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【遊戯王】明日のための「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」評価・解説/展開ルート・相性の良いカードなど【2025年版】

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「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」解説

 光属性のシンクロ召喚テーマ『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』の解説をしていきます。

 このテーマは青眼の白龍などと同じくカード名称としての「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」を中心としたテーマ。

 エンシェント・フェアリー・ドラゴンは元々フィールド魔法をサーチできる汎用性の高いカードでしたが、12期に強化されたことで独自の強みを手に入れました。

エンシェント・フェアリー・ドラゴン
 ANCIENT PROPHECYで登場した光属性・ドラゴン族のシンクロモンスター。
 バトルフェイズを放棄する代わりに手札から下級モンスターを特殊召喚する起動効果、フィールドゾーンのカードを全て破壊して自分のライフを回復し、その後破壊したカードとはカード名異なるフィールド魔法1枚をサーチできる起動効果を持つ。

遊戯王カードWiki
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三行で教える「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」

  • 光属性の獣・植物・天使・ドラゴン族で統一されたシンクロ召喚テーマ
  • 属するカードは「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」に関する効果を持つ
  • 精霊の世界で守備表示の強要、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンで守備表示のまま攻撃する戦術が得意

 『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』は6期に登場したシンクロモンスターで、12期に多くのサポートが登場してテーマと呼べるようになりました。

 属するモンスターは光属性で統一され、それぞれエンシェント・フェアリー・ドラゴンに関する効果を持ちます。


 テーマ的には精霊の世界で守備表示の強要と、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンで守備表示のまま攻撃する戦術が主軸。

 また、エターナル・サンシャインでモンスター効果も無効にでき、攻防の両面でバランスの良いテーマと言えそうです。

メインデッキの「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」が記されたモンスター

 ということでまずはメインデッキのモンスターを紹介。

 繰り返しになりますが、こちらは光属性で統一されています。


 テーマ的に優秀なのは妖精獣レグルス。

 このカードは関連魔法・罠をサーチする効果と、下級モンスターを手札から特殊召喚する効果を持っています。

 精霊の世界を中継することでモンスターを引き込むこともでき、レベル変更できる妖精胞スポーアを呼び出してレベル5~7シンクロが可能。

 この流れでエンシェント・フェアリー・ドラゴンのシンクロ召喚にアクセスできます。


 さらに妖精胞スポーアはエンシェント・フェアリー・ドラゴンがいると自身を蘇生でき、この2体でエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンをシンクロ召喚することも。

 この時点でフィールドに精霊の世界とエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンが並び、テーマとしての基本盤面が作れます。

カード名種族固有効果①固有効果②固有効果③
妖精胞スポーア植物族1
チューナー
特殊召喚時、自身のレベルを自分フィールドのモンスター数まで上げる自分「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」または光属性の獣・植物・天使族のいずれかが存在する場合、自身を蘇生
(発動後、シンクロモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生)
妖精霊クリボン天使族1自分「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」または光属性の獣・植物・天使族のいずれかが存在する場合、自身を手札から特殊召喚
この効果で特殊召喚した自身をチューナー化
自分「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」またはそのカード名が記されたモンスターが効果破壊される場合、自身を手札バウンスして肩代わり
妖精獣レグルス獣族4召喚・特殊召喚時、「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」のカード名が記された魔法・罠をサーチ手札からレベル4以下の光属性・獣・植物・天使族1体を守備で特殊召喚墓地から自身を除外して、自分墓地のフィールド魔法をデッキボトムに戻す
その後、1ドロー

 

「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」をサポートする魔法・罠

 続いて魔法・罠。

 こちらもテキストに「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」が記されており、妖精獣レグルスでサーチができます。

 
 フィールド魔法の精霊の世界は「関連モンスターのサーチ」・「特殊召喚されたモンスターを強制守備」・「お互いのエンドフェイズ時に攻撃表示モンスター全てを破壊」する3つの効果。

 特に守備表示の強要はテーマの根幹となる動きのため、なるべく早い段階で発動しておきたいところです。


 エターナル・サンシャインは「関連モンスターの数だけ守備力をパンプアップ」・「モンスター効果の無効」の2つの効果。

 モンスター効果の無効は関連モンスターの数まで使うことができ、現代遊戯王でも非常に強力と言えます。

 守備力のパンプアップは強化値が高く、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンは守備力で攻撃できるので実質打点の底上げに。

カード名種別固有効果①固有効果②固有効果③備考
精霊の世界フィールド
魔法
発動時の処理として、「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」のカード名が記されたモンスターをサーチモンスターが攻撃表示で特殊召喚される度、そのモンスターを守備表示に変更自分・相手エンドフェイズ時、ターンプレイヤーの攻撃力表示モンスター全てを破壊同名カードは1ターンに1枚しか発動不可
効果②③は光属性・ドラゴン族・レベル7以上の自分シンクロが存在する場合にしか発動不可
エターナル・サンシャイン永続罠自分モンスター全ての守備力は、自分「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」及びそのカード名が記されたモンスターの数×500パンプ相手表側モンスター1体の攻/守を半減・効果無効
(この効果は1ターン中に自分「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」及びそのカード名が記されたモンスターの数まで使用できる)

 

エクストラデッキの「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」モンスター

 そしてエクストラデッキ!

 EXデッキは現在シンクロモンスターのみが存在し、種族はドラゴン族で統一され、闇属性の妖精竜 エンシェント以外は光属性で統一されています。

シンクロモンスター

光属性・ドラゴン族

 エンシェント・フェアリー・ドラゴンはこのテーマの中心となるレベル7のシンクロモンスター。

「下級モンスターを手札から特殊召喚する効果」・「フィールドゾーンのカードを破壊してLP回復とフィールド魔法のサーチ」の2つの効果を持ちます。

 フィールド魔法を破壊して別のフィールド魔法をサーチする効果は汎用性が高く、フィールド魔法を主軸とするデッキに投入するのもアリ。

 ただし、フィールド魔法を破壊した後にサーチする処理が入るため、「時の任意効果はタイミングを逃す」ので注意しましょう。

 例えば歯車街が「破壊された時」に発動するリクルートはタイミングを逃しますが、ドラゴニックDが「破壊された場合」に発動するサーチ・リクルート効果は問題なく発動します。


 さらに12期にはエンシェント・フェアリー・ドラゴンの強化形態と呼べるエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンが登場。

 こちらは「シンクロ召喚時にサーチor1ドロー」・「関連モンスターが守備表示で攻撃できる」効果を持ちます。

 サーチ効果でエターナル・サンシャインをサーチできるので、実質モンスター効果に対する妨害要員として使用可能。

 自身も守備表示で攻撃でき、攻撃力3300のアタッカーとしても機能します。

 精霊の世界発動中ならお互いの特殊召喚されたモンスターは強制的に守備表示となるため、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンの効果を最大限活かせるでしょう。

カード名属性素材指定固有効果①固有効果②
エンシェント・フェアリー・ドラゴン7チューナー

非チューナー1体以上
手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚
(発動後、バトルフェイズを行えない縛りが発生)
フィールドゾーンのカードを全て破壊して、1000LP回復
その後、破壊したカードとカード名が異なるフィールド魔法をサーチ
エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン8チューナー

非チューナー1体以上
シンクロ召喚時、1ドロー
「精霊の世界」が存在する場合、代わりに光属性の獣・植物・天使族1体または「エターナル・サンシャイン」をサーチ
自分「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」及びそのカード名が記されたモンスターは表側守備表示のまま攻撃できる

遊戯王 RC04-JP031 エンシェント・フェアリー・ドラゴン (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─

関連モンスター

 こちらはエンシェント・フェアリー・ドラゴンの派生モンスターである妖精竜 エンシェント。

 と言っても、テーマとしてのエンシェント・フェアリー・ドラゴンとは特にシナジーがなく、参考程度の紹介です。


 効果云々はさておき、9期頃だと闇属性・ドラゴン族・レベル7のシンクロが貴重だったので、よく琰魔竜 レッド・デーモン・アビスの踏み台にしていたことを覚えています。

カード名属性素材指定固有効果①固有効果②
妖精竜 エンシェント7チューナー

非チューナー1体以上
自分ターンにフィールド魔法が発動した場合、1ドローフィールド魔法が表側で存在する場合、表側攻撃表示モンスター1体を選択して破壊

遊戯王オフィシャルカード 妖精竜 エンシェント SE PP15-JP006 シンクロモンスター シークレットレア

 

「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」の立ち回り・展開ルート

基本の立ち回り

  • 妖精獣レグルスからエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン、精霊の世界、エターナル・サンシャインを並べる
  • 精霊の世界でお互いのモンスターを強制的に守備表示にして、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンで攻撃
  • 相手のモンスター効果はエターナル・サンシャインで妨害

 エンシェント・フェアリー・ドラゴンの立ち回りは超ざっくり上記を想定していきます。

 テーマの動きに必要なのは、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン、精霊の世界、エターナル・サンシャインの3枚。

 これらは妖精獣レグルスから用意でき、盤面を整えるのは比較的簡単です。

 詳しい展開方法は以下で紹介しているので参考にしてみてください。


 上記3枚でできることは大きく次のこと。

  • 精霊の世界でお互いの特殊召喚したモンスターを強制守備表示
  • エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンで守備表示のまま攻撃
  • エターナル・サンシャインでモンスター効果の無効と関連モンスターの守備力強化

 精霊の世界でお互いの特殊召喚されたモンスターが守備表示になりますが、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンがいれば守備表示のまま攻撃できます。

 さらにエターナル・サンシャインでモンスター効果を無効にでき、妨害札も完備。

 攻撃・防御・妨害とテーマ内でできることが多く、バランスの良いテーマと言えそうです。


 また、足りない部分は汎用シンクロでカバーすることも。

 比較的レベル5~7がしやすいので、相手が展開しきったところにブラック・ローズ・ドラゴンの全体除去を叩き込んで盤面を崩す、といったプレイングはできるでしょう。

 

妖精獣レグルス1枚からエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン、精霊の世界、エターナル・サンシャインを並べる展開ルート

  • 採用カード:妖精獣レグルス、妖精胞スポーア/精霊の世界、エターナル・サンシャイン/エンシェント・フェアリー・ドラゴン、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン
  • 条件:手札に妖精獣レグルス1枚、合計1枚
  • 結果:フィールドにエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン1体/精霊の世界が発動中、セット状態のエターナル・サンシャイン1枚
  • 展開後の縛り:展開後、シンクロモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない
  1. 妖精獣レグルスを召喚・特殊召喚し、精霊の世界をサーチ。
  2. 精霊の世界を発動して、妖精胞スポーアをサーチ。
  3. レグルスの効果で手札からスポーアを守備で特殊召喚。
  4. スポーアの特殊召喚時、自身のレベルを3に変更。
  5. レグルス+スポーアの2体を素材として、エンシェント・フェアリー・ドラゴンをシンクロ召喚。
  6. (自分エンシェント・フェアリー・ドラゴンが存在するため)墓地のスポーアを自身の効果で蘇生(発動後、シンクロモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生)。
  7. エンシェント・フェアリー・ドラゴン+スポーアの2体を素材として、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンをシンクロ召喚。
  8. (精霊の世界が存在するため)エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンのシンクロ召喚時にエターナル・サンシャインをサーチ。

 こちらはwikiを参考にした妖精獣レグルスを初動とした展開パターン。

 結果、フィールドにエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン1体と、発動中の精霊の世界、セット状態のエターナル・サンシャイン1枚となります。


 エターナル・サンシャインを引き込めるため、この時点でモンスター効果に対する1妨害を確保。

 さらに精霊の世界により、特殊召喚されたモンスターに守備表示を強要できます。

 こちらが特殊召喚したモンスターも守備になってしまいますが、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンで守備のまま攻撃でき、自分側のデメリットはほぼナシ。

 エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンは守備力3300+エターナル・サンシャインで強化された数値で殴れるので、打点要員としても悪くありません。


 手順5の時点でレベル7シンクロができるので、状況によっては汎用シンクロを出すのもアリでしょう。

 例えば後攻でブラック・ローズ・ドラゴンを出し、展開しきった相手盤面を全体除去で処理するといったプレイングはできるでしょう。

 また、手順9ではレベル8~10シンクロも可能。

 妖精胞スポーアのレベル変更効果はターン中の回数制限がなく、自身の効果で蘇生後にレベル1~3に変更すればフルール・ド・バロネスなどもシンクロ召喚できます(たぶん)。


 ちなみに、参考にしたwikiの展開では多元宇宙が絡んでいましたが、展開としてはそこまで重要ではないと思ったので端折りました。

 多元宇宙を絡めると追加で1ドローと1000LP回復もでき、アドバンテージ面ではそちらの方が優秀。

 気になる方はググってみてください。

妖精獣レグルス1枚から任意のフィールド魔法をサーチする展開ルート

  • 採用カード:妖精獣レグルス、妖精胞スポーア/精霊の世界、任意のフィールド魔法/エンシェント・フェアリー・ドラゴン
  • 条件:手札に妖精獣レグルス1枚、合計1枚
  • 結果:フィールドにエンシェント・フェアリー・ドラゴン1体/手札に任意のフィールド魔法1枚、1ドロー/1000LP回復
  • 展開後の縛り:なし
  1. 妖精獣レグルスを召喚・特殊召喚し、精霊の世界をサーチ。
  2. 精霊の世界を発動して、妖精胞スポーアをサーチ。
  3. レグルスの効果で手札からスポーアを守備で特殊召喚。
  4. スポーアの特殊召喚時、自身のレベルを3に変更。
  5. レグルス+スポーアの2体を素材として、エンシェント・フェアリー・ドラゴンをシンクロ召喚。
  6. エンシェント・フェアリー・ドラゴンでフィールド魔法を破壊して1000LP回復。その後、任意のフィールド魔法をサーチ。
  7. 墓地のレグルスを除外して、精霊の世界をデッキボトムに戻して1ドロー。

 こちらは妖精獣レグルス1枚から任意のフィールド魔法をサーチする方法。

 結果、フィールドにエンシェント・フェアリー・ドラゴン1体、手札に任意のフィールド魔法1枚、1ドロー、1000LP回復という盤面が作れます。


 エンシェント・フェアリー・ドラゴンでサーチするためにはフィールド魔法が必要ですが、妖精獣レグルスを初動にすることで精霊の世界を用意しつつ展開が可能。

 妖精胞スポーアは蘇生効果を使わなければEXデッキからの特殊召喚に縛りは発生しないため、シンクロ召喚テーマ以外でも採用できるギミックと言えるでしょう。

 
 展開に光属性しか使用せず、特殊召喚に制限もかからないため、光属性の汎用ギミックとして考えても良さげ。

 と言っても、召喚権を使うなら惑星探査車(地属性)でも良く、妖精獣レグルスを特殊召喚できたり、属性統一する意義があるテーマで採用したいところです。

遊戯王 RC04-JP031 エンシェント・フェアリー・ドラゴン (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─

 

「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」と相性の良いカード

光属性サポート

  • 特殊召喚:フォトン・リード
  • サーチ妨害:聖王の粉砕

 エンシェント・フェアリー・ドラゴンに関するモンスターは光属性で統一されており、属性サポートを採用することができます。

 と言っても現在のカードプールで使えそうなのはフォトン・リードと聖王の粉砕くらい。

 初動となる妖精獣レグルスをサーチ・リクルートできるカードがあれば理想ですが、ピンとくるものが見つかりませんでした。


 一応、テーマ内では属性以外のステータスがほとんど被っていないので、スモール・ワールドはサーチ手段としてアリと考えています。

 ただ、妖精胞スポーアと妖精霊クリボンは同じレベル1のため、テーマ外の光属性を採用しないと妖精獣レグルスに続きません。

遊戯王OCG フォトン・リード DP13-JP024-N デュエリストパック カイト編 収録

遊戯王 RC04-JP068 スモール・ワールド (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─

 光属性の汎用サポートは以下の記事にてまとめています。

 獣族サポートなどで妖精獣レグルスをサーチできれば良いのですがそれも若干微妙に感じており……。

 現代遊戯王では珍しく、初動の安定性にやや不安を感じますね。

 

シンクロ召喚サポートと採用したいEXデッキ

シンクロ召喚サポート

  • 手札シンクロ:レボリューション・シンクロン
  • バスター・モードセット:サイキック・リフレクター、バスター・ビースト、バスター・モード、緊急テレポート(ワン・フォー・ワン)
  • デストルドーセット:亡龍の戦慄-デストルドー、覇王眷竜ダークヴルム、竜の渓谷

 続いてシンクロ召喚サポートとレベル7以上の光属性・ドラゴン族シンクロ。

 エンシェント・フェアリー・ドラゴンはレベル7・8のシンクロモンスターを主軸とするので、この辺を出しやすくなると安定感が増すと考えられます。


 中でも注目はデストルドーを中心とした出張セット。

 具体的には竜の渓谷、亡龍の戦慄-デストルドー、覇王眷竜ダークヴルムの3枚です。


 このセットは手札2枚から召喚権を使わずにレベル7シンクロが可能。

 ざっくりした展開方法は以下の通りです。

  1. 竜の渓谷で手札のデストルドーorダークヴルムを墓地に送り、デッキからもう片方を墓地に送る。
  2. ダークヴルムの効果で自身を蘇生。
  3. 墓地のデストルドーでダークヴルム(レベル4)を対象にして、自身をレベル3にして蘇生。
  4. デストルドー+ダークヴルムでレベル7シンクロ。

 このパターンは展開途中で竜の渓谷を発動できるのがメリット。

 エンシェント・フェアリー・ドラゴンをシンクロ召喚すれば、竜の渓谷を破壊して精霊の世界をサーチできます。

 その後、精霊の世界で妖精霊クリボンを引き込んで特殊召喚すれば、エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンのシンクロ召喚が可能。

 これでエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン、精霊の世界、エターナル・サンシャインの3枚をフィールドに用意できます。

 
 このパターンは妖精獣レグルス初動と違い、召喚権を温存できるのも大きな強み。

 ただし、デストルドーの蘇生にはLP半分という大きなコストが必要な点には注意しましょう。

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遊戯王 第11期 HC01-JP039 覇王眷竜ダークヴルム【シークレットレア】

レベル7以上の光属性・ドラゴン族シンクロ

  • レベル7:月華竜 ブラック・ローズ、シューティング・ライザー・ドラゴン、ライトロード・アーク ミカエル
  • レベル8:閃珖竜 スターダスト

 レベル7以上の光属性・ドラゴン族シンクロは精霊の世界の発動に必要なモンスター。

 基本的にはエンシェント・フェアリー・ドラゴンやエンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴンで満たせますが、このあたりのモンスターも採用価値があるでしょう。

 シンプルなバウンス効果が強力な月華竜 ブラック・ローズ、精霊の世界を守れる閃珖竜 スターダストあたりは優先度も高めに感じます。

遊戯王カード 月華竜 ブラック・ローズ ウルトラレア 遊戯王5D's 第7巻付録 YF07-JP001

遊戯王カード 【閃珖竜 スターダスト】【ウルトラ】YF05-JP001-UR

 シンクロ召喚そのもののサポート、汎用シンクロモンスターは以下の記事に紹介しています。

 このテーマはシンクロ召喚がしやすいので、足りない要素は汎用シンクロで補うとベターでしょう。

 

表示形式に関する効果を持つカード

  • 相手モンスター1体の表示形式を変更する:エネミーコントローラー
  • 相手モンスター全ての表示形式を変更する:カード・フリッパー、イタクァの暴風
  • 相手モンスターが守備表示になった時、相手守備表示モンスター全てを破壊:断頭台の惨劇

 そしてテーマギミックである表示形式に関するカード。

 精霊の世界でお互いの特殊召喚されたモンスターを守備表示にできるので、このギミックと相性が良いカードも紹介していきます。


 特に相手モンスターを攻撃表示にするカードとは意外と相性が良さげ。

 なぜなら精霊の世界はエンドフェイズ時にお互いの攻撃表示モンスターを全て破壊できるからです。

 メインフェイズ2などで相手モンスターを攻撃表示にすれば、精霊の世界の全体除去に巻き込むことができ、非常にいやらしい動きができるでしょう。


 エネミー・コントローラーはお互いのターンに使えますが1体のみ。

 カード・フリッパー、イタクァの暴風は相手モンスター全ての表示形式を変更しますが、魔法カードと罠カードなので使うタイミングを選びます。


 さらに断頭台の惨劇は、相手モンスターが守備表示になった時に相手守備表示モンスター全てを破壊でき、相手が攻撃表示で特殊召喚してくれれば精霊の世界をトリガーに発動可能。

 落とし穴のような運用ができてちょっと面白いですね。

遊戯王 308-037-SR 《エネミーコントローラー》 Super

遊戯王シングルカード カード・フリッパー ノーマル dp08-jp020

遊戯王 イタクァの暴風 / 決闘者の栄光─記憶の断片─ side:武藤遊戯(15AY) / シングルカード 15AX-JPM55-N

 

テーマレベルで相性の良いカード

出張要員としての「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」

 最後にテーマレベルで相性の良いカードを考察。

 エンシェント・フェアリー・ドラゴンと他テーマの混合型を組む場合、エンシェント・フェアリー・ドラゴンには以下の特徴が挙げられます。

  • 光属性の獣・植物・天使・ドラゴン族のシンクロ召喚テーマ
  • 特殊召喚を縛るのは妖精胞スポーアのみで、自身の蘇生効果発動後「シンクロモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない」縛りが発生
  • 精霊の世界でお互いの特殊召喚されたモンスターを守備表示にできる
  • エンシェント・フェアリー・ドラゴンでフィールド魔法を破壊・サーチできる

 特殊召喚に関する制限は妖精胞スポーアのみで、自身の効果で蘇生後にシンクロモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生します。

 とはいえ、妖精胞スポーアの蘇生効果を使わずにエンシェント・フェアリー・ドラゴンのシンクロ召喚まではでき、フィールド魔法を破壊・サーチまでは繋ぐことが可能。

 フィールド魔法を破壊・サーチするギミックとして出張させるのはアリと考えられます。

 また、精霊の世界とレベル7以上の光属性・ドラゴン族シンクロが存在すれば、お互いに特殊召喚されたモンスターを守備表示にできるため、守備表示のまま攻撃できるテーマとは相性が良いと言えるでしょう。

 

超重武者

 ということでまずは守備表示のまま攻撃できる超重武者を紹介。

 超重武者の多くは守備表示のまま攻撃できる共通効果を持ち、精霊の世界で守備表示になってもほほ影響を受けない点で相性が良いと言えます。

 
 さらに超重神童ワカ-U4と超重僧兵ビッグベン-K、レベル1・2・4の超重武者装留の組み合わせで、召喚権を温存したままレベル5・6・8のシンクロ召喚が可能。

 召喚権を使っても良いならレベル3の超重武者装留を召喚しても良く、これでレベル7シンクロも出せます。


 超重武者は墓地に魔法・罠があると効果が使えないモンスターが多いものの、エンシェント・フェアリー・ドラゴン側は魔法・罠が少ないです。

 また、墓地のフィールド魔法は妖精獣レグルスでデッキに戻すことができ、この点でも相性が良いと言えるでしょう。

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灰滅

 続いてフィールド魔法の破壊をトリガーに展開する灰滅。

 このテーマは灰滅の都 オブシディムが破壊されると灰滅モンスターをリクルートでき、このカードをエンシェント・フェアリー・ドラゴンで破壊・サーチできる点で相性が良さそうです。

 
 一方で灰滅は守備表示のまま攻撃できる効果を持たず、エンシェント・フェアリー・ドラゴン側のギミックとはシナジーが薄いのはネック。

 しかし展開力は高く、灰滅モンスターを素材にシンクロ召喚できれば組み合わせる意義は見出せると考えました。

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 テーマとしての灰滅は以下の記事で詳しく紹介。

 混合型の参考にどうぞ!

 

執筆者

新規カードの相性考察やデッキレシピ構築が大好きな遊戯王エンジョイ勢!

初代遊戯王リアタイ世代でその頃からOCGに触れてきました。
9期の頃からブログを始め、以後『10年以上』更新を続けています!

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