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【遊戯王】明日のための「ジェネクス」評価・解説/展開ルート・相性の良いカードなど【2023年版】

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「ジェネクス」解説

 ターミナル産シンクロ召喚テーマ『ジェネクス』の解説をしていきます。

 このテーマはジェネクス・コントローラーを中心に属性シンクロに繋げていくというのが面白いテーマ。

 と言っても、後半になるとジェネクス・コントローラーを使わないシンクロも出てくるのですが。

 この記事では『ジェネクス』をはじめ、『レアル・ジェネクス』・『A・ジェネクス』についても触れていきます。


 テーマレベルでの解説をするこの記事とは別に、『ターミナル・ワールド』収録の最新カードを使ったデッキレシピ2023年バージョンはこちらで紹介しています。

 構築の参考にぜひ!

ジェネクス
 DUEL TERMINAL -ワームの侵攻!!-でカテゴリ化した「ジェネクス」と名のついたモンスター群。
 属するモンスターの多くが機械族であり、属性やレベルに応じた様々なサーチ効果を持つのが特徴。

遊戯王カードWiki
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三行で教える「ジェネクス」

  • 属するモンスターの多くが機械族のシンクロ召喚テーマ
  • 属するモンスターは属性に関する効果が多い
  • 『レアル・ジェネクス』・『A・ジェネクス』も属するテーマであり、シナジーがあったりなかったりする

メインデッキの「ジェネクス」モンスター

『ジェネクス』は大半が機械族のシンクロ召喚テーマで、属するモンスターの多くが属性に関する効果を持ちます。

 一部モンスターはジェネクス・コントローラーに関する効果を持っているというのも特徴で、このカードを素材指定するシンクロモンスターも存在します。

 また、『レアル・ジェネクス』・『A・ジェネクス』といった派生モンスターもおり、非常にカードプールが多いテーマでもあります。


 かなり古いテーマなので流石にカードパワーが低いものもありますが、逆にターン1制限がないものも多く、ループコンボができるのはストロングポイントとなります。

チューナーのジェネクス

 ジェネクスを紹介するにあたり、まずはジェネクスのチューナーをまとめました。

 ジェネクス・チューナーはジェネクス・コントローラーに関する効果を持つものが多いですね。

 こちらは全て闇属性・機械族で統一されています。

カード名固有効果
リサイクル・ジェネクス1墓地のジェネクスの名称コピー
スペア・ジェネクス3ジェネクス・コントローラーとして扱う(他のジェネクスがいる時発動可)
ジェネクス・コントローラー3なし(通常モンスター)

 そのジェネクス・コントローラーはバニラチューナーのため、様々なサポートに対応。

 例えば通常モンスターなので予想GUYやレスキューラビットからリクルートでき、素材指定されたチューナーなのでシンクロオーバーテイクも使えます。


 ジェネクスをサポートする魔法・罠は現在ないのですが、構築によってはこうしたサポートを採用する意味があるでしょう。

遊戯王シングルカード ジェネクス・コントローラー レア dt02-jp009

 

非チューナーのジェネクス

 非チューナーのジェネクスは召喚・特殊召喚時効果を持ったモンスターが多め。

 特に召喚時に効果を使えるものはリペア・ジェネクス・コントローラーと組み合わせることで真価を発揮します(詳しくは後述)。


 あと、発動条件にジェネクス・コントローラーが絡むカードもちょこちょこいますね。

 中でもジェネクス・ウンディーネは、水属性専用のおろかな埋葬としてテーマ外でも採用されることがあります。

カード名属性・種族固有効果
ジェネクス・パワー・プランナー光・魔法使い族1レベル3ジェネクスをサーチ(召喚時)
ジェネクス・ウンディーネ水・水族3デッキから水属性を墓地に送り、ジェネクス・コントローラーをサーチ(召喚時)
ジェネクス・ガイア地・岩石族3自身が破壊される場合、ジェネクス・コントローラーが肩代わり
ジェネクス・ドクター闇・魔法使い族3ジェネクス・コントローラーをリリースし、フィールドのカードを破壊
ジェネクス・ワーカー風・機械族3自身をリリースして手札からジェネクスを特殊召喚
ジェネクス・サーチャー地・機械族4戦闘破壊された時に攻撃力1500以下のジェネクスをリクルート(攻撃表示)
ジェネクス・ニュートロン光・機械族4機械族・チューナーをサーチ(召喚したエンドフェイズ)
ジェネクス・ブラスト風・魔法使い族4闇属性ジェネクスをサーチ(特殊召喚時)
タービン・ジェネクス地・機械族4ジェネクスモンスター全ての攻撃力を400パンプ
ジェネクス・ヒート炎・炎族5ジェネクスモンスターがいる場合リリースなしで召喚可
アーミー・ジェネクス地・機械族6ジェネクスをリリースしてアドバンス召喚した場合、相手カードを破壊
ソーラー・ジェネクス光・機械族7ジェネクス1体のリリースで召喚可
フィールドのジェネクスモンスターが墓地に送られる度500バーン

 ジェネクス・パワー・プランナーなどの「ジェネクス」を指定する効果は、レアル・ジェネクスやA・ジェネクスも対象としているのが強み。

 反面、テーマ内にはレアル・ジェネクスのみを指定しているカードもあったりと、対象がまあまあ覚えにくいです。

 使う際には間違えないように注意しましょう。

遊戯王シングルカード ジェネクス・パワー・プランナー ノーマル dt02-jp011

遊戯王 SD40-JP019 ジェネクス・ウンディーネ (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ 凍獄の氷結界 ─

 

メインデッキの「レアル・ジェネクス」モンスター

チューナーのレアル・ジェネクス

 続いてレアル・ジェネクスについて。

 ジェネクスの強化形態という位置づけで、チューナーは特殊召喚効果も多くなっています。

 ジェネクス・コントローラーを指定するシンクロ召喚には使えないものの、ジェネクス・チューナーを指定する素材には使用できるのも特徴。

 また、レアル・ジェネクスのチューナーは闇属性・魔法使い族で統一されています。

カード名固有効果①固有効果②
レアル・ジェネクス・オラクル1ジェネクスモンスターの効果でサーチされた場合特殊召喚
シンクロ召喚する場合、ジェネクスの素材にしかできない
レアル・ジェネクス・コーディネイター2手札からレベル3以下のジェネクスを特殊召喚(召喚・特殊召喚時)
レアル・ジェネクス・チューリング2相手メインフェイズに自身を特殊召喚し、ジェネクスをシンクロ召喚(フィールドにジェネクスモンスターがいる場合)ジェネクスシンクロの素材とする場合、レベル1~3として扱う

遊戯王シングルカード レアル・ジェネクス・オラクル ノーマル dt06-jp024

遊戯王カード 【レアル・ジェネクス・コーディネイター】 DTC2-JP045-R ≪デュエルターミナルクロニクル2 混沌の章 収録カード≫

遊戯王 TW01-JP053 レアル・ジェネクス・チューリング (ウルトラレア) TERMINAL WORLD ウルトラ

 

非チューナーのレアル・ジェネクス

 非チューナーのレアル・ジェネクスも召喚・特殊召喚時効果が多め。

 こちらもリペア・ジェネクス・コントローラーとシナジーがあり、召喚時にサーチができるレアル・ジェネクスとのコンボで大量展開させることができます。

カード名属性・種族固有効果①固有効果②
レアル・ジェネクス・クラッシャー地・機械族2レベル4のレアル・ジェネクスをサーチ(召喚時)
レアル・ジェネクス・マグナ炎・炎族3レベル2のレアル・ジェネクスをサーチ(召喚時)
レアル・ジェネクス・アクセラレーター風・機械族4自身がフィールドにいてジェネクスがサーチされた時、そのモンスターを特殊召喚
レアル・ジェネクス・ウルティマム地・機械族4自身が破壊された時、ジェネクスモンスター2体をデッキに戻す
レアル・ジェネクス・ウンディーネ水・水族4墓地のジェネクスモンスターを除外して、同じ属性になる(チューナーを除外した場合チューナー化)ジェネクスシンクロがいる場合、自身を含むジェネクスモンスター2体をサルベージ(このターン、自分の墓地に送られるカードは除外)
レアル・ジェネクス・ターボ風・機械族4レベル1ジェネクスモンスターをサーチ(召喚時)

 レアル・ジェネクスのサーチ効果はほとんどがレアル・ジェネクスを指定していますが、レアル・ジェネクス・ターボだけはジェネクスを指定。

 レアル・ジェネクスはもちろんのこと、通常のジェネクスやA・ジェネクスにも対応していることは重要なポイントです。

 具体的にはジェネクス・パワー・プランナーをサーチでき、リペア・ジェネクス・コントローラーと合わせてループコンボができます。

遊戯王カード 【 レアル・ジェネクス・クラッシャー 】 DT05-JP023-N 《デュエルターミナル─混沌の覇者》

遊戯王カード 【 レアル・ジェネクス・ターボ 】 DT05-JP021-N 《デュエルターミナル─混沌の覇者》

遊戯王 TW01-JP052 レアル・ジェネクス・ウンディーネ (ウルトラレア) TERMINAL WORLD ウルトラ

 

メインデッキの「A・ジェネクス」モンスター

チューナーのA・ジェネクス

 そしてA・ジェネクス。

 A・ジェネクスは属性を変更するモンスターが多く、属性を指定するモンスターのサポートができます。

 ジェネクスシンクロは属性指定があるものが多いので、それらのサポートとしても使えるでしょう。

 そしてこちらは機械族で統一されています。

カード名属性固有効果
A・ジェネクス・ケミストリ2自身を手札から捨て、ジェネクスモンスターの属性変更(相手ターン発動可)
A・ジェネクス・バードマン3表側表示モンスターを手札バウンスして手札から特殊召喚、風属性を戻したなら自身を500パンプ(フィールドから離れると除外)
A・ジェネクス・リモート3チューナーをジェネクス・コントローラーに名称変更

 汎用カードとしてはA・ジェネクス・バードマンが優秀。

 モンスターを手札バウンスして特殊召喚でき、召喚時効果を持ったカードを使い回すことができます。

 例えばテーマ内なら、A・ジェネクス・バードマンをサーチできるジェネクス・パワー・プランナーを戻して再利用する、といった運用が可能。

 テーマ外なら終末の騎士などを戻して再利用する方法もあるでしょう。

【遊戯王シングルカード】 《デュエルターミナル トリシューラの鼓動》 A・ジェネクス・バードマン(ノーマル) DT08-JP017

遊戯王 A・ジェネクス・リモート/デュエルターミナル ジェネクスの進撃!!(DT07) / シングルカード / DT07-JP011

 

非チューナーのA・ジェネクス

 非チューナーのA・ジェネクスは自身と同じ属性のモンスターに関する効果が多く、A・ジェネクス・ケミストリなどを使って属性変更することで、対象範囲を広げることができます。

 とは言うものの、属性を変更する手間などを考えると、現代遊戯王では流石にちょっと……うーん。

 そしてこちらは闇属性・機械族で統一されています。

カード名固有効果
A・ジェネクス・ソリッド2フィールドの水属性ジェネクスを墓地に送り、2ドロー
A・ジェネクス・チェンジャー3モンスター1体の属性変更
A・ジェネクス・クラッシャー4自身と同じ属性のモンスターが自分フィールドに召喚された時、相手カード破壊
A・ジェネクス・ドゥルダーク4自身と同じ属性の相手モンスターを破壊(発動後、攻撃不可)
A・ジェネクス・パワーコール4自身と同じ属性のモンスターを500パンプ
A・ジェネクス・ベルフレイム4自分フィールドのモンスターが墓地に送られる度にジェネクスカウンターを1つ置き、カウンターの数×100パンプ
戦闘破壊された時、カウンターの数×300バーン
A・ジェネクス・ボルキャノン4フィールドの炎属性ジェネクスを墓地に送り、相手モンスターを破壊してそのレベル×400バーン
A・ジェネクス・リバイバー5相手カードの発動を無効にした場合、自身を特殊召喚

遊戯王シングルカード A・ジェネクス・チェンジャー ノーマル dt07-jp013

遊戯王 A・ジェネクス・リバイバー(スーパーレア) / デュエルターミナル トリシューラの鼓動!!(DT08) / シングルカード / DT08-JP020

 

「ジェネクス」をサポートする魔法・罠

※現時点でナシ

エクストラデッキの「ジェネクス」モンスター

 そしてエクストラデッキ!

 エクストラデッキのジェネクスは基本的にシンクロモンスターであり、「ジェネクス・コントローラーを指定」・「ジェネクスチューナーを指定」・「テーマ指定なし」の3種類があります。

 この記事では上記3種類で分類して解説していきます。

ジェネクス・コントローラーを素材指定するシンクロモンスター

カード名非チューナーの
素材指定
固有効果
A・ジェネクス・トライアーム6指定なし手札1枚を捨て、素材にした非チューナーの属性により以下の効果を得る
●風:1枚ハンデス
●水:魔法・罠破壊
●闇:光属性を破壊して1ドロー
ジオ・ジェネクス6地属性レベル4以下のジェネクスがいる場合、自身の攻守を入れ替える
ハイドロ・ジェネクス6水属性相手モンスターを戦闘破壊した時、その攻撃力分回復
ウィンドファーム・ジェネクス7風属性セットされた魔法・罠の数×300パンプ
手札を1枚捨て、セットされた魔法・罠を破壊
サーマル・ジェネクス8炎属性墓地の炎属性×200パンプ
相手モンスターを戦闘破壊した場合、墓地のジェネクスモンスター×200バーン

 まずはジェネクス・コントローラーを素材指定するモンスター。

 非チューナー側にも属性指定があるため、通常のシンクロモンスターよりは出しにくいデザインとなっています。

 シンクロモンスターというより、属性指定の融合モンスターの方が近いかもしれない。

 基本的にこの素材指定はデメリットなのですが、シンクロ・オーバーテイクでジェネクス・コントローラーをリクルートできるのは強みです。

遊戯王カード 【A・ジェネクス・トライアーム 】【ウルトラ】 DTC3-JP026-UR ≪クロニクル3 破滅の章 収録≫

 

ジェネクス・チューナーを素材指定するシンクロモンスター

カード名非チューナーの
素材指定
固有効果
A・ジェネクス・トライフォース7指定なし素材にした非チューナーの属性により以下の効果を得る
●地:自身の攻撃時、魔法・罠の発動不可
●炎:相手モンスターの戦闘破壊時、その攻撃力分バーン
●光:光属性を裏守備で蘇生
A・ジェネクス・アクセル8指定なし手札を1枚捨て、レベル4以下の機械族を蘇生(蘇生したモンスターの攻撃力は倍、直接攻撃不可、エンドフェイズ除外)
レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト8風属性攻撃対象にできない
相手モンスターの戦闘破壊時、ジェネクスモンスターをサーチ
レアル・ジェネクス・クロキシアン9闇属性相手の一番レベルの高いモンスターをコントロール奪取

 こちらはジェネクス・チューナーを素材指定するシンクロモンスター。

 全体的にレベルが高いため、非チューナーが2体以上必要になるモンスターも多いでしょう。

 特に展開効果を持つA・ジェネクス・アクセルあたりは使い勝手が良いでしょうか。

A・ジェネクス・トライフォース(ターミナル) 【UR】 DT08-JP039-UR ≪遊戯王カード≫[トリシューラの鼓動]

【遊戯王シングルカード】 《プロモーションカード》 A・ジェネクス・アクセル ウルトラレア dt08-jpb01

遊戯王カード 【レアル・ジェネクス・クロキシアン】【ウルトラ】 DTC2-JP059-UR ≪デュエルターミナルクロニクル2 混沌の章 収録カード≫

 

その他シンクロモンスター

カード名素材指定固有効果①固有効果②
A・O・G リターンゼロ10闇属性チューナー相手モンスターの効果発動時、墓地からそのモンスターと同じ属性を除外し、発動を無効にして破壊(回数制限なし)墓地・除外状態のジェネクスモンスターを6体までデッキに戻し、その数まで魔法・罠を破壊

 そして、ジェネクスチューナーも使わずにシンクロ召喚できるモンスター。

 現時点ではレベル10のA・O・G リターンゼロのみとなっています。

 素材指定は闇属性・チューナーだけなので、ジェネクス以外でも採用できるでしょう。

 モンスター効果の無効と魔法・罠除去ができ、フィニッシャーとして最適。

遊戯王 TW01-JP050 A・O・G リターンゼロ (ウルトラレア) TERMINAL WORLD ウルトラ

 

リンクモンスター

カード名L数素材指定固有効果①固有効果②
リペア・ジェネクス・コントローラー1レベル4以下のジェネクスジェネクスモンスター1体をサルベージ(リンク召喚時)ジェネクスモンスターがドロー以外で手札に加わった場合、ジェネクスモンスターを召喚する(このターン、ジェネクスチューナーを素材としたシンクロ召喚のみOKのEX縛り)

 さらにジェネクスにはリンクモンスターも。

 リペア・ジェネクス・コントローラーは下級ジェネクス1体からリンク召喚でき、サーチ・サルベージ・バウンスなどでジェネクスが手札に加わった時にジェネクスを召喚することができます。


 この効果最大の強みは、ターン1の制限がないこと。

 下級ジェネクスは召喚時にサーチできるものが多く、召喚→サーチを繰り返すことで大量展開が可能に。

 このギミックで大型シンクロへもアクセスでき、ジェネクスの起点となるカードと言えるでしょう。

遊戯王 TW01-JP051 リペア・ジェネクス・コントローラー (ウルトラレア) TERMINAL WORLD ウルトラ

 

「ジェネクス」の立ち回り・展開ルート

基本の立ち回り

  • リペア・ジェネクス・コントローラーをリンク召喚し、素材にしたジェネクスをサルベージ
  • これをトリガーに召喚時にサーチができるジェネクスを召喚→ジェネクスを引き込む
  • サーチ先を召喚時にサーチができるジェネクスにし、召喚→サーチを繰り返す

 ジェネクスの基本はこんな感じ。

 リペア・ジェネクス・コントローラーの召喚効果と、下級ジェネクスのサーチ効果を組み合わせることで大量展開ができる訳ですね。

 下級ジェネクスは古いカードゆえにターン1の制限がなく、リペア・ジェネクス・コントローラーにもターン1制限がないため、やろうと思えば何度も何度も繰り返し展開することが可能。

 このギミックで素材を揃え、大型シンクロに繋ぐのがジェネクスの基本となります。

遊戯王 TW01-JP051 リペア・ジェネクス・コントローラー (ウルトラレア) TERMINAL WORLD ウルトラ

 

リペア・ジェネクス・コントローラーでループさせる展開ルート

  • 条件:手札にジェネクス・パワー・プランナー、レアル・ジェネクス・マグナ、レアル・ジェネクス・クラッシャー、レアル・ジェネクス・ターボのうちいずれか1枚、合計1枚。
  • 結果:フィールドにリペア・ジェネクス・コントローラー、ジェネクス・パワー・プランナー、レアル・ジェネクス・マグナ、レアル・ジェネクス・クラッシャー、レアル・ジェネクス・ターボの5体が並ぶ。
  1. ジェネクス・パワー・プランナー、レアル・ジェネクス・マグナ、レアル・ジェネクス・クラッシャー、レアル・ジェネクス・ターボのうちいずれか1体を召喚(サーチ効果が発動)。
  2. 手順1で召喚したモンスターを素材にリペア・ジェネクス・コントローラーをリンク召喚。
  3. リペア・ジェネクス・コントローラーで素材にしたジェネクスをサルベージし、そのまま召喚。
  4. 召喚したジェネクスの効果でモンスターをサーチ。
  5. 手順4をトリガーにリペア・ジェネクス・コントローラーの効果が発動。サーチしたモンスターをそのまま召喚。
  6. あとは手順4~5を繰り返し。

 ジェネクスの基本パターンをより具体的にしたのがこれ。

 繰り返しになりますが、召喚時にサーチができるジェネクスをリペア・ジェネクス・コントローラーで連打することにより、大量展開させるコンボです。

 初動に使う4体は、それぞれ召喚時に指定されたジェネクスorレアル・ジェネクスをサーチすることが可能。

 リペア・ジェネクス・コントローラーで召喚権が実質無限となり、この4体でループさせることができるワケですね。

 と言ってもちょっと分かりにくい気がしたので、以下にサーチ対象の対応リストを載せておきます。

  • モンスター(レベル)→サーチ対象
  • ジェネクス・パワー・プランナー①→レベル3ジェネクス効果モンスター
  • レアル・ジェネクス・マグナ③→レベル2レアル・ジェネクス
  • レアル・ジェネクス・クラッシャー②→レベル4レアル・ジェネクス
  • レアル・ジェネクス・ターボ④→レベル1ジェネクス

 上記4体はレベル1→3→2→4の順番でサーチでき、さらにレベル4のレアル・ジェネクス・ターボからレベル1のジェネクス・パワー・プランナーを引き込むことが可能。

 よって、どのレベルから始めても結局全部のモンスターを展開することができるのです。

 初動4種類12枚と考えるとスゴイ……


 ただし、リペア・ジェネクス・コントローラーの効果を使うと「ジェネクスチューナーを素材としたシンクロ召喚でしかEXデッキからモンスターを特殊召喚できない」縛りが発生するので注意。

 また、上記のサーチャーにはチューナーもいません。

 しかし、どこかの段階でサーチ対象をチューナーにすればシンクロできるので、そこまで難点ではないでしょうか。

遊戯王シングルカード ジェネクス・パワー・プランナー ノーマル dt02-jp011

遊戯王カード 【 レアル・ジェネクス・マグナ 】 DT05-JP024-N 《デュエルターミナル─混沌の覇者》

遊戯王カード 【 レアル・ジェネクス・クラッシャー 】 DT05-JP023-N 《デュエルターミナル─混沌の覇者》

遊戯王カード 【 レアル・ジェネクス・ターボ 】 DT05-JP021-N 《デュエルターミナル─混沌の覇者》

 

展開にレアル・ジェネクス・ウンディーネを絡めるパターン

  • 条件:手札にジェネクス・パワー・プランナー1枚、合計1枚。
  • 結果:フィールドにリペア・ジェネクス・コントローラー、ジェネクス・パワー・プランナー、レアル・ジェネクス・マグナ、レアル・ジェネクス・クラッシャー、ジェネクス・ウンディーネ、ジェネクス・コントローラーの5体、墓地にレアル・ジェネクス・ウンディーネ1体。
  1. ジェネクス・パワー・プランナーを召喚してジェネクス・ウンディーネをサーチ。
  2. パワー・プランナーを素材にリペア・ジェネクス・コントローラーをリンク召喚し、パワー・プランナーをサルベージしてそのまま召喚。
  3. 手順2からパワー・プランナーで、レアル・ジェネクス・マグナ→レアル・ジェネクス・クラッシャーをサーチ+召喚。
  4. レアル・ジェネクス・クラッシャーのサーチ効果をトリガーに、手順1で引き込んだジェネクス・ウンディーネを召喚。
  5. ジェネクス・ウンディーネの召喚時にデッキからレアル・ジェネクス・ウンディーネを墓地、ジェネクス・コントローラーを手札に。
  6. 手順5をトリガーにリペア・ジェネクス・コントローラーの効果が発動。ジェネクス・コントローラーを召喚。

 上記の展開ルートにレアル・ジェネクス・ウンディーネを絡めるパターン。

 このパターンを使うと、フィールドにリペア・ジェネクス・コントローラー1体、非チューナーのレベル1・2・3・3、レベル3チューナー1体が並び、墓地にレアル・ジェネクス・ウンディーネがある状態になります。


 ジェネクス的にはここからレベル10のA・O・G リターンゼロを出すのがベター。

 リターンゼロはジェネクスシンクロのため、墓地のレアル・ジェネクス・ウンディーネが持つサルベージ効果を発動させることができます。

 ここでサーチ効果を持つジェネクスを回収すれば、リペア・ジェネクス・コントローラーの効果が発動。

 もう一度大量展開に繋げることができます。

遊戯王 SD40-JP019 ジェネクス・ウンディーネ (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ 凍獄の氷結界 ─

遊戯王 TW01-JP052 レアル・ジェネクス・ウンディーネ (ウルトラレア) TERMINAL WORLD ウルトラ

 

手札1枚から相手ターンに琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティを出す展開ルート

 上記のレアル・ジェネクス・ウンディーネを絡める展開ルートを派生させ、手札1枚から琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティを出すルートを紹介。


 事前準備として、手順1でジェネクス・ウンディーネをサーチせず、A・ジェネクス・バードマンをサーチしておきます。

 そのあと、パワー・プランナーを手札に戻してバードマンを特殊召喚し、再度パワー・プランナーを召喚。

 ジェネクス・ウンディーネを引き込み、パワー・プランナーを素材にリペア・ジェネクスをリンク召喚すれば、あとは同じ手順で展開できます。

 結果、フィールドにリペア・ジェネクス・コントローラー、非チューナーのレベル1・3・3、レベル3チューナー2体の盤面が出来上がり(手札にレアル・ジェネクス・クラッシャー)。


 この状態から、赤き竜+レベル12シンクロを並べることを目指します。

 実際の手順は以下の通り。

【遊戯王シングルカード】 《デュエルターミナル トリシューラの鼓動》 A・ジェネクス・バードマン(ノーマル) DT08-JP017

  • 条件:フィールドにリペア・ジェネクス・コントローラー、ジェネクス・パワー・プランナー①、レアル・ジェネクス・マグナ③、ジェネクス・ウンディーネ③、ジェネクス・コントローラー③、A・ジェネクス・バードマン③の5体、手札にレアル・ジェネクス・クラッシャー②1体、墓地にレアル・ジェネクス・ウンディーネ1体。
  • 結果:フィールドに赤き竜、レベル12シンクロ、レアル・ジェネクス・マグナが1体ずつ並ぶ。
  1. パワー・プランナー+マグナ+ウンディーネ+バードマンでA・O・G リターンゼロをシンクロ召喚。
  2. 墓地のレアル・ウンディーネの効果で自身とマグナをサルベージ(以降墓地に送られるカードは除外)。
  3. 手順2をトリガーにリペア・ジェネクスを発動。手札からクラッシャーを召喚し、ターボ→パワー・プランナーをサーチしつつ召喚。
  4. 手順3でパワーを召喚時、バードマンを手札に加える。
    ※この時点でフィールドにリターンゼロ⑩・ジェネコン③・クラッシャー②・ターボ④・パワー①
  5. ジェネコン+クラッシャー+ターボでレベル9シンクロ。
  6. パワー・プランナーを手札に戻し、バードマンを特殊召喚。
  7. 手順6をトリガーにリペア・ジェネクスを発動。手札のマグナを召喚し、レアル・ジェネクス・チューリングをサーチして召喚。
  8. リターンゼロ+チューリングと、レベル9シンクロ+バードマンで、赤き竜とレベル12シンクロをそれぞれ召喚。

 これでフィールドに赤き竜とレベル12シンクロを並べることができました。

 この状態で相手にターンを回し、赤き竜でレベル12シンクロを指定すれば、赤き竜と琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティを入れ替えることが可能。

 結果カラミティにより、相手はフィールドで発動する効果をこのターン発動できず、棒立ちにさせることができます。

 決まれば相手に何もさせずにこちらへターンを戻すことができるので、先攻1ターン目に狙いたい展開ルートですね。


 このルートは手順が多く、正直どこか間違っているかもしれません。実戦投入する際は要確認。

 あと多分カラミティと赤き竜自体がそろそろ規制されそうなので、そのうち使えなくなりそう(23年11月時点)。

 でもこのルートを雛形に大量展開することはできると思うので、一応残しておきます(考えるのめちゃくちゃ大変だったし)。

遊戯王OCG エン魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ ウルトラレア VJMP-JP107-UR Vジャンプ付録

遊戯王 赤き竜(ウルトラレア) デュエリスト・ネクサス(DUNE) | シンクロ・効果モンスター 光属性 ドラゴン族 ウルトラ レア

 

「ジェネクス」と相性の良いカード

属性・種族サポート

 ジェネクスは機械族が多いですが、主軸というほどではなくけっこうバラバラ。

 属性もバラバラなので汎用サポートは採用しにくそうです。

 ですが、コンボパーツのサーチャー4体をサポートするカードは採用する価値があるでしょう。

 特にレアル・ジェネクス・マグナは炎族のため、篝火でサーチ可能。

 ジェネクスのサーチャーは1枚でもあれば大量展開ができるので、初動の安定に寄与するでしょう。

遊戯王 篝火(スーパーレア) ANIMATION CHRONICLE 2023(AC03) アニメーションクロニクル | かがりび

 あと実用性はさておき、複数の属性を並べられるので風林火山を採用するのも面白そうです。

 コンボパーツとなるジェネクスのサーチャーは、光・火・地・風。

 ここにジェネクス・ウンディーネを絡められば風林火山の発動条件を満たすことができます。

 風林火山は発動条件が厳しい分強力な効果を持つため、決まれば絶対楽しいと思います。

遊戯王 風林火山 18TP-JP213 トーナメントパック2018 Vol.2

 そのほか、ジェネクスの主要種族である機械族の汎用サポートは以下の記事にて紹介。

 ジェネクスでの優先度はそこまで高くなさそうですが、構築のヒントになれば幸いです。

 

採用したいシンクロモンスターとシンクロ召喚サポート

 続いて採用したいシンクロモンスターとシンクロ召喚サポート。

 ジェネクスは一部のシンクロモンスターがジェネクス・コントローラーを素材指定しているため、シンクロ・オーバーテイクに対応しているのが大きな強みとなります。

 と言っても、ジェネクス・コントローラーは予想GUYでもリクルートできるので何とも言えませんが。

遊戯王 DAMA-JP067 シンクロ・オーバーテイク (日本語版 スーパーレア) ドーン・オブ・マジェスティ

 採用したいシンクロモンスターは候補が多すぎて正直まとめきれないのですが、その中でも使えそうだと思ったのが、ドローソースとなるTG ハイパー・ライブラリアン。

 シンクロ召喚する度にドローできるので、小粒を並べて連続シンクロできるジェネクスでは有用な選択肢となるでしょう。


 また、超重剣聖ムサ-C、うきうきメルフィーズはジェネクスのサルベージ・セルフバウンスが可能。

 いずれも手札にジェネクスが加わるため、リペア・ジェネクス・コントローラーの効果のトリガーとなります。

遊戯王カード TRC1-JP034 TG ハイパー・ライブラリアン ウルトラレア 遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION]

遊戯王 超重剣聖ムサ-C(ノーマルパラレル) ディメンションボックス リミテッドエディション(DBLE) シングルカードDBLE-JP019-NP

遊戯王 POTE-JP045 うきうきメルフィーズ (日本語版 レア) パワー・オブ・ジ・エレメンツ

 シンクロ召喚サポートに関しては以下の記事にてまとめています。

 汎用性の高いシンクロモンスターも紹介しているので、エクストラデッキの選定に役立ててもらえば。

 

セルフバウンスできるカード

 リペア・ジェネクス・コントローラーの効果トリガーとなるサーチ・サルベージ・セルフバウンスができるカードもジェネクスとは相性が良いでしょう。

 と言っても、候補が多すぎるので今回はセルフバウンスに限って紹介していきます。

 ジェネクスでも使えそうなカードをピックアップすると以下の通り。

  • BF-精鋭のゼピュロス:表側表示のカードをバウンスして蘇生
  • 氷結界の虎王 ドゥローレン:表側表示のカードを任意の数バウンスしてパンプ(非チューナーに水属性指定)
  • 氷魔龍 ブリューナク:手札コスト1枚で1枚のバウンス
  • 獣神ヴァルカン:自分と相手のカードを1枚ずつバウンス(バウンスしたカードをこのターン使えない)

 特に複数枚のバウンスができる氷結界の虎王 ドゥローレンが良さげ。

 複数のジェネクスを戻せばハンドアドバンテージを稼ぐことができ、展開で邪魔になったジェネクスを整理することもできます。

 素材に水属性指定のあるレベル6シンクロですが、ジェネクス・ウンディーネ+ジェネクス・コントローラーで出すことが可能。

遊戯王カード 氷結界の虎王ドゥローレン ストラクチャーデッキ 凍獄の氷結界 (SD40) | シンクロ・効果モンスター 水属性 獣族 ノーマル

遊戯王 DP20-JP031 BF-精鋭のゼピュロス (日本語版 ノーマル) レジェンドデュエリスト編3

 

バニラサポート

 ジェネクスのキーカードであるジェネクス・コントローラーは通常モンスターのため、バニラサポートも採用価値があります。

 ジェネクスでも採用できそうなのはこのあたりでしょうか。

  • ドロー:馬の骨の対価
  • リクルート:予想GUY、レスキューラビット
  • 蘇生:思い出のブランコ
  • サーチ・サルベージ:苦渋の決断、闇の量産工場

 比較的扱いやすいのはリクルート効果を持つ予想GUY。

 召喚権を使わずにリペア・ジェネクス・コントローラーをリンク召喚でき、展開力の向上に貢献してくれます。


 とはいえ、ジェネクスのサーチコンボで大量展開とチューナーの準備が容易になったので、そこまで優先度が高いというワケでもないでしょうか。

 採用するかは構築によるところも大きそうです。

遊戯王 SLT1-JP040 予想GUY (日本語版 ノーマル) – セレクション – SELECTION 10

 

テーマレベルで相性の良いカード

出張要員としての「ジェネクス」

 最後に他テーマとの相性を考えていきます。

 ジェネクスを他のテーマと組み合わせる場合、以下の特徴が考えられます。

  • 属するモンスターの多くが機械族のシンクロ召喚テーマ
  • 主要モンスターの属性がバラけている
  • リペア・ジェネクス・コントローラーの効果を使うとジェネクスチューナーを素材としたシンクロ召喚でしかEXから特殊召喚できなくなる

 特にリペア・ジェネクス・コントローラーの特殊召喚縛りがかなり厄介。

 ジェネクスチューナーを素材としたシンクロ召喚でしかEXから特殊召喚できなくなるため、大半のテーマとは相性が悪くなってしまいます。


 また、4体のサーチャーでデッキを回転させるため枠も使いがち。

 混合型を作るとなるとこのあたりも問題になるでしょう。


 以上のことから、現時点でジェネクスと他のテーマを組み合わせるのは難しいと考えています。

 シャドールなら相手ターンに墓地融合できるからいけそうな気もするんですが、やはりデッキ枠が……

 それか、エクストラデッキに頼らないテーマなら組み合わせられるかも。

 

執筆者

新規カードの相性考察やデッキレシピ構築が大好きな遊戯王エンジョイ勢!

初代遊戯王リアタイ世代でその頃からOCGに触れてきました。
9期の頃からブログを始め、以後『10年以上』更新を続けています!

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