集いし絆の煌めきが、新たな未来を描き出す!光さす道となれ!
リミットオーバー・アクセルシンクロ!
希望の光!コズミック・クェーサー・ドラゴン!!
遊戯王12期?一発目の看板カードはアニメ5D’sの遊星が使用したシューティング・クェーサー・ドラゴンの進化系コズミック・クェーサー・ドラゴン。
今回はクェーサーおよびシンクロンが強化されました。
でも「シンクロンってこの間強化されなかったっけ?」と思ったそこのアナタ。この間のはセイヴァーなのでセーフです。
さらに今回はあの「赤き竜」がOCG化するというのも必見です。
テーマとしての『シンクロン』はこちらでまとめているので、デッキ構築の参考にどうぞ!
シンクロン/Synchron
遊戯王カードWiki
STARDUST OVERDRIVEでカテゴリ化された「シンクロン」と名のついたモンスター群。
属するモンスターの多くが機械族にしてチューナーである。
全体無効とサクリファイスエスケープは強くない?コズミック・クェーサー!
『シンクロン』はその多くが機械族モンスターであり、ほとんどがチューナーで構成されたモンスター群です。
アニメ『5D’s』の主人公・不動遊星が扱うテーマとしても有名ですね。
主人公テーマならではの豊富なカードプールも特徴で、ジャンク・シンクロンから下級モンスターを蘇生し、シンクロ召喚に繋げるのが一般的。
シンクロ召喚の代名詞、代表的なテーマと言っても過言ではないですね。
このシンクロンから新たに登場するのが2種のチューナー、ホイール・シンクロンとレボリューション・シンクロンです。
ホイール・シンクロンは非チューナーとして扱う効果と召喚権の増加、レベル調整効果持ち。
レボリューション・シンクロンは手札からシンクロ素材になれる、レベル1として蘇生できる効果を持ちます。
ホイール・シンクロンは実質、ジャンク・スピーダーからリクルートできる非チューナーというのがアツいですし、レボリューション・シンクロンはグローアップ・バルブと類似効果を持っているというのが良いですね。
仮にジャンク・スピーダーからレボリューション・シンクロン③、スターダスト・シンクロン④、ホイール・シンクロン⑤とリクルートした場合、
- ホイール・シンクロン+レボリューション・シンクロンで闇属性・レベル8ドラゴン族シンクロ。
- レボリューション・シンクロンをレベル1として蘇生し、闇属性・レベル8ドラゴン族シンクロとシンクロしてえん魔竜 レッド・デーモン・アビス。
- 墓地のホイール・シンクロンでジャンク・スピーダーのレベルを4にして、スターダスト・シンクロンとシンクロ。クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン。
という動きもできそう。
ちょっと考えただけでもこのレベルの盤面ができるのか……
そして新たに登場するエースが、コズミック・クェーサー・ドラゴン!!
シンクロンと共に切り札として遊星を支えたシューティング・クェーサー・ドラゴンと、コズミック・ブレイザー・ドラゴンの合体形態のようですね。
このモンスターはシンクロ素材+1まで表側表示のカードを無効にする効果、自分・相手ターンに自身を除外して2体以上のシンクロモンスターを素材とするドラゴン族シンクロモンスターを特殊召喚する効果を持っています。
この無効効果はフリーチェーンではないため、シューティング・クェーサーや、コズミック・ブレイザーのように制圧札とすることができません。
初見では「制圧札にできないし、最低2回攻撃できるシューティング・クェーサーの方が強くね?」と思いました。
しかし、コズミック・クェーサーもバトルフェイズ中に入れ替え効果を使うことで、実質2回攻撃することはできます。
また、相手の除去にチェーンして入れ替え効果を使うことでサクリファイスエスケープ、そこから出てくるコズミック・ブレイザーorシューティング・クェーサーの無効効果は使えるというのは強み。
仮にコズミック・クェーサー→シューティング・クェーサーと出した場合、
①コズミック・クェーサーで1回無効→②入れ替え効果で相手の妨害をやり過ごす→③からのコズミック・ブレイザーorシューティング・クェーサーの無効効果
という感じで3回相手の動きに対応できます。
シューティング・クェーサーなら、ここで処理されても後続のシューティング・スター・ドラゴンが出てくる訳ですから、相手からしたらウンザリしそうですね
ということで、コズミック・クェーサー・ドラゴンはシューティング・クェーサーほどの爆発力はないものの、継戦能力に優れたモンスターと感じました。
また、クェーサーと並び『5D’s』で重要な要素である『赤き竜』も、その名前のままにOCG化。
以前からアルティマヤ・ツィオルキンがいましたが、こちらとは微妙に違う存在みたいですね。(詳しくはwiki参照)
特殊召喚時に赤き竜サポートカードのサーチ、自分・相手ターンに自身を除くレベル7以上のシンクロモンスターをエクストラデッキに戻し、同じレベルのドラゴン族シンクロモンスターを呼び出す効果を持ちます。
自身がレベル12のシンクロモンスターであり、シンクロモンスターの入れ替え効果を使うとなると多少重め。
その代わり、サポートカードのシンクロ・オーバートップ、シンクロ・ワールド、くず鉄の神像の効果で特定カードが除去された時に呼び出すことができます。
このことから、赤き竜は正規のシンクロ召喚で出すのではなく、除去されても後続が出せるようにデザインされたカードだと思いました。
赤き竜のサポートカードについてもう少し深掘りしておくと、レベル7・8のドラゴン族シンクロモンスターに関する効果が多いです。
特に除外・墓地から蘇生でき、何度も使えるくず鉄の神像が強い。
墓地のドラゴン族シンクロをレベル1にして特殊召喚できるシンクロ・オーバートップも原作再現をするなら面白いですね。
総評として、新規シンクロン、というか新規シンクロモンスターは『継戦能力が高い』と感じました。
11期の看板カードは脳筋火力モンスターのオンパレードだった訳ですが、12期?からはこうしたリカバリー力に重点を置いたカードが増えるのでしょうか。
コズミック・クェーサーはある種、12期?の方向性を占うカードのように思います。
シンクロンと相性の良いカード
既存のシンクロンサポート
まずは既存のシンクロンサポートの紹介。
ですが、その前に種族サポートについて。
シンクロンはその多くが機械族で、一部戦士族のモンスターがいます。
そのため、これらの種族サポートを採用可能。種族サポートに関してはこちらを参照お願いします。
キーカードのジャンク・シンクロン、ドッペル・ウォリアーは戦士族のため、増援の優先度は高いように思います。
ジャンク・シンクロンはともかく、ドッペル・ウォリアーのサーチ方法が少ないんですよね。
話を戻して。現在登場済みの有用なシンクロン、およびシンクロンサポートは以下の通りです。
- チューナー:ジャンク・シンクロン、アサルト・シンクロン、サテライト・シンクロン、クイック・シンクロン、ジェット・シンクロン
- 非チューナー:ジャンク・コンバーター、ドッペル・ウォリアー、シンクロン・エクスプローラー、シンクロン・キャリアー、ボルト・ヘッジホッグ、サイバース・ガジェット
- 魔法・罠:調律、シンクロ・チェイス、シンクロ・オーバーテイク、増援、二重召喚
遊戯王カード 【ジャンク・シンクロン】【シークレット】 DE03-JP158-SI ≪デュエリストエディション3 収録カード≫ |
遊戯王 20TH-JPB17 ドッペル・ウォリアー (日本語版 ノーマルパラレルレア) 20th ANNIVERSARY DUELIST BOX |
基本的にはジャンク・ドッペルに近い構築になると思うので、ジャンク・シンクロン、ドッペル・ウォリアーの優先度は高いと考えています。
キーカードのジャンク・シンクロンは、ジャンク・コンバーター、調律、シンクロ・オーバーテイク、増援からサーチでき、引き込むのは容易。
中でもジャンク・コンバーターはレベル2かつ、シンクロンをサーチする際に自身を墓地へ送れるため、ジャンク・シンクロンから釣り上げ→レベル5シンクロへとアクセスしやすいのが魅力です。
ジャンク・スピーダー軸では大活躍でしょう。
遊戯王 SUB1-JP019 ジャンク・コンバーター (日本語版 ノーマルパラレル) SECRET UTILITY BOX |
テーマ以外ではジャンク・シンクロンと類似の蘇生効果を持つサイバース・ガジェットがけっこう良いです。
墓地に送られた時にレベル2トークンを生成できるため、シンクロ・チューナーを出すことでさらなるシンクロが可能。
また、ジャンク・シンクロンもサイバース・ガジェットも召喚時効果のため、召喚権を増やす二重召喚なんかも候補となります。
汎用シンクロサポート
続いて、汎用シンクロサポートとしてバスター・モードセットの紹介。
ぶっちゃけシンクロサポートはこれだけあれば十分なんじゃないかと思うくらい優秀なギミックです。
具体的には、サイキック・リフレクター、バスター・ビースト、バスター・モードの3枚。
ここにサイキック・リフレクターをリクルートできるワン・フォー・ワン、緊急テレポートが入ってきます。
サイキック・リフレクターからバスター・ビースト→バスター・モードとサーチすることで、レベル6~9までのシンクロにアクセスすることが可能。(レベル5シンクロはできないので注意!)
素材指定がなければたいていのシンクロはでき、緊急テレポート等を使えば召喚権も使ません。
このギミックは、バスター・モード自体は手札の肥しにしかならないのがネックですが、それを持って余りある性能だと考えています。
ちなみに、バスター・モードは罠カードゆえにアルティマヤ・ツィオルキンのトリガーになれる点はウマテイスト。
エクストラデッキ
最後にエクストラデッキの候補をピックアップ(レベル7・8ドラゴン族は後述します)。
優先度が高いのはやはり、アドバンテージ源となるTG ハイパー・ライブラリアン。
シンクロする度に1枚ドローはシンクロンでは貴重です。
その他のモンスターは箇条書きで列挙。
- ジャンク・ドッペル基本セット:TG ハイパー・ライブラリアン、フォーミュラ・シンクロン
- シンクロン系モンスター:ジャンク・スピーダー、アクセル・シンクロン
- その他:アルティマヤ・ツィオルキン
遊戯王カード TRC1-JP034 TG ハイパー・ライブラリアン ウルトラレア 遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION] |
ライブラリアン+フォーミュラは、手札にジャンク・シンクロンとドッペル・ウォリアー、墓地にレベル1チューナーがいれば始動できるジャンドの一丁目一番地。
ジャンク・シンクロンでのレベル1チューナー蘇生をトリガーにドッペルを特殊召喚し、ライブラリアンをシンクロするギミックです。
結果、ライブラリアン、レベル1チューナー、トークン2体が並びます。
ここからフォーミュラ・シンクロンを出すことで2ドローが可能です。
このパターンは相手ターンにシンクロすることができ、ライブラリアン+フォーミュラでブラッド・ローズ・ドラゴンを出して全体除去を撃つことも。
レベル・スティーラーが現役のころは、ここにクイック・シンクロンをプラスしてクェーサーまでいけたんですが……
遊戯王 HC01-JP024 フォーミュラ・シンクロン (日本語版 シークレットレア) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
ジャンク・スピーダーは言わずと知れたシンクロンの大量アドバンテージカード。
シンクロン・チューナーを可能な限りリクルートできるので、ここから大型シンクロに繋げることができます。
ジャンドギミックと合わせた場合、レベル1とレベル4のシンクロン・チューナーをリクルートすることでクェーサーを狙うことも。
また、ジャンク・スピーダー+クイック・シンクロンでアルティマヤ・ツィオルキンを出すことも可能です。
遊戯王 RC04-JP033 ジャンク・スピーダー (日本語版 スーパーレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
レベル7・8のドラゴン族シンクロ
レベル7・8のドラゴン族シンクロは、今回登場した赤き竜関連カードでサポートできるモンスターたちです。
アルティマヤ・ツィオルキンを軸とする場合でも採用できるため、今回の採用候補として紹介しておきます。
- シンクロ・チューナー:シューティング・ライザー・ドラゴン、ライフ・ストリーム・ドラゴン
- 除去要員:ブラック・ローズ・ドラゴン、月華竜 ブラック・ローズ、熾天龍 ジャッジメント
- 制圧要員:クリアウィング・シンクロ・ドラゴン、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
- その他:魔王龍 ベエルゼ、混沌魔龍 カオス・ルーラー、アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン
遊戯王 LGB1-JP019 シューティング・ライザー・ドラゴン (日本語版 ノーマルパラレル) LEGENDARY GOLD BOX |
ジャンドギミックで相手ターンのシンクロを狙うなら、出した時に除去が撃てるブラッド・ローズ系モンスターが狙い目。
また、アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンは、自身の効果で墓地に送られるため、くず鉄の神像やシンクロ・オーバートップとも一定のシナジーがあると考えられます。
遊戯王 HC01-JP022 アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン (日本語版 シークレットレア) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
このほかレベル9ですが、強力な制圧効果を持つえん魔竜 レッド・デーモン・アビスも紹介しておきます。
フリーチェーンで表側表示のカードを封殺する効果は単純に強い。
ホイール・シンクロンとレボリューション・シンクロンの2枚でシンクロできるので、ジャンク・スピーダーからの有力なシンクロ先となるでしょう。
遊戯王 日本語版 RC03-JP023 Hot Red Dragon Archfiend Abyss えん魔竜 レッド・デーモン・アビス (スーパーレア) |
コメント