「剣闘獣/グラディアルビースト」解説
属性・種族がほぼ統一されていない融合・リンク召喚テーマ『剣闘獣/グラディアルビースト』の解説をしていきます。
剣闘獣は「戦闘後にフィールドとデッキのモンスターを入れ替える効果」・「剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚した時に発動する効果」という2つのギミックが主軸。
戦闘する毎にアドバンテージを取れるのが面白いですね。
剣闘獣/グラディアルビースト
遊戯王カードWiki
GLADIATOR’S ASSAULTでカテゴリ化した「剣闘獣」と名のついたカード群。
また、関連・派生カテゴリ及びシリーズカードにグラディアル・闘器・スレイブが存在し、OCGの中でも比較的大規模なカテゴリである。
三行で教える「剣闘獣/グラディアルビースト」
- 属性・種族の統一されていない融合・リンク召喚テーマ(獣・獣戦士・鳥獣族が多め)
- 戦闘後に自身とデッキの剣闘獣を入れ替える効果・剣闘獣の効果で特殊召喚された場合に発動する効果を持つものが多い
- 融合モンスターはフィールドのモンスターをデッキに戻すことで特殊召喚ができる(融合召喚ではない)
メインデッキの「剣闘獣/グラディアルビースト」モンスター
『剣闘獣/グラディアルビースト』は5期に登場した融合・リンク召喚テーマ。
属するモンスターの多くは「戦闘後に自身とデッキの剣闘獣を入れ替える効果」と、「剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚された場合に発動する効果」を持っているのが特徴です。
この2つの効果により、戦闘後にデッキのモンスターと入れ替え→入れ替えた剣闘獣の効果を発動~というサイクルができる訳ですね。
また、融合モンスターはフィールドの融合素材をデッキに戻すことで特殊召喚できる所謂コンタクト融合と類似の召喚条件を持つのも特徴です。
剣闘獣モンスター
リクルート効果を持つ剣闘獣
ということでまずは剣闘獣の基本ギミックであるリクルート効果を持つモンスターを紹介。
テーマ内のモンスター多くは以下の共通効果を持っています。
(X):このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードを持ち主のデッキに戻して発動できる。
デッキから「(同名カード)」以外の「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果により、戦闘した剣闘獣とデッキの剣闘獣を入れ替え可能。
入れ替えた剣闘獣は「剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚」したことになり、効果のトリガーになる、というのがテーマとしての動きになります。
実質「全てのモンスターがメインデッキのモンスター効果全てを使える」と考えると非常に強力。
一方で戦闘を介さなければならず、低ステータスのモンスターが棒立ちしていることが少ない現代遊戯王ではこのギミック自体が逆風という感じはあります。
一応このへんの問題は、スレイブモンスターや、固有効果で剣闘獣モンスターを特殊召喚できるカードが増えたことで多少改善しつつあります。
レベル4以下で優秀なのは、剣闘獣ギステル、剣闘獣サムニテ、剣闘獣エクイテ、剣闘獣ダリウス、剣闘獣ベストロウリィあたり。
特にギステルは自身と共に手札の剣闘獣を特殊召喚でき、即座に「剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚」の条件を満たすことができます。
さらにギステル自身の効果で魔法・罠をサーチできるので、剣闘獣の初動としても重要なカードと言えるでしょう。
あとギステル及びサニムテはレベル3の獣族のため、レスキューキャットに対応しているのは明確な強み。
剣闘獣サムニテ、剣闘獣エクイテ、剣闘獣ダリウス、剣闘獣ベストロウリィあたりはアドバンテージが取りやすく、比較的使いやすいモンスターたち。
下級モンスターが戦闘に参加しにくい現代遊戯王で使えるかはさておき、初期の剣闘獣ではこれらを使い回すのが理想的な動きでした。
中でもエクイテは主力の1枚である剣闘獣の戦車をサルベージでき、毎ターンモンスター効果を無効にできる点が魅力。
レベル5以上では、剣闘獣ノクシウス、剣闘獣ウェスパシアス、剣闘獣アウグストルあたりが優秀。
中でもウェスパシアスは剣闘獣の戦闘時に手札から特殊召喚でき、剣闘獣をパンプアップすることができます。
これで戦闘を有利に進められるため、テーマギミックのサポートとしても役立つでしょう。
レベル3
カード名 | 属性 | 種族 | 剣闘獣の効果によって 特殊召喚された時に発動する効果 | その他固有効果 |
---|---|---|---|---|
剣闘獣ギステル | 地 | 獣族 | 「グラディアル」魔法・罠をサーチ | ①:手札の自身と「剣闘獣」モンスター1体を公開して、その2体を特殊召喚 |
剣闘獣サジタリィ | 風 | 鳥獣族 | 手札から「剣闘獣」カード1枚を捨て、2ドロー | ― |
剣闘獣サムニテ | 地 | 獣族 | 自身に、相手モンスターを戦闘破壊した時、「剣闘獣」カードをサーチする効果を付与 | ― |
剣闘獣ムルミロ | 水 | 魚族 | 表側カード1枚を破壊 | ― |
剣闘獣レティアリィ | 水 | 水族 | 相手墓地のカード1枚を除外 | ― |
レベル4
カード名 | 属性 | 種族 | 剣闘獣の効果によって 特殊召喚された時に発動する効果 |
---|---|---|---|
剣闘獣アトリクス | 地 | 獣戦士族 | デッキ・EXデッキから同名以外の「剣闘獣」モンスター1体を墓地に送り、墓地に送ったモンスターの名称・レベルをコピー |
剣闘獣エクイテ | 風 | 鳥獣族 | 「剣闘獣」カードをサルベージ |
剣闘獣ダリウス | 地 | 獣戦士族 | 「剣闘獣」モンスターを効果無効で蘇生 (自身がフィールドから離れた時、蘇生したモンスターをデッキに戻す) |
剣闘獣ディカエリィ | 地 | 獣族 | 自身に2回攻撃を付与 |
剣闘獣ベストロウリィ | 風 | 鳥獣族 | 魔法・罠1枚を破壊 |
剣闘獣ホプロムス | 地 | 岩石族 | 自身の元々の守備力を2400にする |
剣闘獣ラクエル | 炎 | 獣戦士族 | 自身の元々の攻撃力を2100にする |
剣闘獣ラニスタ | 風 | 鳥獣族 | 自分墓地の「剣闘獣」モンスター1体を除外して、その名称をコピー |
遊戯王 剣闘獣 アトリクス (ノーマル) カオス・インパクト (CHIM) | グラディアルビースト 効果モンスター 地属性 獣戦士族 ノーマル |
レベル5
カード名 | 属性 | 種族 | 剣闘獣の効果によって 特殊召喚された時に発動する効果 | その他固有効果 |
---|---|---|---|---|
剣闘獣スパルティクス | 地 | 恐竜族 | 「闘器」装備魔法をサーチ | 「剣闘獣ホプロムス」以外の効果で特殊召喚不可 |
剣闘獣ノクシウス | 闇 | 獣戦士族 | デッキから「剣闘獣」モンスター1体を墓地に送る | ①:相手モンスターの直接攻撃宣言時、手札から自身を特殊召喚し、攻撃対象を自身に移す その戦闘で自身は破壊されない |
レベル6
カード名 | 属性 | 種族 | 剣闘獣の効果によって 特殊召喚された時に発動する効果 | その他固有効果 |
---|---|---|---|---|
剣闘獣アレクサンデル | 光 | 獣族 | 自身に魔法カードからの耐性を付与 (特殊召喚できれば剣闘獣から以外でも適用可能) | 「剣闘獣ディカエリィ」以外の効果で特殊召喚不可 |
レベル7
カード名 | 属性 | 種族 | 剣闘獣の効果によって 特殊召喚された時に発動する効果 | その他固有効果 |
---|---|---|---|---|
剣闘獣ウェスパシアス | 水 | 海竜族 | 自分モンスター全ての攻撃力を500パンプ | 自分「剣闘獣」モンスターがモンスターと戦闘する場合、自身を手札から特殊召喚 |
レベル8
カード名 | 属性 | 種族 | 剣闘獣の効果によって 特殊召喚された時に発動する効果 |
---|---|---|---|
剣闘獣アウグストル | 闇 | 鳥獣族 | 手札から「剣闘獣」モンスターを守備で特殊召喚 (エンドフェイズにデッキに戻る) |
リクルート効果を持たない剣闘獣
一方こちらは共通のリクルート効果を持たない剣闘獣。
呼び出した時点でテーマギミックのサイクルが途切れてしまうため、融合・リンク素材にしてしまうのがベターでしょうか。
個別に見ていくと、レスキューラビット対応の剣闘獣アンダル(通常モンスター)が比較的使いやすいです。
サーチ効果を持つ剣闘獣ティゲルも悪くはないのですが、融合素材にできないのがかなりネック。
この効果があると剣闘獣融合の共通効果でも素材にできないため注意が必要です。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 剣闘獣の効果によって 特殊召喚された時に発動する効果 | その他固有効果 |
---|---|---|---|---|---|
剣闘獣トラケス | 水 | 魚族 | 3 | 自身に、戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、自身をデッキに戻して1ドローする効果を付与 | ― |
剣闘獣セクトル | 風 | 爬虫類族 | 4 | 自身に、戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、同名以外の「剣闘獣」モンスター2体をリクルートする効果を付与 | ― |
剣闘獣ティゲル | 地 | 獣族 | 4 | 「剣闘獣」カード1枚を捨て、「剣闘獣」モンスターをサーチ | 融合素材に使用不可 |
剣闘獣オクタビウス | 光 | 鳥獣族 | 7 | 魔法・罠ゾーンのセットカード1枚を破壊 | 自身が戦闘した自分バトルフェイズ終了時、手札1枚を捨てるか自身をデッキに戻す |
剣闘獣アンダル | 地 | 獣戦士族 | 4 | 通常モンスター |
剣闘獣をサポートするモンスター
こちらは剣闘獣ではありませんが、剣闘獣をサポートする効果を持ったモンスター。
いずれも地属性・獣族で統一され、剣闘獣をリクルートする効果を持っています。
特にスレイブタイガーとスレイブベアーは自身を特殊召喚する効果・剣闘獣を剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚した扱いでリクルートでき、テーマ内でも有用な効果と言えるでしょう。
さらにスレイブタイガーはレスキューキャットのリクルートにも対応。
獣族軸の場合は覚えておきたいポイントです。
カード名 | 星 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|
スレイブ・エイプ | 2 | 戦闘破壊された時、レベル4以下の「剣闘獣」モンスターをリクルート | ― |
スレイブタイガー | 3 | 自分「剣闘獣」モンスターが存在する場合、自身を手札から特殊召喚 | 自身をリリースして、自分「剣闘獣」モンスター1体をデッキに戻し、「剣闘獣」モンスター1体を「剣闘獣」モンスターの効果で特殊召喚した扱いでリクルート |
スレイブベアー | 4 | デッキ・EXデッキから特殊召喚された「剣闘獣」モンスターが存在する場合、自身を手札から特殊召喚 | 自身をリリースして、手札・フィールドから「剣闘獣」モンスター1体をデッキ・EXデッキに戻し、「剣闘獣」モンスターを2体まで「剣闘獣」モンスターの効果で特殊召喚した扱いでリクルート |
「剣闘獣/グラディアルビースト」をサポートする魔法・罠
続きまして魔法・罠の紹介。
剣闘獣の魔法・罠にはざっくり「剣闘獣」・「グラディアル」・「その他」の3種類があります。
このうち、剣闘獣魔法・罠はグラディアル魔法・罠に含まれ、グラディアル魔法・罠を指定するカードにも対応。
逆に、剣闘獣魔法・罠を指定するカードではグラディアル魔法・罠をサポートできないので、若干ややこしくなっております。
剣闘獣魔法・罠
剣闘獣魔法・罠でも優秀なのは、再起する剣闘獣、団結する剣闘獣、剣闘獣の闘技場-フラヴィス、剣闘獣の戦車あたり。
特にモンスターの効果を無効にできる剣闘獣の戦車が非常に強力で、これを剣闘獣エクイテで使い回すのが初期の剣闘獣の勝ち筋だったと記憶しています。
現在のカードプールではギステルからサーチでき、手札に引き込むのが容易なのも魅力。
また、再起する剣闘獣は手札・墓地から特殊召喚、団結する剣闘獣は融合召喚、剣闘獣の闘技場-フラヴィスはサーチとリクルート効果を持ちます。
フラヴィスはサーチ効果で初動の安定性に貢献してくれるので、できる限り採用したいですね。
フラヴィスは剣闘訓練所と違い、レベル指定がないのも強み。
魔法カード
通常魔法
カード名 | 固有効果① |
---|---|
休息する剣闘獣 | 手札の「剣闘獣」カード2枚をデッキに戻す その後、3枚ドロー |
再起する剣闘獣 | 自分フィールドに同じ種族が存在しない「剣闘獣」モンスター1体を手札・墓地から特殊召喚 この効果で特殊召喚したモンスターに戦闘破壊耐性を付与 |
速攻魔法
カード名 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|
剣闘獣の底力 | 自分「剣闘獣」モンスター1体の攻撃力を500パンプ | 自分メインフェイズ時、自身が墓地に存在する場合、墓地の「剣闘獣」カード2枚をデッキに戻し、自身をサルベージ | ― |
団結する剣闘獣 | 自分・相手バトルフェイズ時、手札・フィールド・墓地から「剣闘獣」融合モンスター1体に素材指定されたモンスターをデッキに戻し、そのモンスターをEXデッキから召喚条件を無視して特殊召喚 | ― | 発動ターン中、自分は「剣闘獣」モンスターでしか攻撃不可 |
フィールド魔法
カード名 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|
剣闘獣の檻-コロッセウム | モンスターがデッキから特殊召喚される度、このカードにカウンターを1つ置く 全ての「剣闘獣」モンスターの攻/守はカウンターの数×100パンプ | 自身がカード効果によって破壊される時、手札の同名カードを捨てることで肩代わりできる | ― |
剣闘獣の闘技場-フラヴィス | 手札1枚を捨て、「剣闘獣」モンスターをサーチ | 相手モンスターの攻撃宣言時、「剣闘獣」モンスター1体をリクルート この効果で特殊召喚したモンスターに戦闘破壊耐性を付与 | エンドフェイズ時、このターンにデッキから「剣闘獣」モンスターが特殊召喚されている場合、デッキから「グラディアル」罠1枚をセット |
罠カード
カード名 | 種別 | 固有効果① |
---|---|---|
トロイの剣闘獣 | 通常罠 | 手札から「剣闘獣」モンスター1体を相手フィールドに特殊召喚 その後、1ドロー |
猛進する剣闘獣 | 通常罠 | 自分「剣闘獣」モンスターの種類の数までフィールドのカードを破壊 |
剣闘獣の戦車 | カウンター 罠 | 自分「剣闘獣」モンスターが存在し、モンスター効果が発動した場合、その発動を無効にして破壊 |
闘器装備魔法
こちらは剣闘獣専用の装備魔法である闘器。
剣闘獣の名を持つためテーマサポートを受けられるほか、剣闘獣スパルティクスでサーチが可能。
とはいうものの、スパルティクスの特殊召喚条件が厳しい上、闘器自体もそこまで強力ではないため、現代遊戯王での優先度はかなり低くなっております。
戦闘破壊耐性を付与できる剣闘獣の闘器マニカをギリギリ採用するか、くらい?
ちなみに闘器は以下の共通効果を持ち、テーマギミックでモンスターが入れ替わっても使い回すことができます。
装備モンスターが自分フィールド上からデッキに戻る事によって
このカードが墓地へ送られた時、このカードを手札に戻す。
カード名 | 固有効果① |
---|---|
剣闘獣の闘器グラディウス | 装備モンスターの攻撃力を300パンプ |
剣闘獣の闘器デーモンズシールド | 装備モンスターが破壊される場合、代わりに自身を破壊する |
剣闘獣の闘器ハルバード | 装備モンスターの攻撃後、魔法・罠1枚を破壊 |
剣闘獣の闘器マニカ | 装備モンスターに戦闘破壊耐性を付与 |
グラディアル魔法・罠
一方こちらはグラディアル魔法・罠。
グラディアル魔法・罠もギステルでサーチでき、引き込みやすさは剣闘獣魔法・罠とそこまで変わらないはず。
反面、スレイブパンサーでサーチしたり、エクイテでサルベージしたりできない点では劣ります。
特に優秀なのは下級モンスターをサーチできる剣闘訓練所。
初動となるモンスターを引き込むことができ、剣闘獣の闘技場-フラヴィスと共にデッキの潤滑油となります。
魔法カード
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|
グラディアル・リターン | 通常魔法 | 墓地の「剣闘獣」カード3枚をデッキに戻す その後、1ドロー | ― |
剣闘訓練所 | 通常魔法 | レベル4以下の「剣闘獣」モンスターをサーチ | ― |
剣闘調教 | 速攻魔法 | 「剣闘獣」モンスターが存在する場合、以下から1つ選択して発動 ●相手の表側モンスター1体の表示形式を変更する ●相手「剣闘獣」モンスター1体のコントロールを奪取 | ― |
剣闘排斥波 | 永続魔法 | バトルフェイズ中、自分「剣闘獣」モンスターに相手からの対象耐性を付与 | デッキから「剣闘獣」モンスターが特殊召喚された場合、自分フィールドに同じ種族が存在しない「剣闘獣」モンスター1体を守備でリクルート |
罠カード
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
グラディアル・チェンジ | 通常罠 | 自分フィールドに「剣闘獣」モンスターが特殊召喚時された場合、相手は手札1枚を選択して捨てる | ― | ― |
剣闘海戦 | 永続罠 | 自身が存在し、自分「剣闘獣」モンスターが存在する限り、攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない | 手札・墓地から「剣闘獣」モンスター1体をデッキに戻し、自分「剣闘獣」モンスター1体の攻撃力を元々の守備力分パンプ | 魔法・罠ゾーンの自身が効果破壊された場合、このターン自分「剣闘獣」モンスター全てに破壊耐性を付与 |
その他剣闘獣に関する効果を持つ魔法・罠
最後に剣闘獣に関する効果を持つ魔法・罠。
現時点でサーチ手段がなく、引き込む方法がほぼありません。
効果も現代遊戯王では薄味のため、採用するかは……悩ましい。
カード名 | 種別 | 固有効果① |
---|---|---|
ディザーム | カウンター 罠 | 手札から「剣闘獣」モンスター1体をデッキに戻し、魔法カードの発動を無効にして破壊 |
ディフェンシブ・タクティクス | 通常罠 | 自分「剣闘獣」モンスターが存在する場合、このターン自分モンスターは戦闘破壊されず、自分への戦闘ダメージを0にする 発動後、このカードをデッキボトムに戻す |
パリィ | カウンター 罠 | 手札から「剣闘獣」カード1枚をデッキに戻し、罠カードの発動を無効にして破壊 |
ハンディキャップマッチ! | 通常罠 | 自分「剣闘獣」モンスターの特殊召喚時、手札・デッキからレベル4以下の「剣闘獣」モンスターを特殊召喚 |
エクストラデッキの「剣闘獣/グラディアルビースト」モンスター
そしてエクストラデッキ!
EXデッキには現在、融合モンスターとリンクモンスターが存在しています。
融合モンスター
剣闘獣に属する融合モンスターの多くは一般的なカードと違い、以下の共通効果によって特殊召喚することができます。
(固有の融合素材)
自分フィールドの上記カードをデッキに戻した場合のみ、
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
素材となるモンスターをデッキに戻す所謂コンタクト融合に近い特殊召喚ですね。
ちなみにこの効果は融合召喚として扱われないので注意。
融合魔法を必要としないので消費が少ないのが利点ですが、一方でフィールドに素材を揃えなければならず、展開力が求められます。
さらに、融合モンスターの多くはメインデッキの剣闘獣と類似のリクルート効果持ち。
リクルート対象は2体前後となり融合素材分の消費は±ゼロ。
そのうえ、リクルートした剣闘獣の効果でアドバンテージを得ることができます。
リクルート効果を持つ融合モンスター
リクルート効果を持つ融合モンスターの中でも特に優秀なのは、除去効果を持つ剣闘獣ガイザレスと、モンスター効果を無効にできる剣闘獣ドミティアノスあたり。
ガイザレスは2枚のカードが除去でき、アドバンテージに直結しやすいのが魅力。
融合素材となる剣闘獣ベストロウリィが下級モンスターかつ、特殊召喚時に魔法・罠を除去できるので、剣闘獣デッキでは採用しやすいでしょう。
ドミティアノスはモンスター効果の無効化がシンプルに強力。
剣闘獣では剣闘獣の戦車と役割が被ってしまいますが、モンスター効果を無効にできるカードは何枚あっても良いですからね。
融合素材となる剣闘獣ウェスパシアスがレベル7というのはネックですが、ウェスパシアスは自身を特殊召喚でき、そこまで問題にはならないでしょう。
遊戯王カード 20AP-JP050 剣闘獣ガイザレス(パラレル)遊☆戯☆王ARC-V [20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE] |
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② | リクルート対象 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
剣闘獣ガイザレス | 闇 | 鳥獣族 | 6 | 剣闘獣ベストロウリィ + 剣闘獣モンスター | 特殊召喚時、フィールドのカード2枚まで破壊 | ― | 「剣闘獣ベストロウリィ」以外の「剣闘獣」モンスター2体 |
剣闘獣ゲオルディアス | 闇 | 恐竜族 | 7 | 剣闘獣スパルティクス + 剣闘獣モンスター | 戦闘破壊したモンスターの守備力分バーン | ― | 「剣闘獣スパルティクス」以外の「剣闘獣」モンスター2体 |
剣闘獣アンダバタエ | 闇 | 獣戦士族 | 8 | 剣闘獣アウグストル + 剣闘獣モンスター×2 | 共通効果での特殊召喚時、レベル7以下の「剣闘獣」融合モンスターを、EXデッキから召喚条件を無視して特殊召喚 | ― | 「剣闘獣」モンスター2体 |
剣闘獣ネロキウス | 闇 | 鳥獣族 | 8 | 剣闘獣モンスター×3 | 自身は戦闘で破壊されず、相手はダメージステップ終了時まで効果を発動できない | ― | 「剣闘獣」モンスター2体 |
剣闘獣ドミティアノス | 闇 | 海竜族 | 10 | 剣闘獣ウェスパシアス + 剣闘獣モンスター×2 | 相手モンスター効果の発動時、それを無効にして破壊 | 自身が存在する限り、相手モンスターの攻撃対象は自分が選択する | 「剣闘獣」モンスター1体 |
遊戯王カード CP17-JP026 剣闘獣アンダバタエ(ノーマル)遊戯王VRAINS [COLLECTORS PACK 2017] |
遊戯王OCG 剣闘獣ネロキウス レア EP14-JP037-R 遊戯王アーク・ファイブ [EXTRA PACK-KNIGHTS OF ORDER-] |
リクルート効果を持たない融合モンスター
こちらはリクルート効果を持たない融合モンスター。
テーマギミックのサイクルが途切れてしまうものの、融合素材が緩かったり、強力な効果を持つ傾向があります。
中でも剣闘獣ヘラクレイノスは魔法・罠の無効化が可能。
ヘラクレイノスと剣闘獣の戦車かドミティアノスが並べば全ての効果に対応でき、強固な制圧盤面を敷くことができるでしょう。
ちなみに、ヘラクレイノスの効果は手札コストが払えるならターン中に何度も使えるのも強力です。
融合素材が重めですが、剣闘獣融合をEXデッキから特殊召喚できる剣闘獣総監エーディトルも優秀。
エーディトルの効果は召喚条件を無視できるので、先に紹介した有用な融合モンスターを、コストを気にせず呼び出すことができます。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|---|---|
剣闘獣エセダリ | 地 | 獣族 | 5 | 剣闘獣モンスター×2 | 共通の特殊召喚条件以外の効果なし | |
剣闘獣総監エーディトル | 闇 | 獣戦士族 | 8 | レベル5以上の剣闘獣モンスター×2 | 同名以外の「剣闘獣」融合モンスターを、EXデッキから召喚条件を無視して特殊召喚 | 自分「剣闘獣」モンスターが戦闘したバトルフェイズ終了時、そのモンスターをデッキ・EXデッキに戻し、デッキから「剣闘獣」モンスター1体をリクルート |
剣闘獣ヘラクレイノス | 炎 | 獣戦士族 | 8 | 剣闘獣ラクエル + 剣闘獣モンスター×2 | 手札1枚を捨て、魔法・罠の発動を無効にして破壊(回数制限なし) | ― |
リクルート効果を持たず召喚条件の異なる融合モンスター
上記共通の条件で特殊召喚できる融合モンスターの他、12期以降は墓地の剣闘獣も素材にできるカードが登場。
共通の条件を持つモンスターに表記を寄せると次のような感じになります。
(固有の融合素材)
自分のフィールド・墓地の上記のカードをデッキ・EXデッキに戻した場合のみ特殊召喚できる。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|---|---|
剣闘獣クラウディウス | 闇 | 獣族 | 12 | 剣闘獣モンスター×5 | 自身の召喚条件で特殊召喚した場合、次のバトルフェイズを2回行うことができる | 相手モンスター効果の発動時、発動ターンによって以下の効果を発動 ●自分ターン:「剣闘獣」モンスター1体をリクルート ●相手ターン:EXデッキから、レベル11以下の「剣闘獣」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚 |
この召喚条件を持つモンスターは現時点で剣闘獣クラウディウスのみであり、固有効果は上記の通り。
素材となるモンスターが5体必要ですが、墓地のカードも素材にできるのでそこまで難しくはないでしょう。
剣闘獣は共通効果で墓地にモンスターを貯めにくそうですが、リンク召喚を駆使すればけっこう簡単に貯められます(詳しくは後述)。
ちなみに、クラウディウスはテーマ共通のリクルート効果がない点も特徴です。
クラウディウスで注目したいのはバトルフェイズを2回行う固有効果。
これによって剣闘獣の共通効果を複数回使うことができ、大きなアドバンテージを得られます。
自身の攻撃力も3700あり、単純に2回攻撃でLPを大きく削れるのも強み。
また、相手モンスターの効果が発動すると剣闘獣をリクルートでき、戦力を増強することも。
遊戯王 SUDA-JP038 剣闘獣クラウディウス (日本語版 25th クォーターセンチュリーシークレットレア) スプリーム・ダークネス |
リンクモンスター
剣闘獣リンクモンスター
EXデッキはほぼ融合モンスターの剣闘獣ですが、リンクモンスターも一部存在。
中でもリンク召喚時に下級モンスターを手札・墓地から特殊召喚できる剣闘獣ダレイオスは優秀でしょう(相手モンスターがいるならリクルートも可)。
12期カードのデメリットとしては珍しく、リンク素材に対する縛りしか発生しないため、汎用リンク3にアクセスできるのはポイント。
カード名 | 属性 | 種族 | L数 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|---|---|
剣闘獣ダレイオス | 地 | 獣戦士族 | 2 | 剣闘獣モンスターを含む モンスター2体 | リンク召喚時、手札・墓地からレベル4以下の「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚 相手モンスターが存在する場合、代わりにデッキから「剣闘獣」モンスターを特殊召喚することもできる (発動後、「剣闘獣」モンスターしかL素材にできない縛りが発生) | 相手バトルフェイズ中、自分「剣闘獣」モンスター全てに戦闘・効果破壊耐性を付与 |
剣闘獣ドラガシス | 風 | 鳥獣族 | 2 | 剣闘獣モンスター2体 | 自分「剣闘獣」が攻撃する場合、そのモンスターは戦闘で破壊されず、相手はダメージステップ終了時まで効果を発動できない | 自身が戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、自身をEXデッキに戻し、「剣闘獣」モンスター2体をリクルート(同名は1枚まで) |
剣闘獣に関する効果を持つリンクモンスター
また、剣闘獣に関する効果を持つテーマ外のリンクモンスターも存在します。
現在はスレイブパンサー1体のみで、効果は剣闘獣カードのサーチ・剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚した扱いで剣闘獣をリクルートするというもの。
リンク素材には剣闘獣モンスターを含めばよく、スレイブタイガーやテーマ外の特殊召喚しやすいモンスターを使えるのが魅力ですね。
カード名 | 属性 | 種族 | L数 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|---|---|
スレイブパンサー | 地 | 獣族 | 2 | 剣闘獣モンスターを含む モンスター2体 | リンク召喚時、「剣闘獣」カードをサーチ | 自分「剣闘獣」モンスター1体をデッキに戻し、そのモンスター以外の「剣闘獣」モンスター1体を「剣闘獣」モンスターの効果で特殊召喚した扱いでリクルート |
「剣闘獣/グラディアルビースト」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 「剣闘獣モンスターで戦闘を行う→共通効果でリクルート→リクルートしたモンスターの効果を発動」のサイクルを繰り返す
- モンスターが並んだら融合モンスターで特殊召喚し、さらにアドバンテージを得る
- 剣闘獣の戦車、剣闘獣ドミティアノス、剣闘獣ヘラクレイノスなどで制圧
剣闘獣の戦い方はざっくり上記を想定しています。
ベースとなるのは剣闘獣モンスターが持つ「戦闘後に自身とデッキの剣闘獣を入れ替える効果」と、「剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚した時に発動する効果」の2つ。
剣闘獣モンスターが戦闘すれば、入れ替え効果で呼び出したモンスターの効果を発動でき、アドバンテージを得ることができます。
この方法でアドバンテージを増やしていき、剣闘獣の戦車などで妨害しつつ攻めていくのが剣闘獣の基本。
ただ、現代遊戯王では1ターン目から大型モンスターが並んでいることが多く、下級モンスターで殴ろうものなら返り討ちに遭ってしまう可能性が高いです。
そのため、除去札や戦闘補助カードを増やすか、初めから融合モンスターを呼び出せるような構築を意識した方がベターでしょう。
剣闘獣ギステルを使えば2体展開でき、簡単に融合・リンク召喚にアクセスすることが可能。
後述の展開ルートで大型モンスターを目指しましょう。
剣闘獣ギステルを初動にした基本の展開ルート
- 採用カード:剣闘獣ギステル/剣闘獣の戦車、再起する剣闘獣
- 条件:手札に剣闘獣ギステル、任意の剣闘獣モンスター1枚、合計2枚
- 結果:フィールドに剣闘獣ギステル、任意の剣闘獣モンスターの合計2体/手札に任意のグラディアル魔法・罠1枚/召喚権残り1回
- 展開後の縛り:なし
- 手札の剣闘獣ギステルと任意の剣闘獣モンスター1体を公開して、その2体を特殊召喚。
- 手順1をトリガーに、ギステルの効果でグラディアル魔法・罠をサーチ。
こちらは剣闘獣ギステルを使った基本の展開。
結果、フィールドにフィールドに剣闘獣ギステル、任意の剣闘獣モンスターの合計2体、手札に任意のグラディアル魔法・罠1枚という盤面が作れます。
召喚権を温存できるので、剣闘獣3体を並べたり、汎用ギミックに繋げられるのがストロングポイントです。
手札に引き込むグラディアル魔法・罠の候補としては、剣闘獣の戦車、再起する剣闘獣あたりが良さげ。
剣闘獣の戦車ならモンスター効果を無効にでき、とりあえず1妨害を確保。
剣闘獣エクイテの効果でサルベージして使い回せれば理想的です。
再起する剣闘獣なら自分フィールドに同じ種族が存在しない剣闘獣を手札・墓地から特殊召喚可能。
例えば、ギステル+一緒に特殊召喚した剣闘獣でスレイブパンサーをリンク召喚し、再起する剣闘獣で剣闘獣を蘇生→スレイブパンサーで剣闘獣とデッキの剣闘獣と入れ替え、という流れができます。
ただし、ギステルとスレイブパンサーの種族が獣族でダブっており、再起する剣闘獣は種族が被っていると蘇生できないので注意。
ギステルと一緒に特殊召喚する剣闘獣によってできることはさらに増えますが、最低でもこの動きはできるようにしたいですね。
剣闘獣ギステルから剣闘獣クラウディウスを呼び出す展開ルート
- 採用カード:剣闘獣ギステル、剣闘獣ノクシウス/再起する剣闘獣×2/剣闘獣ダレイオス、剣闘獣ドラガシス、剣闘獣クラウディウス
- 条件:手札に剣闘獣ギステル、任意の剣闘獣モンスター1枚、合計2枚
- 結果:フィールドに剣闘獣クラウディウス、スレイブパンサーの2体が並ぶ/召喚権残り1回
- 展開後の縛り:(展開後、「剣闘獣」モンスターしかL素材にできない縛りが発生)
- 手札の剣闘獣ギステルと任意の剣闘獣モンスター1体を公開して、その2体を特殊召喚。
- 手順1をトリガーに、ギステルの効果で再起する剣闘獣Aをサーチ。
- ギステル+剣闘獣モンスターの2体を素材として、剣闘獣ダレイオスをリンク召喚。
- ダレイオスの効果でギステルを蘇生(発動後、「剣闘獣」モンスターしかL素材にできない縛りが発生)。
- ダレイオス+ギステルの2体を素材として、剣闘獣ドラガシスをリンク召喚。
- 再起する剣闘獣Aを発動し、ダレイオスを蘇生。
- ダレイオス+ドラガシスの2体を素材として、スレイブパンサーをリンク召喚し、再起する剣闘獣Bをサーチ。
- 再起する剣闘獣Bを発動し、剣闘獣モンスター(獣族以外)を蘇生。
- スレイブパンサーで蘇生した剣闘獣モンスターをデッキに戻し、剣闘獣ノクシウスをリクルート(剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚した扱い)。
- ノクシウスの効果でデッキから剣闘獣モンスターを墓地に送る。
- フィールド・墓地の以下のモンスター5体をデッキ・EXデッキに戻し、剣闘獣クラウディウスを特殊召喚。
- フィールド:ノクシウス
- 墓地:ギステル、任意の剣闘獣(ノクシウスで墓地に送っている)、ダレイオス、ドラガシス
こちらはギステルから剣闘獣クラウディウスを呼び出す展開パターン(オリジナル)。
結果、フィールドに剣闘獣クラウディウス、スレイブパンサーの2体が並び、召喚権残り1回となります。
この方法ではクラウディウスを自身の効果で特殊召喚しており、バトルフェイズを2回行うことが可能。
クラウディウスとスレイブパンサーの合計攻撃力が4500あるため、ワンキルラインに到達します。
遊戯王 SUDA-JP038 剣闘獣クラウディウス (日本語版 25th クォーターセンチュリーシークレットレア) スプリーム・ダークネス |
手順4の時点でフィールド・墓地の剣闘獣モンスターは4体おり、もう1体捻出できるなら手順5ではダレイオス+ドラガシスで汎用リンク4を出すのも良さげ。
また、ダレイオス+ドラガシスで適当なリンク2の剣闘獣を出せば、クラウディウスの特殊召喚条件を満たすことができます。
ただ、このパターンだとクラウディウス1体しか出せず、ワンキルラインに届かないんですよね。
とはいえ、召喚権が余っているので適当なモンスターを出せばワンキルできるでしょう。
手順9でスレイブパンサーからリクルートするのは剣闘獣ダリウスもアリ。
その場合、ダリウスから剣闘獣を蘇生して、もう少し展開できそうです。
また、手順1でギステルと一緒に特殊召喚する剣闘獣がレベル3の場合、後述のインヴォーカーを使った展開と組み合わせた方が良いかも。
レスキューキャット1枚から剣闘獣クラウディウスを特殊召喚する展開ルート
- 採用カード:レスキューキャット、獣族・レベル3の剣闘獣×2、剣闘獣ダリウス/剣闘獣ダレイオス、剣闘獣ドラガシス、剣闘獣クラウディウス、M.X-セイバー インヴォーカー
- 条件:手札にレスキューキャット1枚、合計1枚
- 結果:フィールドに剣闘獣クラウディウス1体が並ぶ
- 展開後の縛り:(展開後、「剣闘獣」モンスターしかL素材にできない縛りが発生)
- レスキューキャットを召喚して、獣族・レベル3の剣闘獣×2体をリクルート。
- 獣族・レベル3の剣闘獣×2体を素材として、M.X-セイバー インヴォーカーをエクシーズ召喚。
- インヴォーカーの効果で剣闘獣ダリウスをリクルート。
- インヴォーカー+ダリウスの2体を素材として、剣闘獣ダレイオスをリンク召喚し、剣闘獣を蘇生(発動後、「剣闘獣」モンスターしかL素材にできない縛りが発生)。
- ダレイオス+蘇生した剣闘獣の2体を素材として、剣闘獣ドラガシスをリンク召喚。
- フィールド・墓地の以下のモンスター5体をデッキ・EXデッキに戻し、剣闘獣クラウディウスを特殊召喚。
- フィールド:ドラガシス
- 墓地:獣族・レベル3の剣闘獣×2体、ダリウス、ダレイオス
こちらはレスキューキャット1枚からクラウディウスを特殊召喚する方法(オリジナル)。
先に紹介した方法と違って召喚権を使ってしまうものの、手札1枚で始動できる消費の少なさが魅力です。
レスキューキャットからリクルートする獣族・レベル3の剣闘獣にはサニムテとギステルがおり、構築を意識すればリクルート先が枯渇する心配もなし。
最悪ギステル2体を呼び出したとしても、クラウディウスを特殊召喚する際にデッキに戻るため、そこまで気にする必要はないと考えています。
ただし、このパターンだとクラウディウス1体しかいないため、ワンキルラインに到達していないことには注意。
手順5でスレイブパンサーを出せば、先に紹介した方法とほぼ同じ展開にシフトできるので多分大丈夫ですが。
遊戯王OCG レスキューキャット パラレル仕様ウルトラレア 20AP-JP061-P UR 遊☆戯☆王ARC-V [20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE] |
「剣闘獣/グラディアルビースト」と相性の良いカード
獣・獣戦士・鳥獣族サポート
- ドロー:烏合の行進
- リクルート:レスキューキャット、レスキューラビット、レスキューフェレット、M.X-セイバー インヴォーカー、輪廻天狗
- 除去要員:獣王アルファ、鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ
- 戦闘破壊耐性:武神器-タルタ
剣闘獣は全体的に獣・獣戦士・鳥獣族などの所謂ビーストに属する種族が多め。
展開ルートの項でも紹介していますが、レスキューキャット対応の獣族が複数いるのは大きな強みと言えるでしょう。
この他、通常モンスターがいるのでレスキューラビットに対応、召喚権を使わずリンク2が出せるのでレスキューフェレットが使いやすく、全体的にレスキュー系のモンスターは採用しやすそうです。
レスキュー系で大量展開しても「リンク素材→クラウディウスで墓地からデッキに戻す」とできるので、リクルート先が枯渇しにくいのも好相性ですね。
遊戯王OCG レスキューキャット パラレル仕様ウルトラレア 20AP-JP061-P UR 遊☆戯☆王ARC-V [20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE] |
遊戯王OCG レスキューラビット ノーマル SR04-JP020 遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-] |
遊戯王OCG レスキューフェレット レア COTD-JP029-R 遊戯王VRAINS [CODE OF THE DUELIST] |
また、レスキューキャットでランク3が作れるため、M.X-セイバー インヴォーカーを採用するのも良さげ。
剣闘獣には特殊召喚しやすいレベル3のスレイブタイガーもおり、インヴォーカーをエクシーズ召喚するのは難しくないでしょう。
インヴォーカーは地属性・獣戦士族・レベル4をリクルートでき、対応する剣闘獣を呼び出すことができます。
リクルート後は呼び出した剣闘獣と一緒にスレイブパンサーやダレイオスの素材にすれば無駄がありません。
融合・リンク召喚サポート
続きまして融合・リンク召喚サポート。
と言っても剣闘獣は通常の融合召喚とは違うため、使えそうなのは融合派兵とE・HERO プリズマーくらいでしょうか。
中でも名称をコピーできるプリズマーは、素材指定のある剣闘獣融合にも使える点が非常に優秀。
プリズマーはヒーローアライブでリクルートでき、名称コピー時に墓地が肥えるのでクラウディウスのサポートにもなるというメリットもあり、優先度は高いように感じます。
融合派兵は名称指定のある融合素材をリクルートでき、素材をフィールドに用意する必要がある剣闘獣では使いやすいでしょう。
ただ、発動ターンに融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できないため、リンク召喚との相性が悪いのがネック。
遊戯王OCG E・HERO プリズマー パラレル仕様 20AP-JP045-P 遊☆戯☆王ARC-V [20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE] |
遊戯王カード ヒーローアライブ(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY(QCCU) | 通常魔法 ウルトラ レア |
遊戯王 SD41-JP030 融合派兵 (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ サイバー流の後継者 ─ |
融合召喚とリンク召喚をサポートするカードは以下の記事でまとめています。
剣闘獣で特殊召喚に関する縛りはダレイオスくらいなので、汎用リンクモンスターは採用候補となるでしょう。
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「剣闘獣/グラディアルビースト」
最後にテーマレベルでの相性を考察。
剣闘獣と他テーマの混合型を作る場合、剣闘獣には以下の特徴が挙げられます。
- 属性・種族の統一されていない融合・リンク召喚テーマ(獣・獣戦士・鳥獣族が多め)
- 特殊召喚を縛るのは剣闘獣ダレイオスのみで、「発動後、「剣闘獣」モンスターしかL素材にできない」縛りが発生
- 墓地にモンスターが貯まりにくい
特殊召喚を制限するカードがほぼないので、比較的どのテーマとも組み合わせることができそうです。
とはいえ基本的にリクルートテーマなので、剣闘獣の動きをしようとすると剣闘獣側にかなり枠を割かなければならない気も。
また、全体的に獣・獣戦士・鳥獣族が多く、ビースト系のテーマとは相性が良さげ。
ただ、墓地にモンスターが貯まりにくい関係で鉄獣とは絶妙にかみ合いが悪く感じています。
鉄獣の共通効果で墓地の剣闘獣を除外するとクラウディウスに使う素材が減ってしまうため、この点でも相性が悪い。
相性の良いテーマ?
という感じで色々考えてみましたが、パッといい感じのテーマが思いつきませんでした。
レスキューキャット初動の展開なら最低枚数メインデッキ4枚、EXデッキ4枚でクラウディウスが出せるので、適当なデッキに出張させることもできなくはないと思いますが……。
具体的に相性が良いテーマとなると……どれも微妙……。
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