スネークアイ解説
『エイジ・オブ・オーバーロード』で登場する『スネークアイ』を解説しています。
スネークアイは『ディアベルスター』とも関連が深く、12期のストーリーを担うテーマのひとつのようです。
テーマギミックはヘビモチーフらしく、石化っぽい効果があるのが個人的にかなりの好印象。
この記事ではスネークアイのテーマ考察や、相性が良いカードについて触れています。
スネークアイを使った最新のデッキレシピ・展開パターンについては以下の記事でまとめています。
スネークアイ
AGE OF OVERLORDでカテゴリ化される「スネークアイ」と名のついたモンスター群。
遊戯王カードWiki
属するモンスターは全て炎属性で統一されており、ドラゴン族・レベル8の《蛇眼の炎龍》以外は炎族・レベル1で統一されている。
スネークアイと共通する世界観を持つ『ディアベルスター』世界のテーマはこちらにてまとめています。
ストーリーの考察などに役立ててもらえれば。
メインデッキのスネークアイモンスター
共通効果を持つレベル1スネークアイモンスター
『スネークアイ』は炎属性で統一され、下級モンスターは現時点で炎族・レベル1のみ。
そして以下の共通効果を持っています。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):(固有効果)
(2):(相手ターンに、)このカードを含む自分フィールドの表側表示カード2枚を墓地へ送って発動できる。手札・デッキから「(同名カード)」以外の「スネークアイ」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果により、2枚消費で好きなスネークアイモンスターをリクルート可能。
ここからアタッカーとなる大型モンスターへと繋げるのがスネークアイの戦い方のようですね。
ちなみに、この共通効果はワイトバーチのみ相手ターンの発動。
自分のターンに使えないのでやや使い勝手が悪いものの、通常罠にチェーンして使えば消費を抑えて発動できるという強みがあります。
また、相手ターンにカードを墓地に送るため、黒魔女ディアベルスターとシナジーがあると言えるでしょう。
この共通効果についてもう少し深掘りしてみると、コストとして自身と表側表示のカードを墓地に送らなければならないため、墓地に送ることができないペンデュラムモンスターをコストにできないことに注意。
なぜペンデュラムモンスターがコストにできないかは、こちらの記事で少し扱っているので参考にしてみてください。
一方、共通効果のコストは表側表示なら何でも良いため、モンスターは元より永続魔法・永続罠もコストにすることができます。
ということは、スキルドレインなんかもコストにできるのでは……!
これは戦華で用いられるコンボですが、コストとしてスキルドレインを墓地に送るとスキルドレインの無効効果をすり抜けて効果を通すことができます。
これと同じことが、スネークアイでもできそうです。
スキルドレインのような拘束系の永続カードをコストにできると、自分の好きなタイミングでそれを剥がすことができ、相手にだけ一方的にデメリットを押し付けることができます。
このコンボはスネークアイの強みと言えそうですね。
一応書いてる時点ではできると思っていますが、できないかもしれないので要確認。
またスキルドレインに関しては、スネークアイはコストとして自身をリリースするので、元から無効化をすり抜けられるタイプのモンスターだったりします。
共通効果の解説が長くなってしまいましたが、続いて固有効果の解説。
下級スネークアイはそれぞれ次のような固有効果を持っています。
- スネークアイ・エクセル:召喚・特殊召喚時ににレベル1炎属性をサーチ
- スネークアイ・オーク:召喚・特殊召喚時にレベル1炎属性をサルベージor特殊召喚
- スネークアイ・ワイトバーチ:炎属性がいる場合に自身を特殊召喚
スネークアイ・エクセルからワイトバーチをサーチすれば、ワイトバーチを特殊召喚することが可能。
フィールドの表側表示カードが2枚となるため、スネークアイの共通効果に繋げることができますね。
遊戯王 スネークアイ・ワイトバーチ(ノーマル) AGE OF OVERLORD(エイジ・オブ・オーバーロード)(AGOV) |
共通効果を持たないレベル1スネークアイモンスター
さらに、スネークアイには共通効果を持つ下級モンスターのほか、共通効果を持たないカードも存在します。
現時点では蛇眼の炎燐1体のみで、以下の効果を持ちます。
- 蛇眼の炎燐
①ドロー以外の方法で手札に加えられると特殊召喚
②召喚・特殊召喚時にスネークアイ魔法・罠サーチ
③自身が墓地に送られた場合、墓地の炎属性モンスターを永続魔法化
共通効果を持たない代わりにスネークアイ魔法・罠を引き込めるのが強み。
また、スネークアイ・エクセルでサーチすれば特殊召喚でき、魔法・罠サーチ+共通効果でアタッカーを特殊召喚~なんて動きもできるでしょう。
遊戯王カード 蛇眼の炎燐(シークレットレア) PHANTOM NIGHTMARE(PHNI) | ファントム・ナイトメア スネークアイズ・ポプルス 効果モンスター 炎属性 炎族 |
レベル8のスネークアイモンスター
スネークアイのアタッカーとなるレベル8モンスターは、現在蛇眼の炎龍と蛇眼の大炎魔の2体。
それぞれレベル1スネークアイが持つ共通効果でリクルートできるので、最適なタイミングで適宜呼び出していきたいところですね。
蛇眼の炎龍
蛇眼の炎龍はドラゴン族・レベル8の3000打点アタッカーかつ、以下の効果を持っています。
- フィールド・墓地のモンスターを持ち主の魔法・罠ゾーンに永続魔法扱いで置く。
- 相手ターンに永続魔法扱いのモンスターを自分フィールドに特殊召喚。
- 手札・フィールドから墓地へ送られた場合、レベル1炎属性を2体蘇生。
よって、相手モンスターを永続魔法化による除去、さらに間接的なコントロール奪取が可能。
破壊を介さない除去かつコントロール奪取もできるとはスゴイ!
「ヘビに睨まれた相手が石化(永続魔法化)する」という、モチーフと遊戯王的な効果への落とし込みもかなり好きです。
ちなみになんですが、Pゾーンにルールで置かれたペンデュラムモンスターは魔法カードとして扱いますが、永続魔法ではありません。
逆に、蛇眼の炎龍の効果で魔法・罠ゾーンの両端に置かれたPモンスターは永続魔法として扱われ、Pゾーンに置かれたカードとして扱いません。
つまり、前者の場合は蛇眼の炎龍では特殊召喚できず、後者の場合は特殊召喚できる、ということになります。
これ以上話すと長くなるので割愛しますが、ひとまず「Pゾーンのカードとして扱われているPモンスターは、蛇眼の炎龍で特殊召喚することはできない」、という点は覚えておきましょう。
蛇眼の大炎魔
また、蛇眼の大炎魔は以下の効果を持ちます。
- 相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時、自身と相手モンスターを永続魔法化してそれぞれの魔法・罠ゾーンに置く。
- 自身が永続魔法化している場合、同名カード以外の墓地の炎属性を永続魔法化して魔法・罠ゾーンに置き、自身を特殊召喚。
ちなみにこのモンスターのルビは「スネークアイズ・ディアベルスター」のため、スネークアイとディアベルスターの両方に属します。
破壊を介せず相手モンスターを除去できる点が強力で、蛇眼の炎龍と違い対象を取らずに処理できるのが利点。
スネークアイ追走劇から疑似的なリクルートができるのも魅力で、地味に灰流うららに引っかからないのもストロングポイントでしょう。
スネークアイをサポートする魔法・罠
次にスネークアイをサポートする魔法・罠の紹介。
一部カードは罪宝カテゴリに属し、黒魔女ディアベルスターからサーチが可能です。
ざっくり効果を列挙すると以下のようになります。
- 原罪宝-スネークアイ:特殊召喚、サーチ。
- 蛇眼神殿スネークアイ:パンプアップ、自分モンスターの永続魔法化、永続魔法化したモンスターの特殊召喚。
- スネークアイ追走劇:ディアベルスターの永続魔法化と、除外して永続魔法状態のモンスターを特殊召喚。
- 睨み統べるスネークアイズ:相手モンスターの永続魔法化、永続魔法化したモンスターの特殊召喚。
遊戯王カード スネークアイ追走劇(ノーマル) PHANTOM NIGHTMARE(PHNI) | ファントム・ナイトメア 速攻魔法 ノーマル |
全体としてモンスターを永続魔法化するカードが多く、蛇眼の炎龍をサポートしてくれます。
また、反逆の罪宝-スネークアイはスネークアイに関する効果を持ちませんが、モンスターを永続魔法化することができ、他のスネークアイカードとシナジーがあります。
エクストラデッキのスネークアイ
融合モンスター
カード名 | 種族 | 星 | 素材指定 | 特殊召喚条件 | 固有効果① |
---|---|---|---|---|---|
蛇眼の原罪龍 | ドラゴン族 | 8 | 「スネークアイ」モンスター + 幻想魔族 | 融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる ●自分魔法・罠ゾーンの表側モンスターカード2枚を墓地に送った場合、EXデッキから特殊召喚 | 特殊召喚時、表側モンスター1体を永続魔法扱いで持ち主の魔法・罠ゾーンに表側で置く |
スネークアイには融合モンスターがおり、現在は蛇眼の原罪龍 1体のみが存在します。
蛇眼の原罪龍は通常の方法による融合召喚の他、魔法・罠ゾーンで表側のモンスター2体を墓地に送ることでも特殊召喚が可能。
スネークアイはテーマギミックでモンスターを永続魔法化できるので、こちらの方法でも特殊召喚しやすそうです。
特殊召喚時に永続魔法化による除去ができ、耐性持ちを突破できる点が強力ですね。
遊戯王 SUDA-JP035 蛇眼の原罪龍 (日本語版 25th クォーターセンチュリーシークレットレア) スプリーム・ダークネス |
スネークアイの展開ルート
スネークアイ・エクセル1枚から蛇眼の炎龍にアクセスする展開ルート
- 条件:手札にスネークアイ・エクセル1枚、合計1枚。
- 結果:フィールドに蛇眼の炎龍が1体、スネークアイ魔法・罠1枚サーチ。
- スネークアイ・エクセルを通常召喚し、蛇眼の炎燐をサーチ。
- 蛇眼の炎燐の効果で自身を特殊召喚し、スネークアイ魔法・罠を手札に加える。
- エクセルの効果で自身と蛇眼の炎燐を墓地に送り、蛇眼の炎龍をリクルート。
- 蛇眼の炎燐の効果で墓地の炎属性モンスターを永続魔法化。
スネークアイの基本となる展開例。
キーカードとなるスネークアイ・エクセルは、リクルート効果を持つ原罪宝-スネークアイを筆頭に、ワン・フォー・ワンや金華猫、篝火にも対応しているため、このパターンに繋げるのは容易。
相手が先攻で出したエースモンスターを蛇眼の炎龍で永続魔法化→コントロール奪取と繋げられれば理想です。
手順2で引き込む魔法・罠は、テーマ内だと睨み統べるスネークアイズが良さげ。
相手ターンに除去が打てるので、制圧札として使えます。
遊戯王 スネークアイ・ワイトバーチ(ノーマル) AGE OF OVERLORD(エイジ・オブ・オーバーロード)(AGOV) |
スネークアイ・エクセル1枚から制圧盤面を作る展開ルート
- 条件:手札にスネークアイ・エクセル1枚、合計1枚。
- 結果
フィールド:転生炎獣レイジング・フェニックス、蛇眼の炎龍、スネークアイ・ワイトバーチ
魔法・罠:蛇眼神殿スネークアイ、I:Pマスカレーナ
墓地:賜炎の咎姫、リンクリボー - 展開後の縛り:なし
- スネークアイ・エクセルを召喚し、蛇眼の炎燐をサーチ。
- 手順1をトリガーに炎燐を特殊召喚し、蛇眼神殿スネークアイを手札に加える。
- 蛇眼神殿スネークアイを発動して、デッキからスネークアイ・ワイトバーチを永続魔法化して魔法・罠ゾーンに置く。
- エクセルの共通効果を発動して、ワイトバーチ(永続魔法)と共に墓地に送り、スネークアイ・オークをリクルート。
- オークの特殊召喚時効果でエクセルを蘇生。
- 炎燐を素材にリンクリボーをリンク召喚し、炎燐の効果で自身を永続魔法化して魔法・罠ゾーンに置く。
- エクセル+リンクリボーを素材に、I:Pマスカレーナをリンク召喚。
- オークの共通効果を発動して、炎燐(永続魔法)と共に墓地に送り、蛇眼の炎龍をリクルート。
- マスカレーナ+蛇眼の炎龍で、賜炎の咎姫をリンク召喚(炎属性しか特殊召喚できない縛りが発生)。
- 蛇眼の炎龍が墓地に送られたことにより、墓地のオークとワイトバーチの2体を蘇生。
- 賜炎の咎姫の効果で、墓地の蛇眼の炎龍を蘇生。
- 蛇眼の炎龍の効果で、墓地のマスカレーナを永続魔法化して魔法・罠ゾーンに置く。
- 咎姫+オークで、転生炎獣レイジング・フェニックスをリンク召喚(炎属性しか特殊召喚できない縛りが解除)
スネークアイ・エクセルからリンク召喚を絡めて展開していくパターン。
結果、フィールドには転生炎獣レイジング・フェニックス、蛇眼の炎龍、スネークアイ・ワイトバーチが並び、十分な打点が確保されています。
墓地には賜炎の咎姫がおり、相手の特殊召喚をトリガーに自分・相手モンスターを破壊して蘇生。
咎姫でレイジング・フェニックスを破壊すれば、炎属性が破壊された時に復活できます。
さらに、蛇眼神殿スネークアイor蛇眼の炎龍で、永続魔法化しているマスカレーナを特殊召喚することも。
これで召命の神弓-アポロウーサや、閉ザサレシ世界ノ冥神をリンク召喚することができます(咎姫を先に出すとマスカレーナを出せないので注意)。
このパターンだと合計2妨害くらいでき、非常に強力な盤面と言えるでしょう。
手札消費も1枚なので、妨害された場合のリカバリーも容易。
遊戯王カード I:Pマスカレーナ(スーパーレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY(QCCU) | リンク・効果モンスター 闇属性 サイバース族 スーパー レア |
遊戯王 PAC1-JP028 召命の神弓─アポロウーサ (日本語版 ウルトラレア) PRISMATIC ART COLLECTION |
遊戯王カード 閉ザサレシ世界ノ冥神(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY(QCCU) | リンク・効果モンスター 光属性 悪魔族 ウルトラ レア |
スネークアイ・エクセル1枚から賜炎の咎姫と任意の炎属性・レベル1をリクルートする展開ルート
- 条件:手札にスネークアイ・エクセル1枚、合計1枚。
- 結果:フィールドに賜炎の咎姫、任意の炎属性・レベル1並ぶ。
- スネークアイ・エクセルを召喚し、蛇眼の炎燐をサーチ。
- 手順1をトリガーに蛇眼の炎燐を自身の効果で特殊召喚し、原罪宝-スネークアイを手札に加える。
- 原罪宝-スネークアイを発動し、蛇眼の炎燐を墓地送って任意の炎属性・レベル1をリクルート。
- 手順3をトリガーに蛇眼の炎燐を永続魔法状態で置く。
- エクセルの効果で自身と蛇眼の炎燐を墓地に送り、スネークアイ・オークをリクルート。
- オークの効果で墓地のエクセルを蘇生。
- エクセル+オーク+任意の炎属性・レベル1で賜炎の咎姫をリンク召喚し、炎属性・レベル1を蘇生。
こちらはスネークアイを使った汎用ギミック。
この展開ルートを使うことで、フィールドに任意の炎属性・レベル1と、賜炎の咎姫を呼び出すことができます。
炎属性・レベル1を呼び出すだけなら原罪宝-スネークアイだけで良いのですが、今回は賜炎の咎姫まで伸ばしてみました。
この盤面から賜炎の咎姫+炎属性・レベル1で転生炎獣レイジング・フェニックスをリンク召喚するのも可。
炎王やインフェルノイドなど、炎属性・レベル1が重要なテーマでは採用できるでしょう。
遊戯王カード 賜炎の咎姫(ウルトラレア) PHANTOM NIGHTMARE(PHNI) | ファントム・ナイトメア リンク・効果モンスター 炎属性 悪魔族 ウルトラ レア |
遊戯王 DP28-JP005 転生炎獣レイジング・フェニックス シークレットレア シク デュエリストパック ─爆炎のデュエリスト編─ サラマングレイト ソウルバーナー |
スネークアイと相性の良いカード
炎属性・炎族サポート
スネークアイは炎属性で統一され、下級モンスターは炎族で統一されています。
そのため、これら属性・種族サポートの恩恵を受けることが可能。
それではまず炎属性サポートから見ていきましょう。
- サーチ:火霊媒師ヒータ
- 展開:レッド・リゾネーター、ジェット・シンクロン
- アタッカー:焔征竜-ブラスター、真竜皇アグニマズドV
- その他:倶利伽羅天童、焔聖騎士-ローラン
炎属性サポートと言えば汎用サーチの火霊媒師ヒータ!
なのですが、ヒータで引き込めるのは一緒に捨てたモンスターより攻撃力が高いモンスター。
キーカードとなるスネークアイ・エクセルは攻撃力800とかなり低めなので、採用は難しいかも。
一方、倶利伽羅天童と焔聖騎士-ローランはスネークアイ・エクセルからサーチでき、同じレベル1のためサポートを共有することができます。
ローランの方はエクセルからのサーチ後に装備魔法化すれば、スネークアイの共通効果に繋げることができ、4枚目以降のワイトバーチとすることができそうですね。
遊戯王 SUB1-JPS10 倶利伽羅天童 (日本語版 シークレットレア SPECIAL BLUE Ver.) SECRET UTILITY BOX |
- ドロー・サーチ:炎帝近衛兵、篝火
- ヴォルカニック関連:ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン
炎族サポートではやはり、サーチカードの篝火が優秀。
こちらはヒータと違ってコストも必要なく、対象範囲もレベル4以下とスネークアイにピッタリのカードです。
このカードでスネークアイ・エクセルを準備できれば、上記の展開ルートに繋ぐことが可能。
スネークアイでの優先度はかなり高いでしょう。
また、一部ヴォルカニックカードは炎族モンスターを指定しており、スネークアイでも採用できそう。
例えばヴォルカニック・ブレイズ・キャノンは、レベル1スネークアイをモンスター除去に変換できます。
でもモンスター除去なら蛇眼の炎龍でやった方が良いかな?
遊戯王 篝火(スーパーレア) ANIMATION CHRONICLE 2023(AC03) アニメーションクロニクル | かがりび |
このほか、炎属性サポートは以下の記事にてまとめました。
今回紹介していないカードについても沢山書いているので、構築のヒントになるかと思います。
レベル1サポート
繰り返すように、下級スネークアイはレベル1で統一されており、レベル1サポートを採用する価値がありそうです。
そこで、スネークアイでも使えそうなレベル1サポートを以下にまとめてみました。
- ドロー・サーチ:ワンチャン!?、ミスティック・パイパー
- 蘇生・リクルート:金華猫、
- 自身を特殊召喚:リンクリボー、黄泉ガエル、ドットスケーパー、イービル・ソーン、グローアップ・バルブ
注目はやはりレベル1サポートの王様、ワン・フォー・ワン。
非常に優秀なリクルート手段であり、レベル1テーマには是非とも採用したいカードであります。
サーチカードのワンチャン!?も使い勝手が良いカードですが、ライフコストがまあまあ重いので4枚目以降の篝火という感じではあります。
遊戯王カード ワン・フォー・ワン(スーパーパラレルレア) 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION(20TH) | 通常魔法 スーパーパラレル レア |
レベル1モンスターを蘇生できる金華猫もスネークアイとは相性が良いと考えています。
効果を無効にせず特殊召喚できるため、スネークアイを蘇生して共通効果に繋げることが可能。
実質4枚目以降のスネークアイ・オークでありますが、金華猫はスピリットの効果で毎ターン手札に戻すことができ、次のターンにも使えるのはストロングポイントです。
また、ミスティック・パイパーと組み合わせることでドローエンジンとして活用することも。
自身を蘇生できるカードをピックアップしているのは、スネークアイの共通効果が若干重いと感じたため。
こうした自身を蘇生できるカードを使えば消費を軽減することができ、ハンドアドバンテージの維持に繋がると考えたからです。
デッキ構築にもよりますが、黄泉ガエルあたりは毎ターンのコストにしやすいので面白いんじゃないでしょうか。
永続魔法サポート
続いて、永続魔法サポート。
テーマのギミックである自分・相手モンスターの永続魔法化と相性の良いカードを考えていきます。
この話で真っ先に思いついたのが、モンスターを永続魔法化できるヴァリアンツ。
しかし、ヴァリアンツは共通効果を使うと特殊召喚に制限がかかるため、スネークアイと組み合わせるのは微妙かなと思いました。
一応、VV-百識公国、VV-真羅万象のフィールド魔法2種で、モンスターの永続魔法化、永続魔法化されたモンスターの特殊召喚ができます。
同様に、永続魔法を扱うテーマには戦華があり、こちらはコストとして永続魔法を使うだけなのでそこまで相性は悪くないと考えています。
と、ここまで永続魔法サポートについて調べてみたのですが、意外と少ない。
永続魔法をサーチ・サルベージするようなものも中にはありますが、スネークアイでは使えないし……
そんな中でも使えそうなのが魔導闇商人。
相手ターンではあるものの、フィールドの永続魔法をコストに1ドローできるモンスターです。
汎用永続魔法・罠
先に少し触れていますが、スネークアイは拘束系の永続カードと相性が良さそうです。
なぜなら、共通効果で表側表示のカードを墓地に送れるため、自分の好きなタイミングで永続カードを剝がせるから。
これができると、例えば「スキルドレインを相手ターンだけ発動する」という、とてもイヤらしい使い方ができる訳ですね。
ということで、スネークアイでも使えそうな永続カードをピックアップ!
- モンスター効果封殺:スキルドレイン、幻影霧剣、デモンズ・チェーン
- 魔法・罠封殺:王宮の勅命(2023年7月時点で禁止)王宮のお触れ
- サーチ封殺:手違い
- 除外封殺:王宮の鉄壁
- 特殊召喚制限:サモンリミッター
こうしてみるとやっぱりスキルドレインとの相性がズバ抜けていそうですね。
使い方は少し違いますが、使用済みの幻影霧剣、デモンズ・チェーン等をコストにするのも良いと思います。
サーチを封じる手違いも現代遊戯王では強力な1枚。
スネークアイもサーチは多用しますが、その場合は共通効果で剝がせるので問題ナシ!
テーマレベルで相性の良いカード
ディアベルスター
テーマレベルで相性が良いカードとして、組み合わせることを前提にデザインされているディアベルスターについても触れておきます。
スネークアイ側から見ると、黒魔女ディアベルスターでスネークアイをサポートする罪宝カードをサポートできる点で相性が良いと言えるでしょう。
特に実質の除去カードである反逆の罪宝-スネークアイを引き込めるのはグッド。
さらに、スネークアイ・ワイトバーチは自分のカードを相手ターンに墓地に送れるため、黒魔女ディアベルスターをコストとすることで蘇生させることができます。
ディアベルスター側から見ると、スネークアイ追走劇でディアベルスターを間接的にリクルートできるのが強み。
スネークアイ追走劇はスネークアイ・エクセル→蛇眼の炎燐で引き込むことができ、発動機会は多いでしょう。
また、スネークアイの除去は全て対象を取るカードですが、死の罪宝-ルシエラを採用することで対象耐性を持った相手を戦闘により突破しやすくなります。
スネークアイには効果を無効にできるカードもないのですが、これを裏切りの罪宝-シルウィアでカバーすることも。
以上のことから、スネークアイに足りない部分をディアベルスターで補助でき、混合型にする価値は十分ある、と言えそうですね。
ディアベルスターについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ディアベルスターと組み合わせられる他テーマが出たらどんどん追記していく予定なので、ちょくちょく見てくれると嬉しいです。
アザミナ
罪宝関連テーマのアザミナもスネークアイとシナジーがあるでしょう。
アザミナは罪宝の欺きを初動としたギミックで任意の罪宝がサーチ可能。
よって、原罪宝-スネークアイを引き込むことができ、スネークアイの展開をサポートすることができます。
アザミナによって引き込んだ原罪宝-スネークアイでスネークアイ・エクセルをリクルートすれば、あとはスネークアイのギミックにシフトするだけ。
また、罪宝の欺きで手札・フィールドの蛇眼の炎龍を墓地に送ることができ、これをトリガーに炎属性・レベル1を2体蘇生することも。
当然ディアベルスターとも相性が良く、この3テーマでデッキを作っても良さげ?
遊戯王カード ROTA-JP031 告死聖徒ルシエラーゴ (シークレットレア) RAGE OF THE ABYSS ROTA 融合 シークレット レア アザミナ 罪宝 |
アザミナの詳細はこちらの記事で解説。
構築の参考になれば幸いです。
白き森
続いて、罪宝世界の過去と見られる白き森。
白き森モンスターはフィールドの魔法・罠をコストに効果を発動でき、スネークアイで永続魔法化したカードをコストとして運用することができます。
中でも蛇眼の炎龍は、永続魔法状態でフィールドから墓地に送られた場合でも炎属性・レベル1を2体も蘇生でき、この効果を発動するために白き森を投入する選択肢はある、と考えています。
白き森のリゼットなら永続魔法状態の蛇眼の炎龍をコストに手札から特殊召喚でき、蛇眼の炎龍の蘇生効果を使いつつ展開、さらにサーチ効果を使うことが可能。
召喚権を使わないため、スネークアイ側の邪魔にならないのがグッド。
リゼットの特殊召喚時にチューナーを引き込むこともできるため、シンクロギミックを組み込むこともできます。
遊戯王カード 白き森のリゼット(スーパーレア) インフィニット・フォビドゥン(INFO) | 効果モンスター 光属性 魔法使い族 スーパー レア |
遊戯王カード 白き森のアステーリャ(スーパーレア) インフィニット・フォビドゥン(INFO) | 効果モンスター 光属性 魔法使い族 スーパー レア |
テーマとしての白き森はこちらで解説しています。
白き森もスネークアイも、ディアベルスターと関連の深いテーマなので、頑張れば3テーマ混合もいけなくはない?
インフェルノイド
ディアベルスター以外では、炎属性・悪魔族の特殊召喚モンスターで構成されたインフェルノイドとも相性が良さげ。
その最大のメリットは、原罪宝-スネークアイによってキーカードのインフェルノイド・デカトロンをリクルートできることです。
スネークアイの展開力を駆使すれば賜炎の咎姫→インフェルノイド・フラッドまで手札1枚でアクセスすることも可能。
レベル1の多いスネークアイは、インフェルノイドの共通効果による展開を阻害しないのも強みです。
(インフェルノイドはレベル・ランクの合計が8以下でないと特殊召喚できない)
スネークアイ側から見るとそこまでシナジーがある訳ではないですが、インフェルノイド側から見れば積極的採用したいギミックと言えそうです。
テーマとしてのインフェルノイドは以下の記事にて紹介しています。
スネークアイのギミックから賜炎の咎姫→インフェルノイド・フラッドを出す方法もこちらで公開中。
スネークアイカードの多くをインフェルノイドでも使えると思うので、スネークアイ→インフェルノイドとデッキを作るのもアリかも。
炎王
インフェルノイド同様、炎王は炎属性・レベル1モンスターの真炎王 ポニクスを起点とするため、スネークアイと相性が良いでしょう。
炎王でスネークアイの汎用ギミックを用いることにより、真炎王 ポニクス、賜炎の咎姫、炎王の聖域、炎王の孤島を順次並べことができます。
ポニクスさえ出せれば炎王側の展開ルートにアクセスでき、ランク8エクシーズを出すことが可能。
賜炎の咎姫が炎王と相性が良いため、キーカードを引き込みつつ出せるこのギミックは非常にウマテイストでしょう。
遊戯王カード 炎王の孤島(シークレットレア) ストラクチャーデッキR 炎王の急襲(SR14) | フィールド魔法 シークレット レア |
テーマとしての炎王はこちらの記事にて紹介。
こちらもスネークアイ側にあまり旨味がない気がしなくもないのですが、相性が良いことには違いないと考えます。
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