「ディアベルスター」&「ディアベルゼ」&「罪宝」解説
『罪宝』と密接に関連するモンスターである『ディアベルスター』と『ディアベルゼ』の解説をしていきます。
このカード群は12期のストーリーを担うテーマのようで、烙印のように他のテーマと組み合わせることで真価を発揮します。
これから登場する様々なテーマに採用できると思うので、今後の発展が楽しみなテーマですね(現時点ではスネークアイとのシナジーが強め)。
この記事では、ディアベルスター・ディアベルゼ・罪宝というテーマレベルでの考察・相性が良いカードを紹介しています。
ディアベルスターを組み合わせたテーマの最新デッキレシピは以下の記事で紹介。
構築の参考にどうぞ!
ディアベルスター
遊戯王カードWiki
AGE OF OVERLORDでカテゴリ化される「ディアベルスター」と名のついたモンスター群。
ディアベルスターと同じ世界で登場するテーマを以下にまとめています。
ディアベルスターが描かれているカードなんかもあるので世界観の考察に役立つかと。
三行で教える「ディアベルスター」&「ディアベルゼ」&「罪宝」
- ディアベルスター、ディアベルゼ、罪宝を中心とするテーマ
- ディアベルスターとディアベルゼはそれぞれ罪宝に関する効果を持っているものがいる
- 12期のストーリーを担うモンスターで、他テーマのイラストにも描かれている
メインデッキのモンスター
メインデッキのモンスターはざっくりと『ディアベルスター』と『ディアベルゼ』が存在し、いずれも『ディアベル』カードに属します。
ディアベルスターモンスター
カード名 | 属性 | 星 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
黒魔女ディアベルスター | 闇 | 7 | 手札・フィールドのカード1枚を墓地に送り、自身を手札から特殊召喚 | 召喚・特殊召喚時、デッキから罪宝魔法・罠をセット | 相手ターンに手札・フィールドから墓地に送られた場合、手札・フィールドのカード1枚を墓地に送り、自身を蘇生 | ― |
蛇眼の大炎魔 | 炎 | 8 | 相手モンスターとの戦闘時、自身と相手モンスターを永続魔法化 | 自身が永続魔法化している場合、同名カード以外の墓地の炎属性を永続魔法化して魔法・罠ゾーンに置き、自身を特殊召喚。 | ― | スネークアイカード |
『ディアベルスター』は『エイジ・オブ・オーバーロード』で登場したモンスターで、現在は2体存在します。
現時点でディアベルスターは魔法使い族で統一。
そのうち、黒魔女ディアベルスターは闇属性・レベル7のモンスターであり、罪宝と密接に関わるカードとなっています。
黒魔女から適宜必要な罪宝をサーチすることで、様々な状況に対応できる、というのがディアベルスターのストロングポイントでしょう。
また冒頭でも少し触れていますが、罪宝には別のテーマをサポートするカードもあり、烙印や世壊のように12期ストーリーの中心人物になりそうな気配。
これから登場するテーマも含め、今後の発展に注目したいカードですね。
現時点ではスネークアイとの関連が深く、相互にサポートするカードが存在します。
このへんは世界観を同じとするテーマ全てとシナジーがあった烙印と違うっぽい(ゴブリンライダーとのシナジーが薄い)。
ちなみに、①の手札から特殊召喚する効果の発動条件となる「墓地に送る」は、「召喚コスト」と呼ばれるものであり、遊戯王的には「コスト」でも「効果」でもないため注意。
このへんのルールに関しては以下の記事にてざっくり解説しています。
ディアベルゼモンスター
闇属性・魔法使い族のディアベルスターがいる一方で、光属性・幻想魔族のディアベルゼモンスターも存在。
一部のイラストからもわかるように、この2人はライバル・敵対関係にあるようです。
原罪のディアベルゼは「罪宝がある場合に特殊召喚できる効果」・「セットされていない魔法・罠の発動を封じる効果」そして「魔法・罠がセットされた場合に除去する効果」を持ちます。
固有効果②③の効果が自身で完結しており、魔法・罠のセットを除去に変換できるのが良いですね。
また、ダーク・シムルグと組み合わせると相手の魔法・罠を大きく縛れるのも面白い。
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|---|---|
原罪のディアベルゼ | 光 | 幻想魔族 | 7 | 自分か相手墓地に罪宝魔法・罠が存在する場合、自身を手札から特殊召喚できる | 自身が存在する限り、相手はセットされていない魔法・罠を発動できない | 自身が存在する状態で魔法・罠がセットされた場合、お互いのフィードのカードを1枚ずつ破壊 |
「ディアベルスター」と「ディアベルゼ」をサポートする魔法・罠
ディアベルスターとディアベルゼをサポートするカードには『ディアベル』カードと『罪宝』カードが存在。
特に罪宝は他のテーマをサポートするカードが多いのも特徴となっています。
罪宝は黒魔女ディアベルスターでセットできるので、これらを他テーマに採用する意義がある訳ですね。
ディアベル魔法・罠
ディアベル魔法・罠は以下の共通効果を持ち、ディアベルモンスターを呼び出すことができます。
(2):自分メインフェイズに、自分の墓地からこのカードを含む魔法・罠カード3枚を除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「ディアベル」モンスター1体を特殊召喚する。
罪宝魔法・罠は墓地発動できるものが多く、墓地コストの重さも気になりますが、黒魔女ディアベルスターを特殊召喚すれば罪宝カードをセットすることができます。
また、白き森の妖魔ディアベルなどのシンクロモンスターを蘇生できるのも利点。
カード名 | 種別 | 固有効果① |
---|---|---|
プレイ・ザ・ディアベル | 速攻魔法 | 魔法・罠がコストとして墓地に送られた場合、手札・デッキ・EXデッキから魔法使い・幻想魔族1体を墓地に送る |
ライク・ザ・ディアベル | 速攻魔法 | 魔法・罠が効果で墓地に送られた場合、手札・墓地から魔法・罠1枚をセットする (この効果でセットしたカードはこのターン発動不可) |
個別に見ていくと、手札・デッキ・EXデッキからモンスターを墓地に送れるプレイ・ザ・ディアベルが優秀でしょうか。
蘇生効果を持ったモンスターの準備ができる他、赫聖の妖騎士といったEXデッキから直接墓地に送っても発動できるモンスターのトリガーになります。
ちなみに、プレイ・ザ・ディアベルとライク・ザ・ディアベルの発動条件は微妙に違うので注意。
プレイ・ザ・ディアベルは魔法・罠が「コストとして墓地に送られた場合」のため、白き森やスネークアイなどをトリガーにできます。
ライク・ザ・ディアベルは魔法・罠が「効果で墓地送られた場合」のため、アザミナや原罪のディアベルゼをトリガーにすることができます。
両方採用する際には間違えないようにしましょう。
罪宝魔法・罠
罪宝はさまざまなカードをサポートする魔法・罠であり、黒魔女ディアベルスターからサーチできる、原罪のディアベルゼの特殊召喚条件になる、といった点で共通しています。
サポート対象は主に、ディアベルスター、魔法使い族、幻想魔族で、ディアベルスターとディアベルゼを補助するようにデザインされています。
効果はサーチやデバフ、効果無効と多種多様。戦況に応じて必要なカードを引き込みましょう。
また、一部カードはスネークアイ等のテーマ外のカードをサポートするものも。
このため、後発で登場するテーマとシナジーが生まれそうな点でも期待が持てます。
特にアザミナは罪宝カードをコストとして融合召喚するため、このへんの内容が参考になるかも。
先にも書いたように、罪宝魔法・罠は主にディアベルスター、魔法使い族、幻想魔族をサポートするため、このブログでは「ディアベルスターと魔法使い族」・「幻想魔族」・「その他とテーマ外」をサポートするカードで分類して紹介していきます。
ディアベルスターと魔法使い族をサポートする罪宝
まずはディアベルスターと魔法使い族をサポートする魔法・罠。
特に魔法使い族に耐性と全体除去を付与できる死の罪宝-ルシエラが強力に思います。
死の罪宝-ルシエラと裏切りの罪宝-シルウィアは、ディアベルスターを相手ターンに墓地に送ることもでき、黒魔女ディアベルスターと蘇生コンボができるのもポイント。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|
“罪宝狩りの悪魔” | 速攻魔法 | デッキ・墓地からディアベルスターモンスターを手札に加える | 墓地から自身を除外して、墓地・除外状態の同名以外の罪宝魔法・罠をデッキボトムに戻して1ドロー |
死の罪宝-ルシエラ | 速攻魔法 | レベル7以上の魔法使い族を対象に以下をそれぞれ適用 ●このターン、モンスター効果耐性が付与され、次のターンのスタンバイフェイズに墓地に送られる ●相手モンスター全ての攻撃力を対象にした魔法使い族の攻撃力分ダウン。この効果で攻撃力0になったモンスターを破壊 | ― |
罪宝の咎人 | 通常罠 | 自分「ディアベルスター」モンスターカードが存在し、相手がデッキ・EXデッキから特殊召喚した場合、相手モンスター1体をデッキバウンス | 自分「ディアベルスター」モンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、墓地から自身を除外して、相手モンスターの攻撃力を半分にする |
裏切りの罪宝-シルウィア | 通常罠 | 手札・フィールドからディアベルスターモンスターを墓地に送り、表側表示カード1枚の効果を無効 | ディアベルスターモンスターor罪宝の発動に相手がチェーンした時、墓地の自身を除外してその効果を無効 |
ディアベルゼと幻想魔族をサポートする罪宝
続いて、ディアベルゼと幻想魔族をサポートする罪宝。
厳密にはディアベルゼのサポートカードはまだありませんが、実質ディアベルゼをサポートしているのと、そのうちディアベルゼを指定するカードが登場しそうなのでこのようにまとめています。
幻想魔族をサポートする罪宝はすべてレベル5以上のモンスターと相性が良く、テーマ外でも活躍できるでしょう。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|
微睡の罪宝-モーリアン | 通常罠 | 特殊召喚された表側表示モンスターを裏守備にする | レベル5以上の自分幻想魔族が存在する場合、自身を墓地からセット (フィールドから離れた場合除外) |
廻る罪宝 | 通常罠 | レベル5以上の幻想魔族をサーチorリクルート | 墓地の自身を除外して、自分のセットカードを手札に戻し、その後手札から魔法・罠をセット |
目醒める罪宝 | 通常罠 | レベル5以上の自分幻想魔族が存在し、相手モンスターが3体以上存在する場合、相手カードを3枚まで手札バウンス | レベル5以上の自分幻想魔族が存在する場合、自身を墓地からセット (フィールドから離れた場合除外) |
遊戯王カード SUDA-JP069 目醒める罪宝 (ノーマル) SUPREME DARKNESS スプリーム・ダークネス SUDA 通常罠 罪宝 アザミナ |
その他とテーマ外もサポートする罪宝
ディアベルスター・魔法使い族・ディアベルゼ・幻想魔族のいずれもサポートしない、またはテーマ外のカードをサポートする罪宝はこちら。
こうして分類すると分かりやすいかと思いますが、ディアベルスターは他テーマと組み合わせることを前提にデザインされているようです。
他テーマのキーカードを黒魔女ディアベルスターでサーチすれば、デッキの潤滑油として活用できるでしょう。
ちなみに、現時点ではアザミナの妖魔だけがモンスター。
黒魔女ディアベルスターも原罪のディアベルゼも魔法・罠を指定するので関係ないと言えばないのですが、罪宝カードとして扱う効果を持っているので一応まとめておきます。
アザミナサポート
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 固有効果③ |
---|---|---|---|---|
罪宝の欺き | 永続魔法 | 手札・フィールドのモンスターをリリースして、「アザミナ」カードをサーチ | 自分「アザミナ」モンスターが存在し、モンスターが相手墓地に送られた場合、相手は1500LP失い、自分は1500LP回復する | 魔法・罠ゾーンに表側表示で存在する自身が墓地に送られたターンのエンドフェイズ時、自身をセット |
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
アザミナの妖魔 | 闇 | 幻想魔族 | 8 | 手札・フィールドのこのカードが自分・相手の発動した効果で墓地に送られた・除外された場合、このカードを特殊召喚 | 自分「アザミナ」か「白き森」モンスターが相手モンスターを戦闘破壊した時、「罪宝」魔法・罠をサルベージ | ルール上「罪宝」カードとしても扱う |
白き森サポート
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|
罪宝の囁き | 速攻魔法 | 自分フィールドの幻想魔族・魔法使い族を手札・デッキに戻す その後、墓地・除外状態の幻想魔族・魔法使い族を特殊召喚 | 自身がモンスター効果を発動するために墓地へ送られた場合、自身をセット | 白き森魔法・罠の共通効果と同じ効果を持つ |
白き森の罪宝 | 速攻魔法 | 自分の悪魔・魔法使い・幻想魔族のいずれかが存在する場合、以下から1つ選択して発動 ●手札から悪魔・魔法使い・幻想魔族1体を特殊召喚 ●手札・フィールドのモンスターを素材として、融合召喚 | 自身がモンスター効果を発動するために墓地へ送られた場合、自身をセット | 白き森魔法・罠の共通効果と同じ効果を持つ |
スネークアイサポート
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|
原罪宝-スネークアイ | 通常魔法 | 自身以外の表側表示カードを墓地に送り、手札・デッキから炎属性・レベル1を特殊召喚 | 墓地の自身を除外して、墓地のスネークアイorディアベルスターモンスターをデッキに戻し、炎属性・レベル1モンスターをサーチ | ①②の効果は1ターンにいずれか一つ |
反逆の罪宝-スネークアイ | 通常魔法 | 表側表示モンスターを永続魔法化して持ち主の魔法・罠ゾーンに置く | ― | ― |
その他
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|
罪宝合戦 | 速攻魔法 | 自分の墓地・除外状態の罪宝カードの数まで自分フィールドのカードを破壊。 相手の墓地・除外状態の罪宝カードの数まで相手フィールドのカードを破壊。 | セットされたこのカードが相手の効果で破壊・除外された場合、フィールドのカードを2枚までデッキに戻す |
上記以外のサポート
さらに上記のディアベル・罪宝魔法・罠以外でディアベルスターとディアベルゼをサポートするカード。
現時点ではディアベルスターをサポートするカードのみが存在しています。
スネークアイ追走劇はディアベルスターを永続魔法化でき、蛇眼の大炎魔を永続魔法化すれば実質リクルートのように扱うことが可能。
黒魔女ディアベルスターを永続魔法化した場合でも、相手ターンに墓地へ送れば蘇生できるため、運用の幅がけっこう広いです。
カード名 | 種別 | 固有効果① | 固有効果② | 備考 |
---|---|---|---|---|
スネークアイ追走劇 | 速攻魔法 | 手札・デッキ・墓地からディアベルスターモンスターを永続魔法化して魔法・罠ゾーンに表側表示で置く | お互いのエンドフェイズ時、墓地の自身を除外して、自分の永続魔法化しているモンスターを特殊召喚 | スネークアイカード |
遊戯王カード スネークアイ追走劇(ノーマル) PHANTOM NIGHTMARE(PHNI) | ファントム・ナイトメア 速攻魔法 ノーマル |
エクストラデッキの「ディアベルスター」&「ディアベルゼ」
そしてエクストラデッキ!
厳密には「ディアベルスター」と「ディアベルゼ」の名を持つモンスターは存在しませんが、『ディアベル』の名を持つモンスターが存在しています。
今のところはディアベル魔法・罠の共通効果で特殊召喚できるという点でシナジーがあるでしょう。
シンクロモンスター
カード名 | 属性 | 種族 | 星 | 素材指定 | 固有効果① | 固有効果② |
---|---|---|---|---|---|---|
白き森の妖魔ディアベル | 光 | 幻想魔族 | 8 | チューナー + 非チューナー1体以上 | シンクロ・チューナーを素材としてシンクロ召喚した場合、墓地の魔法・罠1枚をサルベージ | 相手の効果発動時、手札・フィールドから魔法・罠1枚を墓地に送り、EXデッキ・墓地・除外状態のレベル7以下のシンクロ・チューナーを特殊召喚 |
遊戯王カード 白き森の妖魔ディアベル(25th シークレットレア) インフィニット・フォビドゥン(INFO) | シンクロ・効果モンスター 光属性 幻想魔族 |
「ディアベルスター&ディアベルゼ」の立ち回り・展開ルート
基本の立ち回り
- 黒魔女ディアベルスターで罪宝カードをサーチ
- 妨害効果を持つ罪宝カードで相手の動きを止める、原罪のディアベルゼで相手カードを除去
- 汎用性が高く、他のテーマと組み合わせやすい
ディアベルスターとディアベルゼの動きはざっくりこんな感じ。
黒魔女ディアベルスターから引き込める罪宝、原罪のディアベルゼにより妨害性能が高く、比較的コントロール色が強いように感じます。
妨害札を引き込める分、若干の火力不足を感じるのは難点。
しかし他テーマと組み合わせやすく、足りない打点をカバーしてもらうことはできるでしょう。
現時点ではディアベルスターとスネークアイとのシナジーが強いです。
遊戯王 黒魔女ディアベルスター(ウルトラレア) AGE OF OVERLORD(エイジ・オブ・オーバーロード)(AGOV) |
スネークアイ・エクセル1枚から原罪のディアベルゼとダークシムルグを並べる展開ルート
- 条件:手札にスネークアイ・エクセル1枚、合計1枚。お互いの使用していない魔法・罠ゾーンが合計8箇所以上。
- 結果:フィールドにダークシムルグ、原罪のディアベルゼ、王神鳥シムルグ、I:Pマスカレーナ
- スネークアイ・エクセルを召喚・特殊召喚し、召喚・特殊召喚時効果で蛇眼の炎燐をサーチ。
- 蛇眼の炎燐を自身の効果で特殊召喚し、召喚・特殊召喚時効果でスネークアイ追走劇を手札に。
- 蛇眼の炎燐を素材にリンクリボーをリンク召喚し、墓地に送られた場合の効果で蛇眼の炎燐を永続魔法化。
- スネークアイ追走劇を発動し、デッキから黒魔女ディアベルスターを永続魔法化して置く。
- エクセルの効果で自身と黒魔女ディアベルスター(永続魔法状態)を墓地に送り、スネークアイ・オークをリクルート。
- オークの召喚・特殊召喚時効果でエクセルを蘇生。
- オークの効果で自身と蛇眼の炎燐(永続魔法状態)を墓地に送り、蛇眼の炎龍をリクルート。
- 蛇眼の炎龍の効果で墓地の黒魔女ディアベルスターを永続魔法化して置く。
- リンクリボー+蛇眼の炎龍を素材にリプロドクスをリンク召喚。
- 蛇眼の炎龍が墓地に送られた時の効果でオークと蛇眼の炎燐を蘇生。
- リプロドクスの効果でリンク先のスネークアイを鳥獣族に変更。
- リプロドクス+鳥獣族にしたスネークアイ1体を素材に王神鳥シムルグをリンク召喚。
- スネークアイ2体を素材にI:Pマスカレーナをリンク召喚。
- エンドフェイズ時、スネークアイ追走劇の効果で自身を除外して、黒魔女ディアベルスター(永続魔法状態)を特殊召喚。
- 黒魔女ディアベルスターの召喚・特殊召喚時効果で廻る罪宝をセット。
- 王神鳥シムルグでダーク・シムルグを特殊召喚(使用していない魔法・罠ゾーンが8箇所以上必要)。
- 相手ターン時、廻る罪宝で原罪のディアベルゼをリクルート。
こちらはwikiから引用した原罪のディアベルゼとダーク・シムルグを並べるパターン。
ディアベルゼで魔法・罠のセット強要と、ダーク・シムルグでセットができなくなるため、相手の魔法・罠の発動を大きく制限することができます。
いわゆる魔封じの芳香とダーク・シムルグのコンボの派生ですね。
ただし王神鳥シムルグでダーク・シムルグをリクルートする関係で、使用していない魔法・罠ゾーンが8箇所以上必要とまあまあシビア。
とはいえ、先攻1ターン目なら狙うことができるでしょう。
遊戯王 スネークアイ・エクセル(スーパーレア) AGE OF OVERLORD(エイジ・オブ・オーバーロード)(AGOV) |
ディアベルスター&ディアベルゼ&罪宝と相性の良いカード
闇属性・魔法使い族サポート
主軸となる黒魔女ディアベルスターのサポートを紹介。
このカードは闇属性・魔法使い族のため、汎用サポートの恩恵を得ることができます。
特に黒魔女ディアベルスターは闇属性レベル7モンスターであり、魔導契約の扉からサーチできるのは大きな利点。
“罪宝狩りの悪魔”からもサーチできるので4枚目以降の~、という感じではありますが、サーチ手段が豊富で困ることはありません。
また、攻撃力2500以上の闇属性モンスターのため、魔or闇のデッキ破壊ウイルスに対応しているのも強み。
黒魔女ディアベルスターは、相手ターンにフィールドから離れた場合にコストを払えば蘇生でき、デッキ破壊ウイルスでリリースしても即座に戻せます。
そういう点から鑑みても、デッキ破壊ウイルスと相性が良いでしょう。
遊戯王カード 魔導契約の扉(スーパーパラレルレア) 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION(20TH) | 通常魔法 スーパーパラレル レア |
魔法使い族は死の罪宝-ルシエラとサポートを共有できる点が嬉しいところ。
中でもウィッチクラフトゴーレム・アルルは、ルシエラのデメリットを実質踏み倒せるので相性が良いと考えられます。
オネストと類似効果を持つ幻想の見習い魔導師も面白く、ダークオネストと合わせて戦闘にめっぽう強い布陣を整えるのも良いかも。
さらに個人的に期待しているのが、黒魔族復活の棺。
魔法使い族をリリースして除去とリクルートを行う罠カードですが、前述のように黒魔女ディアベルスターを使えば、ノーコストで効果を使うことができます。
このカードを使って同名モンスターをリクルートし、ランク7エクシーズに繋げるのも良さげ。
このほか、闇属性・魔法使い族のサポートは以下の記事で紹介しています。
ディアベルスターは他のテーマと組み合わせるのが前提のようなので、枠自体は少ないかもしれませんが、構築の参考になればと思います。
光属性・幻想魔族サポート
続いて、原罪のディアベルゼの属する光属性・幻想魔族サポート。
使えそうなものをピックアップしてみるとこんな感じになりました。
- サーチ:幻惑の見習い魔術師
- 蘇生:大陰陽師 タオ、幻惑のバリア -ミラージュフォース-
- アタッカー:幻惑の魔術師
特にサーチ効果を持つ幻惑の見習い魔術師が強力。
手札1枚を捨てて原罪のディアベルゼを引き込めるため、罪宝魔法・罠をコストにすれば即座にディアベルゼの特殊召喚条件を満たすことができます。
地味に闇属性であることもダーク・シムルグの特殊召喚コストに使えてウマテイスト。
原罪のディアベルゼを主軸とするなら優先的に採用したいカードですね。
光属性・幻想魔族サポートは以下の記事にて紹介中。
幻想魔族は後発の種族なのでまだサポートが少ないですが、逆に言えば「伸びしろしかない」ということでもあります。
墓地発動効果・手札コストとなるカード
黒魔女ディアベルスターの特殊召喚には手札コストが必要。
そのため、墓地発動できるカード、手札コストとして優秀なカードをピックアップしてみます。
ディアベルスターでも使えそうなカードは以下の通り。
- 手札補充:ヴォルカニック・バレット、錬装融合、サンダー・ドラゴン
- 除去:ギャラクシー・サイクロン、ペロペロケルペロス、妖精伝姫-シラユキ
- 効果無効:ブレイクスルー・スキル、巨神封じの矢、迷い風
- 防御札:超電磁タートル
基本的には汎用札なので可もなく不可もなしといった感じですね。
このへんはディアベルスターと組み合わせる相手とも比較・検討した方が良さそうです。
遊戯王 SD37-JP019 超電磁タートル (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ─ リバース・オブ・シャドール ─ |
遊戯王/妖精伝姫─シラユキ(ウルトラレア)/レアリティ・コレクション─20th ANNIVERSARY EDITION─ RC02-JP016 |
テーマレベルで相性が良いカード
最後にディアベルスターと組み合わせられるテーマと、その相性をざっくり解説します。
いずれのテーマも、「黒魔女ディアベルスターから各テーマをサポートする罪宝をサーチできる」という点でシナジーがあるのが前提。
その他、組み合わせる利点も少し書ければ。
スネークアイ
スネークアイでは、スネークアイ・ワイトバーチが持つ「相手ターンに自身を含むモンスター2体を墓地に送って発動」する効果とディアベルスターでシナジーあり。
この効果で黒魔女ディアベルスターを墓地に送れば、黒魔女の効果で自身を蘇生させることができます。
スネークアイは「自分・相手モンスターを永続魔法化する」というテーマギミックもあり、これを黒魔女の特殊召喚コストとすることもできそうです。
また、黒魔女ディアベルスターで反逆の罪宝-スネークアイを引き込めば、相手モンスターを永続魔法状態にすることが可能。
永続魔法状態のモンスターは蛇眼の炎龍で自軍に呼び寄せることができ、大きなアドバンテージを得ることができます。
スネークアイ追走劇もあり、これでディアベルスターを間接的にリクルート可能。
遊戯王 スネークアイ・ワイトバーチ(ノーマル) AGE OF OVERLORD(エイジ・オブ・オーバーロード)(AGOV) |
スネークアイについては以下の記事にて詳しく解説しています。
スネークアイ側から見たディアベルスターはこちらの方がわかりやすいでしょうか。
白き森
続いてディアベルスターとディアベルゼの過去編と言われる白き森。
ディアベルスター側から見ると、黒魔女ディアベルスターで白き森にはいるべからずの発動条件を満たしたり、罪宝の囁きをサーチすることができます。
白き森は基本的に魔法使い族のため、種族サポートを共有できるのも利点。
また、原罪のディアベルゼは魔法・罠がセットされた時に除去が打てるため、白き森魔法・罠の共通効果をトリガーとすることができます。
遊戯王カード INFO-JP013 白き森のアステーリャ (スーパーレア) INFINITE FORBIDDEN INFO インフィニットフォビドゥン 効果 SR スーパー レア 白き森 |
テーマとしての白き森はこちらで解説しています。
登場人物の過去と現在という関係性もあり、今後より強いシナジーのあるカードも出るのではないかと密かに期待しています。
アザミナ
罪宝カードをコストに融合召喚するアザミナもディアベルスターやディアベルゼと一定のシナジーがあると言えるでしょう。
特に黒魔女ディアベルスターはアザミナのサーチカードである罪宝の欺きをサーチすることが可能。
アザミナの初動を安定させるのに一役買ってくれるでしょう。
また、アザミナはシステム的に罪宝を墓地に置きやすく、原罪のディアベルゼの特殊召喚条件を満たしやすいのは利点。
遊戯王カード ROTA-JP031 告死聖徒ルシエラーゴ (シークレットレア) RAGE OF THE ABYSS ROTA 融合 シークレット レア アザミナ 罪宝 |
アザミナについてはこちらの記事で詳しく紹介。
罪宝をめぐる世界観としても気になるところです。
ゴブリンライダーとの相性は微妙……?
続いてゴブリンライダーについて。
残念ながら、現時点ではこちらとディアベルスターの相性は微妙と言わざるを得ません。
主な理由は、
- ディアベルスターの特殊召喚コストにゴブリンライダー側のカードを使っても、大してうま味がない。
- ゴブリンライダー専用の罪宝、または弱点をカバーできる罪宝が今のところない。
- ランク3エクシーズのゴブリンライダーとディアベルスターでレベルが合わない。
あたりでしょうか。
烙印世界ではアルバスの落胤と、彼と世界観を同じとするテーマはシナジーがあるようにデザインされていましたが、どうやらディアベルスターとゴブリンライダーではそうでもなさそうです。
むしろ、この2テーマは敵対関係にあるようなので、敢えてシナジーがないように作られているのかもしれません。
効果から世界観を考察するのも遊戯王の醍醐味です。
遊戯王カード 百鬼羅刹大参上(レア) PHANTOM NIGHTMARE(PHNI) | ファントム・ナイトメア ゴブリンライダー 通常魔法 レア |
テーマとしてのゴブリンライダーは以下の記事にて解説。
そのうち相性が良いカードも追加されるのでしょうか……?
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