ホルス解説
『エイジ・オブ・オーバーロード』でテーマ化されたホルスについて解説していきます。
ホルスはキーカードの王の棺があると大量展開ができるというコンセプトが面白いですね。
こういう1枚のパワーカードを起点に全体が回っていく感じ、好きなんだよなぁ。
この記事ではテーマとしての『ホルス』の解説や相性の良いカードについて触れています。
『ファントム・ナイトメア』収録の最新カードを使った2023年版デッキレシピは以下の記事にて紹介。
構築やプレイングの参考にどうぞ!
ホルス
遊戯王カードWiki
AGE OF OVERLORDでカテゴリ化される「ホルス」と名のついたモンスター群。
メインデッキのホルスモンスター
『ホルス』は『エイジ・オブ・オーバーロード』でテーマ化されたモンスター群で、属するモンスターの多くは王の棺に関する効果を持っています。
レベルモンスターであるホルスの黒炎竜もこのテーマに属しますが、王の棺に関する効果を持ちません。
よってこの記事ではひとまず扱わず、王の棺に関する効果を持つものだけ解説していきます(あとでシナジーが出たら追記)。
王の棺がある時に蘇生できるホルス
この王の棺に関する効果を持ったホルスモンスターはレベル8で統一され、属性・種族はバラバラ。
ですが、以下の共通効果を持っています。
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(X)の効果は(それぞれ)1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。
(X):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に(~を対象として)発動できる。
(固有効果)
この共通効果により、王の棺がある場合は毎ターン蘇生させることが可能。
リンク素材として使っても次のターンには戻ってきますし、レベルが統一されていることでエクシーズもできるのがストロングポイントとなります。
固有効果の発動条件は「自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合」と受動的。
しかしトリガーがかなり緩く、相手にする場合はかなり厄介でしょう。
例えば先にも説明したように、ホルスモンスターは王の棺があると何度も蘇生してきます。
そこで王の棺を除去しようとすると、ホルスモンスターの効果トリガーを踏んでしまう、という訳ですね。これは何ともイヤらしい動き!
この心理的束縛の強いホルスの固有効果は以下の通り。
- ホルスの栄光-イムセティ:フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る
- ホルスの加護-ケベンセヌフ:ターン終了時までホルスが攻撃対象・効果の対象にならない
- ホルスの祝福-ドゥアムテフ:自分メインモンスターゾーンのモンスターの種類の数だけドロー
- ホルスの先導-ハーピ:対象としたカード2枚をサルベージorデッキに戻す
また、イムセティとドゥアムテフはこの他にも個別の効果を持っています。
特にイムセティは王の棺をサーチできるため、ホルスでの優先順位はかなり高いでしょう。
遊戯王 ホルスの栄光─イムセティ(アルティメットレア) AGE OF OVERLORD(エイジ・オブ・オーバーロード)(AGOV) |
遊戯王 ホルスの加護─ケベンセヌフ(ノーマル) AGE OF OVERLORD(エイジ・オブ・オーバーロード)(AGOV) |
ドラゴン族のホルス
さらに、上記4枚のホルスの他に、ホルスの黒炎神というモンスターも存在します。
こちらは上記のホルスと違い蘇生効果を持たず、代わりに以下の効果を持っています。
- ホルスと王の棺がある場合、手札の自身を見せ、手札・フィールドのカードを墓地へ送り、フィールドのカードを墓地に送る。
- 自身以外のホルスか王の棺が相手によってフィールドから離れた場合、手札から特殊召喚して自身以外のモンスター全てを墓地に送る。
4体のホルスが受動的な一方、ホルスの黒炎神は能動的に除去を打つことが可能。
また、王の棺やホルスモンスターが除去された時に出せるので、保険としても機能します。
対象を取らず、破壊も介さない墓地送りは非常に強力。
ホルスのエースとして相応しいカードでしょう。
ホルスをサポートする魔法・罠
ホルスをサポートする魔法・罠は現在、永続魔法の王の棺と、永続罠のカノプスの守護者の2種。
そしてフィールド魔法の王墓の石壁を合わせて合計3枚があります。
中でも、王の棺はホルスの蘇生条件となり、このテーマのキーカードとなります。
もう少し細かく解説すると、王の棺は「手札を切ってデッキからホルスを墓地に送る効果」・「ホルスへの対象を取らないカードへの破壊耐性」・「ホルスと戦闘した相手を問答無用で墓地に送る効果」の3つを持つ永続魔法。
墓地送り効果は1ターンに4回まで行うことができ、蘇生効果を持ったホルス全てを墓地に送ることが可能です。
その結果、4体のホルスを一気に墓地へ準備でき、共通効果で自己再生できるという訳ですね。
ちなみに、若干処理のややこしい「墓地に送る」に関しては、こちらの記事で解説しているので良かったらご一読ください。
王墓の石壁は「王の棺として扱う効果」・「ホルスモンスターのサーチ(手札1枚をデッキに戻す)」・「ホルスの黒炎神が発動した時1ドロー」の3つの効果。
王の棺として扱うことで4体のホルスの蘇生条件を満たすことができます。
王の棺と比較して墓地肥しができないのが難点ですが、王の棺をサーチできるホルスの栄光-イムセティを引き込めるため、実質4枚目以降の王の棺として見ることもできるでしょう。
遊戯王カード 王墓の石壁(ノーマル) PHANTOM NIGHTMARE(PHNI) | ファントム・ナイトメア フィールド魔法 ノーマル |
カノプスの守護者は、相手の効果発動をトリガーに手札・墓地からホルスを特殊召喚する永続罠。
基本的にホルスは王の棺があれば自分のターンに展開できるのですが、どうしても引き込めなかった時の代替え手段として使えます。
発動条件も相手の効果発動がトリガーで、精神的な拘束力が強いカードと言えるでしょう。
また、カノプスの守護者があればリンク素材等で墓地に送っても、相手ターンに甦らせることができるのがウマテイスト。
ホルスの展開ルート
- 条件:手札に王の棺、カノプスの守護者を含む手札コスト4枚、合計5枚。
- 結果:フィールドにホルスの栄光-イムセティ、ホルスの加護-ケベンセヌフ、ホルスの祝福-ドゥアムテフ、ホルスの先導-ハーピの4体、王の棺、カノプスの守護者が並ぶ。
- 王の棺を発動し、カノプスの守護者を含む手札コスト4枚を墓地に送り、ホルスモンスター4体を墓地に送る。
- カノプスの守護者の効果で自身を魔法・罠ゾーンにセット。
- ホルスモンスターの共通効果で4体をそれぞれ自己再生。
以上の展開パターンにより、フィールドに王の棺と4体のホルスを並べることができました。
王の棺により、ホルスは全体除去への耐性、戦闘時の墓地送りが付与。
そしてホルスモンスターの共通効果により、相手によってカードがフィールドからカードが離れた場合にとてつもないアドバンテージが生まれます。
例えば、この盤面で王の棺が破壊された場合、①除去②耐性③ドロー④サルベージが同時に発動します。
また、ホルスモンスターを素材にエクシーズやリンク召喚も可能。
特にリンク召喚は、素材にしてもカノプスの守護者で戻したり、王の棺が残っていれば次のターンには共通効果で自己再生できます。
このため、ホルスとリンク召喚の相性はかなりイイと考えられます。
ホルスと相性の良いカード
属性・種族サポート
闇属性・魔法使い族サポート
ホルスは属性・種族がバラバラで統一されておらず、汎用サポートが採用しにくいです。
しかし、キーカードである王の棺はホルスの栄光-イムセティを手札から切ることで引き込むことが可能。
よって、イセムティの属する闇属性・魔法使い族のサポートは採用候補に挙がると考えられます。
中でも闇属性サポートの魔導契約の扉は、ピンポイントでイセムティをサーチできるため相性が良いでしょう。(コストの魔法カードを渡すが多少重い)
闇属性サポートではデッキ破壊ウイルスも良い感じ。
イセムティは攻撃力3000のため、闇のデッキ破壊ウイルスにも対応しているのが面白そうです。
遊戯王カード 魔導契約の扉(スーパーパラレルレア) 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION(20TH) | 通常魔法 スーパーパラレル レア |
魔法使い族サポートではワンダー・ワンドが良さげ。
魔法使い族をリリースしてドローできるので、コストにしたイセムティを共通効果で蘇生してやれば無駄がありません。
同様に、魔法使い族をリリースして特殊召喚できる沈黙の魔術師-サイレント・マジシャンも個人的には面白いと思います。
魔法カードを封殺できる効果が強力な一方、攻撃力が手札依存のためホルスで使うとそこまで火力が出せないのが難点……
遊戯王 SD39-JP024 ワンダー・ワンド (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ 精霊術の使い手 ─ |
遊戯王/沈黙の魔術師─サイレント・マジシャン(ウルトラレア)/レアリティ・コレクション─20th ANNIVERSARY EDITION─ RC02-JP011 |
このほか、闇属性・魔法使い族サポートは以下の記事でまとめています。
この記事がデッキ構築の一助になれば幸いです。
鳥獣・獣・獣戦士族サポート
また、ホルスは種族がバラけていると言っても、イセムティを除く3体は鳥獣・獣・獣戦士族の3種族となっています。
この3種族は一緒にまとめられることが多く、同時に受けられるサポートカードがけっこうあります。
代表的なのはトライブリゲードモンスターが持つ共通効果ですね。
トライブリゲードとの相性については「テーマレベルで相性の良いカード」の項で解説。
そのほかサポートカードの候補としては、獣王アルファ、烏合の行進、激昂のミノタウルスあたりが良いと思います。
特に、烏合の行進は王の棺によって消費したハンドを回復できるため、けっこう相性が良さそうです。(発動ターンに魔法を使えないデメリットがやや重い)
遊戯王 RC04-JP023 獣王アルファ (日本語版 スーパーレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
遊戯王カード SDKS-JP013 激昂のミノタウルス(ノーマル)遊☆戯☆王 [STRUCTURE DECK -海馬瀬人-] |
属性・種族がバラバラだからこそ使えるカード
一方、遊戯王には属性・種族がバラバラだからこそ使えるカードがあり、レベル以外のすべてが統一されていないホルスはそれらとバッチリ噛みあいます。
今回紹介するのは、スモール・ワールド、センサー万別の2つ。
スモール・ワールドは、ホルスモンスターをコストにキーカードのイセムティを引き込むことができ、そこからさらに王の棺をサーチすることで初動の安定性に寄与します。
センサー万別は、同じ種族のモンスターが出せなくなるので、種族統一デッキへの拘束力が高く、逆に種族のバラけたホルスには無害というのがウマテイスト。
こういった拘束系のカードは除去に狙われやすく、ホルスの固有効果を発動させるための間接的なトリガーとしても使えそうです。
遊戯王 RC04-JP068 スモール・ワールド (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
墓地発動効果を持つカード
ホルスは王の棺で手札を墓地に送るため、墓地発動できるカードと相性が良いと考えられます。
墓地で発動できるカードは数が多いため、以下にざっくり列挙してみます。
- 手札補充:ヴォルカニック・バレット、錬装融合
- 除去:ギャラクシー・サイクロン、ペロペロケルペロス
- 効果無効:ブレイクスルー・スキル、巨神封じの矢、迷い風
- 防御札:魔晶龍ジルドラス、超電磁タートル
- 蘇生できるチューナー:ジェット・シンクロン、ゾンビキャリア
中でも特に相性が良いと思ったのが、魔晶龍ジルドラス。
魔法・罠が相手によって除去された場合に自身を手札・墓地から特殊召喚でき、墓地・除外ゾーンの魔法・罠をセットできます。
これにより、王の棺を除去されてしまってもジルドラスで回収が可能。
場を荒らされてからの立て直しがしやすくなります。
墓地からも特殊召喚できるため、王の棺の手札コストとしても最適でしょう。
遊戯王 SD37-JP019 超電磁タートル (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ リバース・オブ・シャドール ─ |
拘束系の効果を持つモンスター
ホルスは共通効果で展開できるので召喚権が余りがち。
そこを何か活用できないかと考えた結果、「拘束系の効果を持ったカードを入れてはどうか?」という提案です。
センサー万別を紹介した時にも書いていますが、こういった拘束系のカードは除去に狙われやすいため、ホルスの固有効果を誘発させるのに適していると考えられます。
例えばライオウを立てておけばサーチを封じることができ、打点もそこそこ高いので相手の除去を誘うことができるでしょう。
そこで除去を打ってくれればホルスの固有効果に繋がる、という寸法です。
拘束系の効果を持ったカードとしてはライオウを筆頭に、インスペクト・ボーダー、避雷神、虚無の統括者あたりが良さげ。
虚無の統括者は最上級モンスターではあるものの、ホルスは展開力がそこそこあり、余っている召喚権を使えるのでそこまで悪くないと考えています。
相手のみ特殊召喚を封じることができるので拘束力も高いです。
遊戯王 RC04-JP011 インスペクト・ボーダー (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
ドローソース
ホルスは王の棺をキーカードとしていますが、サーチ方法が少ないのが若干不安です。
イセムティがいるのでサーチ自体はできますが、それでも6枚態勢。
スモール・ワールドや魔導契約の扉もあるのでなんとかなりそうな気がしますが、引き込むためのドローソースが欲しくなることもあるでしょう。
幸いホルスはレベル8で統一されており、トレード・インを採用しやすいのが大きなアドバンテージ。
テーマ内にエクストラデッキのモンスターもおらず、強欲で金満な壺や金満で謙虚な壺といったカードも採用しやすいでしょう。
遊戯王 18SP-JP209 トレード・イン(日本語版 ノーマル) SPECIAL PACK 20th ANNIVERSARY EDITION Vol.2 |
遊戯王 RC04-JP060 強欲で金満な壺 (日本語版 スーパーレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
遊戯王 RC04-JP067 金満で謙虚な壺 (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
ランク8サポート
続いてランク8サポート。
ホルスはレベル8で統一されているので、エクシーズギミックを採用しやすいです。
そこで、汎用のレベル8モンスターを採用しようという発想。
ホルスでも採用できそうなレベル8モンスターを以下に列挙してみます。
- 死霊王 ドーハスーラ+覇蛇大公ゴルゴンダ+フィールド魔法
- レベル8溟界
- レベル8未界域
中でも良さげなのがドーハスーラセット。
ドーハスーラとゴルゴンダは、フィールド魔法さえあれば毎ターン復帰させてエクシーズ素材として使うことが可能です。
墓地から特殊召喚できることも強みで、王の棺の手札コストとしても使えます。
またアンデットワールドがあれば、ドーハスーラを制圧札とすることができるのもストロングポイント。
特殊召喚しやすいレベル8、汎用性の高いランク8エクシーズは以下の記事にてまとめています。
構築の参考にどうぞ!
エクストラデッキ
そしてエクストラデッキ!
繰り返しになりますが、ホルスは共通効果で毎ターン蘇生させることができるため、特殊召喚の素材として優秀です。
例えばホルス4体で召命の神弓-アポロウーサを作っても、次のターンが回ってくれば共通効果で再びホルス4体を戻すことができます。
自分のターンまで待たなくても、カノプスの守護者があれば相手ターンに蘇生でき、再度戦線を構築することも可能。
こういう所はペンデュラム召喚に似ているかもしれませんね。
その点を踏まえ、リンク3~4で有用なカードをピックアップしてみました。
- 召命の神弓-アポロウーサ
- 鎖龍蛇-スカルデット
- ヴァレルソード・ドラゴン
- トポロジック・ボマー・ドラゴン
- 混沌の戦士 カオス・ソルジャー
- 星神器デミウルギア
この中だと制圧効果を持つアポロウーサの優先度やっぱり高いでしょうか。
ホルスはカノプスの守護者で相手ターンにも特殊召喚できるので、トポロジック・ボマー・ドラゴンも面白そうです。
遊戯王 PAC1-JP028 召命の神弓─アポロウーサ (日本語版 ウルトラレア) PRISMATIC ART COLLECTION |
遊戯王 LGB1-JP047 トポロジック・ボマー・ドラゴン (日本語版 ノーマルパラレル) LEGENDARY GOLD BOX |
さらにランク8エクシーズモンスター。
先にも少し紹介していますが、レベル8モンスターで固められたホルスはエクシーズギミックを採用しやすいです。
ということで、使えそうなランク8エクシーズをピックアップ!
- No.62 銀河眼の光子竜皇+CNo.62 超銀河眼の光子龍皇
- No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー
- セレマテック・クラティス
- 神竜騎士フェルグラント
- 宵星の機神ディンギルス
- No.23 冥界の霊騎士ランスロット
エクシーズモンスターでは高火力アタッカーのNo.62 銀河眼の光子竜皇+CNo.62 超銀河眼の光子龍皇セットが目を引きます。
自身の効果で火力を上げてモンスターへの連続攻撃ができるので、ワンキルへの道筋にもなりますね。
タイタニック・ギャラクシーは魔法カードを無効にでき、王の棺を守る手段としても使えそう。
遊戯王 ARC-V No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー ノーマル / プレミアムパック18 シングルカード PP18-JP008-N |
あとシンクロモンスター。
ゾンビキャリアやジェット・シンクロンといった、自己再生できるチューナーを組み合わせることでシンクロ召喚に繋ぐことができます。
リンクモンスターと同様、素材が墓地に送られるので共通効果での蘇生やカノプスの守護者で呼び戻せるのが強み。
と言っても、ホルス自体のレベルが高いため、有用そうなのは星風狼ウォルフライエとフルール・ド・バロネスあたりに限られます。
遊戯王 RC04-JP035 フルール・ド・バロネス (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としてのホルス
最後にテーマレベルで相性が良いと思われるカードの紹介。
その前に、ホルスを出張要員として見た場合の特色を考えていこうと思います。
他のテーマと組み合わせる場合、ホルスには以下のような強みがあると言えるでしょう。
- 自分・相手ターンに特殊召喚しやすいレベル8モンスター。
- 王の棺によって手札を減らしやすい。
- 王の棺によって全体除去(対象を取らない除去)に巻き込まれない。
この辺強みを活かせるテーマとは相性が良いと考えています。
それでは実際にシナジーがありそうなテーマを見ていきましょう。
センチュリオン
相手ターンにシンクロ召喚できるセンチュリオンはホルスと相性が良いと考えています。
センチュリオンは、スタンドアップセンチュリオン!によって相手ターンにシンクロ召喚でき、ホルスをこの素材として使うことが可能。
スタンドアップセンチュリオン!の発動条件が「モンスターが特殊召喚された場合」のため、カノプスの守護者からホルスを呼び出すことで条件を満たせます。
センチュリオンはレベル4チューナー+レベル8非チューナーを素材にシンクロ召喚するので、レベル8のホルスはピッタリ。
また、シンクロ先の騎士皇レガーティアは特殊召喚時に除去が打てるため、スタンドアップセンチュリオン!と組み合わせることで相手ターンに除去が打てるように。
これは現時点のホルスに足りない部分であり、そこを補うためにも組み合わせる価値があると考えています。
遊戯王カード 重騎士プリメラ(スーパーレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック センチュリオン チューナー 魔法使い族 |
遊戯王カード 騎士皇レガーティア(スーパーレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック センチュリオン シンクロ 機械族 |
遊戯王カード スタンドアップ・センチュリオン!(スーパーレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック フィールド魔法 スーパー レア |
センチュリオンについては以下の記事にて詳しくまとめています。
ホルスとの組み合わせを検討する際にはぜひどうぞ!
炎王
全体除去という強力な効果を持つ炎王もホルスと相性が良いと考えています。
ホルスは王の棺によって対象に取らない除去への耐性が得られるため、炎王神獣 ガルドニクスなどが持つ全体除去の影響を受けません。
これを組み合わせない手はないでしょう。
さらに、近年になりランク8エクシーズの炎王神 ガルドニクス・エタニティが登場。
エタニティは素材指定が緩く、ホルスも素材にすることができます。
炎王の聖域があれば相手ターンにもエクシーズ召喚できるので、狙ってみるのも面白そう。
炎王に関してはこちらで詳しくまとめてみました。
構築の参考になれば幸いです。
インフェルニティ
インフェルニティは手札0枚の時に効果を使えるため、王の棺でバンバン手札を消費していくホルスと相性抜群。
例えば、手札コストとして墓地に送ったインフェルニティをインフェルニティガンで蘇生する、といった展開が考えられます。
ホルス4体で鎖龍蛇-スカルデットをリンク召喚し、インフェルニティ・デーモンを特殊召喚できれば、インフェルニティガンのサーチも可能です。
遊戯王OCG インフェルニティガン ノーマル パラレル 20AP-JP076-P 遊☆戯☆王ARC-V [20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE] |
【遊戯王シングルカード】 《デュエルターミナル 破滅の邪龍ウロボロス》 インフェルニティ・デーモン レア dt14-jp010 |
鉄獣/トライブリゲード
トライブリゲードは鳥獣・獣・獣戦士族のシナジー狙い。
種族サポートの項でも触れていますが、イセムティ以外のホルスはこの3種族のため、トライブリゲードも無理なく採用できるのではないでしょうか。
トライブリゲードは共通効果で墓地の鳥獣・獣・獣戦士族を除外し、疑似リンク召喚が可能。
ホルスでは王の棺の手札コストorデッキからの墓地送りにより、高速でこの3種族を墓地に貯めることができそうです。
疑似リンク召喚の素材は除外されてしまうためホルスとは若干相性が悪いものの、ホルスの先導-ハーピで除外されたカードを手札に戻すことができます。
この点を踏まえると、案外いい感じに馴染んでくれるのではないかと。
溟界
溟界はレベル8爬虫類族のため、ホルスと合わせてランク8エクシーズを狙えます。
最初はその点だけでシナジーを考えていたのですが、溟界モンスターを蘇生させるためのリリースコストとしてホルスがけっこう良さげな感じがします。
何度も書いていますが、ホルスは毎ターン墓地から蘇生できるので、こういったリリースコストを要求するテーマとはけっこう相性が良さそうに思います。
溟界王-アロン、溟界妃-アミュネシアあたりの制圧効果は単純に強く、ホルスとはトレード・インを共有できる点でもメリットがあります。
両方モチーフがエジプト神話という点でも合わせてみたいテーマですね。
光の黄金櫃
これはテーマレベルというより、ほぼ破壊竜ガンドラGとの相性ですが、ホルスは光の黄金櫃とも相性が良いでしょう。
ガンドラGは全体除去効果を持つレベル8モンスターで、光の黄金櫃がある時に自身を特殊召喚可能。
ガンドラGの全体除去後にホルスを展開し、ラッシュをかければワンキルも視野に入りそうです。
ちなみにガンドラGの全体除去は「破壊してから除外する」ため、王の棺があればホルスモンスターが巻き込まれることもないハズ(王の棺は除外されるけど)
また、光の黄金櫃はテーマ内のカードを毎ターンサーチでき、王の棺によって減ったハンドをある程度回復してくれるのではないかと。
王の棺側にはEXデッキからの特殊召喚を縛るカードがありますが、ホルスはEXデッキに頼らず戦えるのもシナジーと言えそうです。
テーマとして光の黄金櫃はこちらの記事で紹介しています。
原作『遊戯王』はエジプトモチーフが多いため、そういう意味でも相性が良いと思いました。
タキオン
ランク8を主軸とするタキオンもホルスとは相性が良いと考えています。
特にタキオンは神影金龍ドラッグルクシオンが出せればワンキルパターンに持っていくことができ、ホルスにワンキルギミックを組み込むことが可能。
タキオンギミックは必須カードがEXデッキの方に多いため、メインデッキを圧迫しないのも魅力となります。
また、ホルスは基本的にEXデッキを使わないため、無限竜シュヴァルツシルトのデメリットに引っかからないのも強み。
テーマとしてのタキオンはこちらの記事で解説。
ギャラクシーを除けばタキオンと一番相性が良いのはホルスではないか?くらいには思っています。
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