンリンク
そしてテーマというか出張セットですが、ドラゴンリンク。
こちらのギミックもドラゴンメイドに組み込む価値があると考えられます。
ギミックの根幹は、輝白竜 ワイバースターと暗黒竜 コラプサーペントの2体からリンク数を伸ばして大型モンスターにつなぐ、というもの。
初動となるこの2体を輝光竜セイファートや混沌領域で引き込んでいきます。
ここに追加でヴァレットやビーステッドを追加する型もありますが、ヴァレットは闇属性の特殊召喚縛りが発生するのでドラゴンメイドでは使えないかも。
ドラゴンメイドでもチェイム初動ならリンク数を伸ばすことができ、ドラゴンリンクとは相性が良さげ。
ドラゴンリンク側で特殊召喚縛りが発生するカードは守護竜ピスティくらいのため、リンク召喚先の選択肢が広いのも強みですね。
遊戯王カード 輝光竜セイファート(ノーマル) 輝光のデュエリスト編(DP29) | 効果モンスター 光属性 ドラゴン族 ノーマル |
遊戯王カード 輝白竜 ワイバースター(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | 効果モンスター 光属性 ドラゴン族 |
遊戯王カード 暗黒竜 コラプサーペント(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | 効果モンスター 闇属性 ドラゴン族 |
ドラゴンリンクの展開方法は汎用サポート記事で軽く紹介しています。
デッキ強化のヒントになれば幸いです。
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