「イビルツイン」・「ライブツイン」解説
メインデッキのサイバース族と悪魔族のリンクモンスターで構成されたテーマ『ライブツイン』・『イビルツイン』の解説をしていきます。
このテーマはVRをモチーフにしており、デフォルメ調のライブツインとリアルタッチのイビルツインという感じになっていて面白いですね。
登場キャラクターのキスキルとリィラも光属性と闇属性で対比になっていたり、魔法・罠もライブツインとイビルツインで分かれていたりと、様々な部分で対になるデザインとなっております。
イビルツイン
遊戯王カードWiki
デッキビルドパック ジェネシス・インパクターズでカテゴリ化された「イビルツイン」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て悪魔族で統一されている。
ライブツイン・キスキル・リィラの3つのカテゴリとサポートカードの多くを共有しており、4カテゴリで1つのテーマデッキを組むデザインとなっている。
ライブツイン
遊戯王カードWiki
デッキビルドパック ジェネシス・インパクターズでカテゴリ化された「ライブツイン」と名のついたカード群。
属するモンスターは光属性または闇属性で構成されており、レベル2・攻撃力500・守備力0で統一されている。
また、光属性モンスターはキスキルに、闇属性モンスターはリィラにも同時に属している。
三行で教える「イビルツイン」・「ライブツイン」
- 光・闇属性・サイバース・悪魔族でほぼ統一されたリンク召喚テーマ
- キスキルとリィラモンスターで相互に特殊召喚でき、リンク2以上を出すのが得意
- 初動札が多く、ほぼ確実に展開ルートにアクセスできる
メインデッキの「イビルツイン」・「ライブツイン」モンスター
『イビルツイン』・『ライブツイン』はリンク召喚を得意とするテーマで、基本はサイバース族のライブツインと、悪魔族でリンクモンスターのイビルツインという構成になっています。
さらにイビルツインとライブツインには、光属性のキスキルと闇属性のリィラがおり、それぞれが相方をリクルート・蘇生して展開するのが特徴です。
ライブツインモンスター
メインデッキのライブツインはレベル2・攻500/守0で統一。
さらにキスキルは光属性・リィラは闇属性という感じに分かれています。
サイバース族のライブツイン
ライブツインにはサイバース族とそれ以外のライブツインがおり、主軸となるのはサイバース族のモンスターたち。
サイバースのライブツインは以下の共通効果を持っており、展開の起点となってくれます。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他のモンスターが存在せず、このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキから(「リィラ」または「キスキル」)モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、(固有効果)。
要は召喚・特殊召喚時に相方をリクルートできる訳ですね。
この共通効果でレベル2モンスターが2体並ぶため、エクシーズ・リンク召喚にアクセスすることができます。
また、この効果は個別のカード名を指定しておらず、後述のサイバース族以外のキスキル・リィラも呼び出すことが可能。
カード名 | 固有効果 |
---|---|
Live☆Twin キスキル | 相手が攻撃宣言するたびに自分は500LP回復 |
Live☆Twin リィラ | 相手は500LP払わなければ攻撃宣言できない |
サイバース族以外のライブツイン
こちらはサイバース族以外のライブツイン。
ライブツインの2人がコスプレ(アバター改変?)したようなイラストなっています。
サイバース族とは違いますが、こちらも共通効果持ち。
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに(「リィラ」または「キスキル」)モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):(固有効果)
こちらはフィールドに相方が存在する場合に手札から特殊召喚する効果。
サイバース族側のリクルートと合わせて3体展開でき、単純に展開力が増します。
ライブツインの頭数が多いと、サイバース族からリクルートする対象の枯渇防止になるのもちょっとしたメリット。
カード名 | 種族 | 固有効果 |
---|---|---|
Live☆Twin キスキル・フロスト | 水族 | 自分のイビルツインモンスターが存在し、相手が効果でデッキからカードを手札に加えた場合、墓地の自身を除外して、1ドロー |
Live☆Twin リィラ・トリート | アンデット族 | イビルツインモンスターの戦闘で自分・相手が戦闘ダメージを受けた時、墓地の自身を除外して、相手モンスター1体の攻撃力をその戦闘ダメージ分下げる |
遊戯王カード Live☆Twin キスキル・フロスト(スーパーレア) LIGHTNING OVERDRIVE(LIOV) | ライトニング・オーバードライブ ライブツイン |
遊戯王 BLVO-JP028 Live☆Twin リィラ・トリート (日本語版 スーパーレア) ブレイジング・ボルテックス |
イビルツインモンスター
基本はメインデッキのライブツイン・EXデッキのイビルツインという分類ですが、一部イビルツインはメインデッキにも存在します。
メインデッキのイビルツインモンスターは現在1体で、効果は以下の通り。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
Evil★Twins キスキル・リィラ | 闇 | 悪魔族 | 8 | 特殊召喚時、相手フィールドに3枚以上カードがある場合、相手は2枚になるように墓地に送らなければならない | 墓地にキスキルとリィラモンスターが両方存在する限り、自身の攻/守を2200パンプ | 通常召喚不可 自分のリンクモンスター2体をリリースした場合のみ、手札・墓地から特殊召喚できる |
後述するリンクモンスターのイビルツインが合体した(というか2体で写っている)モンスターですね。
強制的に墓地へ送る除去はアドバンテージ面では中々強力。
パンプアップにより4400で攻撃でき、火力要員としても悪くないでしょう。
墓地から特殊召喚することもできるため、Evil☆Twin’s トラブル・サニーで墓地に送ることにより、特殊召喚の準備とすることも。
遊戯王 SLF1-JP078 Evil★Twins キスキル・リィラ (日本語版 スーパーレア) SELECTION 5 |
「イビルツイン」・「ライブツイン」をサポートする魔法・罠
続いて魔法・罠。
現状はライブツインが魔法カード、イビルツインが罠カードという別れ方になっています。
魔法・罠を指定するカードはライブツインとイビルツインの両方を指定するため、実際に使う際にはそこまで気にする必要はないでしょう。
ライブツイン魔法
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|
Live☆Twin チャンネル | フィールド 魔法 | 自分・相手の攻撃宣言時、自分のキスキルまたはリィラモンスターをリリースして、その攻撃を無効にする | お互いのエンドフェイズ時、墓地のキスキルまたはリィラモンスターをデッキに戻す 自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札に加えることもできる |
Live☆Twin エントランス | 速攻魔法 | 手札を1枚捨て、キスキルまたはリィラモンスターをリクルート (発動後、イビルツインモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない縛り発生) | ― |
Live☆Twin トラブルサン | 永続魔法 | 発動時の処理として、ライブツインモンスターをサーチできる | 自分イビルツインモンスターが存在する限り、相手が召喚・特殊召喚するたびに自分は200LP回復し、相手に200バーン |
ライブツイン魔法で優秀なのは、リクルート効果を持つLive☆Twin エントランスと、モンスターをサーチできるLive☆Twin トラブルサンでしょうか。
どちらも初動となるライブツインを準備できますが、エントランスは特殊召喚縛りがついてしまうのが欠点。
一方、トラブルサンでサイバース族以外のライブツインを引き込めばそのまま特殊召喚でき、実質リクルートと考えることもできるでしょう。
イビルツイン罠
カード名 | 種別 | 固有効果① |
---|---|---|
Evil★Twin チャレンジ | 通常罠 | キスキルまたはリィラモンスターを蘇生して、以下の効果を適用 ●自分フィールドのモンスターを素材として、イビルツインモンスターをリンク召喚する |
Evil★Twin プレゼント | 通常罠 | 自分のキスキルとリィラモンスターが両方存在する場合、以下から1つ選択して発動 ●自分のキスキルまたはリィラモンスター1体と、相手モンスター1体のコントロールを入れ替える ●相手のセットされた魔法・罠1枚をデッキバウンス |
Evil★Twin イージーゲーム | 永続罠 | キスキルまたはリィラモンスター1体をリリースして、以下から1つ選択して発動 ●キスキルまたはリィラモンスター1体の攻撃力を、リリースしたモンスターの攻撃力分パンプアップ ●フィールドのカードを破壊する効果を無効にする |
イビルツイン罠はキスキルとリィラに関する効果を持つものが多め。
効果的にはコントロール奪取ができるEvil☆Twin プレゼントあたりが優秀でしょうか。
ライブツインでもイビルツインでもない魔法・罠
カード名 | 種別 | 固有効果① |
---|---|---|
シークレット・パスフレーズ | 通常魔法 | ライブツインまたはイビルツイン魔法・罠をサーチ 自分のキスキルとリィラモンスターが両方存在する場合、イビルツインモンスターをサーチすることもできる |
最後にライブツインでもイビルツインでもない魔法・罠。
ライブツインまたはイビルツイン魔法・罠をサーチでき、Live☆Twin トラブルサンなどをサーチすることで初動札を引き込めます。
このテーマは元々初動が多いのですが、これでより安定してデッキを回すことができそうです。
エクストラデッキの「イビルツイン」・「ライブツイン」モンスター
リンクモンスター
そしてEXデッキ!
EXデッキのモンスターは『イビルツイン』という名を持つ悪魔族で統一。
メインデッキのモンスター同様に、キスキルは光属性・リィラは闇属性という分類になっています。
リンク2
リンク2はイビルツインの根幹となるモンスターで、攻撃力1100で統一。
さらに以下の共通効果を持ちます。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールド(「リィラ」または「キスキル」)モンスターが存在し、このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。(固有効果)。
(2):自分フィールドに(「リィラ」または「キスキル」)モンスターが存在しない場合、
自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分の墓地から(「リィラ」または「キスキル」)モンスター1体を選んで特殊召喚する。
このターン、自分は悪魔族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
上記の通り、共通効果②で相方を蘇生できる訳ですね。
展開ルートの方で詳しく解説しますが、リンク召喚したイビルツインAでライブツインBを蘇生→2体でイビルツインBをリンク召喚→イビルツインBでイビルツインAを蘇生、という流れでイビルツイン2体を展開することができます。
イビルツインの基本となる動きなので是非とも覚えてもらいたいところです。
ちなみに、この効果発動後は悪魔族しかEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生するので注意。
カード名 | 素材指定 | 固有効果① |
---|---|---|
Evil★Twin キスキル | キスキルモンスターを含むモンスター2体 | 特殊召喚時、リィラモンスターが存在する場合、1ドロー |
Evil★Twin リィラ | リィラモンスターを含むモンスター2体 | 特殊召喚時、キスキルモンスターが存在する場合、フィールドのカード1枚を破壊 |
リンク4
カード名 | 属性 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|
Evil★Twin’s トラブル・サニー | 光 | イビルツインモンスターを含むモンスター2体以上 | 自身をリリースして、キスキルとリィラモンスターをそれぞれ1体まで選んで蘇生(相手ターンでも発動可) | 墓地の自身を除外して、手札・デッキ・フィールドからイビルツインモンスターを墓地に送り、フィールドのカード1枚を墓地に送る |
リンク4のトラブル・サニーはキスキルとリィラではなくそのライバルの様子。
トラブル・サニーは自身をリリースしてキスキルとリィラを蘇生する効果と、自身を墓地から除外してカードを除去する効果を持ちます。
自身をリリースする効果の方は相手ターンにも発動でき、対象を取る除去をすり抜けることが可能。
ABCや霊獣たちが持つ分離効果(いわゆるオープンゲット)のように使うことができ、同時に蘇生したキスキルとリィラの効果を使えるのが強みです。
除去効果は墓地送りかつフィールドのカードなら何でも良いため、対象耐性持ちを突破できるのが優秀。
発動するにはイビルツインを墓地に送る必要がありますが、デッキのEvil★Twins キスキル・リィラを送ればOK。
キスキル・リィラを墓地に送ることは、あちらの特殊召喚のサポートにもなります。
「イビルツイン」・「ライブツイン」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- ライブツイン2体を使ってリンク2のイビルツイン2体をリンク召喚。
- イビルツインの持つ除去とドローでアドバンテージを稼ぐ。
- 状況によってはテーマ外のモンスターをリンク召喚し、制圧・フィニッシャーとする。
『イビルツイン』・『ライブツイン』の動きはざっくり上記を想定。
サイバース族のライブツイン2体はそれぞれ相方をリクルートでき、そこからイビルツインを2体リンク召喚することができます。
例えば……
- ライブツイン2体でイビルツインAをリンク召喚。
- イビルツインAの共通効果でライブツインBを蘇生。
- イビルツインA+ライブツインBを素材にイビルツインBをリンク召喚。
- イビルツインBの共通効果でイビルツインAを蘇生。
- イビルツインAの固有効果が発動。
みたいな感じ。
手順5で蘇生したのがEvil★Twin キスキルならドロー、Evil★Twin リィラならフィールドのカード1枚を除去できます。
また、イビルツインの蘇生効果は相手ターンでも発動できるのがポイント。
例えば上記の手順3でキスキルをリンク召喚して相手にターンを回し、手順4以降の方法でリィラを蘇生すれば、相手ターンでも除去が打てます。
こうした動きでアドバンテージを取っていくのがイビルツインの基本。
【新規イラスト版】遊戯王 SLF1-JP079 Evil★Twin キスキル (日本語版 ウルトラレア) SELECTION 5 |
【新規イラスト版】遊戯王 SLF1-JP080 Evil★Twin リィラ (日本語版 ウルトラレア) SELECTION 5 |
その後、リンク4のEvil★Twin’s トラブル・サニーを出しても良いですし、他のモンスターをリンク召喚しても良いでしょう。
ただし、イビルツインの蘇生効果を使うとEXデッキからの特殊召喚に悪魔族縛りが発生するので注意。
この縛りを踏み倒す方法として、マスカレーナを使う方法があります。
マスカレーナがいれば相手ターンにリンク召喚してこの縛りを無視することが可能。
そのため、なるべくマスカレーナも一緒に出せるようにしておきたいところです。
イビルツインとマスカレーナを同時に出す方法は展開ルートを参照。
ライブツインからイビルツイン2体を並べる基本の展開ルート
- 採用カード:Live☆Twin キスキル、Live☆Twin リィラ、Evil★Twin キスキル、Evil★Twin リィラ
- 条件:手札にLive☆Twin キスキルまたはLive☆Twin リィラが1枚、合計1枚。自分フィールドのモンスターがいない
- 結果:フィールドにEvil★Twin キスキル、Evil★Twin リィラの2体が並ぶ
- 展開後の縛り:展開後、悪魔族以外をEXデッキから特殊召喚できない
- Live☆Twin キスキルを召喚して、リィラモンスターをリクルート。
- フィールドのキスキル+リィラの2体を素材にEvil★Twin キスキルをリンク召喚。
- Evil★Twin キスキルの効果により、墓地のリィラモンスターを蘇生(発動後、悪魔族以外をEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生)。
- Evil★Twin キスキル+リィラを素材にEvil★Twin リィラをリンク召喚。
- Evil★Twin リィラの効果で、墓地のEvil★Twin キスキルを蘇生。
こちらは先に紹介したイビルツインの基本となる展開をより具体的にしたもの。
この方法により、Live☆Twin キスキルまたはLive☆Twin リィラのうち1枚から、リンク2イビルツインを2体展開することができます。
紹介した展開ルートではキスキルを初動としていますが、リィラでも同じ動きができ、実質6枚初動。
さらにテーマ内にサーチカードが豊富なため、ほぼ確実にこの展開をスタートすることができるでしょう。
イビルツインのキスキルとリィラは、それぞれ相方が存在する場合に特殊召喚すると固有効果を発動することが可能。
手順5で蘇生するリンクモンスターを変えることにより、ドローか除去を行うことができます。
キスキルでドローしたい時は手順2でキスキルを、リィラで除去したい時は手順2でリィラをリンク召喚するようにしましょう。
さらにリンク4体分の素材があるため、Evil★Twin’s トラブル・サニーのリンク召喚も可能。
ABCのような分離効果で対象を取る除去を回避できる他、墓地から除外して除去を打つこともできます。
この時、Evil★Twins キスキル・リィラを墓地に送って特殊召喚することもできるので、除去しつつアタッカーを呼び出すことも。
イビルツイン2体と同時にI:Pマスカレーナを並べる展開ルート
- 採用カード:Live☆Twin キスキル、Live☆Twin リィラ、Live☆Twin キスキル・フロスト、Live☆Twin リィラ・トリート、Evil★Twin キスキル、Evil★Twin リィラ、リンク・ディサイプル、リンク・ディヴォーティー、I:Pマスカレーナ
- 条件:手札にLive☆Twin キスキルまたはLive☆Twin リィラが1枚、Live☆Twin キスキル・フロストまたはLive☆Twin リィラ・トリートが1枚、合計2枚。自分フィールドのモンスターがいない
- 結果:フィールドにEvil★Twin キスキル、Evil★Twin リィラ、I:Pマスカレーナがそれぞれ1体ずつ並ぶ
- 展開後の縛り:展開後、悪魔族以外をEXデッキから特殊召喚できない。リンク3以上をリンク召喚できない。
- Live☆Twin キスキルを召喚して、Live☆Twin リィラをリクルート。
- 手札のLive☆Twin キスキル・フロストを自身の効果で特殊召喚。
- サイバース族のキスキルとリィラを素材に、リンク・ディサイプルとリンク・ディヴォーティーの2体を相互リンク状態でリンク召喚(右側のEXモンスターゾーンに出す)。
- リンク・ディサイプルの効果でリンク・ディボーティーをリリースして手札交換。
- 手順4をトリガーにディボーティーでリンクトークンを2体生成し、トークン×2体でI:Pマスカレーナをリンク召喚(リンク3以上をリンク召喚できない縛りが発生)。
- キスキル・フロスト+ディサイプルの2体で、Evil★Twin キスキルをリンク召喚(ディサイプルを出したEXモンスターゾーンと反対側に出す)。
- Evil★Twin キスキルの効果により、墓地のリィラモンスターを蘇生(発動後、悪魔族以外をEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生)。
- Evil★Twin キスキル+リィラを素材にEvil★Twin リィラをリンク召喚。
- Evil★Twin リィラの効果で、墓地のEvil★Twin キスキルを蘇生。
こちらは上記の基本パターンからさらに伸ばした展開方法。
結果、イビルツイン2体とマスカレーナの合計3体を展開することができます。
サイバース族のライブツイン1枚と、追加でサイバース族以外のライブツイン1枚があれば始動でき、手札消費も少なめ。
【イラスト違い】遊戯王 PAC1-JP034 I:Pマスカレーナ (日本語版 シークレットレア) PRISMATIC ART COLLECTION |
リンク・ディボーティーの縛りでこのターン中にリンク3以上を出すことはできないものの、マスカレーナのおかげで相手ターンにリンク3~4をリンク召喚することが可能。
例えば次のような展開ができます。
- 相手ターン、マスカレーナ+Evil★Twin リィラでリンク3~4をリンク召喚。
- Evil★Twin キスキルでEvil★Twin リィラを蘇生(発動後、悪魔族以外をEXデッキから特殊召喚できない縛りが発生)。
結果、リンク3~4が1体、イビルツインが2体という盤面になります。
ターンをまたいでいるのでリィラの効果が再び発動でき、フリーチェーンの除去ができるのもグッドですね。
この方法最大の強みは、イビルツインによって発生するEXデッキ縛りを踏み倒せること。
イビルツインの共通効果によって発生する悪魔族縛りは「発動後~エンドフェイズ」までのため、マスカレーナで相手ターンにリンク召喚することで無視することができます。
と言っても、リンク召喚するリンク3~4は制圧力の高いトロイメア・グリフォン(悪魔族)でしょうが。
このパターンだとトロイメア・グリフォンをメインモンスターゾーンに出すことができ、その制圧効果を最大限に活かすことが可能。
リンク召喚できない多くのテーマに致命的ダメージを与えることができるので、是非とも狙って行きたい展開方法です。
ちなみに、この方法でもキスキルとリィラを入れ替えてほぼ同じ動きが可能。
ただし、手順9でキスキルを蘇生する場合は左側(手順3でリンク・ディサイプルを右側)、リィラを蘇生する場合は右側(手順3でリンク・ディサイプルを左側)に出す必要があります。
こうしないとトロイメア・グリフォンが最両端のモンスターゾーンに出てしまい、自分の展開も邪魔してしまいます(逆だったらすまんかった)。
「イビルツイン」・「ライブツイン」と相性の良いカード
属性・種族サポート
このテーマはサイバース族のライブツイン・悪魔族のイビルツインと、光属性のキスキル・闇属性のリィラというのが基本構成であり、それぞれの汎用サポートを採用する価値があるでしょう。
と言っても全体として微妙にまとまりのないテーマなので、相性の良いカードをピックアップするのは若干大変。
基本的にはメインデッキのサイバース族をサポートできるカードを採用すると良さげに思いました。
光・闇属性サポート
- サルベージ:ダーク・バースト、悪夢再び
- アタッカー:闇黒の魔王ディアボロス
ということでまずは光・闇属性サポートの紹介。
光属性サポートは微妙に感じましたが、闇属性をサルベージできるダーク・バースト、悪夢再びは相性が良いと思いました。
特に悪夢再びは闇属性・守備力0のモンスターを2体もサルベージ可能。
ライブツインのリィラは全て対象となるためハンドアドバンテージの回復に一役買ってくれるでしょう。
リリースをトリガーに特殊召喚できる闇黒の魔王ディアボロスも良さげ。
イビルツインはEvil★Twins キスキル・リィラや、Evil★Twin イージーゲームでモンスターをリリースでき、闇属性のリィラがリリースされれば特殊召喚できます。
ディアボロスは自身をリリースしてフィールドを空けることができるため、サイバース族ライブツインが持つ共通効果を邪魔しないのも利点。
光・闇属性の汎用サポートはこちら。
今回は闇属性サポートを多く紹介しましたが、そのうち相性が良い光属性サポートも登場するかもしれません。
ちなみに、相性が良いと考えられるデモンスミスは「テーマレベルで相性が良いカード」の項で紹介。
サイバース・悪魔族サポート
- サーチ:サイバネット・マイニング
- 手札から特殊召喚:バックアップ・セクレタリー、EM:Pグレニャード
- 同名カードをリクルート:パラレルエクシード
- 蘇生:サイバース・ガジェット、夢幻崩界イヴリース
- 名称コピー:フォーマッド・スキッパー
種族サポートではやはり、サイバース族サポートが多め。
特にライブツインをサーチできるサイバネット・マイニングの優先度は非常に高いでしょう。
ライブツインにはサーチカードが多いですが、初動札を引き込めるカードは大いに越したことはありません。
遊戯王 PAC1-JP047 サイバネット・マイニング (日本語版 スーパーレア) PRISMATIC ART COLLECTION |
そのほか、EM:Pグレニャード、パラレルエクシード、フォーマッド・スキッパーあたりも相性がいいと思います。
フォーマッド・スキッパーはリンクモンスターの名称をコピーできるため、キスキル・リィラとなってリンク素材にすることが可能。
リンク素材になるとレベル5以上のサイバース族をサーチできるので、パラレルエクシードを準備できるのもグッドです。
遊戯王カード パラレルエクシード(スーパーレア) QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY(QCCU) | 効果モンスター 風属性 サイバース族 スーパー レア |
種族サポートに関しては以下の記事を参照。
やはり基本的にはサイバース族サポートを優先するのが安パイかなと。
リンク召喚サポート/採用したいEXデッキ
リンク召喚そのもののサポート
- トークン生成:ワンタイム・パスコード
- 戦闘補助:星遺物-『星槍』
- 効果無効:星杯の守護竜
- リンク召喚補助:サイバネット・ストーム、Into the VRAINS!
イビルツインはリンク召喚を主軸とするのでリンク召喚サポートも採用価値があるでしょう。
単純にトークン1体を生成するワンタイム・パスコードは癖がなく使いやすい。
サイバネット・ストームとInto the VRAINS!は相手に邪魔されずにリンク召喚できるため、リンク召喚を主軸とするイビルツインとは相性が良いでしょう。
遊戯王 SD34-JP025 ワンタイム・パスコード(日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ マスター・リンク ─ |
悪魔族リンクモンスター
- 除去要員:閉ザサレシ天ノ月、閉ザサレシ世界ノ冥神、トロイメア・フェニックス、トロイメア・ケルベロス、トロイメア・ユニコーン
- 制圧要員:トロイメア・グリフォン
EXデッキの悪魔族は、イビルツインによって発生する特殊召喚縛りを無視して出せるのが強み。
基本的には除去要員となるトロイメアが良さげです。
展開ルートの項でも紹介しましたが、トロイメア・グリフォンを出せば強力な制圧盤面を作れるため、できれば出せるようにしておきたいですね。
遊戯王カード トロイメア・フェニックス(ノーマルパラレル) SECRET SHINY BOX(SSB1) | シークレット シャイニー ボックス リンク 炎属性 悪魔族 |
【イラスト違い】遊戯王 RC04-JP044 トロイメア・ユニコーン (日本語版 コレクターズレア) RARITY COLLECTION ─QUARTER CENTURY EDITION─ |
サイバース族リンクモンスター
- トークン生成セット:リンク・ディサイプル+リンク・ディヴォーティー
- アタッカーセット:スプラッシュ・メイジ+トランスコード・トーカー+アクセスコード・トーカー
- 効果無効:ピットナイト・アーリィ
- 相手ターンにリンク召喚:I:Pマスカレーナ
サイバース族のリンクモンスターは種族指定のあるものが多いですが、種族が同じライブツインなら問題なく出すことができます。
特にスプラッシュ・メイジからアクセスコード・トーカーを出す流れを使えば、5300打点のモンスターを立てることが可能。
手札1枚から出せるギミックとしては破格のため、EXデッキに余裕があるなら採用したいところ。
遊戯王 HC01-JP047 アクセスコード・トーカー (日本語版 ノーマルパラレル) HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
その他EXデッキのモンスター
その他のモンスターとして、サイバース族でも悪魔族でもないS:Pリトルナイト、アーティファクト-ダグザと、ランク2の神騎セイントレアを紹介。
特にセイントレアは対象を取らない・破壊しない除去が使えるので、多くの耐性持ちを突破することができます。
アーティファクト-ダグザは効果発動をトリガーにアーティファクトを魔法・罠ゾーンにセットできるリンク2。
これでアーティファクト-デスサイズを準備して、リィラで相手ターンに破壊すれば、EXデッキからの特殊召喚を封じることができます。
遊戯王 S:Pリトルナイト(シークレットレア) AGE OF OVERLORD(エイジ・オブ・オーバーロード)(AGOV) |
リンク召喚そのものをサポートするカード・汎用リンクモンスターはこちらの記事で詳しく解説しています。
汎用リンク召喚コンボも紹介しているので、イビルツインでも使えるものがあるかも。
テーマレベルで相性の良いカード
出張要員としての「イビルツイン」・「ライブツイン」
最後に他テーマとの相性を考察。
『イビルツイン』・『ライブツイン』と他テーマとの混合型を作る場合、以下の特徴が考えられます。
- 光・闇属性・サイバース・悪魔族のリンク召喚テーマ
- 特殊召喚を縛るのはLive☆Twin エントランスとリンク2イビルツインで、いずれもEXデッキからの特殊召喚を縛る(下記参照)
- レベル2が多いのでランク2エクシーズが得意
特にサイバース族のライブツインは手札1枚で2体の展開ができ、リンク召喚やランク2エクシーズにつなぐことができます。
特殊召喚縛りも付かないため、サイバース族の出張セットとして使っても良さそうです。
一方、混合型を作る際にネックとなる特殊召喚縛りが発生するカードは次の2種類。
- Live☆Twin エントランス:発動後、イビルツインモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない
- リンク2イビルツイン:この効果発動後は悪魔族しかEXデッキから特殊召喚できない
特にエントランスのイビルツイン縛りが重いので、他のテーマと組み合わせる場合は採用しない方が良いかも。
とはいえ、エントランスもリンク2イビルツインも効果発動後に縛りが発生するため、その前に展開してしまえば無視することはできます。
スプライト
ということで最初に紹介するのはライブツインと同じレベル2を主軸とするスプライト。
スプライトは素材にレベル2を指定するエクシーズ・リンク召喚テーマのため、ライブツインを素材とすることができます。
スプライト・レッドやスプライト・キャロットで効果を無効・ギガンティック・スプライトで打点を確保できるのが魅力。
『TACTICAL-TRY DECK 怪盗コンビEvil★Twin』にてスプライトとの混合デッキが発売されており、公式でも相性が良いとされていることがうかがえます。
デモンスミス
光属性・悪魔族の融合・リンク召喚テーマであるデモンスミスとイビルツインも相性が良いでしょう。
デモンスミスは悪魔族で統一されており、イビルツインによって発生するEXデッキ縛りを無視できるのが最大のメリットです。
さらにEvil★Twin キスキルをリンク1の刻まれし魔の鎮魂棺の素材にすることが可能。
ここからデモンスミスのギミックにシフトすることができます。
キスキルをリンク素材にしてもリィラで相手ターンに蘇生できるため、ディスアドバンテージを負いにくいのがウマテイスト(ドローもできる)。
遊戯王 INFO-JP017 魔を刻むデモンスミス ウルトラレア UR インフィニット・フォビドゥン INFINITE FORBIDDEN |
遊戯王 INFO-JP046 刻まれし魔の鎮魂棺 スーパーレア SR インフィニット・フォビドゥン INFINITE FORBIDDEN デモンスミス |
遊戯王 INFO-JP036 刻まれし魔ディエスイレ シークレットレア シク インフィニット・フォビドゥン INFINITE FORBIDDEN デモンスミス |
テーマとしてのデモンスミスはこちらの記事にて詳しく解説。
召喚なしで制圧要員を立てる方法も紹介しているので良かったらどうぞ。
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