「征竜」解説
ドラゴン族で統一されたランク7エクシーズ召喚テーマ『征竜』の解説をしていきます。
このテーマは共通効果を持つレベル7のドラゴンを展開しやすいのが強み。
さらに属性サポートの側面を持ち、テーマ外のデッキにも投入できる汎用性の高さも魅力ですね。
征竜
遊戯王カードWiki
ALLIANCE INSIGHTでカテゴリ化される「征竜」と名のついたモンスター群。
属するモンスターは全てドラゴン族で統一されている。
特にシリーズ初期に登場する(《牙竜咆哮》に登場する)最上級モンスター4体を指して、「四征竜」とも呼ばれる。
三行で教える「征竜」
- ドラゴン族で統一されたエクシーズ召喚テーマ
- レベル7の征竜は特殊召喚・サーチする共通効果、手札から自身と同じ属性のモンスターの2枚を捨てて発動する固有効果を持つ
- 4属性の下級征竜は手札から捨てることで同じ属性のレベル7征竜をリクルートする効果を持つ
『征竜』は8期に登場したエクシーズ召喚テーマで、属するモンスターはドラゴン族で統一されています。
主にレベル7の征竜を主軸とし、これらは手札・墓地から特殊召喚できる共通効果、手札から自身と同じ属性のモンスターの2枚を捨てることで発動する固有効果を持ちます。
さらに、4属性の下級征竜は自身と同じ属性のモンスターの2枚を捨てることで、レベル7の征竜をリクルートする共通効果を持ち、展開をサポートしてくれます。
メインデッキの「征竜」モンスター
レベル7
ということでまずは主力となるレベル7の征竜を紹介。
こちらは下級征竜が大人になったようなイラストをしており、俗に「親征竜」と呼ぶことがあります。
レベル7の征竜たちが持つ共通効果は以下の通り。
このカード名の(1)~(4)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):手札からこのカードと○属性モンスター1体を墓地へ捨て(、××を対象とし)て発動できる。
(固有の効果)。
(2):ドラゴン族か○属性のモンスターを自分の手札・墓地から2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(3):このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。
このカードを手札に戻す。
(4):このカードが除外された場合に発動できる。
デッキからドラゴン族・○属性モンスター1体を手札に加える。
効果②により、手札・墓地からドラゴン族か自身と同じ属性のモンスターを除外することで手札・墓地から特殊召喚が可能。
さらに効果④により、除外された場合に自身と同じ属性のドラゴン族をサーチでき、効果②をトリガーにできる訳ですね。
おかげでレベル7を展開しやすく、ランク7エクシーズから高レベルのシンクロ召喚までしやすいのがストロングポイントの1つと言えるでしょう。
一方、特殊召喚されたレベル7征竜は効果③によって相手エンドフェイズ時に手札に戻ってしまうのが難点。
この効果は自身の効果による特殊召喚を含む、あらゆるカードでの特殊召喚がトリガーとなってしまうので注意が必要です。
しかし完全にデメリットという訳でもなく、「手札に戻れば効果①を使える」という点はメリット。
そして効果①は、手札の自身と同じ属性のモンスターの2枚を捨てることで発動できる固有効果です。
こちらは純構築の征竜ではやや発動しにくいものの、下級征竜を採用していれば発動可能。
効果①で墓地に送ったモンスターを効果②のコストにして特殊召喚できれば理想的ですね。
ただし、同名カードの効果①~④はターン中にいずれか1つしか使えないのが難点。
例えば、効果①で墓地に送ったレベル7征竜を自身の効果②で蘇生したり、他の征竜の特殊召喚コストとして除外しても効果④でサーチしたりはできません。
レベル7征竜が持つ効果①はそれぞれ、蘇生・墓地肥し・除去・サーチと、いずれも優秀な効果。
しかし繰り返しになりますが、純構築の征竜だと属性がバラバラなので若干発動しにくいのがネックです。
このへんは光征竜-スペクトルで同じ属性の征竜2体をサーチするか、極征竜-シャスマティスのコピー用として割り切るのがベターでしょうか。
元々征竜は各属性の汎用カードとしてデザインされているっぽいので、純征竜では効果①を無視するのも手だと個人的には思います。
カード名 | 属性 | 自身と同じ属性の2枚を捨てて 発動する効果① | 対応する子征竜 |
---|---|---|---|
巌征竜-レドックス | 地 | 自分墓地から1体蘇生 | 地征竜-リアクタン |
瀑征竜-タイダル | 水 | デッキからモンスター1体を墓地に送る | 水征竜-ストリーム |
焔征竜-ブラスター | 火 | フィールドのカード1枚破壊 | 炎征竜-バーナー |
嵐征竜-テンペスト | 風 | ドラゴン族1体をサーチ | 風征竜-ライトニング |
レベル3・4
続いてレベル3・4の征竜。
こちらはレベル7の征竜の幼竜のようなデザインをしており、俗に「子征竜」と呼ばれることがあります。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):ドラゴン族か○属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「(○属性の最上級征竜)」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
下級征竜は上記の共通効果を持ち、手札から自身とドラゴン族か同じ属性のモンスターを捨てることで、同じ属性のレベル7征竜をリクルートできます。
例えば、レベル7征竜Aの効果②でレベル7征竜Bを除外して自身を特殊召喚した場合。
レベル7征竜Bの効果④で同じ属性の下級征竜をサーチ→下級征竜の効果でレベル7征竜Bをリクルート~と繋げば2体のレベル7征竜を並べられます。
また、下級征竜の効果で自身とレベル7征竜を墓地に送り、レベル7征竜をリクルート→墓地の下級征竜+αを除外して、コストにしたレベル7征竜を蘇生~という動きもできるでしょう。
ちなみに、下級征竜の共通効果でレベル7征竜を特殊召喚した場合でも、レベル7征竜の効果③は適用され、相手エンドフェイズには手札に戻ってきます。
各種素材とする分には問題ないので、展開後は早々にX素材などにしちゃいましょう。
カード名 | 属性 | 星 | 対応するレベル7征竜 |
---|---|---|---|
地征竜-リアクタン | 地 | 4 | 巌征竜-レドックス |
水征竜-ストリーム | 水 | 4 | 瀑征竜-タイダル |
炎征竜-バーナー | 炎 | 3 | 焔征竜-ブラスター |
風征竜-ライトニング | 風 | 3 | 嵐征竜-テンペスト |
遊戯王カード 炎征竜─バーナー(ノーマル) ストラクチャーデッキR 炎王の急襲(SR14) | 効果モンスター 炎属性 ドラゴン族 ノーマル |
レベル2
一方こちらは12期に登場したレベル2の征竜。
こちらはランク7の征竜の幼竜のようなデザインをしており、他の4属性の下級征竜と違い、以下の効果を持ちます。
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):ドラゴン族か○属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
(固有の効果)
(2):ドラゴン族か○属性のモンスター1体とこのカードを自分の墓地から除外し、
自分の墓地の「(○属性のランク7征竜)」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
どちらかと言えば下級征竜よりレベル7征竜の効果①②に近い効果で、特にサーチ効果を持つ光征竜-スペクトルが強力。
征竜2枚をサーチでき、レベル7征竜の効果①や下級征竜のリクルート効果のサポートになりそうです。
さらに、スペクトルとコストとなるモンスター1体があれば6属性の征竜をX素材とする超征竜-ディザスターを呼び出すことも可能。
詳しくは展開ルートの項で紹介します。
カード名 | 属性 | 自身と同じ属性の2枚を捨てて 発動する効果① | 効果②で蘇生できる モンスター |
---|---|---|---|
闇征竜-ネビュラス | 闇 | 同名カードを除く除外状態の属性の異なる「征竜」モンスター2体を特殊召喚 (特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃不可) | 凶征竜-エクレプシス |
光征竜-スペクトル | 光 | 「征竜」モンスター2体をサーチ | 極征竜-シャスマティス |
「征竜」をサポートする魔法・罠
征竜を指定する魔法・罠は現在、速攻魔法の超竜災禍のみ。
超竜災禍は手札・墓地・除外状態から征竜を特殊召喚でき、さらに征竜モンスターをエクシーズ召喚できます。
後半のエクシーズ召喚する効果は使っても使わなくても良く、展開した征竜を使ってシンクロ・リンク召喚するのもアリでしょうか。
速攻魔法なので相手ターンにエクシーズ召喚できるのも強み。
例えば超征竜-ディザスターはエクシーズ召喚時に全体除去ができ、超竜災禍と組み合わせると相手ターンに全体除去ができるようになります。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|
超竜災禍 | 速攻魔法 | 手札・墓地・除外状態の「征竜」モンスター1体を特殊召喚 その後、自分「征竜」モンスターのみを素材として「征竜」モンスターをエクシーズ召喚できる | 自分メインフェイズ時、墓地から自身を除外して、除外状態の「征竜」モンスターを任意の数だけ墓地に戻す(同じ属性は1体まで) | 効果①②は1ターンに1度、いずれか1つしか発動不可 |
エクストラデッキの「征竜」モンスター
そしてEXデッキ!
EXデッキには現在エクシーズモンスターのみが存在し、ドラゴン族・ランク7で統一されています。
エクシーズモンスター
ランク7
カード名 | 属性 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|
凶征竜-エクレプシス | 闇 | ドラゴン族・レベル7×2体 | エクシーズ召喚時、墓地・除外状態のレベル4以下の「征竜」モンスターにカード名が記されたレベル7かランク7の「征竜」モンスター1体をデッキ・除外状態から特殊召喚 その後、レベル4以下の「征竜」モンスターをデッキに戻す | 相手の魔法・罠の効果発動時、自身のX素材を2つ取り除き、その発動を無効にして除外 |
極征竜-シャスマティス | 光 | ドラゴン族・レベル7×2体 | 自分・相手ターン、デッキからレベル7の「征竜」モンスター1体を墓地に送り、自身のX素材を1つ取り除き、墓地に送った「征竜」モンスターの手札から捨てて発動する効果をコピー | 自身が戦闘または相手効果によって破壊された場合、墓地・除外状態のレベル7の「征竜」モンスター1体を特殊召喚 |
超征竜-ディザスター | 光 | ランク7×2体 | エクシーズ召喚時、墓地・除外状態のレベル7「征竜」モンスターを4体まで自身のX素材とする その後、自身がX素材としているモンスターの属性と同じ相手フィールド・墓地のモンスター全てを除外 | 光・闇・地・水・炎・風属性の「征竜」モンスター全てをX素材としている場合、自身の攻/守は4600パンプアップし、他のカード効果を受けない |
凶征竜-エクレプシスと極征竜-シャスマティスはそれぞれドラゴン族のレベル7×2体でエクシーズ召喚が可能。
闇征竜-ネビュラスと光征竜-スペクトルの効果②で蘇生できることから、四属性のレベル7征竜と下級征竜のような関係のようですね。
凶征竜-エクレプシスの効果は「墓地・除外状態の下級征竜をデッキに戻してレベル7征竜をデッキ・除外状態から特殊召喚」・「相手魔法・罠の発動を無効にして除外」の2つ。
魔法・罠を無効にする効果がシンプルに強力で、制圧要員として考えることができます。
極征竜-シャスマティスの効果は「デッキからレベル7征竜を墓地に送って効果をコピー」・「戦闘・効果破壊された場合に墓地・除外状態のレベル7征竜の特殊召喚」の2つ。
コピー効果は相手ターンに発動でき、ブラスターをコピーすればフリーチェーンでの除去ができます。
フリーチェーンで除去ができれば妨害もできるため、こちらも制圧要員として考えていいでしょう。
そして切り札の超征竜-ディザスター!
ランク7×2体という非常に重い素材を持ち、「エクシーズ召喚時にX素材の補充と自身のX素材と同じ属性の相手フィールド・墓地のモンスターを全て除外」・「6属性の征竜全てをX素材としている場合、パンプアップとカード効果を受けない耐性を付与」という何とも豪快な効果を持ちます。
パンプアップしても4600打点ということでワンキルできる火力はないものの、フィールド・墓地の全体除外が決まれば相手のリソースを大きく削ることが可能。
さらに完全耐性で場持ちが良いのもストロングポイントですね。
問題となるのはX素材となるランク7をどうやって2体並べるか。
これに関しては征竜の展開コンボを駆使すれば簡単に並べることができます。
詳しくは展開ルートの項を参照ください。
「征竜」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- レベル7征竜と下級征竜でレベル7征竜を展開→エクシーズ召喚につなぐ
- 先攻では凶征竜-エクレプシスと極征竜-シャスマティスの2体で2妨害盤面を目指す
- 後攻では超征竜-ディザスターで全体除外を狙う
征竜の立ち回りは超ざっくり上記を想定しています。
レベル7と下級の征竜により、レベル7征竜の展開が容易なため、ここからエクシーズ召喚を狙っていきましょう。
先にも少し触れていますが、純構築の征竜ではレベル7征竜の効果①は属性が合わないので使いにくく、無理に活躍する必要はないと考えています。
先攻では凶征竜-エクレプシスと極征竜-シャスマティスの2体を展開。
エクレプシスは魔法・罠の無効、シャスマティスはブラスターの効果をコピーすることで除去ができ、合計2妨害盤面が作れます。
後攻では6属性素材の超征竜-ディザスターをエクシーズ召喚し、全体除外で切り返し。
展開しきった相手フィールド・墓地のモンスターを全て除外できれば反撃のためのリソースを刈り取ることができ、ゲームエンドまで持ち込めるでしょう。
先攻盤面も後攻盤面も光征竜-スペクトルからの展開で作れるので、後述の展開ルートを参考に試してみてください。
光征竜-スペクトルから6属性素材の超征竜-ディザスターをエクシーズ召喚する展開ルート
- 採用カード
- 下級征竜:光征竜-スペクトル、炎征竜-バーナー、風征竜-ライトニング、地征竜-リアクタン、水征竜-ストリーム
- レベル7征竜:巌征竜-レドックス、瀑征竜-タイダル、焔征竜-ブラスター、嵐征竜-テンペスト
- EXデッキ:凶征竜-エクレプシス、極征竜-シャスマティス、超征竜-ディザスター
- 条件:手札に光征竜-スペクトル、コストとなる光属性またはドラゴン族1枚、合計2枚
- 結果:フィールドに超征竜-ディザスター(6属性のX素材持ち)1体が並び、相手フィールド・墓地のモンスターすべてが除外/召喚権残り1回
- 展開後の縛り:なし
※4属性のレベル7征竜を「親征竜A~D」、その下級征竜を「子征竜a~d」で表記。
- 手札の光征竜-スペクトルの効果で自身とコスト(光属性またはドラゴン族)の2枚を墓地に送り、子征竜aと親征竜Bをサーチ。
- 手札の子征竜aの共通効果で自身と親征竜Bの2枚を捨て、親征竜Aをリクルート。
- 墓地の親征竜Bの共通効果②でスペクトルと子征竜aを除外して、自身を蘇生。
- 親征竜A×親征竜Bの2体を素材として、極征竜-シャスマティスをエクシーズ召喚。
- シャスマティスの効果でX素材となっている親征竜Aを取り除き、デッキから瀑征竜-タイダルを墓地に送り、以下の効果を適用。
- タイダルの固有効果をコピーして、デッキから親征竜Cを墓地へ送る。
- 墓地の親征竜Aの共通効果②で墓地のタイダルと親征竜Cを除外して、自身を蘇生。
- 手順6をトリガーに、除外されたタイダルと親征竜Cの共通効果で水征竜-ストリームと子征竜cをサーチ。
- 手札の子征竜cの共通効果で自身とストリームの2枚を捨て、親征竜Cをリクルート。
- 親征竜A×親征竜Cの2体を素材として、凶征竜-エクレプシスをエクシーズ召喚。
- シャスマティス×エクレプシスの2体を素材として、超征竜-ディザスターをエクシーズ召喚。
- ディザスターの特殊召喚時、墓地・除外状態の4属性の征竜を自身のX素材として加え、その後自身のX素材と同じ属性のモンスターを相手フィールド・墓地から全て除外する。
こちらはwikiを参考にした展開ルート。
結果、手札2枚から6属性の征竜をX素材とした超征竜-ディザスターをエクシーズ召喚することができます。
シャスマティスでコピーする征竜はタイダルの代わりにテンペストでも良く、その場合は手順6で親征竜Cを手札から除外すればOK。
アルファベット表記の征竜は共通効果しか使っておらず、好きな順番で展開して大丈夫です。
ただ、アルファベット表記だと逆に分かりにくかったかもしれませんね。
参考にしたwikiでは固有名詞で紹介されているので、分かりにくかったらこちらも参照してみてください(wiki:《光征竜-スペクトル》)。
ちなみに、この展開はスペクトル+手札コスト1枚の2枚初動となっていますが、手札に子征竜a+親征竜B+手札コストのドラゴン族の合計3枚でもほぼ同じ動きができます。
スペクトルが手札になかった場合は選択肢の1つとなるので覚えておきましょう。
この時点でディザスターには6属性のX素材があり、手順11で相手フィールド・墓地のモンスターを全て除外することが可能。
さらにディザスターが攻撃力4600になり、他の効果を受けない耐性が付与されます。
対戦相手にもよりますが、後攻の切り返しでこのパターンが決まれば反撃を許さずほぼ勝てるでしょう。
先攻の場合、手順9のエクレプシスとシャスマティスの2体が並んだ状態でターンを回すのもアリ。
これでエクレプシスの魔法・罠の1妨害、シャスマティスのブラスターコピーによる除去で2妨害となります。
超竜災禍があるならディザスターを相手ターンにエクシーズ召喚することもでき、上記2妨害+ディザスターの全体除外で3妨害盤面とすることも。
とはいえ超竜災禍は今のところサーチ手段がなく、そこまで現実的ではないでしょうか。
「征竜」と相性の良いカード
ドラゴン族サポート
征竜はドラゴン族で統一されており、種族サポートを採用する価値があるでしょう。
以下に使えそうなカードをまとめていきます。
メインデッキのドラゴン族サポート
- サーチ・ドロー:輝光竜セイファート、ドラ・ドラ、深淵の獣 マグナムート、超再生能力、竜の交感
- 手札から特殊召喚:鎧騎士竜-ナイト・アームド・ドラゴン-
- 手札・墓地からドラゴン族を特殊召喚:レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
- リクルート:メタル化・強化反射装甲+レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン
- 蘇生:覇王眷竜ダークヴルム、亡龍の戦慄-デストルドー、華信龍-ノウルーズ・エリーズ、デブリ・ドラゴン、復活の福音
- 墓地肥し:竜の霊廟、竜の渓谷
- 通常モンスターのチューナー:ギャラクシーサーペント②、守護竜ユスティア②、ガード・オブ・フレムベル①
ドラゴン族リンクモンスター
- サーチ:ドラグニティナイト-ロムルス
- 展開補助:守護竜ピスティ、ツイン・トライアングル・ドラゴン、鎖龍蛇-スカルデット
- 除去要員:天球の聖刻印
- その他:ストライカー・ドラゴン
征竜は墓地から蘇生したり、特殊召喚コストとして墓地のモンスターを除外するため、墓地肥しと相性が良いでしょう。
ドラゴン族には竜の霊廟、竜の渓谷といった墓地肥し手段が豊富。
特に竜の霊廟は通常モンスターと効果モンスターの2体をデッキから墓地に送ることができ、墓地コストの観点から征竜との相性も抜群です。
通常モンスターにはガード・オブ・フレムベルなどのチューナーを採用すればシンクロ召喚もできるので、手札に来ても腐りにくいハズ。
遊戯王カード 竜の霊廟(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | 通常魔法 ウルトラ レア |
遊戯王カード 竜の渓谷(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | フィールド魔法 ウルトラ レア |
このほか、サーチ効果を持つ輝光竜セイファート、ドラ・ドラも良さげ。
この2体は下級モンスターなのでストライカー・ドラゴンなどのリンク素材にでき、墓地に送ればレベル7征竜の特殊召喚コストとして使えます。
セイファートは手札コストが必要、ドラ・ドラはコスト不要ですが炎征竜-バーナーしかサーチできないので、構築に合わせて最適なカードを選択したいところ。
遊戯王カード 輝光竜セイファート(ノーマル) 輝光のデュエリスト編(DP29) | 効果モンスター 光属性 ドラゴン族 ノーマル |
遊戯王カード ドラ・ドラ(ノーマル) インフィニット・フォビドゥン(INFO) | 効果モンスター 炎属性 ドラゴン族 ノーマル |
ドラゴン族の汎用カードは以下の記事にてまとめています。
また、ドラゴン族以外でも墓地発動できる効果を持った炎・風・地・水属性のモンスターはレベル7征竜の手札コストと使えるので良さげ。
エクシーズ召喚サポートとランク7エクシーズ
続いてエクシーズ召喚そのもののサポートとランク7エクシーズについて。
征竜は特殊召喚縛りが発生するカードがなく、EXデッキの選択肢が多いのは強みですね。
エクシーズ召喚そのもののサポート
- 展開補助:オーバーレイ・ネットワーク
- 除去:エクシーズ・インポート
ドラゴン族・ランク7
- アタッカー:迅雷の騎士ガイアドラグーン、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン+覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロードセット
- 除去要員:黒熔龍騎ヴォルニゲシュ、征覇竜-ブレイズ
- バーン:真紅眼の鋼炎竜
ドラゴン族以外のランク7
- 除去要員:海皇龍神 ポセイドラ・アビス
- モンスター効果無効:超量機獣ラスターレックス
- コントロール奪取:No.11 ビッグ・アイ
- リクルート:幻想の黒魔導師
- トークン生成:No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク、幻獣機ドラゴサック
エクシーズ召喚関連で採用できそうなのはこのあたり。
とは言え、征竜はテーマ内で除去・制圧・アタッカーが揃っており、どれもそこまで優先度が高い訳でもないように感じます。
ちなみに、征覇竜-ブレイズは征竜と類似効果を持ちますが「征覇竜」のため、超竜災禍などの征竜を指定するサポートに対応していないので注意。
個人的に面白いと思うのはトークンを生成できるNo.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク、幻獣機ドラゴサックあたり。
これらは機械族のトークンを大量生成でき、幻獣機アウローラドンなどをリンク召喚できます。
アウローラドンを出さずに大型リンクを出すこともできるので展開の幅が大きく広がるでしょう。
遊戯王/No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク(スーパーレア)/レアリティ・コレクション─20th ANNIVERSARY EDITION─ RC02-JP030 |
あとはモンスター効果を無効にできるFNo.0 未来龍皇ホープと、その下敷きとなるFNo.0 未来皇ホープのセット。
未来皇ホープはナンバーズ以外の同じランクのモンスター2体を素材とし、征竜でも出すことができます。
ちょうど凶征竜-エクレプシスが魔法・罠しか無効にできないため、未来龍皇ホープがその穴を埋めてくれるでしょう。
遊戯王 HC01-JP031 FNo.0 未来龍皇ホープ (日本語版 シークレットレア) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
エクシーズ召喚そのもののサポートは以下の記事にてまとめています。
征竜は高レベルシンクロにもアクセスしやすいので、レベル8以上の汎用シンクロを採用するのもアリでしょう。
除外関連のカード
- 手札から除外:七星の宝刀
- デッキから除外:封印の黄金櫃
- 手札・デッキから除外:孤高除獣
- 手札・フィールド・墓地から除外:妖精伝姫-シラユキ
- 除外状態のカードを墓地に戻す:異次元からの埋葬、PSYフレームロード・Ω、バージェストマ・レアンコイリア
- 除外状態から特殊召喚:D・D・R、混沌空間、竜嵐還帰
- 除外状態のモンスターをデッキに戻して特殊召喚:ネメシスモンスター
そしてテーマギミックをサポートする除外関連のサポート。
特に除外状態のモンスターを墓地に戻せる異次元からの埋葬は、墓地リソース回復に繋がるので優先度は高めと言えそうです。
デッキから直接モンスターを除外できる封印の黄金櫃や孤高除獣でレベル7征竜を除外すれば、共通効果④でサーチが可能。
下級征竜をサーチすればレベル7征竜をリクルートできるので、エクシーズ召喚にアクセスしやすくなりそうです。
遊戯王カード 封印の黄金櫃(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY(QCCU) | 通常魔法 ウルトラ レア |
また、除外状態のモンスターをデッキに戻すことで手札から特殊召喚できるネメシスも相性が良いでしょう。
中でもネメシス・コリドーは特殊召喚した時点で超雷龍-サンダー・ドラゴンの特殊召喚条件を満たし、自身をリリースして超雷龍-サンダー・ドラゴンを呼び出すことが可能。
超雷龍-サンダー・ドラゴンは相手のサーチを封じることができ、現代遊戯王でも非常に強力な妨害要員となります。
征竜側には特殊召喚縛りが発生するカードがなく、これらのカードも問題なく採用可能。
遊戯王カード 超雷龍─サンダー・ドラゴン(ウルトラレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE(QCCP) | 融合・効果モンスター 闇属性 雷族 |
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「征竜」
最後に征竜と他テーマとの相性を考察。
征竜と他テーマとで混合型を作る場合、征竜には以下の特徴が挙げられます。
- ドラゴン族かつその多くがレベル7のエクシーズ召喚テーマ
- 特殊召喚を制限するカードは特になし
- レベル7のドラゴン族を展開しやすく、レベル7征竜の共通効果④で同じ属性のドラゴン族をサーチできる
- 墓地から蘇生できるので墓地肥しが得意なテーマと相性が良い
- 除外ギミックを多用するテーマとは相性が良い
征竜には今のところ特殊召喚を縛るカードがなく、これは混合型を作る上で大きな強みとなるでしょう。
さらに共通効果でレベル7のドラゴン族を展開しやすく、エクシーズやリンク召喚の適正がありそうです。
また、手札・墓地からの特殊召喚、特殊召喚コストとしてモンスターを除外するといった特徴があり、これらのギミックを扱うテーマとも相性が良いと考えられます。
こうしてまとめてみると相性が良いテーマは非常に多そうですね。
ドラゴンメイド
ということでまずは同じドラゴン族テーマのドラゴンメイドを紹介。
こちらはドラゴンメイド・パルラ(風属性)、ドラゴンメイド・ティルル(炎属性)を初動とし、征竜の共通効果④で引き込める点で相性良いと考えています。
また、ドラゴンメイド・ラティスで除外状態のモンスターを融合素材にでき、征竜側のコストとして除外したモンスターを有効活用できるのもウマテイスト。
征竜とドラゴンメイドを組み合わせることで3~4妨害立てることもでき、征竜側ではそこまで使わなくい召喚権をドラゴンメイドにあてられるのもグッドですね。
遊戯王 QCTB-JP009 ドラゴンメイド・パルラ (日本語版 シークレットレア) QUARTER CENTURY TRINITY BOX |
遊戯王 QCTB-JP007 ドラゴンメイド・ティルル (日本語版 ノーマルパラレル) QUARTER CENTURY TRINITY BOX |
遊戯王 QUARTER CENTURY TRINITY BOX 25th スーパーレア QCTB-JP002 ドラゴンメイド・ラティス |
テーマとしてのドラゴンメイドは以下の記事にて解説しています。
12期の同じ時期に強化されていることもあり、相互にシナジーするようにデザインされている気もします。
ネメシス
続いて除外ギミックと相性が良いネメシス。
先に少し紹介していますが、下級ネメシスは除外状態のモンスターをデッキに戻すことで手札から特殊召喚でき、征竜側のコストで除外したモンスターを使って展開できます。
ネメシス・コリドーと超雷龍-サンダー・ドラゴンのセットはもちろん、コリドーをサーチできるネメシス・フラッグなども一緒に採用し、ネメシス色を強くするのはアリでしょう。
さらに、征竜は属性がバラバラなのでアークネメシス・プロートスの特殊召喚コストにも。
プロートスの特殊召喚コストとしてレベル7征竜を除外すればサーチ効果も発動でき、最大3枚手札が増えるのは面白いですね。
元々征竜は墓地肥しとの相性も良く、ネメシスを採用することでより墓地肥しする意義が生まれそうです。
ブラック・マジシャン
さらにレベル7魔法使い族のブラック・マジシャンとも相性がよさげ。
こちらはブラック・マジシャンというか、超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズを出せるという点でシナジーがあると思って紹介しました。
ドラグーン・オブ・レッドアイズは強固な耐性と万能カウンター効果を持ち、シンプルに強力。
「ブラック・マジシャン+ドラゴン族の効果モンスター(または真紅眼の黒竜)」で融合召喚でき、征竜を素材にすることもできます。
円融魔術で墓地から除外して融合できるので、融合素材として除外されたレベル7征竜の共通効果④で後続をサーチできるのもポイント。
また、征竜はランク7エクシーズを出しやすく、幻想の黒魔導師や真紅眼の鋼炎竜といったブラマジ側のモンスターをエクシーズ召喚しやすいのも良シナジーです。
幻想の黒魔導師はブラック・マジシャンのリクルート、真紅眼の鋼炎竜はレッドアイズ通常モンスターの蘇生ができ、征竜ブラマジを作る際には利点となるでしょう。
こうして考えてみるとランク7回りでシナジーが強く、原石などと組み合わせたグッドスタッフ構築もわりとアリではないでしょうか。
遊戯王 LGB1-JP001 超魔導竜騎士─ドラグーン・オブ・レッドアイズ (日本語版 ウルトラレア) LEGENDARY GOLD BOX |
遊戯王 RC04-JP059 円融魔術 (日本語版 シークレットレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
コメント