魔法使い族汎用サポート
魔法使い族汎用サポートの特集です。
魔法使い族は魔法・罠が強いイメージとトリッキーな効果を持ったモンスターが多いイメージ。
あと霊使いの使い魔で展開しやすいのも特徴でしょうか。
魔法使い族
遊戯王カードWiki
その名の通り魔法・魔術・呪術などを使う種族で、戦士族に続き人型の割合が多い。
大会賞品限定5種・日本未発売1種を含まず、BATTLE OF CHAOSまでで638種類が登場している。
メインデッキの魔法使い族
魔法使い族の下級モンスターはバック除去が豊富で、魔導戦士 ブレイカー、ライトロード・マジシャン ライラなどがいます。
また、メタ系のカードでは霊滅術師 カイクウ、昇霊術師 ジョウゲンといったモンスターも。
他にも汎用性の高い効果を持った妖精伝姫-シラユキ、お注射天使リリー、エフェクト・ヴェーラー、白の聖女エクレシア、マジシャンズ・ソウルズなどがいます。
中でも白の聖女エクレシアは、チューナーかつ特殊召喚効果を持ち、アルバスの落胤をリクルートできるのでかなり使い勝手が良いでしょう。
※アルバスの落胤関連の考察はこちらもどうぞ。
マジシャンズ・ソウルズはデッキからレベル6以上の魔法使い族を墓地へ送って特殊召喚できるので、ブラック・マジシャンを投入しなくても墓地肥し要員として使うことができます。
ただ、ブラック・マジシャン以外で墓地を肥やすことにメリットのある魔法使い族をぱっと思いつきませんでした。
それでも高レベル魔法使いを指定なしで墓地へ送れるせいか、めちゃくちゃ高いです(21年10月時点)
遊戯王 HC01-JP009 マジシャンズ・ソウルズ (日本語版 ノーマルパラレル) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
下級魔法使い族の中でも、レベル4モンスターは特殊召喚効果を持ったカードがかなり多め。
これらはランク4やリンク素材として採用するのも良いですね。
例えばEmハットトリッカー、Emトリック・クラウンを筆頭に、魔法使い族がいる場合に特殊召喚できる、稲荷火、デーモン・イーター、ジゴバイト、ランリュウといった霊使いのスタンドがいます。
霊使いのスタンドたちは自身が魔法使いではないものの、展開しやすいので魔法使いテーマには採用しやすいカードでしょう。
ちなみに、このブログではよく『霊使いのスタンド』と言っていますが、wikiでは『使い魔』という表現が使われているので、そちらの方が通りが良いです。
遊戯王カード SD29-JP018 デーモン・イーター ノーマル 遊戯王アーク・ファイブ [STRUCTURE DECK -マスター・オブ・ペンデュラム-] |
上級・最上級モンスターでは、闇属性・魔法使い族専用のオネスト系カード・幻想の見習い魔導師や、魔法カードを無効化できる沈黙の魔術師-サイレント・マジシャンが優秀。
そして、魔法使い族が戦闘や対象に取られた時に特殊召喚してバウンスできるウィッチクラフトゴーレム・アルル、特殊召喚時にモンスター効果を無効にできる教導の騎士フルルドリスが強い。
ウィッチクラフトゴーレム・アルルは奇襲性が高く、防御札として優秀なので迷ったらとりあえず入れても良いと思っています。
教導の騎士フルルドリスの無効効果は他のドラグマがいないと使えませんが、教導の聖女エクレシアでサーチできるのが強み。
エクストラデッキの魔法使い族
次にエクストラデッキの魔法使い族。
シンクロモンスターではアーカナイト・マジシャン、フォーチュンレディ・エヴァリー、TG ハイパー・ライブラリアンあたりが癖がなく使いやすいと思います。
ライブラリアンは、このカードがいる場合にシンクロ召喚された時に何度もドローができるドローエンジンなので、シンクロテーマで出せるならぜひ採用したいところ。
フォーチュンレディ・エヴァリーは相手エンドフェイズに蘇生でき、自分のスタンバイフェイズに除去が撃てるレベル7シンクロ。
地味に対象を取らずに除外できるのが良いですね。
遊戯王カード TRC1-JP034 TG ハイパー・ライブラリアン ウルトラレア 遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION] |
遊戯王カード フォーチュンレディ・エヴァリー(シークレットレア) ライジング・ランペイジ(RIRA) | シンクロ 光属性 魔法使い族 シークレット レア |
魔法使い族は意外と融合モンスターが優秀で、覇魔導士アーカナイト・マジシャン、クインテット・マジシャン、サウザンド・アイズ・サクリファイス、ミュステリオンの竜冠などがいます。
覇魔導士アーカナイト・マジシャンはミラクルシンクロフュージョンや円融魔術で出すことができ、除去とドローを選ぶことが可能。
ミュステリオンの竜冠はモンスター効果による特殊召喚に反応して、特殊召喚されたモンスターと同じ種族を全体除外できるパワーカード。
このカードけっこう強いと思っているんですが、値段だけ見るとあんまり評価されてないっぽいんですよね。
サウザンド・アイズ・サクリファイスは簡易融合から特殊召喚でき、相手モンスターを吸収除去してから各種素材にできるとおいしい。
遊戯王 / ミュステリオンの竜冠(ウルトラ)/ LIOV-JP034 / LIGHTNING OVERDRIVE(ライトニング・オーバードライブ) |
最後にリンクモンスターの神聖魔皇后セレーネを紹介。
魔力カウンター3つで手札・墓地から魔法使い族を特殊召喚できるリンク3です。
リンク召喚時にフィールド・墓地の魔法カードの数だけ魔力カウンターを置くことができるので、3枚以上あればリンク素材にした魔法使い族を即座に蘇生したりできますね。
ハリファイバーから魔法使い族をリクルートするだけで出せるのも大きな強み。
汎用性が高く、今のところ再録もされてないのでめちゃくちゃ高い……(21年10月時点)
遊戯王 RC04-JP048 神聖魔皇后セレーネ (日本語版 スーパーレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
魔法使い族をサポートする魔法・罠
魔法使い族は魔法使い族をサポートする魔法・罠が多いのも特徴のひとつ。
魔法カードではディメンション・マジックを筆頭に、魔法族の里、ワンダー・ワンド、魔術師の右手、魔術師の左手、円融魔術など。
罠カードでは、黒魔族復活の棺、マジシャンズ・サークルなどがあります。
また、魔導書という魔法使いをサポートする魔法カード群も。
これらの中ではワンダー・ワンドが比較的使いやすいと思います。
パンプアップとドローソースを使い分けることができるので。
魔法族の里は魔法使い族がいる場合に相手の魔法カードを封殺できるので、融合や儀式といった魔法がキーカードとなるテーマを完封できるのが良いですね。
遊戯王 SD39-JP024 ワンダー・ワンド (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ 精霊術の使い手 ─ |
魔法使い族の汎用ギミック・コンボ
レベル4魔法使い族サポート「マギストス」
最後にテーマレベルでレベル4・魔法使い族をサポートするマギストスを紹介。
手札・墓地からレベル4魔法使いを特殊召喚できる絶火の大賢者ゾロア、手札からレベル4魔法使いを特殊召喚できる三賢者の書、レベル4以下の魔法使いを素材とするリンク1の聖魔の乙女アルテミスなどがいます。
※マギストスの考察、デッキレシピはこちらからどうぞ
地味に聖魔の乙女アルテミスが強力で、フィールドから墓地へ送りたい自分のモンスターがいる時に重宝します。
例えばブラック・マジシャンならマジシャンズ・ロッドを墓地へ送って使い回せたり、ドラグマならエクストラデッキから特殊召喚したモンスターを素材1体で準備できたり、とか。
素材にしたトリック・クラウンを蘇生してリンク2にしたり、黒き森のウィッチを墓地に送ってサーチしたり、とか。
汎用性の高いモンスターのせいか、こちらもかなりのお値段となっています。(21年10月時点)
遊戯王 RC04-JP050 聖魔の乙女アルテミス (日本語版 スーパーレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
Emセット
- 採用カード:Emファイヤー・ダンサー、Emウォーター・ダンサー
- 条件:手札にEmファイヤー・ダンサー1枚、合計1枚
- 結果:フィールドにEmファイヤー・ダンサー、Emウォーター・ダンサーの2体が並ぶ
- 展開後の縛り:なし
- Emファイヤー・ダンサーを召喚し、効果でEmウォーター・ダンサーをサーチ。
- ウォーター・ダンサーをPゾーンに設置して、P効果で自身を特殊召喚。
こちらはペンデュラム召喚とランク4エクシーズを得意とするEmの出張セット。
手札1枚からレベル4・Pモンスターを2体準備でき、エクシーズやリンク召喚にアクセスできます。
魔法使い族という枠では上記の運用がベターですが、ペンデュラム召喚テーマとして考えるとヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムをリンク召喚できるのも強み。
ここからアストログラフ・マジシャンとのコンボに派生することができます。
魔法使い族以外のモンスターはエレクトラムくらいなので、魔法使い族テーマでも使えるかも。
遊戯王カード AC04-JP018 Emファイヤー・ダンサー (スーパーレア) アニメーションクロニクル 2024 アニクロ AC04 効果 ペンデュラム SR スーパー レア エンタメイジ |
遊戯王 AC04-JP019 Emウォーター・ダンサー (日本語版 ノーマルパラレル) ANIMATION CHRONICLE 2024 |
テーマとしてのEmはこちらで詳しく解説。
ペンデュラム召喚を使ってさらに展開する方法もこちらで紹介しています。
魅惑の女王セット
魅惑の舞から魅惑の女王4体を展開するパターン
- 採用カード:魅惑の女王LV3・LV5・LV7、魅惑の舞、魅惑の宮殿
- 条件:手札に魅惑の舞、魅惑の女王モンスター、合計2枚
- 結果:フィールドに魅惑の女王LV3・LV3・LV5・LV7の4体が並ぶ
- 展開後の縛り:なし
- 魅惑の舞を発動して、魅惑の宮殿をサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(1回目)。手札の魅惑の女王モンスターAを墓地に送り、魅惑の女王Bをサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(2回目)。手札の魅惑の女王Bを墓地に送り、魅惑の女王Cをサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(3回目)。魅惑の女王Cを墓地に送り、魅惑の女王LV3をサーチ。
- 魅惑の舞の効果で魅惑の宮殿を墓地に送り、墓地のLV3・LV5・LV7を蘇生。
- 手順4でサーチしたLV3を通常召喚。
魅惑の宮殿から魔法使い族をリクルートする展開
- 採用カード:魅惑の女王LV3×2枚、魅惑の宮殿
- 条件:手札に魅惑の宮殿1枚、手札コスト2枚、合計3枚
- 結果:フィールドに攻撃力1500以下の魔法使い族1体、魅惑の舞、魅惑の宮殿が発動中
- 展開後の縛り:なし
- 魅惑の宮殿を発動(1回目)。手札1枚を墓地に送り、魅惑の女王 LV3Aをサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(2回目)。手札1枚を墓地に送り、LV3Bを相手フィールドに特殊召喚。
- LV3Aを召喚して、相手フィールドに特殊召喚したLV3Bを装備カード化。
- 魅惑の宮殿で付与された効果により、LV3Aを墓地に送って攻撃力1500以下の魔法使い族をリクルート。
こちらは魅惑の女王のパーツを使った出張セット2つ。
1つ目の魅惑の舞を初動とした展開では、闇属性・魔法使い族を4体展開することができます。
手順5までなら召喚権なしで3体展開でき、残した召喚権で本命のギミックにシフトできるのがウリ。
特殊召喚縛りも発生しないのでたいていのテーマには出張できるでしょう。
2つ目の魅惑の宮殿を使ったパターンでは攻撃力1500以下の魔法使い族をリクルート可能。
手札消費が3枚とそこそこ重いですが、対象範囲が広いので使い道もあるでしょう。
手札コストを払うことがメリットとなるテーマとは組み合わせられそうです。
魅惑の女王についてはこちらの記事で解説。
魔法使い族をリクルートするギミックに関してはこちらでもう少し詳しく紹介しています。
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