「魅惑の女王/アリュール・クィーン」解説
相手モンスターを装備カード化するLVモンスターテーマ『魅惑の女王/アリュール・クィーン』の解説をしていきます。
かなり古いテーマなのでカードパワーが足りない部分も多々感じますが、サポートカードが追加されたことで戦いやすくなったと感じました。
特に展開力が増したので、リンク素材の頭数を増やすには結構使えるのではないかと期待しています。
魅惑の女王/アリュール・クィーン
遊戯王カードWiki
CYBERDARK IMPACTでカテゴリ化された「魅惑の女王」と名のついたモンスター群。
属するモンスターは全て闇属性・魔法使い族で統一されている。
通常召喚モンスターはLVモンスターの一種であり、「LV3・LV5・LV7」の3種が存在する。
三行で教える「魅惑の女王/アリュール・クィーン」
- 魔法使い族で統一されたリンク召喚テーマ
- レベルモンスターでもあり、装備カード化する除去が得意
- テーマ内のコンボで3体分のリンク素材を確保できる
メインデッキの「魅惑の女王/アリュール・クィーン」モンスター
魅惑の女王のLVモンスター
『魅惑の女王』はほぼ闇属性・魔法使い族で統一されたモンスター群で、相手モンスターを装備カード化する除去を得意とするテーマです。
ほとんどが条件を整えることで成長した強化形態を呼び出せるレベルモンスターでもあり、維持すればするほど強力なモンスターへと変貌していきます。
そんな魅惑の女王の効果とレベルアップ条件をまとめたのが以下の表。
カード名 | 固有効果 | レベルアップ条件 |
---|---|---|
魅惑の女王 LV3 | 自分メインフェイズ時、レベル3以下の相手モンスターを装備カード扱いで自身に装備(1枚まで) 自身が戦闘破壊された場合、自身の効果で装備したモンスターを代わりに破壊 | 自分スタンバイフェイズ時、自身の効果で装備したカードと自身を墓地に送り、手札・デッキからLV5を特殊召喚 |
魅惑の女王 LV5 | LV3の効果で特殊召喚した場合、自分メインフェイズ時、レベル5以下の相手モンスターを装備カード扱いで自身に装備(1枚まで) 自身が戦闘破壊された場合、自身の効果で装備したモンスターを代わりに破壊 | 自分スタンバイフェイズ時、自身の効果で装備したカードと自身を墓地に送り、手札・デッキからLV7を特殊召喚 |
魅惑の女王 LV7 | LV5の効果で特殊召喚した場合、自分メインフェイズ時、相手モンスターを装備カード扱いで自身に装備(1枚まで) 自身が戦闘破壊された場合、自身の効果で装備したモンスターを代わりに破壊 | ― |
要は自身のレベル以下のモンスターを装備カード化し、装備カード化したモンスターと一緒に墓地に送ることでレベルアップすることができます。
LV7になると対象にレベルの指定がなくなり、レベルを持たないモンスターも処理できるようになるので強力です。
ただし、LV5以上は下位の魅惑の女王からレベルアップさせないと効果が使えないのは欠点。
レベルアップするには次の自分スタンバイフェイズまで待つ必要があり、高速化した現代遊戯王の環境を考えると……流石に遅い。
また、ただ装備カード化するならサクリファイスの方が圧倒的に楽で、サクリファイスならパンプアップもできます。
このように弱点の多い魅惑の女王ですが、12期にサポートカードが登場してかなり改善。
特に魅惑の舞で大量展開できるようになったため、各種素材として使える可能性が開けました(詳しく後述)。
LVモンスター以外の魅惑の女王
こちらはLVモンスター以外の魅惑の女王。
現在のところ混沌なる魅惑の女王1体で、以下の効果を持ちます。
ちなみに、魅惑の女王の中ではこのモンスターだけ光属性なので注意。
カード名 | 属性 | レベル | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|
混沌なる魅惑の女王 | 光 | 7 | 手札から他の光・闇属性を捨て、自身を手札から特殊召喚 | 自分・相手墓地のモンスター1体を、装備カードとして自身に装備し、エンドフェイズまで自身を装備されたモンスターと同名カードとして扱う この効果で光・闇属性を装備した場合、さらにデッキ・墓地から闇属性の「魅惑の女王」モンスターを特殊召喚 |
固有効果②により、墓地のモンスターを装備して名称をコピーし、それが光・闇属性なら魅惑の女王をデッキ・墓地から特殊召喚することができます。
名称がコピーされた状態で魅惑の女王をリクルートできるため、下位LVの魅惑の女王を装備して上位LVをリクルートすれば、リクルートされた魅惑の女王の効果を使うことが可能。
例えば、魅惑の女王LV3を装備してLV5をリクルートすれば、LV3の効果で特殊召喚したことになり、LV5の効果が使えるようになる訳ですね。
LV5を装備してLV7をリクルートすれば、レベル制限なしの装備カード化ができるため、非常に強力。
また、混沌なる魅惑の女王は光属性のため、LV3をリクルートすればカオス・アンヘル-混沌の双翼-をシンクロ召喚できるのもちょっとした強み。
遊戯王カード ROTA-JP011 混沌なる魅惑の女王 (レア) RAGE OF THE ABYSS ROTA 効果 魅惑の女王 アリュール クィーン |
魅惑の女王をサポートするモンスター
カード名 | 属性・種族・レベル | 固有効果 |
---|---|---|
女王親衛隊 | 地・戦士・4 | 自身が存在する限り、魅惑の女王モンスターを攻撃対象にできない |
こちらは魅惑の女王をサポートする女王親衛隊。
魅惑の女王とはどのステータスも合っておらず、魅惑の女王を守るなら他のカードで良いので正直微妙……
「魅惑の女王/アリュール・クィーン」をサポートする魔法・罠
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
魅惑の舞 | 永続魔法 | 発動時の処理として、魅惑の女王モンスターまたは魅惑の宮殿をサーチ | 自分魅惑の女王モンスターは、装備しているモンスターの攻撃力分パンプアップ | 自分フィールドの他の魔法・罠を墓地に送り、魅惑の女王モンスターを可能な限り蘇生(同名カードは1枚まで) |
魅惑の宮殿 | フィールド魔法 | 自分魔法使い族の攻/守を500パンプアップ | 自分魅惑の女王効果モンスターは以下の効果を得る ●自身の効果でカードを装備している自身を墓地に送り、攻撃力1500以下の魔法使い族を手札・デッキから特殊召喚 | 手札1枚を墓地に送り、デッキの魅惑の女王モンスターを、サーチするか相手フィールドに特殊召喚(1ターンに3回まで発動可) |
長らくモンスターだけのテーマだった魅惑の女王ですが、12期にサポート魔法・罠が登場しました。
魅惑の舞は魅惑の女王を大量展開でき、リンクモンスターにつなぐことが可能。
装備カード化したモンスターの攻撃力分パンプアップもでき、サクリファイスと同等の性能まで押し上げてくれます。
魅惑の宮殿は装備カードを持つ魅惑の女王に魔法使い族をリクルートする効果を付与する効果。
ちょっとわかりにくいですが、「自分ターンに自身の効果で」魅惑の女王をリクルートできるようになります。
結果、下位の魅惑の女王から上位の魅惑の女王を呼び出すことができ、LV5以上の魅惑の女王も効果が使えるようになります。
さらに、魅惑の女王をサーチするか相手に送り付けることができ、送り付けた魅惑の女王を装備カード化→墓地に送ってレベルアップという流れが作れます。
魅惑の宮殿のリクルート効果ですが、対象が「攻撃力1500以下の魔法使い族」と非常に広く、魔法使い族テーマのキーカードを呼び出す引き込むことも。
例えば烙印なら白の聖女エクレシアなどの聖女全般、白き森ならアステーリャなどをリクルートすることができます。
よって、魔法使い族の汎用サポートとして考えることもできるでしょう。
エクストラデッキの「魅惑の女王/アリュール・クィーン」モンスター
リンクモンスター
リンク3
そしてEXデッキ!
現在リンク3の金色の魅惑の女王のみがおり、以下の効果を持ちます。
カード名 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
金色の魅惑の女王 | 魔法使い族×3 | リンク召喚時、デッキ・墓地から魅惑の女王モンスターを特殊召喚し、自身の攻撃力を1500パンプアップ(次のターン終了時まで) | 元々のカード名に魅惑の女王を含む自分モンスターが持つ「相手モンスターを装備する効果」は、相手ターンでも発動できる効果になる | 相手が効果を発動した時、フィールドのカード1枚を破壊 このターン中、自分魅惑の女王モンスターに破壊耐性を付与 |
最大の強みは魅惑の女王の装備カード化する効果が相手ターンにも使えるようになること。
これで相手ターンにも除去ができ、制圧要員として使うことができるようになります。
また、金色の魅惑の女王は相手が効果を発動した時に除去ができ、こちらの効果もなかなか優秀。
例えば、召喚時効果で特殊召喚したりするモンスターをこの効果で除去すれば、シンクロ・エクシーズ・リンク召喚などの邪魔ができます。
この効果には魅惑の女王が必要ないので、魔法使い族の汎用リンクモンスターとして採用しても良さげ。
「魅惑の女王/アリュール・クィーン」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 魅惑の舞から魅惑の宮殿→魅惑の女王をサーチ
- 魅惑の宮殿で魅惑の女王を相手に送り付け、自分の魅惑の女王で吸収してレベルアップ
- 下記の展開ルートで金色の魅惑の女王をリンク召喚しても良し
魅惑の女王の動きはざっくり上記を想定。
基本は魅惑の宮殿で魅惑の女王を相手に送り付け、送り付けた魅惑の女王を装備カード化して自分の魅惑の女王をレベルアップさせます。
魅惑の女王としての動きはこれで完結。
とはいえ、それだけだとやはり微妙なため、リンク召喚を狙った方がいいでしょう。
魅惑の舞と魅惑の宮殿のコンボで大量展開ができるので、ここから金色の魅惑の女王をリンク召喚することができます。
金色の魅惑の女王がいれば装備カード化する効果を相手ターンにも使えるようになり、制圧要員として運用することが可能。
LV5と一緒に並べればレベル5以下まで処理できるので、ひとまず金色とLV5を並べることを目標にするといいでしょう。
魅惑の舞から手札2枚で金色の魅惑の女王をリンク召喚する展開ルート
- 採用カード:魅惑の女王LV3・LV5・LV7、魅惑の舞、魅惑の宮殿、金色の魅惑の女王
- 条件:手札に魅惑の舞1枚、手札コスト1枚、合計2枚
- 結果:フィールドに金色の魅惑の女王1体、魅惑の舞が発動中
- 展開後の縛り:なし
- 魅惑の舞を発動して、魅惑の宮殿をサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(1回目)。手札1枚を墓地に送り、魅惑の女王 LV7をサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(2回目)。魅惑の女王 LV7を墓地に送り、魅惑の女王 LV5をサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(3回目)。魅惑の女王 LV5を墓地に送り、魅惑の女王 LV3をサーチして、そのまま召喚。
- 魅惑の舞の効果で魅惑の宮殿を墓地に送り、墓地のLV5・LV7を蘇生。
- 魅惑の女王LV3・LV5・LV7の3体を素材に、金色の魅惑の女王をリンク召喚。
こちらはwikiから引っ張ってきた魅惑の舞を初動として金色の魅惑の女王をリンク召喚する展開パターン。
この方法を用いることで、手札2枚で金色の魅惑の女王をリンク召喚することができます。
ここから金色の魅惑の女王でLV7をリクルートすれば総攻撃力は5500。
またはリンク4をリンク召喚してもいいでしょう。
さらに、混沌なる魅惑の女王をリクルートすれば制圧要員を立てることも可能。
呼び出した混沌なる魅惑の女王にLV5を装備させ、LV7をリクルートすれば、LV7の効果を使うことができます(LV5から特殊召喚した扱いとなるため)。
金色の魅惑の女王で装備カード化効果を相手ターンに使えるため、LV7を制圧要員とすることができます。
混沌なる魅惑の女王に派生させない場合、この方法は特殊召喚縛りが発生しないため、闇属性・魔法使い族の汎用ギミックとしても優秀と考えられます。
例えば手順4でLV3を召喚せず、魅惑の舞でLV5・7を蘇生すれば召喚権ナシでモンスター2体を並べることが可能。
初期手札に魅惑の女王がいればLV3・5・7を墓地に貯め、召喚権ナシで3体の展開もできます。
魅惑の女王単体の性能はそこまででもないので事故要因となりそうですが、その分得られるアドバンテージも大きいと言えるでしょう。
混沌なる魅惑の女王を使った展開ルート
- 採用カード:混沌なる魅惑の女王、魅惑の女王LV5・LV7
- 条件:手札に混沌なる魅惑の女王、魅惑の女王LV5、合計2枚
- 結果:フィールドに混沌なる魅惑の女王(エンドフェイズまで魅惑の女王LV5扱い)、魅惑の女王LV7(LV5の効果で特殊召喚された扱い)の2体が並ぶ
- 展開後の縛り:なし
- 手札の魅惑の女王LV5を捨て、混沌なる魅惑の女王を手札から特殊召喚。
- 混沌なる魅惑の女王の効果で墓地のLV5を装備し、LV7をリクルート。
こちらは混沌なる魅惑の女王の展開手順をより具体的にしたもの。
この方法で展開することで、「魅惑の女王LV5の効果で特殊召喚された扱い」のLV7を呼び出すことができます。
よってLV7の効果を使うことができ、装備カード化する除去を行うことが可能。
レベル7が2体並ぶため、エクシーズ召喚につなぐのも良いでしょう。
先に紹介していますが、金色の魅惑の女王のリクルート効果で混沌なる魅惑の女王→LV7とリクルートすればフリーチェーンの除去要員を確保でき、制圧札として機能させることも。
金色の魅惑の女王は、魅惑の舞初動から手札2枚で出せるので狙う価値は十分にあります。
遊戯王カード ROTA-JP011 混沌なる魅惑の女王 (レア) RAGE OF THE ABYSS ROTA 効果 魅惑の女王 アリュール クィーン |
魅惑の宮殿から魔法使い族をリクルートする出張セット
- 採用カード:魅惑の女王LV3×2枚、魅惑の宮殿
- 条件:手札に魅惑の宮殿1枚、手札コスト2枚、合計3枚
- 結果:フィールドに攻撃力1500以下の魔法使い族1体、魅惑の舞、魅惑の宮殿が発動中
- 展開後の縛り:なし
- 魅惑の宮殿を発動(1回目)。手札1枚を墓地に送り、魅惑の女王 LV3Aをサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(2回目)。手札1枚を墓地に送り、LV3Bを相手フィールドに特殊召喚。
- LV3Aを召喚して、相手フィールドに特殊召喚したLV3Bを装備カード化。
- 魅惑の宮殿で付与された効果により、LV3Aを墓地に送って攻撃力1500以下の魔法使い族をリクルート。
魅惑の女王を出張パーツとして見た場合の展開。
結果、魅惑の舞とコストの3枚で攻撃力1500以下の魔法使い族をリクルートすることができます。
手札消費3枚と若干多いですが対象となるモンスターが多く、魔法使い族の汎用サポートとして期待できます。
コストとして墓地に送ることがメリットとなるテーマと組み合わせたらうまくいきそう。
遊戯王カード 魅惑の女王 LV3 (ノーマル) CYBERDARK IMPACTCDIP Yugioh! | 遊戯王 カードサイバーダーク・インパクト 効果モンスター 闇属性 魔法使い族 |
金色の魅惑の女王・魅惑の女王LV5・魅惑の舞・魅惑の宮殿を並べる展開ルート
- 採用カード:魅惑の女王LV3・LV5・LV7、魅惑の舞、魅惑の宮殿、金色の魅惑の女王
- 条件:手札に魅惑の舞、魅惑の女王モンスター、コストとなる魔法・罠1枚、合計3枚
- 結果:フィールドに金色の魅惑の女王、魅惑の女王LV5(LV3から特殊召喚)の合計2体、魅惑の舞、魅惑の宮殿が発動中
- 展開後の縛り:なし
- 魅惑の舞を発動して、魅惑の宮殿をサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(1回目)。手札の魅惑の女王モンスターAを墓地に送り、魅惑の女王Bをサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(2回目)。手札の魅惑の女王Bを墓地に送り、魅惑の女王Cをサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(3回目)。魅惑の女王Cを墓地に送り、魅惑の女王 LV3を相手フィールドに特殊召喚。
- コスト用の魔法・罠をセットし、魅惑の舞の効果で墓地に送って魅惑の女王A・B・Cを蘇生。
- 魅惑の女王A・B・Cの3体を素材に、金色の魅惑の女王をリンク召喚。
- 金色の魅惑の女王のリンク召喚時、墓地の魅惑の女王LV3を蘇生。
- LV3の効果で相手フィールドに特殊召喚したLV3を装備カード化。
- 魅惑の宮殿で付与された効果により、LV3を墓地に送って魅惑の女王LV5をリクルート。
こちらは上記の展開を参考に、金色の魅惑の女王・魅惑の女王LV5・魅惑の舞・魅惑の宮殿を並べる展開方法。
要求手札がやや厳しくなりますが、手札3枚でこの盤面を作ることができます。
といっても、混沌なる魅惑の女王登場前に考えた方法なので現在は微妙かも……。
一応、参考資料として残しておきます。
この方法で展開したLV5はLV3の効果で特殊召喚されており、レベル5以下のモンスターを装備カード化することが可能。
さらに金色の魅惑の女王でLV5の効果を相手ターンにも発動でき、制圧要員とすることができます。
下級モンスター全般が処理できるようになるため、相手の動きを大きく阻害することができるでしょう。
あと書いてて気づきましたが、手順9でLV5をリクルートせず、他の魔法使い族を呼び出すことも可能。
白き森のアステーリャをリクルートすればさらに展開できるため、ちょっととんでもないことになりそうです。
「魅惑の女王/アリュール・クィーン」と相性の良いカード
闇属性・魔法使い族サポート
魅惑の女王は闇属性・魔法使い族で統一されており、属性・種族サポートを採用可能。
使えそうなものをピックアップすると以下のようになります。
- 墓地肥し:終末の騎士、ダーク・グレファー、クリバンデット、マジシャンズ・ソウルズ
- 除去要員:ダーク・アームド・ドラゴン、ウィッチクラフトゴーレム・アルル、黒魔族復活の棺
- ドロー:闇の誘惑
- 戦闘補助:幻想の見習い魔導師、ダーク・オネスト
特に終末の騎士、マジシャンズ・ソウルズなどの墓地肥し系カードに期待。
これらで魅惑の女王を墓地に送れば魅惑の宮殿の発動回数を減らすことができ、LV3を送り付ける余力が生まれます。
具体的には、
- 終末の騎士で魅惑の女王Aを墓地に送る。
- 魅惑の宮殿を発動(1回目)。手札コスト1枚を墓地に送り、魅惑の女王Bをサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(2回目)。魅惑の女王Bを墓地に送り、魅惑の女王Cをサーチ。
- 魅惑の宮殿を発動(3回目)。魅惑の女王Cを墓地に送り、魅惑の女王LV3を相手フィールドに特殊召喚。
みたいな。
ここから魅惑の舞で魅惑の女王3体を蘇生すれば、上記の展開パターンから金色の魅惑の女王とLV5を並べる盤面を作ることができるでしょう。
中でもマジシャンズ・ソウルズはレベル6以上の魔法使い族を墓地に送りつつ、自身を特殊召喚することが可能。
魔法使い族なので金色の魅惑の女王のリンク素材にもできるのがウマテイストです。
遊戯王 HC01-JP009 マジシャンズ・ソウルズ (日本語版 ノーマルパラレル) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
遊戯王 RC03-JP002 終末の騎士 (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION─PREMIUM GOLD EDITION─ |
遊戯王OCG ダーク・グレファー ノーマル SD30-JP017 遊戯王アーク・ファイブ[STRUCTURE DECK -ペンデュラム・ドミネーション-] |
このほか、闇属性・魔法使い族をサポートする汎用カードはそれぞれ以下の記事で解説。
構築の参考にどうぞ!
リンク召喚サポート
続いてリンク召喚サポートとして、採用したいリンクモンスターを紹介。
今回紹介するのは聖魔の乙女アルテミスと神聖魔皇后セレーネです。
アルテミスは下級魔法使い族1体でリンク召喚できるのが最大の強み。
LV3を素材にリンク召喚でき、墓地に送られたLV3は魅惑の舞で蘇生することができます。
金色の魅惑の女王の素材にでき、リンク素材の頭数を増やせるのでかなり重宝するでしょう。
セレーネは魔力カウンターを3つ使って魔法使い族を手札・墓地から特殊召喚できるリンク3。
蘇生した魔法使い族と素材にしてさらにリンク数の高いモンスターを狙うことができます。
魔力カウンターを貯めるにはフィールド・墓地に魔法カードで必要ですが、魅惑の女王なら魅惑の宮殿と魅惑の舞で2つは確実に乗せることができるでしょう。
遊戯王 RC04-JP048 神聖魔皇后セレーネ (日本語版 スーパーレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
リンク召喚そのもののサポートや汎用リンクモンスターはこちらの記事にて解説。
魅惑の女王はモンスターを並べるのが得意なため、3体以上の素材が必要なリンクモンスターも採用しやすいでしょう。
相手にモンスターを送り付けるカード
続いて、相手にモンスターを送り付けるカード。
低レベルのモンスターを送り付ければ、魅惑の女王でモンスターを装備カード化させやすくなり、結果的にレベルアップさせやすくなります。
代表的なものでは強制転移、死のマジック・ボックス、ギブ&テイクなど。
またレベルは高いですが、壊獣などの相手モンスターをリリースできるものも採用価値があるでしょう。
そのほか、LV3でも対象にできるレベル3以下のモンスターを送り付けられるカードはこちら。
- 自身を送り付ける:天孔邪鬼、寝ガエル、夢幻崩界イヴリース、飛翔するG
- トークン生成:宵星の騎士ギルス、ブラック・ガーデン、おジャマデュオ、おジャマトリオ
夢幻崩界イヴリース、飛翔するGあたりは送り付けることで相手の動きを制限できるので結構面白い。
単純な送り付けやすさならトークンを生成するブラック・ガーデンあたりも良さげです。
遊戯王 DP21-JP032 ブラック・ガーデン (日本語版 ノーマル) デュエリストパック ─レジェンドデュエリスト編4─ |
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「魅惑の女王/アリュール・クィーン」
最後にテーマレベルで相性の良いカードを考察。
魅惑の女王と他テーマとの混合型を考える場合、以下の特徴が挙げられます。
- 闇属性・魔法使い族のリンク召喚テーマ
- 特殊召喚を縛るカードはなし
- モンスターを並べるのが得意で、召喚権なしで2~3体は並べられる
- 攻撃力1500以下の魔法使い族をリクルートできる
特に魅惑の舞と魅惑の宮殿のコンボでモンスターを大量展開できるのはかなり強力。
とはいえ、そのままだとほぼバニラの魅惑の女王をメインデッキに積まなければならないのはやや事故要因ですね。
また、展開ルートで紹介したコンボで攻撃力1500以下の魔法使い族をリクルートできるのもストロングポイント。
手札消費が3枚と荒いですが、キーカードを呼び出す手段として考えると採用価値があるテーマもありそうです。
白き森
ということで、まずは同じ魔法使い族の白き森を挙げておきます。
メインデッキの白き森モンスターは攻撃力1500以下が多いため、魅惑の宮殿の効果でリクルートできるのが強み。
展開ルートで紹介している金色の魅惑の女王とLV5を並べる方法で、LV3から白き森ギミックにアクセスすることができます。
結果、魅惑の女王LV5・7の2体、または金色の魅惑の女王+白き森モンスターという盤面に。
白き森のアステーリャを呼び出せばさらに白き森ギミックで展開できるため、重厚な盤面が構築できそうです。
遊戯王カード 白き森のアステーリャ(スーパーレア) インフィニット・フォビドゥン(INFO) | 効果モンスター 光属性 魔法使い族 スーパー レア |
遊戯王カード 白き森のリゼット(スーパーレア) インフィニット・フォビドゥン(INFO) | 効果モンスター 光属性 魔法使い族 スーパー レア |
テーマとしての白き森はこちらで紹介しています。
白き森の展開方法もこちらで紹介してるので、構築の参考にどうぞ。
捕食植物/プレデター・プランツ
闇属性・植物族テーマの捕食植物も魅惑の女王と相性が良いでしょう。
最大の強みは捕食カウンターで相手のレベルを下げられること。
捕食カウンターが置かれたモンスターはレベル1になるため、どの魅惑の女王でも装備カード化できるようになります。
魅惑の女王としての動きを強化するなら最適のテーマと言えそうです。
遊戯王カード DBLE-JP005 捕食生成 ウルトラパラレルレア 遊☆戯☆王ARC-V [DIMENSION BOX -LIMITED EDITION-] |
遊戯王 RC04-JP028 捕食植物ドラゴスタペリア (日本語版 スーパーレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
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