BK/バーニングナックラー デッキレシピ 2023
炎属性・戦士族のエクシーズテーマ『BK/バーニングナックラー』のデッキレシピを考えていきます。
今回の強化で展開力と制圧力が向上し、けっこういい感じのテーマになったんじゃないかなと感じました。
思っていたよりコントロール色が強いのもボクシングの一面として面白い切り口ですね。
BK/バーニングナックラー
遊戯王カードWiki
LORD OF THE TACHYON GALAXYでカテゴリ化した「BK」と名のついたモンスター群。
属するモンスターは全て炎属性・戦士族で統一されている。
主に戦闘や特殊召喚に長けた効果を持つものが多く、サルベージ等のアドバンテージを得られる効果を持つものも見られる。
BK/バーニングナックラー デッキレシピ 2023
メインデッキ :50枚
エクストラデッキ:15枚
【 モンスター 】26
3BK プロモーター
3BK アッパーカッター
3BK チーフセコンド
3BK スイッチヒッター
2BK シャドー
2BK グラスジョー
3BK ヘッドギア
2BK スパー
2BK カウンターブロー
3火霊媒師ヒータ
【 魔法 】21
1バリアンズ・カオス・ドロー
1RUM-七皇の剣
1増援
1おろかな埋葬
3バーニングナックル・スピリッツ
2七皇覚醒
3RUM-クイック・カオス
3ゼアル・フィールド
3ゼアル・コンストラクション
3ナンバーズ・エヴァイユ
【 罠 】3
3バーニングナックル・クロスカウンター
【 エクストラ 】15
2BK キング・デンプシー
2BK 拘束蛮兵リードブロー
2No.79 BK 新星のカイザー
2CNo.79 BK 将星のカエサル
1No.105 BK 流星のセスタス
1CNo.105 BK 彗星のカエストス
1No.86 H-C ロンゴミアント
1FNo.0 未来皇ホープ
1CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ
1No.6 先史遺産アトランタル
1No.72 ラインモンスター チャリオッツ・飛車
回し方・運用想定・展開ルート
『爆炎のデュエリスト編』収録の新カードを投入した『BK/バーニングナックラー』のデッキレシピ2023バージョンです。
新規カードのおかげで展開力が向上したことを活かし、複数のエクシーズモンスターで制圧盤面を作るのが目標となります。
新たなバーニングナックラーで起点となるのは、2体のBKをリクルートできるBK プロモーター。
コイツ1枚からエクシーズ召喚まで繋げられる有能なカードです。
プロモーターからの展開ルートは丁度wikiにあったので、これを参考に盤面を考えていきます。
具体的な方法は以下の通り。
BK プロモーターからエクシーズ2体を展開するルート
・条件:手札にBK プロモーター1枚
・結果:フィールドにBK キング・デンプシーとCNo.79 BK 将星のカエサル(新星のカイザーなし)が並ぶ。
- BK プロモーターを召喚してリリースし、デッキからBK アッパーカッター、BK チーフセコンドをリクルート。
- アッパーカッターの効果でBK スイッチヒッターをサーチ。
- チーフセコンドで増えた召喚権で手札のスイッチヒッターを召喚。召喚時効果でプロモーターを蘇生。
- プロモーター+レベル4BKでBK キング・デンプシーをエクシーズ召喚し、BK シャドーを手札に加える。
- キング・デンプシーのエクシーズ素材となっているプロモーターを墓地送り、シャドーを特殊召喚。
- 墓地のプロモーターでフィールドのBKのレベルを5にし、それら3体でCNo.79 BK 将星のカエサルをエクシーズ召喚。
遊戯王 DP28-JP035 CNo.79 BK 将星のカエサル ウルトラレア UR デュエリストパック ─爆炎のデュエリスト編─ BK バーニングナックラー アリト |
遊戯王 BK プロモーター(スーパーレア) 爆炎のデュエリスト編(DP28) バーニングナックラー 効果モンスター 炎属性 戦士族 |
このパターンの場合、対象耐性を付与できるキング・デンプシーと、特殊召喚メタを持つ将星のカエサルが並びます。
メタ効果を持ったカエサルをキング・デンプシーで守ることができ、この2体の並びはなかなか良い感じ。
また、手順4でサーチするカードをバーニングナックル・クロスカウンターにした場合、キング・デンプシー、リードブロー、クロスカウンターの3枚布陣も可能。
対象耐性・破壊耐性・モンスター効果メタのカウンター罠を用意でき、こちらも強力な盤面と言えるでしょう。
手札にRUMがあるなら、リードブローの代わりにカイザー素材のカエサルを出すのも良さそうです。
この強力な盤面が完成したら、あとは適宜マストカウンターを決めて制圧するだけ。
制圧効果と耐性持ちを並べられるので、現代遊戯王として見てもかなり強いテーマなんじゃないかと感じました。
ボクシングモチーフというと高火力ワンパンのイメージがありますが、相手の動きに合わせて試合をコントロールしていくのもボクシングの特性をうまく表現しているように思います。
そういう点から見ても、今回のバーニングナックラーの強化はけっこう好き。
遊戯王 DP28-JP036 BK キング・デンプシー スーパーレア SR デュエリストパック ─爆炎のデュエリスト編─ BK バーニングナックラー アリト |
デッキレシピ・構築・採用カード
まずは今回採用したバーニングナックラーについて。
今回の構築ではプロモーターからの展開ルートが決まっており、最低それだけ入れておけばOK。
具体的には、プロモーター、アッパーカッター、チーフセコンド、スイッチヒッター、シャドーあたり。
あとは蘇生カードのバーニングナックル・スピリッツの優先度が高いでしょうか。
テーマ外サポートからは火霊媒師ヒータ、増援を採用。
両方キーカードであるプロモーターのサーチ用です。
ちなみに、火霊媒師ヒータのサーチ対象は「コストとして一緒に捨てたモンスターの攻撃力以上」。
グラスジョーとシャドー以外であれば、コストにして攻撃力1700のプロモーターをサーチできます。
バーニングナックラーは炎属性・戦士族で統一されているのも一つのメリットで、こうした汎用サポートを入れやすいのが特徴と言えるでしょう。
炎属性と戦士族の汎用サポートはそれぞれ以下の記事にてまとめています。
構築のヒントにどうぞ。
バーニングナックラーはエクシーズテーマということで、こちらのサポートも投入しています。
今回ぶち込んだのは、ゼアル・フィールド、ゼアル・コンストラクション、ナンバーズ・エヴァイユの3枚。
ゼアル・フィールドはエクシーズ召喚時にエクストラor墓地から素材を追加できるフィールド魔法。
これでキング・デンプシーやリードブローの素材を増やし、両者の耐性付与回数を増やすのが狙いです。
特にリードブローは素材が外れる度にパンプアップするため、そういった面でもウマテイスト。
さらに、カエサルを正規手順で出した場合でも、カイザーをエクシーズ素材にすることができるようになります。
先に紹介した展開パターンでもカエサルを出すことはできますが、エクシーズ素材にカイザーが含まれず、エクシーズ素材にして除去する効果が使えません。
だがしかし。ゼアル・フィールド発動中なら正規手順で出したカエサルに、後からカイザーを素材として加えることができるのです。
この方法だとRUMを使わなくても良く、プロモーターとのコンボとして見ても悪くない。
個人的にはかなり優先度の高いカードだと考えています。
遊戯王 SD42-JP021 ゼアル・フィールド (日本語版 ノーマルパラレル) STRUCTURE DECK ─ オーバーレイ・ユニバース ─ |
ナンバーズ・エヴァイユはナンバーズ4体を選び、そのナンバー(≠ランク)の合計と同じナンバーズを出せる魔法カード。
選んだ4体のナンバーズはエクシーズ素材となり、4体素材のナンバーズが雑に出せるパワーカードです。
このカードはカオスナンバーズも出せるっぽいので採用してみました。
素材となるカードでエクストラデッキを圧迫してしまうのが難点ですが、BKではプロモーターの縛りで汎用エクシーズが採用しにくく、枠がそれなりに開いているのもシナジー。
目標となるCNo.79 BK 将星のカエサルの場合、
FNo.0 未来皇ホープ
+CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ
+No.6 先史遺産アトランタル
+No.72 ラインモンスター チャリオッツ・飛車
で出す想定。
4体素材のカエサルは3400打点となり、特殊召喚を無効にする効果を2回使うことができます。
ちなみに、ナンバーズ・エヴァイユによる特殊召喚はエクシーズ扱いのため、ゼアル・フィールドが反応します。
よって、5体素材かつカイザーを素材とした将星のカエサルを爆誕させることもできる訳です。
ここまでやると流石に脳汁が出てしまいそう。
ナンバーズ・エヴァイユからの特殊召喚先としてもう1体採用しているのが、No.86 H-C ロンゴミアント。
その素材は、
FNo.0 未来皇ホープ
+CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ
+No.6 先史遺産アトランタル
+No.79 BK 新星のカイザー
で出す想定となります。
4体素材のロンゴミアントは他のカードの効果を受けない耐性と、相手の召喚・特殊召喚を封じる効果を持ちます。
相手ターンに素材が剝がれてしまいますが、ナンバーズ・エヴァイユから出す候補としては有力な1体でしょう。
このほか、新規バーニングナックラーと相性の良さそうなカードはコチラでも紹介しているのでよろしくお願いします。
マストカウンター・対策・弱点
最後にバーニングナックラーの弱点考察。
新規カードで展開力が増した分、ニビルに弱くなってしまった気もしますが……
マストカウンターはBK プロモーター
最初に解説したように、新生バーニングナックラーはBK プロモーターを起点に展開していきます。
逆に言うと、このカードを止められるとその後の展開ができなくなるため一気に劣勢に。
リリースによる発動のため、エフェクト・ヴェーラーなどは回避できますが、墓穴の指名者には気を付けたいところです。
また、デッキからリクルートするので灰流うららにも引っかかります。
遊戯王 RC04-JP058 墓穴の指名者 (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
墓地利用が多い
バーニングナックラーというか、炎属性は墓地利用が比較的多く、墓地を封殺されるとかなり困ります。
バーニングナックラーだと、スイッチヒッターからの蘇生、グラスジョーのサルベージ、アッパーカッターの効果などが封じられることに。
また、バーニングナックラーは「効果で墓地に送られた」をトリガーとする効果も多く、マクロコスモス等で除外されると発動できない……
プロモーターのおかげで墓地への依存度は下がったものの、留意する点ではあると考えています。
魔法・罠除去がない
バーニングナックラーを見ていて気になったのが、魔法・罠に触れない点。
新規カードでもこの点はカバーされなかったので、汎用カード等で強化した方がいいでしょう。
キング・デンプシー、リードブローで対象耐性・破壊耐性が付くため除去カードには強いのですが、相手のリソースを補充する系の永続カードを割ることができません。
これをそのままにしておくのはジリー・プア(徐々に不利)です。
現代遊戯王は永続魔法・罠がけっこう強いので、これらを処理するカードを採用すると良さげ。
ただ、プロモーターの効果を使うとバーニングナックラーしか出せなくなるので、汎用エクシーズを使えないのは難点ですね。
TCG 遊戯王カード/SD45-JP026/ハーピィの羽根帚(ノーマル/通常魔法)/STRUCTURE DECK 蟲惑魔の森/コナミ |
手札誘発の打ちどころ
続いて、手札誘発を打たれると困る箇所。
これは繰り返しになりますが、プロモーターの効果に対してでしょう。
ここに灰流うららを打たれると動きが完全に止まってしまい、無防備を晒すことになります。
一方でエフェクト・ヴェーラーに対しては比較的強く、キング・デンプシーを出せていれば対象耐性で守ることができます。
狙うのであれば、プロモーターからリクルートされたアッパーカッター、チーフセコンドあたりでしょうか。
遊戯王 RC04-JP009 灰流うらら (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
また、展開力が増した分ニビルにも引っかかりやすく……
まあニビルに引っかかるのはある種、強さの証明でもあるので……
上記の展開パターンだと、手順3で5回の召喚・特殊召喚を達成してしまいます。
守りの要・リードブローとキング・デンプシーのコンビも、対象耐性を取らず、破壊を介さない除去には無力。
また、将星のカエサルなら一見防げそうに見えますが、カエサルが止められるのはチェーンに乗らない特殊召喚だけ。
つまり、効果を発動して特殊召喚されるニビルは無効にできません。(たぶん)
こうしてみると、案外ニビルはバーニングナックラーの天敵かも。
センサー万別に引っかかる
バーニングナックラーは炎属性・戦士族で統一されているため、センサー万別に引っかかります。
先にも解説したように、テーマ内に魔法・罠を処理するカードがなく、これだけで詰みかねません。
エクシーズテーマってわりとセンサー万別に弱いですよね。
一方、属性・種族が統一されているおかげで御前試合・群雄割拠は積み放題!
プロモーターの縛りもあり、エクストラデッキもバーニングナックラー固定にしやすそうなのも、こうなるとメリットに見えますね。
御前試合と群雄割拠を積めばより盤面をコントロールしやすくなるので、この辺は一考の余地がありそうです。
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