ヴァルモニカ解説
『ヴァリアント・スマッシャーズ』で登場するペンデュラムテーマ『ヴァルモニカ』の解説をしていきます。
ヴァルモニカはイラストのように、天使と悪魔の2つの効果が使えるデザイン。
これをペンデュラムゾーンと魔法・罠が持つ2種類の効果で表現するのが面白いですね。
定期的に書いていますが、遊戯王はモチーフをゲームシステムに落とし込むのが本当に上手い!
この記事では『ヴァルモニカ』のテーマ解説・相性の良いカードを紹介しています。
2023年『ヴァリアント・スマッシャーズ』の最新カードを使ったデッキレシピは以下にて公開中。
構築やプレイングの参考にどうぞ!
ヴァルモニカ
遊戯王カードWiki
デッキビルドパック ヴァリアント・スマッシャーズでカテゴリ化される「ヴァルモニカ」と名のついたカード群。
属するモンスターは闇属性・天使族または光属性・悪魔族のいずれかである。
メインデッキのヴァルモニカモンスター
ペンデュラムモンスターのヴァルモニカ
『ヴァルモニカ』Pモンスターは闇属性・天使族と光属性・悪魔族の2種類がおり、響鳴カウンターに関する効果を持っているのが特徴です。
Pモンスターのヴァルモニカは現在、天使の聲と悪魔の聲の2体で、両方ともレベル4。
そして以下の共通効果を持ちます。
- P効果①:もう片方のPゾーンに悪魔族or天使族が存在する場合、ライフ回復or効果ダメージを受ける度に響鳴カウンターを1つ置く。
- P効果②:固有効果。
- モンスター効果①:手札を1枚捨て、自身と相方のヴァルモニカをPゾーンに設置。
- モンスター効果②:召喚・特殊召喚したターンに墓地のヴァルモニカ魔法・罠を除外して、ライフ回復orダメージを受ける効果をコピー。
共通のモンスター効果①により、即座にヴァルモニカ2枚をPゾーンに設置可能。
スケールはそれぞれ3~5のため、レベル4のみペンデュラム召喚することができます。
ちなみに固有のP効果②は、天使の聲が相手の攻撃宣言時にリンク召喚する効果、悪魔の聲が響鳴カウンターの数だけデバフとなっています。
Pゾーンのヴァルモニカは、天使の聲がライフ回復・悪魔の聲が効果ダメージによって響鳴カウンターを置くことが可能。
ライフの回復と効果ダメージはヴァルモニカ魔法・罠で受けることができ、これによって響鳴カウンターを貯められるワケですね。
一部ヴァルモニカは響鳴カウンターを使うことで効果を発揮したり、効果が強力になったりと様々な恩恵が受けられます。
ゆえに、如何にして響鳴カウンターを貯めるかがヴァルモニカのキモとなりそうです。
モンスターとしてフィールドにいるヴァルモニカPモンスターは、墓地のヴァルモニカ魔法・罠を除外して効果をコピーすることができます。
実質魔法・罠をサルベージしたのと同等の効果を得ることができ、アドバンテージに直結します。
ヴァルモニカには魔法・罠をサルベージする手段が少ないので、あまり気にせず使うことができるでしょう。
厳密にはヴァルモニカ・ディサルモニアでサルベージできますが、同名カードの発動回数に制限があるため、コピー効果を使った方が響鳴カウンターを貯めやすいと考えます。
ヴァルモニカ・ヴェルサーレで墓地に送ったカードをサルベージするなら別ですが。
ちなみに、コピーするのは回復orダメージの効果までを含みます(多分)。
よって、響鳴カウンターを貯める手段としても使えるでしょう。
遊戯王カード 天使の聲(シークレットレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック アンジェロ・ヴァルモニカ ペンデュラム シク |
遊戯王カード 悪魔の聲(シークレットレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック デモーネ・ヴァルモニカ ペンデュラム 悪魔族 シク |
Pモンスター以外のヴァルモニカ
初登場時のヴァルモニカにはPモンスターしかいませんでしが、しばらくして効果モンスターも追加。
名前は『天魔の聲選姫』で、ヴァルモニカ・シェルタ等のイラストで先に登場していました。
効果をまとめるとこんな感じ。
カード名 | 属性 | 種族 | レベル | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|---|---|
天魔の聲選姫 | 水 | 魔法使い族 | 4 | 自身が召喚・P召喚した場合、同名カード以外のヴァルモニカカードをサーチ | 自分フィールドに自身以外のモンスターが存在する場合、攻撃対象にされない | 自身が墓地に送られた場合、Pゾーンにヴァルモニカモンスターが2体いれば自身をサルベージ |
天魔の聲選姫は召喚・P召喚時にヴァルモニカカードをサーチでき、初動の安定性に貢献。
さらにリンク素材としても使えるので、単純なサーチ要員として以上の活躍が期待できます(未登場時のヴァルモニカはリンク召喚するまでに4~5枚消費が必要な計算でした)。
また、Pゾーンにヴァルモニカが2体いれば、墓地に送られた場合に自身をサルベージすることもでき、ヴァルモニカ・ヴェルサーレで間接的にサーチすることも。
リンク素材やエクシーズ素材として墓地に送られてもサルベージできるので、コスト要員として見るとなかなか優秀です。
ヴァルモニカをサポートする魔法・罠
ヴァルモニカ魔法・罠は共通効果を持つものとそうでないものがあり、共通効果を持つものは回復とダメージに関する効果を持ちます。
それぞれ見ていきましょう。
共通効果を持つヴァルモニカ魔法・罠
共通効果を持つ魔法・罠は効果を2つ持ち、そのうち一つを選んで適用するというのが特徴です。
それぞれ、自分にライフ回復or効果ダメージを与え、さらに追加効果を適用するという具合。
ライフ回復or効果ダメージを受けることができるため、これで響鳴カウンターを貯めることができますね。
また、罠カードはヴァルモニカリンクモンスターがいる時に2つの効果を同時適用でき、爆速でカウンターを貯めることができます。
それぞれのざっくりとした効果は以下の通り。
カード名 | 種別 | 回復 | ダメージ | 備考 |
---|---|---|---|---|
ヴァルモニカ・イントナーレ | 通常魔法 | 蘇生(相手が選択) | レベル4をサルベージ | ― |
ヴァルモニカ・ヴェルサーレ | 通常魔法 | 最初にめくられたヴァルモニカをサーチ | ヴァルモニカを墓地へ | ― |
ヴァルモニカ・シェルタ | 通常魔法 | 1枚戻し2ドロー | ヴァルモニカ魔法・罠サーチ | ― |
ヴァルモニカ・ディサルモニア | 通常魔法 | 除外状態のヴァルモニカカードをサルベージ | 墓地のヴァルモニカカードをサルベージ | 発動時、Pゾーンのカード1枚に響鳴カウンターを1つ置く |
選律のヴァルモニカ | 通常罠 | 対象耐性 | モンスター効果無効 | ― |
律導のヴァルモニカ | 通常罠 | 魔法・罠の破壊 | モンスターバウンス | ― |
ヴァルモニカ魔法・罠は、展開・除去・効果無効と揃っているのがいい感じ。
ヴァルモニカ・シェルタでサーチもできるため、必要なカードを適宜引っ張りましょう。
中でもヴァルモニカ・ディサルモニアは、発動時に響鳴カウンターを1つ置き、その上で回復orセルフバーンを行うことができ、結果として1枚で合計2つの響鳴カウンターを置くことが可能。
現在時点で他のヴァルモニカ魔法・罠は1枚で2つのカウンターを置くことができないため、カウンターの供給目的では非常に優秀と言えるでしょう。
遊戯王 DBVS-JP036 ヴァルモニカ・シェルタ (日本語版 25TH クォーターセンチュリーシークレットレア) ヴァリアント・スマッシャーズ |
遊戯王カード ヴァルモニカ・ヴェルサーレ(スーパーレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック 通常魔法 スーパー レア |
遊戯王カード ヴァルモニカ・ディサルモニア(ノーマル) レガシー・オブ・デストラクション (LEDE) | 通常魔法 ノーマル |
共通効果を持たないヴァルモニカ魔法・罠
上記の回復orダメージを与えるカードの他、共通効果を持たない魔法・罠もあります。
そちらの効果をまとめたのが以下の表。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』 | フィールド魔法 | 発動時の効果処理としてヴァルモニカモンスターをサーチ | Pゾーンのカードに3つ目の響鳴カウンターが置かれ場合、相手モンスター1体のコントロール奪取(エンドフェイズまで、攻撃宣言不可) | ― | ― |
ヴァルモニカ・インヴィターレ | 速攻魔法 | 以下の効果から1つ選択 ●ヴァルモニカモンスターをリクルート(発動後、ヴァルモニカモンスター以外の効果を発動不可の縛り発生) ●Pモンスター以外のヴァルモニカモンスターが存在する場合、デッキから同名以外のヴァルモニカPモンスター2体を選び、1体を手札、1体をEXデッキに加える | ― | ― | ― |
ヴァルモニカ・エレディターレ | カウンター罠 | 自分「ヴァルモニカ」リンクが存在し、効果が発動した場合、その発動を無効にして破壊 | 墓地から自身を除外して、EXデッキ(表側)・墓地・除外状態の「ヴァルモニカ」カードを、響鳴カウンターの数までデッキに戻す その後、戻したカード3枚につき1枚ドローできる | ― | ①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つまで |
創神のヴァルモニカ | 永続罠 | 響鳴カウンターが合計6つ以上存在する限り、ヴァルモニカリンクの攻撃力を1200パンプ | 相手モンスターの特殊召喚時、ヴァルモニカモンスターのリンク召喚を行う | 自身が手札・フィールドから墓地に送られた場合、響鳴カウンターを置くことができるPゾーンのカード1枚に、響鳴カウンターが3つになるように置く | ― |
共通効果を持たないカードの中でも特に強力なのが、創神のヴァルモニカ。
手札・フィールドから墓地に送られた場合に、響鳴カウンターが3つになるようにPゾーンのカードに置くことができ、即座にリンク召喚の条件を整えることができます。
発動条件は天使の聲・悪魔の聲が持つ共通効果の手札コストにすれば良く、Pゾーンのスケールを用意しつつ、響鳴カウンターの準備もできるのが強い!
フィールド魔法の天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』は、ヴァルモニカモンスターのサーチと、響鳴カウンターが3つになった時に相手モンスターのコントロール奪取が行えます。
コントロール奪取後はヴァルモニカモンスターのリンク素材に使えるため、かなり強力な効果と言えるでしょう。
速攻魔法のヴァルモニカ・インヴィターレは、リクルートとサーチが強力です。
リクルート効果を使うとヴァルモニカ以外のモンスター効果を使えなくなるので注意が必要なものの、速攻魔法なので相手ターンならこのデメリットを踏み倒すこともできそう。
また、ヴァルモニカと相性が良いバグースカは効果を発動するタイプの効果ではないため、インヴィターレのデメリットを受けにくいのもポイント。
ちなみに、読み飛ばしても良いヴァルモニカ魔法・罠の回復orダメージ効果についての補足。
テキストを読めば直ぐに分かると思いますが、この回復もダメージも「コスト」ではなく「効果」です。
そのため、ヴァルモニカモンスターの共通効果でコピーした場合、回復もダメージも受ける、と考えられます(多分)。
また、効果を無効にされた場合は当然、回復もダメージも受けず、響鳴カウンターを貯めることができません。
このへんの微妙に分かりにくい処理については以下の記事にてまとめいるので、多少参考になるかもしれません。
エクストラデッキのヴァルモニカモンスター
そして、エクストラデッキ!
エクストラデッキのヴァルモニカは3体で、リンク1は攻撃力2500で統一。
リンク1モンスターは、素材が効果モンスターと非常に軽いものの、「Pゾーンの同じ種族のモンスターに響鳴カウンターが3つ以上置かれていないとリンク召喚できない」という条件があります。
そんなヴァルモニカリンクモンスターの効果は以下のようになっています。
リンク1
カード名 | 属性 | 種族 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヴァルモニカの異神-ジュラルメ | 闇 | 天使族 | 効果モンスター1体 | リンク召喚時、Pゾーンの響鳴カウンターまで、相手モンスターを破壊 | Pゾーンの響鳴カウンターを3つ取り除き、3回攻撃 | Pゾーンの天使族モンスターに響鳴カウンターが3つ以上置かれていないとリンク召喚できない |
ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ | 光 | 悪魔族 | 効果モンスター1体 | 自分モンスターが戦闘・効果破される場合、響鳴カウンター3つで肩代わり | 相手ターン、墓地・除外状態のヴァルモニカ通常・魔法・罠の効果をコピー | Pゾーンの悪魔族モンスターに響鳴カウンターが3つ以上置かれていないとリンク召喚できない |
リンク2
カード名 | 属性 | 種族 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|---|---|
ヴァルモニカの神奏-ヴァーラル | 水 | 魔法使い族 | ヴァルモニカリンクを含むモンスター2体 | 自分フィールドに響鳴カウンターが6つ以上存在する限り、ヴァルモニカカード以外の効果を受けない | 通常攻撃に加え、自分フィールドのレベル4ヴァルモニカの数だけ攻撃回数追加(Pゾーンはカウントしない) | 相手モンスターの特殊召喚を無効にして破壊 その後、響鳴カウンターを3つ取り除く |
天使族のジュラルメは攻撃的、悪魔族のゼブフェーラは防御的な効果を持っているように感じます。
特にジュラルメの攻撃回数アップはモンスターに限定されていないため、がら空き状態ならワンキルに持っていくことも難しくないでしょう。
また、ゼブフェーラは墓地・除外状態のヴァルモニカ魔法・罠をコピーすることが可能。
ヴァルモニカ・ヴェルサーレの墓地肥しと組み合わせることで、実質好きなヴァルモニカ魔法・罠をサーチしたのと同じになります。
これに加え、ヴァルモニカ罠はリンクモンスターがいる時に回復とバーン効果両方を適用でき、大きなアドバンテージを得ることが可能。
遊戯王 DBVS-JP033 ヴァルモニカの異神─ジュラルメ スーパーレア SR デッキビルドパック ヴァリアント・スマッシャーズ |
遊戯王 DBVS-JP034 ヴァルモニカの神異─ゼブフェーラ スーパーレア SR デッキビルドパック ヴァリアント・スマッシャーズ |
魔法使い族のヴァーラルは、「響鳴カウンターが6つ以上ある時に効果耐性」・「レベル4ヴァルモニカの数だけ攻撃回数追加」・「相手モンスターの特殊召喚を無効にして響鳴カウンター3つ取り除く」3つの効果。
ジュラルメの連続攻撃と、ゼブフェーラの耐性の2つを強化して併せた効果としてデザインされている感じがしますね。
3回攻撃できれば相手ライフを初期ライフから丸々削りきることができ、響鳴カウンターがあれば強固な耐性がつくため、フィニッシャー向きのカードだと思いました。
ヴァーラルはかなり強力なカードと言えますが、そもそもリンク1のヴァルモニカを出すのがまあまあ手間。
しかし、創神のヴァルモニカで響鳴カウンターの準備がしやすくなったため、以前よりも格段に出しやすなったと言えるでしょう。
遊戯王 INFO-JP049 ヴァルモニカの神奏─ヴァーラル (日本語版 25th クォーターセンチュリーシークレットレア) インフィニット・フォビドゥン |
ヴァルモニカの立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 天使の聲と悪魔の聲をPゾーンに設置
- ヴァルモニカ魔法・罠で妨害しつつ、回復orダメージを受けて響鳴カウンターを貯める
- 響鳴カウンターが3つ貯まったらリンクモンスターをリンク召喚して攻める
天魔の聲選姫+創神のヴァルモニカでできる展開ルート
天魔の聲選姫+創神のヴァルモニカの展開ルート
- 条件:手札に天魔の聲選姫、創神のヴァルモニカが1枚ずつ、合計2枚。
- 結果:フィールドにヴァルモニカリンクモンスター1体、天魔の聲選姫、ヴァルモニカPモンスターの3体が並び、Pゾーンに天使の聲と悪魔の聲(いずれかに響鳴カウンターが3つ)。
- 天魔の聲選姫を召喚し、ヴァルモニカ・インヴィターレをサーチ。
- インヴィターレを発動し、ヴァルモニカPモンスターAを手札、ヴァルモニカPモンスターBをEXデッキに加える。
- ヴァルモニカPモンスターAの効果で手札の創神のヴァルモニカを1枚捨て、自身と相方をPゾーンに設置。
- 創神のヴァルモニカが手札から墓地に送られた場合の効果により、天使の聲or悪魔の聲に響鳴カウンターを3つ乗せる。
- 天魔の聲選姫を素材に、ヴァルモニカリンクをリンク召喚。
- Pゾーンにヴァルモニカモンスターが2体いるため、天魔の聲選姫の効果で自身をサルベージ。
- スケール3~5でペンデュラム召喚。EXデッキのヴァルモニカPモンスターB、手札の天魔の聲選姫を特殊召喚。
こちらは天魔の聲選姫と創神のヴァルモニカでできる展開方法。
この方法だと手札消費2枚でヴァルモニカリンクのリンク召喚まで持っていくことができます。
手札は天魔の聲選姫と、ヴァルモニカ・インヴィターレでも良く、天魔の聲選姫は天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』でサーチできるので初動の安定性も悪くないと思います。
このパターン最大の強みは、ヴァルモニカリンクモンスターの他、レベル4を2体並べられること。
ここからランク4をエクシーズ召喚でき、No.41 泥睡魔獣バグースカを出すことができます。
リンクモンスターは守備表示にならないため、バグースカの形式変更効果を無視することが可能。
結果、ヴァルモニカリンクはバグースカの影響を受けず、相手にだけ一方的に封殺効果を押し付けることができます。これは強烈。
さらに、バグースカのX素材となっている天魔の聲選姫が、次のスタンバイフェイズに墓地に送られれば、自身のサルベージ効果で手札に戻すことも。
それぞれの効果が絶妙に嚙み合っており、非常に美しい盤面であると言えるでしょう。
そしてさらに、この手順で天使の聲3つ、ヴァルモニカの異神-ジュラルメをリンク召喚し、手札にヴァルモニカ・シェルタがある場合、以下の展開に派生させることができます。
遊戯王カード CP17-JP042 No.41 泥睡魔獣バグースカ(レア)遊戯王VRAINS [COLLECTORS PACK 2017] |
上記の展開ルートにヴァルモニカ・シェルタを追加してさらに伸ばす
- 追加の条件:上記手順7まで展開後、手札にヴァルモニカ・シェルタがある。
- 結果
- フィールド:ヴァルモニカの異神-ジュラルメ、ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ、天魔の聲選姫の3体
- 魔法・罠・Pゾーン:天使の聲(カウンター3つ)、悪魔の聲(カウンター3つ)、選律のヴァルモニカ。
- 墓地:律導のヴァルモニカ
- フィールドにヴァルモニカの異神-ジュラルメ、天魔の聲選姫、ヴァルモニカPモンスターの3体、Pゾーンに天使の聲(カウンター3つ)と悪魔の聲(カウンター0)の状態。
- ヴァルモニカ・シェルタのセルフバーン効果を発動して、ヴァルモニカ・ヴェルサーレをサーチ(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- ヴァルモニカPモンスターで墓地のシェルタのセルフバーン効果をコピーして、選律のヴァルモニカをサーチ(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- ヴァルモニカ・ヴェルサーレで律導のヴァルモニカを墓地に送る(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- ヴァルモニカPモンスターを素材として、ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラをリンク召喚。
上記の展開ルートにヴァルモニカ・シェルタを追加した結果、ヴァルモニカリンクモンスター2体と、フィールド・墓地にヴァルモニカ罠カード2種類を準備することができます。
この時点でできることは以下の通り。
- ヴァルモニカの異神-ジュラルメで相手モンスターを6体まで破壊。カウンターを取り除いて3回攻撃
- 選律のヴァルモニカで対象耐性付与orモンスター効果無効
- ゼブフェーラで墓地の律導のヴァルモニカをコピーして魔法・罠破壊orモンスターバウンス
後攻なら、ジュラルメのモンスター除去と連続攻撃で合計11200ダメージのワンキルが可能。
さらに、ヴァルモニカリンク2体と天魔の聲選姫のうち2体を素材に、ヴァルモニカの神奏-ヴァーラルのリンク召喚もできます。
先攻ならばゼブフェーラを残してヴァーラルをリンク召喚し、耐性と特殊召喚無効効果で3妨害盤面にするといいでしょう。
遊戯王 INFO-JP049 ヴァルモニカの神奏─ヴァーラル (日本語版 25th クォーターセンチュリーシークレットレア) インフィニット・フォビドゥン |
遊戯王 DBVS-JP036 ヴァルモニカ・シェルタ (日本語版 25TH クォーターセンチュリーシークレットレア) ヴァリアント・スマッシャーズ |
天魔の聲選姫+ヴァルモニカ・シェルタの展開ルート
- 条件:手札に天魔の聲選姫1枚、ヴァルモニカ・シェルタ1枚、手札コスト1枚、合計3枚。
- 結果:フィールドにヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ1体、ヴァルモニカPモンスター1体、魔法・罠ゾーンに天使の聲と悪魔聲、選律のヴァルモニカ、墓地に律導のヴァルモニカ。
- 天魔の聲選姫を召喚し、ヴァルモニカ・インヴィターレをサーチ。
- インヴィターレを発動し、ヴァルモニカPモンスターAを手札、ヴァルモニカPモンスターBをEXデッキに加える。
- ヴァルモニカPモンスターAの効果で手札を1枚捨て、自身と相方をPゾーンに設置。
- ヴァルモニカ・シェルタのセルフバーン効果でヴァルモニカ・ヴェルサーレをサーチ(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- P召喚でEXデッキのヴァルモニカPモンスターBを特殊召喚し、墓地のシェルタのセルフバーン効果をコピーして選律のヴァルモニカをサーチ(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- ヴァルモニカ・ヴェルサーレで律導のヴァルモニカを墓地に送る(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- 悪魔の聲に響鳴カウンターが3個乗っているため、天魔の聲選姫を素材にヴァルモニカの神異-ゼブフェーラをリンク召喚。
- Pゾーンにヴァルモニカモンスターが2体いるため、リンク素材にした天魔の聲選姫をサルベージ。
こちらは創神のヴァルモニカ登場前に考えた方法。
天魔の聲選姫+ヴァルモニカ・シェルタ+手札コスト1枚で始動でき、わりと現実的な消費でリンクモンスターを出すことができます。
このパターンではゼブフェーラを出しつつ、フィールド・墓地にヴァルモニカ罠を用意することが可能。
ゼブフェーラは墓地・除外のヴァルモニカ魔法・罠をコピーでき、選律のヴァルモニカと律導のヴァルモニカで相手の動きを妨害することができます。
2妨害態勢を整えられるため、先攻で狙う盤面としてはなかなか優秀と言えるでしょう。
遊戯王 DBVS-JP034 ヴァルモニカの神異─ゼブフェーラ スーパーレア SR デッキビルドパック ヴァリアント・スマッシャーズ |
天魔の聲選姫+ヴァルモニカ魔法2枚のパターン
- 条件:手札に天魔の聲選姫1枚、ヴァルモニカ魔法2枚、手札コスト1枚、合計4枚
- 結果:フィールドにヴァルモニカリンクモンスター1体、ヴァルモニカPモンスター1体、Pゾーンに天使の聲と悪魔の聲。
- 天魔の聲選姫を召喚し、ヴァルモニカ・インヴィターレをサーチ。
- インヴィターレを発動し、ヴァルモニカPモンスターAを手札、ヴァルモニカPモンスターBをEXデッキに加える。
- ヴァルモニカPモンスターAの効果で手札を1枚捨て、自身と相方をPゾーンに設置。
- ヴァルモニカ魔法で回復orセルフバーンを2回行う(響鳴カウンター2個乗る)。
- P召喚でEXデッキのヴァルモニカPモンスターBを特殊召喚し、墓地のヴァルモニカ魔法をコピーして回復orセルフバーン(響鳴カウンター1個乗る)。
- 響鳴カウンターが3個乗っているため、天魔の聲選姫を素材にヴァルモニカリンクモンスターをリンク召喚。
- Pゾーンにヴァルモニカモンスターが2体いるため、リンク素材にした天魔の聲選姫をサルベージ。
創神のヴァルモニカ登場前に考えた方法その2。
ヴァルモニカ・シェルタなし・天魔の聲選姫のみ使う方法だと、手札4枚でヴァルモニカリンクモンスターを呼び出すことができます。
この方法では流石に消費が激しすぎるため、あまり現実的ではないでしょう。
でもせっかく考えたので、参考資料程度に載せておきます。
天魔の聲選姫なしの展開ルート
さらにこちらは天魔の聲選姫、ヴァルモニカ・ディサルモニアの登場前に考えたパターン。
いずれも手札消費4~5枚と激しく、あまり現実的ではありませんでした。
現在ではほぼ使わないと思いますが、参考資料として残しておきます。
ヴァルモニカ・シェルタなしのパターン
- 条件:手札にヴァルモニカPモンスター2枚、ヴァルモニカ魔法2枚、手札コスト1枚、合計5枚
- 結果:フィールドにヴァルモニカリンクモンスター1体、Pゾーンに天使の聲と悪魔の聲。
- ヴァルモニカPモンスターの効果で手札を1枚捨て、自身と相方をPゾーンに設置。
- ヴァルモニカ魔法で回復orセルフバーンを2回行う(響鳴カウンター2個乗る)。
- ヴァルモニカモンスターを召喚し、墓地のヴァルモニカ魔法をコピーして回復orセルフバーン(響鳴カウンター1個乗る)。
- 響鳴カウンターが3個乗っているため、ヴァルモニカモンスターを素材にヴァルモニカリンクモンスターをリンク召喚できる。
ヴァルモニカ・シェルタありのパターン
- 条件:手札にヴァルPモニカモンスター2枚、ヴァルモニカ・シェルタ1枚、手札コスト1枚、合計4枚。
- 結果:フィールドにヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ1体、魔法・罠ゾーンに天使の聲と悪魔聲、選律のヴァルモニカ、墓地に律導のヴァルモニカ。
- ヴァルモニカPモンスターの効果で手札を1枚捨て、自身と相方をPゾーンに設置。
- ヴァルモニカ・シェルタのセルフバーン効果でヴァルモニカ・ヴェルサーレをサーチ(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- ヴァルモニカモンスターを召喚し、墓地のシェルタのセルフバーン効果をコピーして選律のヴァルモニカをサーチ(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- ヴァルモニカ・ヴェルサーレで律導のヴァルモニカを墓地に送る(悪魔の聲にカウンター1個乗る)。
- 悪魔の聲に響鳴カウンターが3個乗っているため、フィールドのヴァルモニカモンスターを素材にヴァルモニカの神異-ゼブフェーラをリンク召喚。
ヴァルモニカと相性の良いカード
水属性・魔法使い族サポート
キーカードである天魔の聲選姫は水属性・魔法使い族のため、これらの汎用サポートを採用する価値がありそうです。
特にワンダー・ワンドを装備した天魔の聲選姫を墓地に送ってドローすれば、自身の効果でサルベージできるのでなかなか面白いでしょう。
魔法カードを連打するヴァルモニカは手札消費が荒いと感じるので、このコンボで手札が1枚増えるのは有り難いと思います。
また、天魔の聲選姫はレベル4のため、召喚僧サモンプリーストでリクルート可能。
リクルートした天魔の聲選姫はサーチ効果が使えませんが、ランク4エクシーズの素材にすることはできます。
天魔の聲選姫を一旦エクシーズ素材として墓地に送り、自身の効果でサルベージ→からのP召喚という動きをすればサーチ効果を使うこともできるでしょう。
似たようなことはリンク素材として天魔の聲選姫を墓地に送れる聖魔の乙女アルテミスでもできます。
このままだとアルテミスがサンドバッグになってしまいますが、ヴァルモニカリンクの素材にできるので問題ナシ!
このコンボはヴァルモニカ・インヴィターレで天魔の聲選姫をリクルートした時に使えるかと。
このほか、水属性・魔法使い族サポートはこちらの記事にてまとめています。
繰り返しになりますが、天魔の聲選姫がヴァルモニカのキーカードだと考えているので、このカードをサポートするカードを意識して採用するのはアリかと。
光属性・悪魔族と闇属性・天使族サポート
ヴァルモニカPモンスターは光属性・悪魔族と闇属性・天使族で構成されており、これらの属性・種族サポートを採用でき……かと思いきや。
個人的にはそこまでピンとくるものがなく。
積極的に採用すべきかはさておき、汎用サポートで良さそうだと思ったのは以下のカード。
- 相手ターンに天使の聲をリクルートできる失楽の魔女
- 除外除去が強力な守護天霊ロガエス
- 悪魔の聲をリクルートできる白銀の城の召使い アリアーヌ
- 天使族と悪魔族でそれぞれ効果を持つ聖邪のステンドグラス
中でも聖邪のステンドグラスは、天使族と悪魔族が並んでいるとドロー+ハンデスが行えるため中々強力。
ヴァルモニカ登場弾で再録されますし、公式的にも相性が良いカードと考えているようです。
下級悪魔族をリクルートできる白銀の城の召使い アリアーヌもまあまあ良さげ。
コストで罠カードを墓地に送る必要がありますが、悪魔の聲なら墓地のヴァルモニカ罠をコピー可能。
先にも紹介していますが、魔法カードをコストにリクルートできる召喚僧サモンプリーストでも似たようなことができます。
アリアーヌとサモンプリーストのセット採用はありかもしれない。
現在のカードプールではそこまでシナジーがあると感じませんが、いちおう光・闇属性・天使・悪魔族サポート記事のリンクを張っておきます。
新規カードが加われば採用価値が出るかもしれないので。
これがデッキ構築のヒントになればと思います。
- 【遊戯王】今すぐ使える「闇属性」汎用サポート一覧 下級・エクストラ・魔法・罠【汎用】
- 【遊戯王】今すぐ使える「光属性」汎用サポート一覧 下級・エクストラ・魔法・罠【汎用】
- 【遊戯王】今すぐ使える「天使族」汎用サポート一覧 下級・エクストラ・魔法・罠【汎用】
- 【遊戯王】今すぐ使える「悪魔族」汎用サポート一覧 下級・エクストラ・魔法・罠【汎用】
ペンデュラム召喚サポート
ヴァルモニカの主要ギミックの1つがペンデュラムモンスターであるため、ペンデュラム召喚サポートも採用可能。
特に天使の聲or悪魔の聲は、共通効果で即座にペンデュラム召喚の準備を整えられるので、レベル4・Pモンスターとは相性が良さそうです。
またPテーマということは、アストログラフ・マジシャンとヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムを使った極悪コンボも採用できるでしょう。
ヴァルモニカにこのギミックを採用する場合、天使の聲が闇属性Pモンスターのため、覇王眷竜スターヴ・ヴェノムも積みやすいのはウマテイストです。
ただし、エレクトラムはPゾーンのカードを破壊してしまうため、せっかく貯めた響鳴カウンターがなくなってしまう可能性には注意。
エレクトラムの採用に抵抗があるにしても、覇王眷竜スターヴ・ヴェノムは採用価値があると考えています。
天使の聲or悪魔の聲をコピーすれば墓地のヴァルモニカ魔法・罠を使えるため、アドバンテージに繋がるからです。
遊戯王 DP23-JP052 アストログラフ・マジシャン (日本語版 ノーマル) デュエリストパック ─レジェンドデュエリスト編6─ |
上記のエレクトラムとアストログラフのコンボは以下の記事にて詳しく紹介。
ペンデュラムサポートもまとめているので構築の参考にどうぞ!
回復・セルフバーン
そしてヴァルモニカの固有ギミックである回復とセルフバーンについて!
ヴァルモニカは回復orセルフバーンで響鳴カウンターを貯めるため、重要なギミックとなっています。
ということで、回復とセルフバーンを以下にまとめてみました。
まずは回復カードから!
- 継続回復:ご隠居の大釜、神の恵み、アロマポット、堕天使マリー、黄金の天道虫
- 防御札:ドレインシールド、ホーリージャベリン
- 連続回復:D・テレホン
- 相手がトリガー:大胆無敵、儚無みずき
- 回復がトリガー:渇きの風
回復系のカードでは毎ターン確実に回復できる黄金の天道虫が良さげ。
他の永続系のカードと違い手札から公開するだけで発動するため、除去される危険が少ないです。
また、ヴァルモニカはコントロール寄りのテーマだと思うので、場もちの良いアロマポットも優秀と考えます。
相手に依存してしまうものの、1枚で何度も回復できる大胆無敵、儚無みずきも相性が良いでしょう。
相手ターンの回復でも、天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』があればコントロール奪取を狙えるのがウマテイスト。
天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』のコントロール奪取はエンドフェイズに戻ってしまうものの、天使の聲で相手ターン中にリンク素材にしてしまえば問題ナシ!
さらに、ヴァルモニカの異神-ジュラルメでの除去が狙えます。
遊戯王 RC03-JP018 儚無みずき (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION─PREMIUM GOLD EDITION─ |
- 除去:破壊輪
- 特殊召喚:Emトリック・クラウン、BF-精鋭のゼピュロス
- 継続バーン:死霊の誘い
- バーンをトリガーに発動:ガード・ペンギン、DDD反骨王レオニダス、ダメージ・ワクチンΩMAX
セルフバーン系のカードは特殊召喚を持ったカードが多め。
特にEmトリック・クラウンは何度も使用することができるため、響鳴カウンターを貯めるには便利でしょう。
ヴァルモニカ登場弾で再録されることからも相性が良いのは間違いない。
死霊の誘いはカードが墓地に送られる度に持ち主に300バーンが発生。
ヴァルモニカ魔法・罠を使うことで爆速でカウンターを貯めることができます。
ガード・ペンギンとDDD反骨王レオニダスは、ダメージを受けた時に特殊召喚し、受けたダメージ分だけ回復する類似効果持ち。
ヴァルモニカ魔法・罠でダメージを受けたと同時に回復でき、響鳴カウンターを2つ乗せることができます。
ちなみにレオニダスの方はフィールドにいると効果ダメージを防いでしまうので注意。
ガード・ペンギンはヴァルモニカと同じレベル4なのがグッドなので、こちらの方が優先順位は高いでしょう。
遊戯王カード DP15-JP005 ガード・ペンギン(パラレル)遊戯王ゼアル [DUELIST PACK ─神代兄妹編─] |
あとちょっと面白そうだったのが、装備魔法関連カードの士気高揚。
装備魔法が装備されるたびに回復、装備魔法がフィールドからなくなる度にセルフバーンを行う永続魔法です。
何度も装備魔法を行ったり来たりさせるカードと組ませれば、爆速で響鳴カウンターを貯められそうなんですが、どうでしょうか。
例えば妖刀竹光ならセルフバウンスで折れ竹光をフィールドに出したり引っ込めたりが可能。
ヴァルモニカは手札が足りなくなりそうなので、黄金色の竹光でドローギミックとするのもアリ?
ドローソース
続いてドローソース。
少し改善したものの、初期手札5枚で響鳴カウンターを貯めるのが難しそうなので、「だったら手札を増やそう」という発想です。
どの道コントロール色の強いギミックは手札消費が激しいため、こうしたドローソースは必要になってくると考えられます。
ということで、「2枚以上のカードを引ける」(手札が増える)を基準にドローソースをピックアップしてみました。
- 増殖するG
- 強欲で金満な壺(EX3~6枚除外、以降ドロー不可)
- 強欲で貪欲な壺(デッキトップ10枚を裏側で除外)
- カードカー・D
- 三戦の才
また、個人的にちょっと期待しているのが王立魔法図書館。
魔法カードの発動につき魔力カウンターを1つ貯められ、3つ貯まると1ドローができます。
ヴァルモニカは魔法カードを多用するため、案外貯めやすいんじゃないかと。
ペンデュラムモンスターをPゾーンに置くのも魔法カードの発動として扱われるため、魔力カウンターが乗るのもウマテイスト(天使の聲or悪魔の聲の共通効果では乗らないことには注意)。
遊戯王 RC04-JP005 増殖するG (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
遊戯王 RC04-JP064 三戦の才 (日本語版 ウルトラレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
ロックカード
ロックカードも採用候補に挙がると考えています。
これもドローソースと同じ考え方で、「初動で響鳴カウンターが3つ乗せられないなら時間稼ぎをしよう!」という考え。
ロックカードで時間を稼げれば響鳴カウンターを貯めやすくなる訳ですね。
特にヴァルモニカ登場弾で再録されるNo.41 泥睡魔獣バグースカは、モンスターを守備表示にし、守備表示モンスターの効果を封殺できます。
これはロックカードとしてみると中々の性能。
リンクモンスターは守備表示にできないので、ヴァルモニカリンクモンスターがバグースカの影響を受けないのもポイントです。
さらに、バグースカは効果を発動するタイプのモンスターではないため、ヴァルモニカ・インヴィターレのリクルート効果を使った時に発生する「ヴァルモニカモンスター以外の効果を発動できない」縛りを気にせず使えます。
同様に、グラヴィティ・バインド-超重力の網-とレベル制限B地区は攻撃を制限し、リンクモンスターはその影響を受けないため採用しやすいでしょう。
【遊戯王シングルカード】 《ビギナーズ・エディション1》 グラヴィティ・バインド─超重力の網─ ノーマル be1-jp187 |
ヴァルモニカに採用できそうなコンボ・ギミック
最後にヴァルモニカに採用できそうなコンボ・ギミックの紹介。
テーマレベルだとラビュリンスや竜剣士、アロマあたりの相性が良く、コンボも採用しやすいと考えています。
特にヴァルモニカを単純なスケール要員として見ると、竜剣士はけっこう相性が良さそうに思いました。
そして、クラウンブレードのギミック。
墓地にH・C サウザンド・ブレードがある場合にEmトリック・クラウンが墓地に送られると、この2体が蘇生してくる、というコンボです。
ランク4エクシーズと相性が良く、ターンをまたげば何度も使えるというのが魅力。
ヴァルモニカとの相性を見ると、
- トリック・クラウンによるセルフバーンで響鳴カウンターを乗せることができる。
- バグースカを出すことで時間稼ぎができる。
という点で相性が良いでしょう。
ただし、サウザンド・ブレードはヴァルモニカ魔法・罠で蘇生しようとすると、タイミングを逃すので注意。
墓地にサウザンド・ブレードとトリック・クラウンを用意するのが若干面倒くさいですが、以下の要領で比較的簡単に準備することができます。
実際のパターンがこちら。
- 条件:手札に捕食植物オフリス・スコーピオ1枚とコスト1枚、合計2枚
- 結果:フィールドにリンク2、ジェムナイト・セラフィ、トリック・クラウン、サウザンド・ブレードの4体が並ぶ
- オフリス・スコーピオを召喚して効果発動、手札1枚を墓地に送って捕食植物ダーリング・コブラをリクルート。
- ダーリング・コブラの効果でブリリアント・フュージョンをサーチ。
- オフリス・スコーピオ+ダーリング・コブラで、M.X-セイバー インヴォーカーをリンク召喚し、サウザンド・ブレードをリクルート。
- インヴォーカー+サウザンド・ブレードでリンク2をリンク召喚。
- ブリリアント・フュージョンを発動。デッキからトリック・クラウンとジェムナイトモンスターを墓地へ送り、ジェムナイト・セラフィを融合召喚。
- トリック・クラウンの効果が発動し、1000ダメージを受けて蘇生、これをトリガーにサウザンド・ブレードが蘇生。
必須パーツがやや多いものの、これで手札2枚からクラブレを含めた4体を展開できました。
地味に展開途中でリンク2も作れるため、ペンデュラム召喚でエクストラデッキから展開する場合にも役立ちます。
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「ヴァルモニカ」
最後に出張要員としてのヴァルモニカを考察。
ヴァルモニカと他テーマの混合型を作る場合、以下の特徴が考えられます。
- 水属性・魔法使い族の効果モンスターと、光・闇属性・悪魔・天使族で構成されたペンデュラム・リンク召喚テーマ
- 天使の聲と悪魔の聲の共通効果により、レベル4のP召喚が容易
- 回復・セルフバーンを受ければ響鳴カウンターが乗せられる
特にペンデュラム召喚が得意という特徴はけっこう良く、汎用性が高いでしょう。
レベル4限定なのでそのへんとかみ合うテーマがあればグッド。
ランク4ヴァルモニカセット
- 採用カード:天使の聲、悪魔の聲、天魔の聲選姫、天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』、ヴァルモニカ・インヴィターレ、ヴァルモニカ・イントナーレ
- 条件:手札に天魔の聲選姫1枚、手札コスト1枚、合計2枚。
- 結果:フィールドに天魔の聲選姫、天使の聲or悪魔の聲の合計2体が並び、Pゾーンに天使の聲、悪魔の聲の2枚を設置(スケール3~5)
- 展開後の縛り:なし
- 天魔の聲選姫を召喚し、ヴァルモニカ・インヴィターレをサーチ。
- インヴィターレを発動し、デッキの天使の聲・悪魔の聲のうち、いずれか1枚を手札、もう片方をEXデッキに加える。
- 手順2で手札に加えた天使の聲or悪魔の聲のいずれかを発動。手札1枚を捨て、自身と相方をPゾーンに設置。
- ペンデュラム召喚でEXデッキに加えた天使の聲or悪魔の聲を特殊召喚。
遊戯王カード 天魔の聲選姫(シークレットレア) レガシー・オブ・デストラクション (LEDE) | セレトリーチェ・ヴァルモニカ 効果モンスター 水属性 魔法使い族 |
遊戯王カード ヴァルモニカ・インヴィターレ(ノーマル) レガシー・オブ・デストラクション (LEDE) | 速攻魔法 ノーマル |
ヴァルモニカの基本となる展開方法から、ランク4エクシーズに出張させられる部分を抜き出したもの。
このパターンならヴァルモニカのギミックだけでもレベル4が2体並び、エクシーズ召喚にアクセスできます。
ペンデュラム召喚による展開のため、手札に他のレベル4モンスターもいればまとめて特殊召喚できるのも強み。
ヴァルモニカ・イントナーレなどの一部のヴァルモニカ魔法・罠はレベル4を対象にしており、一緒に採用できる点もメリットと言えるでしょう。
遊戯王カード 天使の聲(シークレットレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック アンジェロ・ヴァルモニカ ペンデュラム シク |
遊戯王カード 悪魔の聲(シークレットレア) ヴァリアント・スマッシャーズ(DBVS) | デッキビルドパック デモーネ・ヴァルモニカ ペンデュラム 悪魔族 シク |
ランク4エクシーズに関してはこちらで詳しくまとめています。
こちらで他の展開コンボもまとめているので、ヴァルモニカセットと合わせてランク4グッドスタッフを作っても面白いかも?
Em/エンタメイジ
レベル4を主軸とするペンデュラム召喚テーマのEmはヴァルモニカと相性が良いと考えられます。
Emは元々セルフバーンギミックを内蔵しており、響鳴カウンターを乗せられるのが組み合わせるメリットの1つ。
逆にEmもセルフバーンをトリガーとするカードがあり、ヴァルモニカ魔法・罠を使うことで発動させることができます。
Emはファイヤー・ダンサーとウォーター・ダンサーのコンボでヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムをリンク召喚が可能。
ここからヴァルモニカギミックでPスケールを揃え、P召喚につなぐだけでも大量展開ができそうです。
遊戯王カード AC04-JP018 Emファイヤー・ダンサー (スーパーレア) アニメーションクロニクル 2024 アニクロ AC04 効果 ペンデュラム SR スーパー レア エンタメイジ |
遊戯王 AC04-JP019 Emウォーター・ダンサー (日本語版 ノーマルパラレル) ANIMATION CHRONICLE 2024 |
Emの解説は以下の記事にてまとめています。
Pモンスターの出張セットとしてヴァルモニカとグッドスタッフデッキを作ればかなり強いのではないでしょうか。
白き森
魔法・罠をコストに効果を発動する白き森との混合案。
ヴァルモニカは魔法・罠の採用率が比較的高く、白き森のコストとしてヴァルモニカ魔法を使えないか?という発想です。
ヴァルモニカ魔法は墓地送ってしまってもヴァルモニカPモンスターや、ゼブフェーラで発動することができ、手札コストにした時のストレスが少ないのがメリット。
また、白き森はレベル4チューナーが多く、ヴァルモニカでもペンデュラム召喚できる点も相性が良いと考えています。
テーマとしての白き森は以下の記事にて解説。
混合型を作る際の参考にどうぞ!
ライゼオル
ヴァルモニカを汎用ランク4ギミックとして見た場合、ライゼオルとも相性が良さげ。
ヴァルモニカはPスケールの準備がしやすいので、そこからライゼオルをペンデュラム召喚で展開するという案です。
ライゼオルは共通効果で特殊召喚するとランク4しか特殊召喚できなくなるのですが、ペンデュラム召喚で展開することで、そのデメリットを発生させないのが最大の強み。
ランク4でもプトレマイオスなどでランクアップすることはまあまああるため、ライゼオルの特殊召喚縛りを発生させないことには大きなメリットがあるといえます。
ライゼオルに関してはこちらで詳しく解説。
しかしこの場合ヴァルモニカはスケール要員となるので、ヴァルモニカを主軸にしたい人には向かない組み合わせかも。
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